PSO短編小説「DFの遺言」
- 第1章「訪れる試練」 -


ー 1 ー
「それでは、初めてください」
どこからともなく声が響いた、と同時に木の陰から1つの「影」が飛び出した。
1面が緑に覆われた「森」に、少し長めの真っ黒い髪をなびかせながら「影」は走った。髪と同じく黒いハンタースーツに身をまとった「影」の手には、緑色に輝く棒・・・いや、剣が握られている。フォトンと言われる特殊なエネルギー集合体からなる剣。
その刃は緑色に輝く「セイバー」と呼ばれる武器だ。
「左手にある、ハンターズボードのレーダーを確認してください」
どうやらその声は、「影」の肩の上でフラフラと漂う、通称「マグ」と呼ばれる物から発せられているようだ。
「影」の目が、左手首につけられた「機械」の液晶部分をみる。
「黄色い点が見えると思います。わかりますね?敵が近くにいると言うことです」
「影」の動きが止まった。腰を少し落とし、辺りを警戒しているようだ・・・その時!
ーーガサガサ・・・ーー
木の陰から、大きな「ナニか」が蠢いた。
「初の戦闘です。敵はブーマですね。立体映像ですが、質量は持っています。つまり、攻撃されるとダメージを受けるので気をつけてください」
マグから発っせられる声を掻き消すかのごとく、そのブーマと呼ばれる小柄の熊のような化け物がおたけびをあげる。
「陰」の左手にある液晶には、黄色い点が3つ。
先ほどよりも腰を落とした「影」が、木の陰から出てきたブーマに向かって走った!それに気づいたブーマも、両手を大きく広げて威嚇の姿勢を見せる。
ーーヴンッ!ーー
緑色の閃光が、天から地に向かって走った。フォトンが織りなす目映い光が瞬く間にその向きを替え、地と平行に走る。その剣先に確かな手応えを感じたのか、「影」の口もとに微かな嘲笑が浮かんだ。「影」は、その笑みを浮かべたまま、1歩だけ後方に下がる。
2本の傷を負った異形のアルター・ビーストは、ゆっくりした動作で鋭い爪を携えた手を降り下ろしてきた。それを、軽いステップで避けた「影」は、素早い動きで新たに1本の「傷」を、アルター・ビーストの体に付け加えた。
・・・断末魔の悲鳴だったのだろうか。ブーマは地に伏せ、そのまま動かなくなった。
ーーガサガサガサ・・・ーー
レーダーに、残り2つの黄色い光が動きはじめた。「影」の左右に1体づつ。 「影」が、その素早い動きで右にある光に向かって走った。その手前で、光の横に回り、そのまま後ろに回り込んだ。
ーーヴンッ、ヴンッ、ヴンッ!ーーー
3本の閃光が舞った。と同時に、「影」はもう1つの光に向かって走っていた。その後方では、断末魔の悲鳴を上げながら、自らの血の上に倒れるブーマの姿があった。

「影」は、走りながら右手のボードを操作した。すると、右手に握られていた剣が消え、新たな形をつくった。フォトンを弾丸として飛ばすことができる「ハンドガン」
「影」が打ち込んだ弾丸が、3つのうち2つを目の前のアルター・ビーストの体に吸い込ませた。
再びボードを操作した「影」の右手には、ハンドガンが消え先ほどの剣が握られている。
ーーヴンッ!ーー
閃光が走ると同時に、アルター・ビーストは地に伏せた。

「すごいですねー。おつかれさま、試験終了です。ゲートを開くので、そこからギルドカウンターにお戻りください」
肩に漂うマグから発せられた声が切れると同時に、「影」の目の前に光の輪が現れた。
それは、「テレパイプ」と呼ばれる空間移転装置だ。
「影」がその輪の中心に立つと、目映い光とともに「影」の姿が消えてしまった。



ー 2 ー
「君が・・・ジェスティーかい?」
最近ではよく見つかるようになったが、やはりレア武器と呼ばれ続けている「チェインソード」を手にしたヒューマー(近接戦闘を得意としたハンターの人間・男)が、テレパイプから出てきた男・・・「影」に向かって声をかけた。
「そうだけど・・・?」
「影」が肯定したということは、「影」の名はジェスティーと言うのだろう。
「さっきの試験、見せてもらったよ。なかなかやるねー」
いつもそうなのだろうか。男は笑みを浮かべながら初対面の人間に話しかけている。
「あんたは?」
「おっと、俺はヒューマーのジャッジ」
慌てたように、男は簡単な自己紹介をした。それに付け加えるように、話しかけた用件を言う。
「さっそくだけど、依頼をお願いするよ」
 ジェスティーは、さきほどの「試験」に合格し、ハンターズギルドに入団した。ジェスティーのギルドカードには「職業:ヒューマー」と書かれている。
試験後は、実戦訓練を兼ねた依頼をこなすのだが、どうやらそれが、実戦訓練らしい。
「休みたいなら、少し休憩してもらってもいいが?」
「いや・・・だいじょうぶっすよ」
実際、ジェスティーはそんなに疲れた風ではなかった。ジャッジは、笑みを浮かべた顔をさっきまでの倍くらいの笑みを浮かべた。
「OK、それじゃギルドカウンターに申請してくるから、ちょっとまっててくれ」
そう言って、ジャッジはジェスティーを残して、彼らがいる奥にあるカウンターに向かった。
少ししてから、カウンターからジャッジが戻る。
「それじゃ、行こうかー」
そう言って、さきほどジェスティーが試験から戻ったテレパイプの横にあるカードスロットに、何かのカードを通した。そのカードは、ハンターズの証でもある「ギルドカード」だ。依頼を受けた時に、その依頼内容をギルドカードに書き込むことにより、ギルドにあるテレパイプから、自由に依頼の場所まで転送してもらえるのだ。
「それじゃ、先に行ってるよ」
ジャッジが、テレパイプの光に包まれたあとに続いて、ジェスティーもテレパイプに入った。


転送による光が消えて現れた光景は、森だった。
ジェスティーが試験を行った森よりも、緑が濃い。そして、立体立体映像により作られた森とは違い、この森には自然の香りが漂っていた。

セントラルドームから少し北に向かった場所にある原生林。ここの奥に住む、ある男が持っていた「ヒートソード」を、巨大なアルター・ビーストに食べられてしまったという。それを取り返してくるのが、今回の依頼の目的だ。
「とりあえず、これはジェスティーの訓練も兼ねてるわけだから、俺はピンチの時にしか手をださない」
ジャッジは、依頼とは別の目的をジェスティーに説明する。
「そんなわけだから、よろしく!」
相変わらずの笑みを浮かべたまま、ジャッジはスキップでも踏むそうな軽い歩調で、森を進んだ。
「・・・オーケイ」
少しだけ呆れた表情のジェスティーは、軽く返事を返してジャッジの後を追った。

ジャッジは、チラっと左手のボードにある液晶を見た。アルター・ビーストなどの存在を確認できるレーダーだ。今は、そのレーダーに反応はない。
「この辺りは、けっこう他のハンターズも入ってきてるから、めったなことでは敵は出ないよ」
レーダーを確認したのを知ってか、ジャッジがジェスティーに声をかけた。彼の言う通り、辺りは木が燃えた後や、コンテナが破壊された後が残っている。
その時だった。ジャッジが、急に立ち止まった。
「あらら、言ってるそばから出るしねー」
ジェスティーは、とっさにレーダーを確認した。黄色い点が1つ・・・。アルター・ビーストを示す光が輝いていた。
「それじゃジェスティー。お願いするよ」
そう言うなり、ジャッジは近くにあった岩に座ってしまった。
「・・・了解」
運動をしたわけでもないのだが、疲れた表情を浮かべたジェスティーは、左手のボードを操作した。すると、右手に光が集まってフォトン性の剣が現れた。「セイバー」
レーダーに写る点が、近づいてくる。その光と同じ方向に目をむけたジェスティーは、そこに「ブーマ」を確認した。多少・・・だが、試験の時の立体映像よりも速い。しかし、試験の時とは違い敵は1体。
ある程度の間合いまで進んだジェスティーは、セイバーの間合いぎりぎりの所で、最初の1撃を浴びせた。試験の時よりも手応えが大きいことを感じながら、1歩だけ下がる。
さっきまで、ジェスティーがいた場所を、ゆっくりした動作でブーマの鋭い爪が通り過ぎる。
素早い動きで、ジェスティーはブーマの背後を取り、今度は2度、斬りつけた。
鈍く見えるが、痛みを感じているのだろうか。ブーマは吠えながら振り返り、爪での攻撃を試みた。しかし、そこに目標はいない。少し離れた位置で、ジェスティーはいつのまにか持ち替えたハンドガンを構え、そのトリガーを、2度、弾いた。
ーータンッ!タンッ!ーー
という銃声と、ブーマの断末魔が合わさる。
やはり、試験での立体映像に比べて生命力が高い。そんなことを考えていたジェスティーのの背後から、拍手が聞こえてきた。
「さすがだねー。実に手際がいいよ」
こういうのを「満面の笑み」というのだろうか。体全体で「笑み」を浮かべたジャッジは、チェインソードを肩に担ぎながら拍手していた。
「楽勝っすよ」
どうも、調子が狂う・・・そんな思いを抱きながら、ジェスティーは、足早に目的の場所に足を運んだ。
笑みを浮かべたジャッジも、それに習う。

けっきょく、そのあとブーマが3匹出ただけで、特に危険はなかった。まだ開けられてないコンテナがいくつかあったが、その中には、体力を回復することができる「モノメイト」が1つと、手に装備して防御力を上げる「バリア」があっただけだった。

「このあたりで、依頼人はヒートソードを無くしたらしいんだけどねー」
ジャッジは、きょろきょろと辺りを見回している。
依頼内容は、依頼人が持っていたヒートソードの奪還。しかし、それは「巨大なアルター・ビースト」に食われたというのだ。とは言うものの、辺りにはそんなアルター・ビーストはいない。
「まあ、なかったらなかったで、報告書だけ書いておけばいいんだけどねー」
などと、呑気なことを言うジャッジ。そんな時、彼の目がなにかの光を捕らえた。
「トランスポーター・・・」
それは、テレパイプよりも少し大きい移動装置だった。機能を停止するか、設置者が解除するまで残る、テレパイプの上級版といったところだ。
「この中かな?」
ジャッジは、笑みを少しだけ緩めた顔をしている。
「行くだけ行ってみましょうか」
ジェスティーも、少しだけ緊張の面持ちだ。
2人がトランスポーターに入ると、目映い光に包まれた。


大きな広間だった。辺り一面が岩盤により覆われた広間・・・
「ジェスティー、レーダーを見てみな・・・」
ジャッジの声に反応して、ジェスティーは左手のレーダーを確認した。広間は、完全な円形。その奥に、大きな黄色い点・・・。ふと、ジェスティーはジャッジの顔に笑みが消えていることに気づいた。

ーー敵!!ーー
同時に、すさまじい風圧が2人を包んだ。そして、鼓膜を破るかと思うほどの叫び声を上げた。
大きなは虫類。それは、翼を持っている。
「ドラゴンか・・・」
ジャッジの顔に、再び笑みが戻った。しかし、その笑みはさっきまでのものよりも不気味に見えた。
 ダーク・ファルス事件で発見されてから、数匹が確認された「ドラゴン」。その口から発っせられる炎のブレスで、数々のハンターズが命を落としている。
「ジェスティー、こいつは俺も手をださせてもらうよー」
ジャッジは、そう言って担いでいたチェインソードを、左手のボードを操作して仕舞った。同時に、右手に真っ赤に染められた「赤のハンドガン」が現れた。
「了解っす」
ジェスティーも、武器をセイバーからハンドガンに持ちかえた。
ドラゴンは、吠えながら2人に向かって地響きを立てながら向かってきている。
「正面にいるとステーキにされちゃうぞ!」
ジャッジの声を聞き、ジェスティーはドラゴンの右側に回り込んだ。ジャッジは、逆の左だ。
数秒後、2人がいた辺りを真っ赤な炎が包んだ。
「今だ!」
ジャッジの合図と共に、2人のハンドガンがそれぞれのフォトンの弾丸を放った。
何発か打ち込むと、ドラゴンが頭を地につけ、動かなくなった。
「OK!今のうちに、頭を斬りまくれ!!」
ドラゴンの体は、鱗によって守られているために、大したダメージを与えることができない。しかし、頭は防御力も低い。
2人は、ドラゴンの頭に向かいながら左手のボードを操作し、武器を持ち替えた。
ーーブンッ!ーー
ーーチュイーン!ーー
セイバーとチェインソードのフォトンの閃光が、ドラゴンの頭に走る。その間も、ドラゴンは気を失ったままだ。
少しすると、ドラゴンの目が見開かれた!
「ジェスティーは、ハンドガンだ!」
ジェスティーの右手のセイバーが、ハンドガンに切り替わる。ジャッジは、チェインソードのまま・・・
ブァッ!と、風圧が2人を包む。ドラゴンが翼を広げて飛びあがったのだ。
「空中から炎のブレスがくる・・・気をつけて」
ジャッジは、ドラゴンの真下あたりに走っていく。しかし、彼はジェスティーに向かって行くべき場所を指し示す。ドラゴンの横。
再び、炎のブレスが地を焼く。
そのまま、ドラゴンは地に降りようとする。しかし、その下にはジャッジが・・・
「ジャッジ!!」
ジェスティーが叫ぶが、彼はいつもの「笑み」を浮かべたまま、その場に留まっている。
ーードォォーン!ーー
地響きと共に、ドラゴンが地に降りた。ジェスティーは、慌てて左手のボードを確認した。そこには、自分の生命力とその下に、ジャッジの生命力が1本のゲージによって記号化されている。ジェスティーのゲージは緑。YOSHIは・・・ゲージの右橋が少しだけ黒くなっただけだ。つまり、ダメージをたいして食らっていないということだ。
「ドラゴンに踏まれて、これだけのダメージ!?」
ジェスティーは、目を疑った。
「君も、がんばればこれくらい耐えることができるよ」
笑い声交じりに、ドラゴンのいる付近から声が聞こえてくる。同時に、チュイーンというチェインソードの音も聞こえる。
ジェスティーは、我に返り、ドラゴンの側面に走ってハンドガンのトリガーを弾いた。
 突然、ドラゴンが叫んだ。
同時に、翼を広げて空中に飛び立ち、漂ったあと・・・。なんと、地面に向かって急降下した!
「潜るぞ!レーダー見て、避けろ!」
ジャッジの声に重なって、ドォォーン!という音と共に、ドラゴンの姿が地に隠れた。
ーーゴゴゴッ!ーー
「地震・・・?」
ジェスティーは、辺りを見渡した。と、目の前に土が盛り上がって、それが彼に向かってきている!
「わ、わぁ〜!」
慌ててジェスティーは走ったが、それに付いてくるかのように、土の盛り上がりは向かってくる。それに足を取られたジェスティーは、3メートルほど吹き飛ばされた。
「レスタ!」
吹き飛ばされたジェスティーの体を、やさしい光が包む。回復テクニック「レスタ」
 左手のボードにテクニックディスクと呼ばれる物を挿入することにより使用できる「テクニック」。使用者の潜在的な精神力を媒体にして放つことができる。
「出てきたら、一気に片付ける!」
 再び、ジェスティーに向かって「土の盛り上がり」が迫ってきたが、かろうじてそれを避けた。
ーードォォーン!ーー
地に埋もれたドラゴンが、再びその姿を現した。そのまま地面に降りたドラゴンを、ジェスティーのハンドガンとジャッジのチェインソードのフォトンが叩き込まれる。


ーーギャオォォォーッ!ーー
最初に、気を失った時のように、ドラゴンが倒れる。しかし、今回は「死」んでいる。

「おつかれさま〜」
相変わらずの笑みを浮かべたジャッジを見て、ジェスティーは、ドラゴンと戦っていた時に思った「かっこいいジャッジ」のイメージを、一気に忘れてしまっていた。
「いや〜、ドラゴンの首からヒートソードがみつかったよ」
どうやら、依頼の品も無事に手に入ったようだ。しかし、彼はまた違う戦利品を手に入れていた。
「ドラゴンの肉も手に入ったしね。これ、うまいんだよ」
満面の笑み・・・
ジェスティーは、何度目かの疲れた表情を浮かべたまま、戻る為に設置したテレパイプの光に包まれた。

ー 3 ー
ハンターズには、エネミーを倒したり依頼をこなすとハンターズレベルというランクが上がる。レベルが上がると、報酬の高い依頼を受けることができたり、未踏査エリアの探索を行うことができる。
ラグオルのエネミーは、集団性が高い。そのため、強いエネミーは強いエネミーで固まって生息している。つまり、場所によってエネミーの強さが違うわけである。
それらは、大きく3つに分類されている。
居住区付近の、比較的弱いエネミーが生息する「ノーマル」
ある程度、ハンターズや軍が足を踏み入れ、強力なエネミーを倒してある「ハード」
まだ、ほとんど探索が行われていない、危険区域として扱われている「ベリーハード」
危険が伴うため、ハンターズはそれぞれのハンターズレベルに合った地域しか、探索できない仕組みになっている。

「ハードエリア以上じゃないと、レアは出ないのか?」
さきほど、ドラゴンとの戦いから戻った2人は、ハンターズの憩いの場である「集いの間」の、備え付けのベンチで休んでいた。
「そうだな〜。基本的にノーマルとかハードの一部は、探索が終わってるからな。レアはないだろうね〜」
携帯食料のモノメイトを噛りながら、ジャッジはジェスティーの問いに答えた。
「レア」とは、ラグオル各地で発見される「スペシャルウエポン」などの、市場では売られていないような貴重アイテムのことを指す。レアアイテムと呼ばれるそれは、略してレアと呼ばれている。
「ジェスティーの目的は、レアか?」
1つ目を食べ終え、また新しいモノメイトの袋を開封しながら、ジャッジはジェスティーに問いかけた。
「昔から、軍とかハンターズの武器ファイルを見て育ったんだ。それを、実際に使ってみたい。そして、ファイルに載ってなかったアイテムを、手に入れたい。それが俺の目的だ」
ハンターズに入る者は、なにかしらの「目的」を持っている。例えば、依頼の報酬などのお金が目当てだったり、自己鍛錬だったり。また、コレクターなどと同じくレアアイテムを求めたり。目的は、ひとそれぞれだ。

ーーピピッ!ーー
本人にしか聞こえない、ハンターズの間で送・受信ができるメールの着信音。それは、ジャッジに届いたものだった。
「おっと、メールだ。ちょっとまっててくれ〜」
そう言って、ジャッジは左手のハンターズボードを操作した。ボードには、メールの送・受信もできるようになっている。
手早い操作で、受けたメールに対しての返信を行ったジャッジは、ジェスティーに言った。
「すまん、チームメイトからの呼び出しだよ」
少し、苦笑いを浮かべたジャッジは、そのすぐあとに一言つけくわえて、その場を去った。
「また、ジェスティーにもチーム、ブロークン・サンダーを紹介するよ」

ジャッジが去り、1人残されたジェスティーは、特に予定もなかったために、ハンターズにそれぞれ分け与えられている自室に向かった。


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