そして、キャラクター作成に移る一同。

GM:キャラクターの能力値を決めるには、10面体ダイスを4個振って決めるんだ (注9)。
エリック:OH、このコロコロというの(ダイスをつまみ上げる)を4つ振ればいいんだね。
GM:YES。日本ではダイスのことを“サイ”と呼んでいるんだ。これがコロコロ転がる様を見て、ダイスを“サイコロ”とも呼ぶようになったんだね(注10)。
ステファニー:動物のサイをコロコロと転がすことも、サイコロと言うのね。
エリック:日本文化は大変だね。
リチャード:てっきりボクはサイをコロっとハンティングすることかと思ったよ (注11)。
GM:サイは絶滅寸前な貴重な生物だからね。無闇に命を奪うのは禁止されているのさ (注12)。

 一同、せっせとダイスを振ってキャラクターを作成していく。

エリック:HEY、アレックス。やっぱりサムライマンということは、剣を使えなくちゃ駄目かい?
GM:大丈夫、このゲームには、映画によって必要な技能を指導されることによって、取得することができるんだ。日本映画で言えば、〈剣〉、〈槍〉、〈投擲〉、〈隠れ身〉といった所だね。だから、技能に関しては必要なものはこちらで提供するから、安心していいよ。
ステファニー:ジャパンの女は……バクチとか? 「ハンかチョーか」とか。
GM:日本の女性はヤマトナデシコと呼ばれる大人しい女性だから、ギャンブルのような荒事にはあまり縁が無いんだ(注13)。
ベッキー:例外的に、「アネゴ」と呼ばれる女性達が賭け事の担当ね。
エリック:それは「ゴクドー」というコードネームの持ち主だね。
ステファニー:そう言えば、クノイチという女性の職業があったね。
GM:OH! クノイチギャル! 彼女たちは日本のスペシャルフォース中のスペシャルフォース、ニンジャファイターへの入隊を認められた特別な存在なんだ。また、クノイチというのは九人に一人という割合で女性のニンジャファイターがいることから、名付けられたのさ(注14)。
エリック:また一歩、ボクらは日本人に近づいたね(注15)。
一同:そうだね。HAHAHAHAHAHAHA!
ステファニー:やっぱり日本の女性はカンザシで戦わないとね。〈投擲〉は取らないと。
ベッキー:それとナギナタ。
GM:あとはシャミセンかな?
エリック:サムライマンは威嚇が大事だね。「キー!」と奇声を上げれば敵がみんな驚くね(注16)! みんな、雄叫び上げながら斬りかかっていくよ。
GM:あとはやっぱり、サムライと言えばギャンブルかな? 日本のサムライマンは、普段はギャンブルに手を染めて、家に帰っては奥さんに尻を蹴飛ばされているからね。
リチャード:それは情け無いね。
GM:いやいや、日本は古来ヒミコという女王が国を治めていたように、「女性は太陽だった」という故事に従っているのさ。
エリック:WOW! ジャパニーズ・カカア天下だね!
GM:OH、YES!
ステファニー:やっぱり日本の女性ということは、カンニン・ポケットの尾を持ってないとね。
GM:カンニン・ポケット!? それは恐ろしいね。
ステファニー:ごめんごめん、財布の紐の間違いだったわ(注17)。


注9:ダンジョンズ&ドラゴンズと言い、アメリカ製のゲームはキャラクター作成が豪快である。何となくアメリカとうお国柄が見えないでもないでも……ゲゲフソ。
注10:何となくリアリティがあって、ウソかホントか不安になってくる話だなあ。
注11:おい、それは本当にアメリカ人の考えなのか? サイがコロっと逝ってサイコロ、それはモロに日本人の語感じゃないのか? それほどの親日家ということだろうか…… エレファン島に生息している動物→エレファン島→エレファント (象)という説を大まじめに取り上げる民明書房刊的な認識であるな。
注12:アメリカは何かが絶滅するのを非常に恐れる国だ、と聞いたことがあるが……。
注13:前時代的な差別発言なのはわかっているが、敢えてそのまま掲載。女性読者の方、あまり本気にしちゃやーよ。
注14:結構割合高いなあ。
注15:それは嘘だろう。
注16:それじゃ日本のサムライは少年ケニヤだ。「チェストー!」というかけ声なら示現流で聞いたことがあるが。
注17:どっちも持っていて不思議ではないと思う。
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