第5話「脱出」

 

 

イッキたちは管理室のコンピュータを操作する。
イッキ「まずは脱出法から探そう」

アリカ「わかったわ」

  数分後・・・  

アリカ「あったわ!」
そこの項目にはこのビーハイブからの緊急脱出法がのっていた。
アリカ「ここからの脱出は緊急脱出用のポッドを使うみたい。ここからはちょっと遠い居場所にあるわね。自動で地球に向かうから操作はしなくていいみたいよ」
イッキ「よし!じゃあ今度はビーハイブを止める方法だ」
イッキたちはまた作業に取りかかる。

  数十分後・・・  

イッキはビーハイブを止める方法を発見した。
しかしその画面を見てイッキはみんなに言うのをやめた。
アリカ「イッキ、見つかった?」

イッキ「あ、ああ・・・。みつかったよ・・・。」
イッキは少しぎこちなくしゃべったがアリカはそのことには気づかなかった。
アリカ「ほんと!?で、どんな方法?」
イッキ「このビーハイブには軌道修正用のジェットが付いてるんだ。そのジェットを噴射すればビーハイブは止まるよ。でも遠隔操作の装置が壊れてるから誰かがここで手動で操作しなきゃいけないんだ」

アリカ「でもビーハイブが止まってからシャトルに乗ればいいんでしょ。なら大丈夫ね」
アリカは嬉しそうに言う。
イッキ「うん。で、その操作は俺がやるよ。念のためにシャトル待っててくれないか?」
アリカ「戻ってこれるんでしょ?ならいいわ」

その会話を聞いていたメタビーは少し考えるとブラスに小さな声で話しかけていた。


  そしてシャトル置き場に着く。
メタビー「イッキ、俺も一緒に行くからな。お前だけじゃ心配だ」

イッキ「・・・わかった」
イッキ「じゃあアリカ、ここで待っててよ。すぐに戻るから」
アリカ「うん、じゃあ気をつけてね」

イッキが管理室に向かおうとしたそのとき、
メタビー「悪いな、イッキ」

そういうとメタビーはイッキに体当たりし、シャトルの中に突き飛ばした。
メタビー「ブラス!扉を閉めて出発しろ!」

ブラスは装置を操作して扉を閉め、シャトルのエンジンをうごかした。
メタビー「ビーハイブの操作は俺がする」

イッキ「やめろメタビー!そのジェットは故障してて一度噴射すると止まらないんだ!」
イッキがそう叫ぶとメタビーは少し笑って言った。
メタビー「やっぱりな。そんなこったろうと思ったぜ。ここは俺がやる、じゃあなイッキ!」

メタビーはそういうと管理室の方へと走っていった。
イッキ「メタビーーーーーー!!」

そしてシャトルはビーハイブから切り離され地球に向かって出発した。
イッキ「メタビー・・・」
イッキはうなだれてつぶやいた。
アリカ「イッキ・・・。あんた自分を犠牲にしようとしたの?」

しかしイッキは返事をしなかった。
アリカ「イッキ!!」
イッキ「・・・そうだよ。他のみんなが助かるなら俺は犠牲になってもいいって・・・」

アリカ「イッキ・・・」
まもなくビーハイブのジェットが噴射される。
そしてどんどん離れていき見えなくなっていった。

  そしてイッキたちは無事、地球に着く。
他のクラスのみんなも脱出していたようでみんな無事だった。
しかしイッキはずっと落ち込んでいた。


  そして数ヶ月後・・・ イッキは少しづつ元気を取り戻していった。
しかし、メダロットの事にはもうふれなくなっていた。
アリカたちがいくら誘ってももうロボトルはしなくなった。
そんなある日・・・
イッキは家の中でごろごろしていた。
そこにインターホンが鳴り響く。
イッキ「ん?なんだろ」

イッキは玄関を開けたがそこには誰もいなかった。
イッキ「なんだ、いたずらか?」

すると影から何かがでてきた。
メタビーである。
メダビー「よう、イッキ」

イッキ「メタビー!?お前どうしてここに?」
メタビー「じつはな・・・」
メタビーの話によるとあの後スバルが現れたそうだ。
そして「君はまだ死んではいけない。地球に戻してあげるよ」と言って地球に飛ばしてくれたそうだ。

イッキ「そうだったのか、よかった・・・本当に良かった・・・」


  そして・・・
イッキ「よし!メタビー、ロボトルしに行くぞ!」
メタビー「おう!!」

戻る