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「ラジオDays」 人類が滅びるというかの有名な大予言が結局ただの笑い話に終わってから少し未来の話。 人類の科学は日に日に進歩していた。生活はどんどん豊かになり……少なくとも僕らの周りでは。 僕らはその恩恵を受け毎日を過ごしていた。その中で特に僕らがその恩恵を受けたのが映像業界………いわばテレビだった。新聞はテレビ覧だけでその厚さを二倍に増やし、テレビのリモコンは今や余りのチャンネル数の多さに声でチャンネルを入力するようになっていた。映像の方も映画の様な大画面がから懐古趣味のモノクロ、立体、何でもござれテレビは常に僕らの中心になった。 しかし、その影で人知れず衰退していったのがラジオだった。 まあ、こんなにテレビが進歩してしまったのならそれも無理ない話だった。だって今は手のひらサイズで映画サイズの映像が楽しめる時代だ。音だけのラジオなど誰が聞くと言うのだろう。 一部に熱狂的なファンはいたらしいが去年遂に全てのラジオ局は閉局してしまったということがテレビのニュースで三十秒だけ流された。 その事は別に大方の人間は気にもしなかった。 何故なら膨大なチャンネルから少しでも面白い番組を探すのに皆な忙しかったからだ。 僕もそんな一人だった。テレビ業界は少しでも視聴率をとる為に毎日いろんな趣向を凝らした番組を提供してくる。 その日も僕は面白そうな番組を探して新聞に目を走らせていた。その中で僕はふと、気になる番組を発見した。そこには、こう書かれていた。 『業界初!テレビの常識をくつがえす映像の無い番組。その名も「サウンドチャンネル」映像を作るのはあなたの想像力です。キャッチフレーズは"気楽に聞こう!"』 まさに今まで誰も考え付かなかった常識をくつがえす番組だ。さっそく見なけれ……いや聞かなければ。 この番組は大ヒットする。僕はそんな予感がしていた。 後書き こんにちは、このショートショートを書いている北極海です。 何で私がショートショート書いているかと言うとショートショートが好きだからです。 理由にも何もなっていないような気もしますがそういう訳だからです。 いや〜いいですねショートショートって。人桁に満たないページ数で世界を作り、一見単純に見える文章の中に小憎らしいオチを潜ませる。その魅力にとりつかれたらちょっと厄介ですよ。なかなか抜け出せません。(蛇足ですが私は長編も大好きです) しかし、ショートショートと言えば星 新一先生ですが皆さん知ってます?もし、知らない人がいたら本屋に行く事をお勧めします。今の(あくまでも今のと言う事にしといて下さい)私の書いている物とは比べられない完成された世界がそこにはあります。値段も手頃ですし、長い文章が苦手な人も大丈夫です。立ち読みで読む事が可能ですから。 なんか最初ということで少し長い後書きになりましたが、そろそろこの辺りでおいとましたいと思います。それでは、また会う日まで。 |
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