
2000.11.20(月)
山本弘著「トンデモノストラダムス本の世界」
(洋泉社、1998年)
頁数:334頁
定価:1400円
お気に入り度:7
さて。今日読んだのは山本弘著『トンデモノストラダムス本の世界』(洋泉社)。
この本は98年に出た本で、いまさらそれを読んでもしかたないような気がしないでもないけど、まー、トンデモシリーズは好きなんで。そのわりに古本屋で買ってるやつ(^^;
「と学会」ですから、当然ノストラダムスの大予言をけちょんけちょんにやっつけます。いや、正確に言えば「ノストラダムスの予言を解釈している人間」をやっつけるわけですが。絶対に予言が当たらないと言う訳ではない、ただそれを恣意的に解釈して嘘をばら撒く人間が許せないのだ、というような山本弘のスタンス、好きなんですよー。実際、この本で紹介されている数十冊のノストラダムス本は、どれも科学的根拠どころか呪術的、神学的根拠さえもなく自分の信じ込んでる説を唱えるだけで、のみならずノストラダムスの予言詩自体をわざと誤訳して自分の説に合わせているものも、少なからずあったりしてかなり笑えます。
面白いところでは、「メシア」とは「飯屋」のことであると大真面目に論じてる本とか、予言に従って一橋大学を辞めた教授の本とか。あとはフランス語を読めずに予言詩(フランス語)を解読しようとする人とか、出版された時点ですでに予言が外れている人が少なからずいたりして(笑)。
ただ、今までと趣を変えてノストラダムスに的を絞ったのはなかなか良いのですが、さすがにそれだけではネタが偏るのと真面目に批判しすぎて面白みを損なっている部分があるのとで、ちょっと途中飽きちゃう部分もあり。もうちょっと短くして面白いところをだけを書いたほうがよかったような。
もちろん1999年の有名な予言の話とか、五島勉の有名な本の話もふんだんに出てきます。短い節に区切られているからちょっとした暇つぶしに読むにはもってこいの一冊。
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