テンプレートとは何ぞや

 MAGIC:The Gathering(以下マジック)のテキストには解り易く、ルールに沿って、矛盾をきたさない為の一定の書式があります。
 それの事を“テンプレート”と呼びます。
 極々昔の時代では、まだこのテンプレートが確立していなかったため同じ事でも書き方が違うということがありましたが、
 現在ではこのテンプレに準じたテキストになっております。

対象を取る場合は、「何を」「いくつ」対象にするのかを明確にする。
 ex:「アーティファクト1つかエンチャント1つか土地1つを対象とし、それを破壊する。」
 ※旧式の「対象のアーティファクト1つかエンチャント1つか土地1つを〜〜」という書式は、対象が明確に解り辛い事があるので現在のものに変更されている。

同じ文中に同一のものを指し示す場合は、「これ」「それ」などの指示語を使う。
 ex:「空狩人の若人が装備しているかぎり、それは+1/+1の修正を受けるとともに飛行を持つ。」
  この場合の「それ」とは《空狩人の若人》の事を指し示す。
 ※プレイヤーを指し示す場合は「そのプレイヤー」という表現を使う。また、とくに主語が無い場合は「あなた」を補って読む。

追加のコストを要求する場合のテキストは。
 ex:「鍛冶場の鎧をプレイする際の追加コストとして、アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。」
 このように、「“カード名”をプレイするための追加コストとして、○○を△△する」という書式が使われている。

戦闘以外でダメージを与える場合は必ず発生源を明確にする。
 ex:「R、あなたのライブラリーのカードを一番上から10枚ゲームから取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。」
 ※ダメージは与えられるものであり「受ける」ものではない(“〜〜は3点のダメージを受ける。”という書式は不可)。

誘発型能力の場合は「〜〜の時」や「〜〜たび」。「〜〜の場合」は誘発せずスタックにも乗らない。
 ex:「強奪する悪魔が場に出たとき、あなたがそれを手札からプレイした場合、すべてのアーティファクトでも黒でもないクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。」

効果が続く期限を明確にする。期限が書かれていない場合は「永続的」。
 ex:「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、+3/+3の修正を受けるとともにトランプルを得る。」
 ex:「
対象の、点数で見たマナ・コストがX以下であるクリーチャー1体のコントロールを得る。(この呪文の効果は、ターン終了時に終了しない。)」
  第六版の時点でこのように改定されたが、プレイヤーが勘違いする事が多かったのか括弧書きがついている場合が殆ど。

常在型能力は半無期限
 ex:「Meddling Mageが場に出る際に、土地以外のカードの名前を1つ指定する。指定されたカードはプレイできない。
  常在型の場合は、それの発生源が場にある限り効果を適用し続ける。場を離れれば効果は適用されなくなる。ので期限を書く必要が無い。

新たに能力が追加される場合は「持つ」のではなく「得る」。
 ex:「あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とする。それはターン終了時まで、プロテクション(アーティファクト)か、あなたが選んだ色1色のプロテクションを得る。」

手札やライブラリー、墓地にあるのはカード!スタック上にあるのは呪文!
 ex:「プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札からアーティファクト・カードを1枚捨てないかぎり、手札からカードを2枚捨てる。」
 ex:「アーティファクト呪文1つかエンチャント呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」
 ex:「アーティファクトが場からいずれかの墓地に置かれるたび、対戦相手1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーのライフを1点失わせてもよい。」
 場にあるものはそのカードタイプのものであるが、手札にある場合は飽くまでもカードである。

対象になるのはプレイヤー、パーマネント、呪文、公開されているカードだけ。
 ex:「グロッフスキッサーがブロックされた状態になるたび、あなたの墓地にある「グロッフスキッサー」と言う名前のカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」
 ex:「あなたの手札から、クリーチャー・カードを1枚選ぶ。あなたはその〜〜」

カードのサブタイプを書く順番は。
 ex:「クリーチャー ― 猫・巨人・レジェンド」
 ex:「クリーチャー ― 鳥・兵士・レジェンド」
  これらのように、「それの本質的なもの→職業など付随的なもの→さらに大きなタイプのもの」といった順番になっている。