M
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IDSUMMER 夏は嫌いだ 汗ばんだ指が いつでも何かをだめにする 鋭いナイフの陽射しが 首筋を滑るとき 過去も 未来も 断ち切られた今が 火花を散らす たとえば 何もない無言の青が支配する 空 言葉も 愛情も 繋ぎとめられず |
MYTH
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蒸発していく熱帯夜 泡立つソーダの中で 白くひび割れる氷 いちめんの草原を埋め尽くす 原色の儚い花たち 枯れて色褪せてなお 忘れられない 遠い記憶 こんなにも 激し過ぎる夏は嫌いだ 君を 甘い絶望の上に 横たえて 切り開いて 微熱の匂いでいっぱいに 満たしてしまうから 君を傷つけるのは 夏じゃない 僕でなければ… 終わらない季節に 忍び足ですりかわるように ゆっくりと 君を手に入れるよ いいね… <永遠のヴァカンス〜La Mar〜> |
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PASSING 険しい顔をして 灼熱の太陽を 彼が睨む 絵筆を握る指に にじむ汗 夏の陽射しは じりじりと体を突き抜け 私は少し 木陰に寄った 激し過ぎる熱が 二人の言葉を 全て飲みこんでしまった午後 あ、雨 ふふ 知ってる? 夏の通り雨は 恋人達を優しく抱きこんで Kissを誘うの みつめられる瞳に 真夏の雨が映って 近づく彼に 私はゆっくりと目を閉じた <アンジェリーク・コレットとしてセイランへ> |
RAIN
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