辺りはは真っ暗だ。何も見えない。体に当たる熱風と焼けるような砂の感触だけ伝わってくる。
そのとき俺は目を閉じていたことに気が付いた。
俺はゆっくりと目を開け、辺りを見回した。
辺りは何処までも砂漠が続いている。ここは砂漠のど真ん中のようだ。
そしてよく見ると近くにはたくさんのメダロットの残骸が落ちていた。
「ここはいったい何処なんだ?」
俺はそれを思い出そうとしたが頭に力が入らず全く思い出せなかった。
「ちっ・・・全く俺としたことが・・・」
そう吐き捨てたとき、俺はハッとした。
「俺・・・?俺は・・・だれだ?」
また思い出そうと頭に力を入れるが全く思い出せない。
「まさか・・・記憶が・・・?」
俺はとにかく何かを思い出そうと必死になった。
そして一つの単語が思い浮かんだ。
「・・・ファズ?コレは人の名前。俺の名か、それとも知り合いの名か・・・」
俺は、もう一度自分の名前を思い出そうともしたがやはり思い出せず、俺はしばらくこの名を使うことにした。
「・・・とにかく人のいるところに行くとしよう」
そのとき一陣の風が吹いた。
俺はその風に流されてみるか、と思い風に流されるまま歩き始めた。