| 「何の用?こんな朝っぱらから・・・・・・・・・」 |
| 「・・・・・・・ったく、またくだんねえことじゃねーだろーな!」 |
| まだ午前6時。草摩家はまだ暗闇に包まれている。そんな中、紫呉は由希と夾をたたき起こしたのだった。 |
| 透はまだ眠っているようだ。 |
| 「実はね、僕、とてもいいことを思いついたんだよ。」 |
| 紫呉は人差し指を口に当てて静かに言った。由希&夾の顔が少し青ざめる。 |
| 「(紫呉が言い出すことなんて・・・・・・・・)」 |
| 「(ろくなことないんだよな・・・・・・・)」 |
| 二人のそんな気持ちにおかまいなしに紫呉は話を続けた。 |
| 「今日は透くんのお休み日にしよう!!」 |
| 午前7時。目覚まし時計より早く彼女―本田透は目を覚ます。 |
| 「今日もとってもいい天気ですvv お布団が干せます。」 |
| 彼女は布団を器用に丸めて、ベランダに向かおうとした・・・・・・・・が?! |
| 「透君、僕が運ぶよ」 |
| 「あ、紫呉さんおはようございます。いいですよ、これくらい自分でやれますし。」 |
| 「いいから、ね?」 |
| そういうと、紫呉はひょいっと布団を奪ってベランダに向かった。残された透はおかしなことを思っていた。 |
| 「私もあんなに軽々とお布団運べるようになりたいです!」 |
| 「さて、それでは今から朝ご飯を作りま・・・・・・」 |
| 「トール!遊びにいこ〜♪♪」 |
| いきなりの訪問者―紅葉である。あまりに突然、しかも大声だったので透は腰を抜かした。 |
| 「お、おはようございます、紅葉君。こんな朝早くにどうしたのですか?」 |
| 「トールと遊びに行きたかったから、早く起きられるよう頑張ったんだよ♪ね、いこ★★」 |
| 「で、でも、今日はお掃除やお洗濯をしたいのです。」 |
| 「ね〜いこうよ〜」 |
| 紅葉は透のスカートの裾をひっぱる。透は困ってしまった。どうしよう・・・・・・・・・ |
| 「本田さん、行ってきなよ」 |
| いつのまにか透の前に由希がいたものだから、彼女はさらにびっくり。 |
| 「お、おはようございます、由希君。でも今日は・・・・・・・」 |
| 「いいからいいから。それに紅葉は君がいうこと聞くまでずーっとこうしてるよ」 |
| 由希が言うこともっともだ。それは透にもよく分かっていた。 |
| 「家の中のことは気にしなくていいよ。今日は、紫呉も夾も俺もいるから。」 |
| 由希は有無を言わせない微笑みを彼女に向けた。さすがに彼女もかなわない。 |
| 「ほーら。ユキもいいっているし・・・・ね?」 |
| 「そうですね・・・・・みなさん、本当にすみません!!」 |
| 「やったねvv」 |
| 踊る紅葉を見ながら、透は苦笑した。 |
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