仕事編4、あるいはデットの悲劇・後編

1999年3月30日(火)19時54分-23時35分
No.35785-36000

物語は、ヴァンがレンにゼリーを食べさせられた場面から始まる。。。


ヴァン> 「びひぃぃぃぃ!!!」 厨房に走り、水を蛇口から飲む。と言うより口の中を洗い流す。
レン> 「うわっ!!だ、大丈夫ですかヴァンさん。」 (吐かせたほうが良いかも!) 慌てて厨房に生卵と油を取りに走る。
レン> ヴァンの口をこじ開け、生卵を流し込む。 「さあ、はけ、はくんだっ!楽になれるぞ!!」
ヴァン> 「こらぁっ! むちゃするなぁ!」 生卵を飛ばして怒鳴る 「.....油...」 レンが持ってきたモノを見つける
レン> 「…………」 ヴァンの視線に何やら不吉なものを感じ、あとずさる。 「な、何ですか……」>ヴァン
ヴァン> 「何故さがる....。」 あとずさるレンに聞く 「その手に持っているモノ、何に使う気だった?」 顔はにこやかだが、強く聞き出そうとする。
レン> 「い、いや、なんとなく……ちょっと怖かったもので……」 冷や汗をたらしつつまだ後ずさる。
ヴァン> 「恐かった...で、どうして油なんだ?」 後ずさるレンに近寄り聞く
レン> 「え、い、いや、べ、別に……」 じりじりと後退しつつ話をそらそうとする。 「ヴァンさん、ご家族は?」 むちゃくちゃしらじらしい。
ヴァン> 「家族....死んだ。」 そう言ってさらに近寄る。
レン> (油を飲ませて吐かせようとしただけなのに……親切心からなのになぜ詰め寄ら れなければならないんだ……) また後退する。
ヴァン> 「何故、生卵を飲ませ、さらに油まで....。」 想像しただけで吐きそうになってきた。
レン> もっとまずい雰囲気になったことに気づきたらたらと冷や汗を流す。 (まずひ!この状態はひっじょ〜うにまずひっ!) 「すみません変なことを聞いて……はっ!」 後退しようと思ったら後がない。
ヴァン> 「別に良いんだよ...。」 後がなくなったレンの頭の横に両手をつき、左右の道をふさぐ。
レン> 「え、え〜っと。何か弾きましょうか?」 レンは楽器レベル1なのだ。
ヴァン> 「いや、結構。」 ヴァンは音楽に興味はない。
レン> (はぅうううぅううぅ!!だれかきてくださいぃぃっ!) 「は、ははは…な、何ですか、ヴァンさん。」 下をくぐって逃げようとする。
デット> 「こんばんわ〜」 バタバタと大樹亭にやってくる。
ヴァン> レンの行き先をふさぐ。 「うん?」 誰か入ってきた様なので振り返る。 「おぉ、デット。昼ぶりぃ(^^)」 挨拶する
レン> 「で・でっとさぁぁぁぁん(泣)」 救いの女神の登場にほっとするレン
デット> 「うみゅ。ヴァンお昼振りぃ。 レンさんはお久しぶりぃ」 パタパタと手を振る。 「うきゅ。なにやってるの二人とも?」 壁際に立つヴァンとレンを不思議そうに見る。
ヴァン> 「愛し合っているのだ。」>デット 適当な事を言う
レン> 「いやぁぁぁぁぁ!!嘘を言わないでくださいぃぃぃ!」 レン、恐怖でぶちきれ5秒前。
ヴァン> 「何もそんなに喜ばなくても...。」 レンが叫ぶので、なだめる。
アムナー> アムナー登場。 「ただいま。。。ヴァン、今日は誰を手込めにするんだ?」
レン> 「いやややぁぁぁぁぁ!!!」 アムナーの言葉を聞き、ぶちきれ3秒前。
ヴァン> 「よぉ、アムナー。いきなり何を言うんだぃ(^^)」
デット> 「愛?」 ヴァンの言葉に首をかしげる。 「うきゅ。アムナーさんお久しぶりですぅ」 アムナーに挨拶をしつつ再び首をかしげる 「手込めってなに?」
アムナー> 「デットもいたんだ。かなり久しぶりですね」 「手込めっていうのはね、男性が女性を、あーしたり、こーしたり、こんなこと したりすることなのさ」>デット 「念のため言っておくと、顔に落書きすることじゃないよ」
デット> 「うみゅ。取合えず女の子を泣かすのは敵とみな〜す」 椅子を持ってヴァンの背後に立つ。 ニッコリわらってヴァンに尋ねる。 「椅子と愛し合いたい?」
ヴァン> 「い、いや。結構です....(^^;;;;;;」 デットの椅子に反応して、レンから離れようとする 「そう、ダンスだよ、ダンス。」>デット アムナーの言葉に乗って違う方向に話を向ける
レン> ぶちきれ2秒前、1、 「ふ、ふふふふふ……」
ヴァン> 「そうか、こんなに人が来て恥ずかしいんだな。」 レンの気持ちを察する。
デット> 「あーしたり、こーしたり、こんなことしたり?」 アムナーの説明に首をかしげる。 「うみゅ〜良く分からないなぁ・・・はぅ、もう行かなくては。これはヴァンに あげるぅ」 椅子をヴァンに渡すとバタバタと大樹亭を出て行く。
ヴァン> 「おっ、じゃぁな。デット。」 椅子を渡され、もう一方の手を振り、デットを見送る
アムナー> 「また、いずれ」>デット
レン> 下を向いていたレンが顔を上げる。 「……ここは……??」 軽く目を閉じてマナを探る。 「……グラントか。……何だ、お前ら。」>ALL
ヴァン> 「・・・・何だって。レン。俺っちは君の恋人じゃないか。」 また、嘘をつく。
アムナー> (おい、ヴァン。彼女(=レン)どうしたんだ?)
ヴァン> (うむ、何か様子が変なんだ。)>アムナー
レン> ヴァンをさめた目で見る。 「……お前か、俺を表に引きずり出したのは。」>ヴァン
ヴァン> 「表? ココは大樹亭の中だよ。何言ってンの。へ〜んなの。」>レン ケラケラと笑う
レン> 「礼をしてやる。受け取れ。」 上着のポケットに入っていた黄金の鍵をヴァンに向かって投げる。鍵は陽光が融 けたような光を放っている。 「それには、ある魔法がかかっている。……使い方を教えてやろうか?」
ヴァン> 持っていた椅子を落として、慌てて鍵を受け取る。 「おっとっとぉ。で、使い方って?」
レン> 「それを高く掲げて、目を閉じろ。」
ヴァン> 「??」 レンに言われた様に鍵を高く揚げて、目を閉じる
アムナー> (主よ。。。) 不穏な空気に、十字を切る。
レン> ヴァンが目を閉じている間に、何か呪文を唱える。 「………」 にやり、と凶悪な笑みを浮かべる。 「……ショックウェーブ!!」 電撃が鍵を突き、雷球がヴァンを焦がす!!
ヴァン> 「うげぇぇぇぇぇっっっっ!!!!  ビリビリ、ビリビリ、またビリ...」 電撃がヴァンの体を突き抜けた。 「・・・・・・ぷふぅ・・・・」 髪の毛が逆立ち、顔も真っ黒である。
アムナー> 「おいっ!ヴァンっ!!」 レンから目を離さない角度をたもちながら、ヴァンに近づく。命に別状はないよ うだが。。。
レン> 「……ふん。馬鹿め。」 黒焦げのヴァンから鍵を奪い取る。 「魔法なんか、かかってるわけねぇだろうが。」 鍵を上着にしまい、大樹亭を後にする。
ヴァン> 「・・・・・・・行っちゃった・・・・・・。」 悠々と出て行くレンを見送る。
アムナー> 「行っちまった、か」 緊張を解く。 「おい、ヴァン?もしもし。もしもーし」
ヴァン> 「あ、アムナー。大丈夫。大丈夫だよ〜。」 バタッと倒れる。
アムナー> おやおや。 とりあえず脈をとってみる。少々はやいが、問題はない。 真っ黒になっているのもススけただけで、とくにひどいヤケドもないようだ。 「とりあえず寝かしておくか。しかし、今のはいったい。。。」 自分の”手込め”発言が最後の引き金を引いたとは露知らず、屋内で電撃を放つ 気風よさに感心するアムナーだった。
ヴァン> 「ん、んん・・・・。」
アムナー> ん? 「おい聞こえてるか?むりに体を動かそうとするなよ。もう少し脈が落ち着くま で、横になってたほうがいい」
ヴァン> 「あ・・・サンキュゥ、アムナー。」 アムナーに言われたとおり、そのままじっとしている事にした。
アムナー> 「女好きもほどほどにしたほうがいいかもな。  エールでも持ってこようか。それとも水の方がいいかい?」
ヴァン> 「うん。エールをたのむよ。」>アムナー
アムナー> 「OK」 厨房に入る。ジョッキに氷と水を入れ、しばらく振ってジョッキを冷やしてから 、氷と水を捨ててエールをそそいだ。 「はいよ。体おこせるか?」
ヴァン> 「うん。サンキュゥ。」 ゆっくりと、体を起こし、アムナーからエールをもらう。 「ぷふぅ。生き返った。」
ヴァン> 「そう言えば、アムナー。結婚がどうとか言ってたけど...。」
アムナー> 「ああ、少し前に、人間の男とエルフの女の結婚式を頼まれてね。どっちも家族 が反対してて、教会で式をあげるのも難しいからって、モグリの私に頼んできた んだが」 大変だったさ、というように頭をふった。
ヴァン> 「そうか、それで俺っちに聞いたのか・・・俺っちの家もエルフと人間の親だか らなぁ。」 「ま、どうせ式については良く知らないけど。」 「何週間も居なかったのはそれで? 大変だったのかぃ?」
アムナー> 「まあ、式は人間式でいいって話しだったんでね。私も父親が司祭だから、やり ようはわかる。  で、結婚式そのものはとどこおりなく進んだんだが、最後に新郎の父親が私兵 を連れて乱入してきたんだ」
ヴァン> 「げげっ。それは、それは。良く無事だったなぁ。」
アムナー> 「自分でもよく無事だったと思うよ。新婦の兄も人間との結婚に反対していたの が、最後にこの騒ぎだ。妹の結婚式を荒らされて頭に来たのか、魔法の大盤ぶる まいで応戦してね。  ところが私は、神の前で結婚が成立したことの感謝祈祷をしなきゃいけなかっ た。それが終わった時にはみんな逃げていて、新郎の父の私兵と私だけが残って いたんだ。  それからは、逃げ続けたよ」
ヴァン> 「・・・・。」 あの期間逃げ回っていた事を考え絶句する。
アムナー> 「なにしろこっちはモグリだから。つかまったら、司祭でもないものが神の名に おいて儀式をおこなったなんてことで宗教裁判だ。よくて縛り首、悪けりゃ火あ ぶりってとこだからね。  追う方もあきらめがわるかったが、なんとか神の御加護があったらしい」
ヴァン> 「・・・・神の御加護ねぇ。ま、結婚した二人にとっては幸せなのかなぁ。  両親も理解してくれる事を望むね。ハーフエルフとしては。」
アムナー> 「そうだな。  時間がかかるかもしれないが、子供でもできれば、どっちの親にとってもかわ いい孫だ」
ヴァン> 「ま、結局アムナーも無事だったんだし、良かったよ。今日は飲んでも良い日だ よな。」 元気になったヴァンは起きあがり厨房に行く。 「アムナーはブランデーが良いんだっけ?」
アムナー> 「いや、今週は年に一度の物忌みなんだ。水がいいな」
ヴァン> 「そうか、残念だなぁ。久々に一緒に飲もうと思ったのに。」 アムナーの返事を確認し、用意していたブランデーグラスを片付ける。 「ま、しょうがないか。」 そう言って、水とエールのグラスを合わせる。 「ふぅ・・・・可愛い孫か・・・可愛くない場合もあるみたいだけどなぁ。」 ぼそっと呟く。
アムナー> 「まあね」 思えば自分も祭司に養子として育てられた。養父は本当の父親だという噂もあっ たが、実際のところはわからないし母親のことは何も知らない。 ヴァンのくれた水を飲む。断食中の腹に、その冷たさがここちよい。
ケイト> 「こんばんは」 ケイトが入ってきた
ヴァン> 「やぁ、久しぶり(^^)」 入ってきたケイトに挨拶。
ケイト> 「あっ、こんにちはヴァン」 アムナーに 「えっと、初めての方ですよね?ケイトと言います。  よろしく。」
アムナー> 「こちらこそ。アムナー・エイワンです」>ケイト
ケイト> 「はじめまして。よろしく。」>アムナー
ヴァン> 「ささ、一緒に飲もうよ。」 と手招きをする。
ケイト> 「・・・なんか、深刻なお話のところ、  お邪魔してしまったようですね。」>お二人に
ヴァン> 「な〜に言ってンの。ささ、何飲む?」>ケイト 厨房に向かう
ケイト> >ヴァンに 「すみません。わたし、飲めないので。  あ、わたしもお水でお付き合いします。」
ヴァン> 「はいはい。お水ね。」 ケイトにお水を用意する。 「その、ドライナッツも食べてね。」 テーブルのナッツを指さす
ケイト> 「ありがとうございます」>ヴァン 「おいしいお水ですね」
ヴァン> 「それじゃ、僕たちの再会に。かんぱ〜い!」 自分のエールのグラスとケイトのグラスを合わせる。 「ぷはぁっ!   ところで、もうココには慣れた?」>ケイト
ケイト> 「ええ、お陰様で、  実は、ほぼ毎晩来てしまっているんです。」
デット> 「こんばんわ〜」 ふらふらと大樹亭に入ってくる。
ヴァン> 「そう。それは良かった。 ココの連中は良いヤツばかりだからねぇ(^^)」 >ケイト エールを飲む
ケイト> 「ああ、デットこんにちは。」
デット> 「うきゅ。こんばんわ〜ケイトさん」 そのまま厨房へと向かう。
アムナー> 「おかえり」>デット
ヴァン> 「おっ、デットも来た。・・・・どうした?ふらふらして。」>デット
ケイト> 「はい。本当に」>ヴァン 「初めてですよね。わたしの方が先に来てるの」>デット
デット> 「あい。初めてですねぇ」 ケイトの言葉に頷きながら厨房から戻ってくる。 その手にはオーガーキラーの瓶とジョッキがある。
ケイト> 「本当に、大丈夫ですか?」>デット
デット> 「大丈夫ですよぉ。 また会いましたねぇアムナーさ〜ん」 パタパタと陽気に手を振ると、ジョッキに並々と酒を注ぐ。
ヴァン> 「わかった。アルコール切れだろぅ。」>デット
ケイト> 「それにしても、早い時間の方が人が多いなんて、  思ってもみませんでした。」
デット> 「うきゅ。アルコール切れ・・・ならいいけどねぇ」 ヴァンの言葉に少し思案するが、すぐに頭を振るとオーガーキラーを飲みだす。
ヴァン> 「そう・・・。まぁ、飲んで見ればわかるよ。」 デットのジョッキにオーガキラーを注ぐ。
デット> 「うみゅ〜この時間に人が居るのは久々だねぇ」 かなりアルコール度のキツイ酒を水のように胃に流し込む。
ケイト> 水を飲む。
ヴァン> 「俺っちも、この時間は久しぶりだからなぁ。」>デット デットの勢いに驚き、自分もエールを飲む。
デット> 「そうだよねぇ。ヴァンはお昼組みだからぁ」 ヴァンの言葉に頷く。
ヴァン> 「デットは、両方組だな。」 笑ってエールを飲む
デット> 「うみゅ。最近はねぇ」 ヴァンの言葉に笑いながらジョッキの煽る。
アムナー> (そういえば、この前の鍋をかぶった配達屋は、結局デットだったのか?)>ヴ ァン
ヴァン> (俺っちはそう確信しているのだが、うまくはぐらかされているよ。)>アムナー
デット> 「うきゅ。二人でなにこそこそしてるのぉ 怪しぃ〜」 小声で話し手いるヴァンとアムナーをジト眼で見る。
ヴァン> 「デットの事だよ。」 デットに答える
キリィ> 「くはぁ」 黒髪をはずませてキリィが駆け込んできた。 「こんばんはなのです、みなさん!」
デット> 「こんばんわ〜キリィさん。元気でしたかぁ」 久しぶりに会うキリィにオーガーキラーを注ぎ足しながら挨拶する。
ヴァン> 「やっほ〜、キリィちゃん。最近昼に顔出さないねぇ。」 入ってきたキリィに挨拶
デット> 「うみゅ。私のことぉ」 ヴァンの言葉に興味をもちジョッキを持ち隣の席に移動する。 「なになに?」
ケイト> 「こんにちは、キリィ」
ヴァン> 「いや、そう言えばさぁ、ジャガイモってどこにあるか知ってる?」>デット
デット> 「うきゅ。ジャガイモ? それなら厨房の奥の木箱の中にあるよぉ」 何故こんな質問をされるのか良く分かっていない。
キリィ> 「デットさ〜ん!元気ですぅ」 「デットさんも元気だった〜?」、と言いながらごろごろとデットにすり寄る。
デット> 「うみゅぁぁぁぁ」 キリィのスリよりに悲鳴を上げ硬直する。
キリィ> 「ヴァンちゃん、久しぶり!ケイトさんこんばんはっ」 ヴァンの言葉にちょっと引きつりながら頷く。 「なかなか忙しくて」
ヴァン> 「ほぉ、木箱・・・いつも厨房の奥に置くのかぃ?」>デット
デット> 「うみゅ。うん大体その辺に置いてあるよぉ」 ヴァンの言葉に硬直を解き答える。
キリィ> 「へ?」 デットの過剰な反応にきょとんとする。 「何か悪いことしました?」
デット> 「うきゅ。いやなんでも無いのぉ気にしないでぇぇ」 キリィの言葉にパタパタと慌てて手を振る。 明らかに何かを隠している。
ヴァン> 「なるほど、デットが置いてるんだ。木箱。」>デット
デット> 「うみゅ!」 やっとヴァンの質問の意味に気がついたようだ。 「べべっべつに私が置いてるわけじゃないよぉ」 動揺しまくり。
アムナー> 「ヴァン、ナイス誘導」
ヴァン> 「・・・・やけに詳しいよなぁ。厨房の中。」 デットをじっとりと睨む。
キリィ> 「? デットさ〜ん、あからさまに怪しいですねー? 何を隠してます?言っちゃいましょう!」 再びすり寄るキリィ。
デット> 「うみゅぁぁぁ」 キリィに擦り寄られ再び硬直。 ヴァンの質問にただ首を振る。
キリィ> デットの悲鳴にはたとすり寄るのをやめた。 「もしかして、私の愛情表現が気に入らないの?」 すでに目が潤んでいる。
デット> 「あ゛・違う違うそんな事無いよぉ。 キリィさんのこと好きだよぉ」 泣きそうなキリィに慌てふためく。
キリィ> 「良かった、デットさん♪」 デットの言葉に再びごろごろすり寄り始める。
ケイト> にこにこと微笑みながら、ヴァンとデットのやり取りを 見ている。(宿帳に出ていましたね)
ヴァン> 「よし、キリィちゃん。そのまま続けるんだ。」>キリィ 「なにを、動揺してるのかなぁ。」>デット
キリィ> 「え?続けていいの?」 ヴァンとデットを見比べた。
デット> 「き・キリィさんやめてくだひゃい・・・」 肩で息をしながらキリィの肩に手を置く。 「な・なんでもないよぉ」 ヴァンの言葉に顔を引きつらせつつ笑う。
ヴァン> 「続けて良いよ。」>キリィ
デット> 「こらこらぁなに無責任な事いってるのぉ」 ヴァンのキリィに対する言葉に抗議する
ヴァン> 「じゃぁ、思い出させてあげましょう。」>デット にやりと笑って厨房からアノ鍋を持ってくる。
アムナー> 念のためを考えて、デットの逃げ道をふさぐ位置に移動する。
ヴァン> 「ナイスブロック!」>アムナー デットの顔の前に持ってきた鍋をかぶせて、ゴンゴンと叩く。 中で音が反響して響きわたる!
デット> 「はにゃぁぁぁぁぁ」 三度キリィに擦り寄られ硬直する。 女の子相手なので手も足も出ない。 なぜか涙目になっている。
デット> 「うぎゅわぁぁぁぁ」 頭に反響する音にくらくらして足元がふらつく。 「はにゃぁぁぁ」
ヴァン> 「どうだ、観念したか?」>デット 「吐け! 吐けばキリィちゃんをやめさせて、この鍋もどけてあげよう。」>デ ット すでに拷問である。
デット> 「うみゅぁぁな・なにをぉぉはくぅぅ」 すっかり訳がわからなくなっているようだ。
ヴァン> 「『あの時の配達人は、私です。』 と言えば良いだけさ。」>デット
キリィ> 「……やっぱ嫌なんだ」 デットから離れ、恨みがましそうに見つめる。 「こんなにデットさんに愛情を表現してるのに」 「デットさんに嫌われた」、と呟きながらダガーを取り出し、 デットの名前を『丈夫で長持ち安心堂』のテーブルに彫り始める。
デット> 「ち・ちがうのですぅきりぃさん〜」 へろへろしながらキリィの方へ行こうとするが、足が縺れ転ぶ。 べち。 「いたひ」
ヴァン> 「ほらぁ、早く白状してキリィちゃんの誤解を解かないと。」>デット
デット> 「うみゅぁあのときのぉはいたつにんはぁぁわらひれすぅぅ」 もう頭がまわっていない。 くわんくわん音が反響し、顔面からこけて散々である。
ヴァン> 「ん? 今、白状したのかな?」>アムナー 良く聞き取れなかったのでアムナーに確認する
アムナー> 「よく聞こえなかった、な」>ヴァン
キリィ> テーブルのまわりがデットの名前で囲まれていく。 「デットさんが嫌う。私のことを嫌う」 ちらりちらりとデットの方を見ながら彫っている。
デット> 「ち・ちがうのれす。誤解なのれす。キリィひゃん」 ずりずりとキリィの近くにはいずって行く。 まともに歩く平衡感覚が無いようだ。
ヴァン> アムナーの答えを確認し、 「デットぉ。もう一回言ってみて。」 と優しく言う。
デット> 「もう一回ぃなにがぁぁ」 思考回路プッツンである。 「ケイトさんも一緒に行ってください誤解だとぉぉ」 キリィのほうにずりよりながらケイトに助けを求める。
ヴァン> 「・・・・・ま、良いか。」 デットの様子がおかしいのでもう一度聞くことは諦め、アムナーと顔を合わせる 。
アムナー> ヴァンにうなずく。 キリィとデットのやりとりも面白そうだし。
キリィ> 「じゃあ何で私が愛情表現するたびに悲鳴を上げて嫌がるの?」 はいずってきたデットに顔を近づけて訊いた。
デット> 「そ・それはぁ・・・」 キリィの言葉に口ごもる。
ケイト> 「デット、ごめんね〜」 と言いつつ去って行く。
ヴァン> 「あ、おやすみ。ケイトちゃん!」 ケイトに手を振る
キリィ> 「ひっくぁわぁ…ケイトさんおやすみひぃ」 手に持っていたダガーを振って挨拶。
ヴァン> キリィのダガーが顔の前を往復する。 「うわぁぁ。あぶない、あぶない!」>キリィ
キリィ> 「やっぱり嫌いなんだーっ!」 さっきより字を大きくして『デットさんがひどい』と彫り始める。 「ひっく…デットさんが…ひっく」
デット> 「あ゛あ゛あ゛・・・今度は大丈夫ですぅ。 ばっちり受け止めます」 妙に震えた声でキリィに胸を張って答える。
アムナー> (あ、けっこういい胸かも) デットがキリィに胸を張るのをみて、聖職者の養子らしからぬことを考えるアム ナー。
ヴァン> 同じ様な考えの人は何か通じるモノがあるらしい。 アムナーに大きく頷く
キリィ> 「……ほんとに?」 涙目でデットを見つめ、おもむろにその膝に頭を乗せる。 「うにゅぅぅぅぅっ」 ごろごろごろごろごろっ すりすりすりすりすりっ
アムナー> (いかんいかん) 「なかなか楽しいのだけど、そろそろ部屋に戻ることにします」 部屋に戻って反省しよう。
デット> 「〜〜〜〜〜」 目に涙を一杯溜めながらキリィの擦り寄りに絶える。
キリィ> 「…あ、ごめん。ヴァンちゃん」 しかもダガーを握ったままデットにすり寄っていたことに気づき、袋の中に仕舞 う。
ヴァン> 「おやすみ、アムナー。」 手を振って、デットの様子を眺める
デット> 「お・・・やすみぃ・・・アムナー・・・さ・・ん」 声を絞り出しアムナーを見送る。 体は硬直している。
ヴァン> 「・・・・・大丈夫?」>デット デットに聞いてみる
キリィ> 「!」 デットが悲鳴を上げなかったことに喜ぶ。 「しかも目に涙をためて感動してくれたなんて! デットさん大好き〜」 そこで帰っていくアムナーを見つける。 「お休みなさい、良い夢を〜」
デット> こくこく。 ヴァンの問いかけに無言で頷く。 「き・キリィ・・さ・・ん・・・もお・・いいかな・・ぁ」
ヴァン> 「・・・・なんだか知らないが、良かったねぇ。誤解が解けて。」>デット
デット> こくこく。 再びヴァンの言葉に頷く。 その眼からは涙が溢れていた。
キリィ> 「うんうん、感動なんだねデットさん。分かるよ」 元の姿勢に戻り、涙を流しているデットににこにこと笑いかける。
ヴァン> 「さぁてと。デットとキリィちゃんが仲良くなったし、俺っちはそろそろ行くよ 。」 配達人の正体を確認できて上機嫌で大樹亭の扉に向かう。
ヴァン> 「じゃぁね。」 二人にあいさつして、大樹亭を出ていった。
デット> 「はははは・・・そだねぇ」 キリィの言葉に力なく笑う。 再び席に戻りジョッキから酒を飲む。 「はぁ〜」 大きく溜息をつく。
キリィ> 「良かった。無事デットさんの愛情も得たことだし、そろそろ帰るね。 あ、ヴァンちゃんもお休み」 そう言うと、キリィは元気よく手を振って出ていった。
デット> 「おやすみぃヴァン。また明日ねぇ」 何を話したのか全く記憶ないままヴァンを見送る。

懺悔しつづけたアムナーであったが、この夜以後デットに会うたびに、煩悩に振り回されることになるのであった。


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