【とある森の中】 その頃アムナー・神官くずれ・エイワンは、とある森で、昨日仕事を依頼してき た若い男と会っていた。 「・・・君がやろうとしていることの難しさはわかっているな?」 そう言われて、若い男はアムナーにうなずいた。 「やっかいなことを頼んで、すまないと思っている。しかし頼めるのはあんたし かいないんだ」 やっかいなんてものじゃあ、ないぞ。 私兵まで飼っているほどの有力者の跡取りが、親に逆らって勝手に結婚しような んて。結婚が成立してしまえばいいが、式が終わるまでバレないようにやらな きゃならない。となると、聖所なんて人前でおおっぴらにやるわけにはいかな い。 「あんたに会うまでは、神官を拉致してきて司式させようと思ってたんだ」 「おいおい!(^^; まあ、おまえさんの決意が固いのはわかったが、お相手も気持ちは一つなんだ な?」 昨日、この若者に話しを持ち込まれて以来、彼の気持ちはわかったが、相手には まだ会っていないのだ。 「もちろんだ。なんなら直接たしかめてくれ。 ・・・おいで、この人は信用できるよ」 男はそういって、背後に声をかけた。 出てきた人影を見て、アムナーは口をあんぐりと開けたまま停止した。(注:煙 草は吸っていません)
【大樹亭】 ヴァン> 「うぃ〜っすぅ.....」 ちょっと元気のないヴァンが入ってきた。 どうやら、先ほどの香りの元がわからなかったようだ。(笑)
【とある森の中】 現れた女は、、、エルフだった。 彼女の「お世話になります」の声で、アムナーはようやく我に返った。 「ちょっとまった!また話しがややこしくなってきたぞ。人間とエルフの結婚式 をやれ、と言ってるわけだな?」 人間同士としか思っていなかったアムナー。エルフの結婚式なんて見たこともな ければ、習慣もしらないぞ。どうやって司式したらいいんだ、いったい! パニックになりかけているアムナーに、駄目押しが襲う。 「彼女の兄と母親は、大の人間嫌いなんですよ。」 「それに輪をかけて、彼のお父様はエルフがお嫌いなんです」 頭痛くなってきた。そりゃ、もぐりの俺に頼みたくもなるか。
【大樹亭】 ヴァン> .....なぜか、アムナーも大変なんだなぁと思いつつ、大樹亭を見回す。 「誰もいないの....かな?」 取り敢えず、タダ酒を...と厨房に行く。
【とある森の中】 アムナー「OK、わかった。お嬢さんは、”人間式”の挙式でいいんだな?」 エルフの女「はい。式の中で一族の長老から祝福を受けられればいいんです」 アムナー「その長老さんは、人間嫌いじゃないだろうね。場所はどこで」 人間の男「彼女たちが大事にしている、マナの濃い洞窟がある。そこで」 アムナー「いつ」 エルフの女「次の満月の夜」 アムナー「よし!」 腹をくくったようだ。 「言うまでもないが、とにかくお前さんたちは、このことがよそへ漏れないよう にしてくれ。手伝ってもらう人は最小限にするんだ」 若者の話しでは、これがばれたら親父が私兵を引き連れてエルフの里に特攻しか ねないとか。 アムナー自身の安全のこともある。正式な神官職でない以上、捕まったら冒涜者 としてさばかれるだろう。 「私については、旅の僧ということにしておいてくれ。”神官くずれ”による司 式は無効だと言い出す者がいるかもしれないから。 それから絶対に信頼できる人間を二人、できれば三人、確保しておくんだ」 二人または三人による証言は、真実として扱われるのだ。 相談が終わり、二人が立ち去った後、アムナーは天を仰いで祈った。 「願わくば、この事がすべて全うされんことを。あの者たちの愛を成就せしめた まえ」 一瞬、ハーフエルフとして生まれる子供のことが頭を過ぎった。アムナーが大樹 亭で知り合ったハーフエルフといえば。。。 (ヴァンのような男の子や、あとむのような女の子が生まれないように、と祈る べきだろうか)
【大樹亭】 ヴァン> 「.....。」 アムナーの声が聞こえた様な.... と思いながら、酒を飲む。
アムナー> 「ただいまっ。とりあえず酒、、、って、あいかわらず厨房は無人だな」 しかたなく、自分でタンブラーを用意する。
ヴァン> 「あぁ、アムナー。おかえりぃ。」 「アムナーはブランデーかぃ?」
はるか> 「はれ? こんちゃ〜。」 挨拶をしながら店に一人の少女が入ってきた。 「はじめまして〜。はるかです。」>みんな
ヴァン> クンクン。 「!! さっきの香りだぁ!」 と入って来た女の子に気付く。 早速近づいて、 「俺っちは、ヴァンです。ヨロシク!!」
バスク> 「今日は樽がいっぱいあってのう。 どれにするか迷っているうちに遅くなってしまった。 結局決まらなんだが、途中で用事を思い出して戻ってきたわい。 ではすまんが、ちょっと出てくるでのう。」 と言うと、外に出て行く。
はるか> 「あ、ヴァンさんですね!あたしは”はるか”です。よろしくです!」 ヴァンさんに挨拶。
ヴァン> 「おいおい! バスクぅぅ! 折角こんなに可愛い娘が居るのに帰っちゃうのかぃ!?」 「ちっ、しょうがないなぁ。」>バスク 入り口の所で立っているはるかに、 「さぁさぁ、はるかちゃん。こっちに来て座って、座って。」 と言いながら厨房に行く。 「何飲む?」>はるか
アムナー> 「お、いたんだ >ヴァン そうだね、たまにはブランデーもいいか」 タンブラーを戻し、グラスを持ってきた。 「あ、はじめまして。アムナーです。」>はるか この宿でエルフに会うのは始めてかな。
はるか> 「何があるんですか?」>ヴァン 「あ、はじめまして、アムナーさん。よろしくです!」 この店にエルフさんは少ないんですか?
アムナー> 「いや、私が時間があわなくてエルフに会えないだけかもしれない。 おいヴァン、味見しようってんじゃないだろうな、舐めるなよ」
はるか> 「お昼にも、何度か来たんですけど誰も居なくて…。 なんか声が聞こえるだけで…」 いつもそうなのかな? と考える。
ヴァン> 「やっぱり、来たんだぁ!! 香りが残ってたよ。 香りをたどって行ったんだが、途中でわからなくなって...」>はるか
はるか> 「ヴァンさんて…鼻が利くんですね…香で解るなんて」 ヴァンを尊敬の眼差しで見上げつつ、そんなに匂いするかな?とかいでみる。
ヴァン> どう見ても未成年だが..... 「お酒は......飲むぅ?」
アムナー> 「お嬢さん、気をつけてね。」 ヴァンが放り投げたブランデーのボトルをキャッチしながら言った。 「あれ?バスクすばやい・・・」
はるか> 「お酒ですか?飲んだことは無いです。美味しいですか?」>ヴァン
ヴァン> 「何に気を付けるんだよぉ!」>アムナー 「おいしいよぉ。果実酒ぐらいなら、大丈夫だよね、ね、ね。」>はるか
はるか> 「美味しいですか? じゃ、いただきます!」 ヴァンに答える。
ヴァン> 「よしよし、そうこなくっちゃ。」 はるかの返事を聞いて、果実酒を取り出す。 見た目よりはたくさん入るグラスに、たっぷりと注ぐ。 「はい。どうぞ。」>はるか
はるか> 「どうもです〜。」 受け取った果実酒を一気に飲み干す。 「あま〜い。でも、おいし〜〜」
アムナー> (エルフって、何歳で成人なんだろう) とか思いながら、ブランデーをついだグラスを持ち上げる。 「はじめてさんとの出会いに乾杯、ってなところかい?」>ヴァン
ヴァン> 「う〜ん。なんか良い雰囲気だね〜。二人。」>はるか 「邪魔者も居るけど。」 とアムナーを見る。
アムナー> まただ。とにこにこしながら、グラスに口をつけた。 (なんか、アスラのときも邪魔者って言われた気がするなぁ)
はるか> 「くすくす・・・ヴァンさんて面白い人ですね」 ヴァンのセリフに小さく笑う。
ヴァン> 「まぁね。そうだ、アムナーぁ。二人の未来を祝福してくれない?」
アムナー> 「ぶっ! げほげほ」 思いっきりむせた。
ヴァン> 「どうしたんだ? アムナー」
はるか> 「大丈夫ですか? アムナーさん」 むせてるアムナーを心配そうに見つめる。
ヴァン> 「まだ、風邪が治ってないのか? おじやつくろうか?」
アムナー> 「祝福って、おまえなぁ。。。 あそうだヴァン、ちょっと聞いていいか。 お前の両親て結婚式なんかやった?」
ヴァン> 「結婚式? ...さぁな、お袋達の結婚式を見た訳じゃないからな... 俺っち、生まれてないし。」
はるか> 「?」 なんの話か解らないので黙って聞く…。
アムナー> 「そりゃ生まれてないだろうけど、何か聞いたことないかと思ってね。 人間とエルフが結婚式やるとしたら、どんななのかなって」
はるか> 「あ、ヴァンさんは”ハーフエルフ”なんですね。」 話の流れから類推する。
ヴァン> 「はぅぅぅぅ! いっけねぇ! こんな時間だ、今日は待ち合わせが会ったんだった! ゴメンね〜はるかちゃん! お兄さん(ヴァン)は昼間も居るからさぁ。 ここで待っててくれたら臭いを嗅いで、飛んでくるよ。」 と言って、扉へ向かう。 「じゃぁ、また会おうね♪ ....アムナーもな!」
はるか> 「あ、ヴァンさん、さようなら〜。」>ヴァン
アムナー> 「あ。行ってしまった」 仕方ない。他のハーフエルフに聞いてみるか。 「はるかちゃん、、、”ちゃん”は失礼かな。 お酒大丈夫かい?」 ジュースのように果実酒を飲んでいるのを見て、少々心配になる。
はるか> 「あ、ごめんなさい、アムナーさん。わたし一回帰らなくちゃ! 近くに宿取っちゃってそのままなの!」>アムナー
アムナー> 「あ、はいはい、またの機会に」
はるか> 「ばいば〜い。」 ちょっぴり赤い顔でアムナーに可愛く手を振る。 ”はるか”はそのまま走って出て行った。
アムナー> 一人になった。 とりあえず、グラスのブランデーをゆっくりカラにする。
アムナー> ちびりちびり。。。
アムナー> 今ごろになって、仕事依頼の(ニセ)張り紙に気づいた。 「湧き水ね。昔の神官は、水を求める民のために、杖で岩を打って水を噴き出さ せたというが」 自分のライト・メイスを眺める。 ためしに暖炉の岩を打ってみようと振りかぶり、、、しかし万一ほんとうに水が 出たら店が大変だから、やめた。
スカーフェイス> あぁ〜腹減った〜 飯飯!(階下より降りてくる) だれっかいるのかなぁ〜?(謎)
アムナー> 「わったしがいるんだよ〜。スカーフェイス氏か。 今日は人が集まるのが遅いようだよ」 あいかわらず、ちびりちびり。
スカーフェイス> ほ〜珍しいなもうこんな時間なのによー (取り敢えず酒と、つまみを頼む) しゃーない!ちょっとの間、待ってみるか・・・ (ぐびぐび)
スカーフェイス> ・・・(ちびちび)・・・
アムナー> 「ところで、アレ読んだ?」 と言って、(ニセ)張り紙を指差した。
スカーフェイス> ・・・(ちびちび)・・・ ん?どれ・・・・
アムナー> 立ち上がって壁の張り紙のところに行ったスカーフェイスを見ながら、あらため て背の高いやつだと思った。
スカーフェイス> ふーん涌き水探して金貨50かぁー 報酬が微妙だな・・・・・・・・
アムナー> 「私は、今はちょっと仕事を抱えちゃってるので。今回は見送りかな。」 (次回がいつになるのかわからないが)
スカーフェイス> いまいちピンとこないなぁ〜 俺も保留〜 俺は元来、傭兵稼業専門なのさ(危険な依頼含) 厳密に言うと本当は、報酬次第ならなんでもこなすけどな・・・
アムナー> 「傭兵稼業向けの仕事ってのも、なかなか来そうにないけど」 かなりスチャラカなムードが支配するこの酒場では。 ちょうどグラスが空になった。 「さて、これで失礼しますよ。ちょっと考えなきゃいけないことがあるもので」 グラスを洗って棚にしまおうとして、まだ汚れがあるのに気づき、もう一度洗っ た。普段はズボラなのに、時々妙に神経質になる瞬間がある。
バスク> 「戻ったぞい。」 と、扉から登場。
スカーフェイス> おお!バスク老!こんばんわ!
バスク> 「今日はスカーフェイスとアムナーの2人だけか。 ゆっくり酒が飲めそうじゃのう。」
バスク> 「なんじゃ、アムナー。もう帰ってしまうのか。 残念じゃのう。」 と淋しそうな顔をする。
アムナー> バスクが来たので 「やっぱり、もう一杯いっとこ。」 席に戻った。
バスク> 「そうか、そうか。一杯と言わずにどんどん飲め。」 と、アムナーに嬉しそうに言う。
スカーフェイス> どこへ、いってたんです?
バスク> 「うむ。ちょっとな・・・・」 と言葉を濁す。 (深い意味は無いです。PLが忙しかっただけで・・・)
バスク> 「最近、この時間の客が減ったのう。」 と、しみじみつぶやく。
スカーフェイス> 今日は、どうしたんでしょうね?
アムナー> 「もしや。。。みんな、今日は”はなきん”の呪いにかかってるのかもしれな い。」
スカーフェイス> ”はなきん”?
バスク> 「『はなきん』の呪いか・・・」 今、自分がここにいることに寂しさを抱き、つぶやく。
アムナー> 「だとすると、ここにたどり着くのは大変かもしれませんよ」 はなきん?きん? 「はっ、しまった。金曜日だったんだ。すでに22時じゃないか」 一応、戒律で、金曜の日没から土曜の日没までは酒を避けるのがタテマエなの だ。
バスク> 「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。 誰にも言わんで大丈夫じゃ。」 と、アムナーに笑う。
アムナー> 「うーん、すげぇ罪悪感」 酒を飲んだくらいで神との関係がこじれるようなことはないはずなのだが、戒律 を守ることを幼少からしつけられてきただけに、かなり渋い顔になっている。
バスク> 「こうなったら、どれだけ飲んでも同じじゃ。さあ飲むぞ。」 と言い笑うが、すぐに 「冗談じゃよ。」 と、自分のジョッキに酒を注ぐ。
アムナー> 「酔わないうちにすることがあるんで、一度部屋に戻ります。」 とりあえず、祈祷だけしてこよう。そのあとは、そのあとだ!
バスク> 「そうか。聖職というのも大変じゃのう。」 と、アムナーを見送る。
が、またも結局アムナーはもどってこなかった。そのまま寝てしまったのか?