カラさんの昔話 GM「カラさんは、しばらく鞘を見つめていたが、やがて君らに言う。 『これから話すことを今は聞いて下さい。それからどうするかは…… …自分で決めてください…』」 るっぱー「金儲けになる話か?」 GM「『金儲けになるといえばなるかもしれませんねぇ』(…有名にな れたらね)」 るっぱー「よっしゃ、じぇにや、じぇにや(笑)」 GM「カラは話し出す。『私たちは昔、ある<悪魔>を追っていました』」 アーシア「……<悪魔>………」 カラのいう『私たち』とは、レイナードの父シュイナートや、リュ シャの父エセンを含む、今のキャラクターたちの一世代前のパーティ のことです。そのパーティについての詳しい説明はそのうち………で きたらいいなぁ(笑)。 GM「『その<悪魔>の名は、ズガルドエグル』」 るっぱー「覚えられへんでっ」 GM「<悪魔>は皆、名前が難しいんだ。『…奴はとってもとっても強くっ て、頭も良くって、ずいぶん苦い思いをしたのですが、結局オータネ スの魔性湖に追い込んだのです』」 レイナード「オータネス……俺の故郷に追い込んだっ?!」 GM「『なぁに言ってるんですかぁ。オータネスの魔性湖といったら <悪 魔>の生産地じゃあないですかぁ、はっはっはーっ』」 レイナード「そっ、そんなぁ」 GM「ちょっと説明すると、魔性湖というのはオータネス湖王国にある オータン湖中央の島にあって、壁によって囲まれてるんだ。そこから <悪魔>が湧いて出てくるからね」 るっぱー「泉のようにやな?」 GM「うん」 るっぱー「……………壁を全部壊したら、とんでもなくやばいんか?」 GM「この大陸は死滅しちゃうよ」 るっぱー「おおっ、ちょっとやってくるわ(笑)」 リュシャ「やめなさぁいっっ(笑)」 GM「…カラさんの話に戻しましょう。カラさんはレイナードが渡した 鞘を指し、『この鞘は、シファールファングという剣のもので、 <悪 魔>に反応するようです』」 るっぱー「鞘の方が?」 GM「『ええ、そうです』」 レイナード「剣はないの?」 GM「『剣は……残念ながら何処にあるのかわかりません。私たちはそ れを見たこともありません。それに、鞘が<悪魔>に反応するといって も、私たちはズガルドエグルにしか<悪魔>に遭ってませんから……研 究しようにも資料が不足すぎですしねぇ』」 アフラー「お師さまって、研究するような人だったんだな」 GM「『何言ってるんですかぁ。私は只のウィザードじゃあないんです よぉ』」 リュシャ「……確かに只者じゃないよね(苦笑)」 GM「…それからカラさんは、『これを見て下さい』と、鞘にはまって いる宝石を指さす」 アフラー「なんだぁ? この宝石」 GM「色は真っ黒だよ」 アーシア「真っ黒?」 GM「うん、真っ黒。『……これは、奴が行動を始めると黒くなるので す』」 るっぱー「もとは何色や?」 GM「『もとは赤なんです』」 るっぱー「………はがして売れば………(笑)」 アーシア「すごいことするんですね(笑)」 レイナード「そういうことするか?(笑)」 GM「(聞いていない)『………で、この鞘が震えた時、奴は近くにいる のです………しかし、これを預けるとは……シュイナートは、レイナ ードさんをとても信用してるんですねぇ』」 レイナード「信用してるというか……何も考えていない(笑)」 GM「『いえ、そう思っているのは貴方だけかもしれませんよ………確 かに昔、何も考えていないのではないかと疑った時期もありましたが …』」 るっぱー「ひでーっ(笑)」 アーシア「やっぱり親子で“放心”してるのだわ(笑)」 レイナード「……………(ため息)」 るっぱー「………で、今までの話を聞いた上で、わいらにどうしろと?」 GM「『奴は確実に私たちを狙うでしょう…』」 アフラー「じゃあやっぱり逃げよ」 るっぱー「逃げるに限るわ」 リュシャ「ちょっと待て。話は最後まで聞け(笑)」 GM「『…しかも、私たちだけではなく、私たちの血のつながった全て の者を殺そうとするでしょうね……』」 レイナード「げっ」 リュシャ「うちのお父さんは、一応殺しても死なないと思うから大丈 夫だと思うけど…」 GM「『いや、エセンは何度も死にかけましたよ』」 リュシャ「お父さんが死にかけたって……」 るっぱー「とんでもないなぁ、リュシャ」 リュシャ「うん……」 GM「『………困りましたねぇ……』」 アフラー「良かった。オレ、関係ないや」 るっぱー「わいも関係ないわ」 アーシア「私も関係ありません(きっぱり)」 レイナード「みんな〜(泣)」 関係ないと言い切ったなかで、若干二名、関係ありまくりの者がい ます。一人は親を知らないので当然ですが、もう一人は……。 GM「ところでアーシアって、姓までカラさんに教えてないよね?」 アーシア「ええ。それに姓は父のですよ。母はゼクス出身ですから」 GM「そっかー………(なぜゼクスの奴に姓がないんじゃーっっ)」 アフラー「えっ、お師さまとアーシアって血のつながりがあるの?」 GM「いや、ないよ。カラさんは昔、アーシアのお母さんとも旅をして いたんだ。でも、娘のアーシアのことはしらないから…」 アーシア「現時点ではわからないでしょうね」 GM「(…なんとかわからせたいなぁ)では、カラさんの話に戻そう。『… …本当に困りましたねぇ。奴は周到な準備をしてくるでしょうし…』」 アフラー「じゃあこっちも周到な準備をねちねちと…」 リュシャ「そんなの嫌だぁっ」 GM「『…しかし、今のうちに手を打っておきたいですねぇ…』」 アーシア「逃げましょう(きっぱり)」 GM「『………逃げるのもいいのですがねぇ……私たちはそれぞれ責任 ある地位についていまして、自由には動けないのですよ』」 アフラー「ちょっと待って。お師さま、責任ある地位って……」 GM「『いいところに気がつきましたねぇ。実は私、この街の副議長を やっているんですよぉ』」 一同「えぇーっっ?!」 るっぱー「こんなっ、こんなぼーっっとした奴がっっ?!(笑)」 GM「『しかも推薦でなったんですよ、す・い・せ・ん』」 るっぱー「……………この街、崩壊するわ(笑)」 リュシャ「……………確かに(笑)」 半強制な依頼 レイナード「……カラさんの言った通り、確かに俺の親父も動けない 立場だ。ペローマの高司祭だからなぁ…」 GM「『ですからぁ……(皆を見渡す)』」 アフラー「何ですか、その目はぁ」 GM「『…手を打って欲しいんですよ、皆さんに』」 アーシア「きたぁ(嫌そう)」 アフラー「聞きたくない、聞きたくない(すごく嫌そう)」 るっぱー「……………………報酬はいかほどに?」 GM「『引き受けてくれるんですか?』」 るっぱー「大金を積まれれば、意志判定なしに手を打つで(笑)」 GM「『…前金で五百、後金で千でどうです?』」 レイナード「うわぁ、金持ちだぁ」 るっぱー「……(頭の中で計算しているらしい)ちーんっ。よっしゃ、 やるわっ(笑)」 GM「『じゃあ、よろしくお願いしますね(にっこり)』」 レイナード「…………あの……ちょっと金がないんで……俺にも…(笑)」 GM「(笑)『……苦労してるんですねぇ…シュイナートは何をしてたの でしょう…』」 るっぱー「カラさん、誓約書、書いてぇな。ガヤン、立会人になって くれ」 レイナード「うん」 GM「『後金、千ムーナ払います カラ』と書こう」 るっぱー「今は五百、五百っ(すごく嬉しそう)」 アフラー「お師さま…俺には金くれないのに……」 GM「『この街ではお金は必要ないんですよ、お金なんかね』」 アーシア「では、なぜ地図に百ムーナも取られるのですか?」 リュシャ「あぁ、あれって地図作成隊の人の給料になるんだって」 レイナード「でも高いと思いますよ」 GM「『月に二、三人はあの世に行ってますからねぇ』」 レイナード「ま、街でそんなに人が……」 GM「『皆さんも気をつけてくださいね』」 ここまでで、レイナード、リュシャ、るっぱーの旅立ちが決まりま した(前者二人は自分と家族を守るため、後者はきっぱり金のため)。 残るは……。 GM「(今度は意地でもっ)さて……『アーシアさんでしたっけ?』」 アーシア「はい」 GM「『…ついていってくれませんか? 心配なんですよ、三人だけでは …』」 アーシア「心の声、『困ったなぁ、金貰わなきゃやってられねーよぉ… だいたい鳥ばっか金貰ってよぉ』(笑)」 GM「………(そうだっっ)ねぇ、お母さんのマディと似てる?」 アーシア「まぁ、そこそこ…」 GM「(よっしゃぁっ)『……しかし、貴方とは以前、会ったことあるよ うな気がするんですよねぇ』 アーシア「まぁ、そうですか?(にっこり)」 GM「(コロコロ…ふっふっふっ)知力判定-10成功って気づいてもいい よね?」 リュシャ「問答無用に気づいてるっ(笑)」 GM「カラさんは、ちょっと考えて、『ああっ、そうだぁっ。誰かに似 てるんじゃないかと思ったら…』」 アーシア「どきどきどきぃっ」 GM「『…マディさんにそっくりですねぇっ』」 アーシア「………まぁ、それはどなたです?(にっこり)」 るっぱー「しらきっとる(笑)」 GM「よし、それなら知力判定の即決勝負だ」 アーシア「(コロコロ)……-5成功」 GM「(コロコロ…ばんざぁいっっ)……-9成功。『嘘はいけませんよ、 嘘は(笑)』」 アーシア「ばれてぇらっ(笑)」 るっぱー「……なんや、今、二人の間に火花が散っとったぞ(笑)」 GM「『…でも、あのマディさんの娘さんが……サリカ神官になってい るとは…何かあったんですか?』」 アーシア「いいえっ(きっぱり)」 アーシアの母マディはアルリアナの高司祭なのです。アーシアは、 『軽い』の一言に尽きる彼女に呆れて、旅に出たらしいのですが…。 リュシャ「そういえば、マディさん。娘がいなくなったって……家出?」 アーシア「家出ではありません、『出家』ですっ」 るっぱー「出家かいな(笑)」 リュシャ「………まっ、いっか(笑)」 リュシャはマディと知り合いです。リュシャがワードという人を捜し ているのは、実はこのマディに頼まれたからです。アルリアナの高司祭 が捜すワードという人物、ただ者ではないことは確かなようです。 GM「『…アーシアさん。とりあえず、この件は貴方の命に関わっている ことです…』」 アーシア「がーんっっ。なんということでしょう……」 るっぱー「……全然関係なくて、金で雇われたのは、わいだけ?(笑)」 アフラー「お師さま、お師さま。オレ、独立していい?……そうすれば 言うこと聞かなくてすむし……」 GM「(逃れようと思っても無駄だぁっ)『何言ってるんですかぁ。貴方に も旅立つ時が来たのですよ』」 アフラー「えぇーっっ(嫌そう)」 GM「『ウィザードたる者、一度は自分の力を試す時があっていいはずで す』」 アフラー「…八年前にそう言いながら、人を使いに出したのは誰でし たっけ?」 GM「『……そんな遠い昔のこと、私の記憶にはありませんよ(きっぱり) ……大丈夫ですって、貴方の力なら皆さんを助けられますよ(にっこ り)』」 アフラー「あぁぁー(頭を抱え込む)」 るっぱー「……(アフラーを見て)一緒に行くんか?……嫌ぁな予感する わ」 アフラー「……(るっぱーを見て)食いたいけど、リュシャがいるから なぁ……リュシャには弱いんだよ、オレ」 アーシア「……(レイナードを見て)一緒に行くといっても、彼はお金 を持ってませんしね(笑)」 レイナード「悪かったな(笑)」 GM「『とりあえず、ここに旅立つ五人…くっくっくっ』」 アーシア「『くっくっくっ』って何ですか?(笑)」 アフラー「お師さま、何か企んでるよぉ…」 GM「『いえ、本当に良かったと思ってるんですよ。(ぼそりと)私らの 後始末をしてくれる人たちがいて…』」 アーシア「後始末ぅ?!」 GM「『えっ、いやっ、まぁ、そのうち君たちも狙われるんだから、正 当防衛だと…』」 るっぱー「何か違うで」 GM「『さ、さぁて、そろそろ本題に入りましょうか』」 レイナード「……つまり?」 GM「『ズガルドエグルの話ですよ』