暮れの中山名物

第130回中山大障害(中山・芝4100m)

 

 中山競馬場の暮れの名物競争といえば、今では有馬記念かもしれないが、かつて「中山競馬場でも日本ダービーのような名物レースを」との声で中山大障害を設立。4月(現在は中山グランドジャンプ)と12月との2回開催で、障害競争の頂点を決めるJ・GI競争に指定された。普段は昼休み前に行われている障害競争ではあるが、この日はそんな馬たちが主役。今年の障害チャンピオンを決めるレースが、有馬記念の前日に行われる。

 コースとなるのは中山競馬場障害コース。コースに障害は全部で11、バンケットは6回。4000mを越えるレースは中山グランドジャンプとこのレースだけ。絶対的なスタミナと、63kgの斤量に耐えられる力。そして中山特有のバンケット、難関の大竹柵、大生垣(赤煉瓦)を飛び越す飛越テクニックが要求される。もちろん、騎手も人馬一体とならねばならないハードなレースだ。

 一昨年の王者テイエムドラゴンが1年半ぶりに復帰し、京都ハイジャンプを快勝。昨年の王者マルカラスカルも10ヶ月以上の休養のあと、昨年同様平地レースからの臨戦と古豪が復活。春の中山GJ上位からメルシーエイタイムと、新興勢力のメジロベイシンガーを含めた争いとなりそうだ。

第130回中山大障害結果
12月22日 中山競馬 第10競争 4100m
着順 馬番 馬名 性別・年齢 所属 騎手 ひで 天野 着差
1 14
メルシーエイタイム
牡・5 栗東 横山義 4:39.7
2 11
キングジョイ
牡・5 栗東 高田 1 1/2
3 8
マルカラスカル
牡・5 栗東 西谷 3/4
4 13
テイエムドラゴン
牡・5 栗東 白浜 大差
5 9
メジロハスラー
牡・5 栗東 今村     大差
6 10
マイネルオーパー
牡・8 美浦 宗像     3/4
7 4 テイエムトッパズレ 牡・4 栗東 佐久間     3
8 15
ノボライトニング
せん・4 美浦 浜野谷     1 1/2
9 12
デイトレーダー
牡・4 美浦 江田勇     1 1/4
10 1
ハイヤーザンヘブン
牡・6 美浦 大庭     1 1/4
11 16
ミヤビペルセウス
牡・7 美浦 穂苅     3 1/2
12 3
テレジェニック
せん・7 美浦 金子   6
13 6
マチカネビシャモン
せん・8 美浦 平沢     5
14 7
ブラックコンドル
牡・6 栗東 小坂   大差
  2
ストームセイコー
牡・6 美浦 五十嵐     中止
  5
レッツゴーアテネ
せん・6 美浦 水出     落馬

逃:ハイヤーザンヘブン 上り 1M 1:48.6 4F 52.4 3F 39.3

 レッツゴーアテネは2周目の生垣(1−2コーナー中間)で落馬

 ストームセイコーは3周目3コーナーで故障発生

 

 序盤はハイヤーザンヘブンが大きく逃げ、マルカラスカルはそれを見る形。大竹柵は全馬クリアするがここでテイエムドラゴンが先団に取り付く。メルシーエイタイムはまだこのすぐ後ろのまま難関、赤煉瓦へ。これも全馬がクリア。ここでマルカラスカルが先頭に立ち、さらにテイエムトッパズレとメルシーエイタイムも進出。最後の障害をクリアした時にはマルカラスカルに並びかけたメルシーエイタイムが、直線でここ2年の鬱憤を晴らすかのように引き離した。3度目の正直での大障害制覇と、横山義行騎手の通算200勝を同時に決めて清々しい年越しとなりそうだ。

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