2000.11.9(木)
ねこぢる著「ねこぢるうどん」第2巻
(青林堂、1995年)
頁数:146頁
定価:971円

お気に入り度:7
 なんか、1巻に比べると残酷テイストから不思議テイストへ移行したような印象を受けました。1巻の方が面白かったかなぁ。まぁそれでも結構面白いけど。既知外さんが大勢出てきます。農薬飲む人、人形負ぶって包丁持ってるおばさん、いぬごろし、川ん中でうどん食べる人、首切りおじさん、ハヤシライス屋の親父、どれもみんな既知外さん。なんでしょうね、昔はこんな既知外が街中を平気でうろうろしていたなぁ、という過去への郷愁なんでしょうか。知的障害者を施設に押し込めることによって社会に生じる「平等意識」の弊害なんかについては色々考えたりするけど、まぁいいや。
 一番やばげな作品は「やまのかみさまの巻」ですかね。「ユ■ヤのブタめ。ぞーちょーしおって劣等民族が。あのとき根絶やしにされておればよかったのじゃ」って、これはかなり危険なセリフだ。。。しかもそう言ってユダヤ人一家を皆殺しにするし。押しつぶされてぺらぺらになったアンネや真っ二つに裂けた赤ん坊の描写なんかも秀逸。にしてもユダヤ人から抗議されなかったのかなー。
 あと、おのれの気の赴くままに残虐な神罰を下すかみさまもナイス。神罰というものが仮にあるとするならばこういうものだと思います。



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