ラジオから懐かしい曲が聞こえる
私は昔からはあまり流行の曲とか聞かない人間ですが
私はこの曲が好きだったりします
「歌はいいねぇ〜歌は人の心を和ましてくれる」
「ぅわあぁぁ!!?」
「どうした?みっしー」
『Sunday cooking』
「ど、どうして相沢さんが家の台所にいるんですか!?」
「いやぁ〜君のお母上が快く家の中にいれてくれたよ。ハッハッハ」
髪をさらりとなびかせて不敵に笑いだす。
(あの親、いつか刺す・・・)
久高ぶりに肉親に殺意を抱いた。
何故かお母さんの方が相沢さんに興味を持って、いつも私にこんな嫌がらせをするんです。
しかも二人とも妙に共闘してしまって。
はぅ・・・
「ところでそれはなんだ?」
「え、わっ」
「バレンタインチョコレートですか」
「そ、そんな単刀直入にいわなくても・・・」
「さて誰にあげるのかな」
「わっ、み、見ないでください!」
「嫌だ」
は、はぐぅ・・・、相沢さんのいぢわる・・・
「ん、なんじゃこりゃ」
「あ、だめぇ!」
相沢さんが厨房においてあったチョコレートを勝手に手に取ってそこに書かれていた
「まこぴーにあげるのか」
「・・・・・・・・・・」
無言で首を縦に振って回答。
「そうかそうだったのか、美汐くんはそんな趣味がこりゃ御母様に報告しなければ」
「それは、やったらあかん!!」
はっ!つい常日頃関西圏のお笑い番組を見ているせいで関西弁が・・・
・・・だれですか、おっさん臭いといったのは
「違います!私はただ親友としてあの子にあげるのんです」
「はいそうですか」
なんだか非常に腹が立ちます。このすかした態度
どうして相沢さんは私に対してこんな酷いことをするんでしょうか
私は相沢さんのことが
相沢さんのことが・・・
ふ、ふにゅぅ〜・・・
「そんなに強く握り締めると溶けるぞ」
「んにゅ?・・・わっ」
いつのまにかチョコレートを強く握り締めていた私
「ほら、真琴の性格のことを考えてごらんなさい」
「うむ」
『あ、祐一だけチョコレートもらってる!ずる〜い、ずる〜い!真琴にも頂戴よ〜』
『ねぇ・・・祐一、今日はバレンタインだよ。・・・だからね、真琴を食べて・・・』
「そんなことあるかいっ!」
ビシィィッ!!
「おお、切れ味抜群」
はおォッ!!思わずまた関西弁でつ込んでしまったわ!
だめよ美汐!
このままでは品行正性な可憐な美少女から謎の関西弁ツッコミ女に急転落だわ!
おもわず『ガ○スの○面』で出てきそうなエフェクトが周囲に走・・・
「おい天野。何かたまってんだ」
・・・っていたのは私だけだった。
「ところで俺のは」
「あっ」
ほんとうに忘れていました・・・
「“あっ”てなんだよ・・・」
「では“じょ”・・・」
「べたなネタを・・・」
「それでは・・・」
祐一さんの手のひらに五百円玉をのせる。
「コレで好きなのを買ってきてください」
「・・・マジっすか」
あ、落ち込んだ
相沢さんは部屋の隅っこで小さくうずくまってブツブツとボヤきはじめた。
でも、失礼ですけど
相沢さん、かわいい・・・
「冗談ですよ」
・・・・・・・・・・・・
私はそっと相沢さんの頬に唇をよせた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それでは、続きはバレンタインで☆」
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