PSO短編小説「DFの遺言」
- 序章「始まりの知識」 -


まず・・・
この物語を語る上で、知っておいてもらいたいことがある。
「パイオニア2」「ラグオル」「ハンターズ」
そして「ダーク・ファルス」
この物語を読む方は、それらの事柄について
多少なりとも知識を持っているとは思うのだが、
念のため、簡単に説明してから本文に入ろう。


A.U.W3084。
惑星フォーブを生息の地としていた人々は、
その星の寿命を見定め、新たな生息地を探した。
移民船「パイオニア1」が到着したその星は
「ラグオル」と呼ばれる緑の星だった。
数年後、第2の移民船「パイオニア2」が
ラグオルに向かった。
パイオニア2の到着間近に、先にラグオルに降りていた
パイオニア1が建造した建造物、
「セントラルドーム」が、謎の爆発事故をおこす。
後に、その事件の真相が明らかになる。
「ダーク・ファルス」という異形の生物。
あらゆるモノの機能を麻痺させてしまうチカラ。
爆発事故から数年後、ソレは闇に葬られる。
あらゆる依頼をこなす、「ハンターズ・ギルド」
その団体の、名もなき数人のハンターズにより・・・
(PSOエピソード1より)


あれから、また数年の月日が流れた。
「ダーク・ファルス」の驚異は無くなったものの
ラグオルには、その頃の「置き土産」が残った。
原生生物が凶暴化した「アルター・ビースト」や
地下坑道の警備ロボットが暴走した「機械系エネミー」
また、月日の流れによって進化したモンスターも
いくつか確認されているという。
デ・ロル・レという巨大生物がもつ触手が
生物の生体系をかえて、凶暴化させたという話もあり、
それらのエネミーも、現在でも残っている。

ある程度のラグオル移住計画は進んだものの、
多少の危険性があるということで、
パイオニア2や、後に訪れた「パイオニア3」の
大型移民船の中で暮らす者もまだいる。

現在、ハンターズは「危険の少ない移民スペースの確保」
を中心に、エネミーの討伐を行っている。
未知の地を探索中、大きな「危険」があった場合は
「軍」が動くこともあるのだが、それも希だ。

人々の間では、「軍」の力は強大である。
ハンターズは、その軍に対抗するほどの勢力を持っている。
しかし、それを許すはずもなく・・・
軍はハンターズに、「規制」を行っている。
「強力な火気の使用を禁止」
戦車や戦闘機などの大型兵器の使用を禁止すると同時に
人が1人で扱える「大型兵器」の使用も禁止している。
これらは、一般人も当然、規制されている。
ハンターズは、主に「フォトン」と呼ばれる小武器を
使用しているのだが、軍が扱う武器に比べると
非常に微弱な威力しか持ち合わせていない。
これを破ると、後に説明するが
「ハンターズライセンス」というものを剥奪される。
しかし、ハンターズは「モンスターとの実戦のプロ」
ラグオルのモンスター討伐は、主に彼らの仕事だ。
その証拠に、軍では手をだせなかった
「ダーク・ファルス」を撃退したのは
まぎれもなく「ハンターズ」なのだ。


さて、ある程度の事柄は理解していただいたと思う。
こんなことを書くのも、どうかと思うのだが・・・
できれば、実際にラグオルに降りてから
この物語を読んでもらいたいと思う。
ファンタシースターオンラインの世界を知り、
数々の冒険者と出会って、旅をすることにより、
初めて、この物語の「真のおもしろさ」が
わかってもらえると思う。
もっとも・・・
「ラグオルに降りなければおもしろくない」
ということは、微塵もない。
ラグオルに降りたことが無い方なら、
そこがどんな世界で、どんな楽しいことがあるのか。
また、気分を害することもある。
しかし、ラグオルにはそれ以上の魅力がある。
それらがわかってもらえると思う。


まずは、第1章を読んでもらうことにしよう。



- 序章・了 -

TOP | NEXT