変友
何故こんな事になってしまったのか。
自分の隣で嬉しそうに弁当を頬張る瀬戸口を見ながら、速水はここに至るま
での経過を思い出してみた。
そう、確か瀬戸口が皆で昼食にしようと提案したのだ。自分も食事にしよう
と思っていたし、断って人間関係に波風立てるのも何だから承諾した。
そして何処へ行くかという事になったとき、天気がいいからプレハブ校舎の
屋上でと言うことになった。そうしたら、だ。何故かその時教室にいたメンバ
ーが尽く弁当を持っておらず、結局は瀬戸口と二人きりで食べる羽目になって
しまったのだ。
別に、その事に依存はない。自分では友人だと思っている相手だからだ。
(ただし、相手が自分の事を運命の友だと信じて疑わないのは迷惑な話では
ある。)
問題は別の所にある。
何故か瀬戸口、恥じらいながら「弁当のおかずを交換しないか」と言い出し
たのだ。
それを聞き、思わず仰け反ってしまったが速水はそれをお首にも出さず承諾
した。何だって、いい年をした男児がまるで女子高生の様におかずの交換をせ
ねばならんのだ。
まあいい、それは瀬戸口の食べたいおかずが自分の弁当の中にあったという
事にしておこうではないか。…自分の弁当は、何の変哲もないサンドイッチで
はあったが。
問題はその後だ。
別に大した会話をした訳ではないのだが、気がつけばHな雰囲気になってい
る。男二人で弁当を食いながら、Hな雰囲気になるとはどういう事だ。
訝しげに瀬戸口を見遣れば、大層嬉しそうだ。恥ずかしげに、頬を染めてい
る。ハッキリ言って、自分より大きい男が頬を染めている姿なんぞ見ていて楽
しいものではない。寧ろ見たくない。
速水は無言で食べた後を片づけると、そのまま屋上を後にした。瀬戸口の追
ってくる気配があったが、この際それは無視した。確かに人間関係を気づくこ
とは大切だが、危ない関係まで築きたくない。(涙)
階段を下りると、そこには滝川が立っていた。
「俺達二人で頑張って彼女作ろうぜ。」
そういう滝川が今日は眩しい。そうだ、自分は健全な道を歩むのだ。瀬戸口
なんかと関わっている場合じゃない。
速水は滝川の言葉に何度も頷くと、午後の授業を受けるために教室へ向かっ
た。当然滝川を引き連れて、だ。
もう二度と瀬戸口には関わるまい。速水は深く決意すると、滝川に色々と話
しかけた。これが後、別の問題を引き起こすことになるとは知らずに。
はい、終了。ノリで書いてしまいました。半、プレイ日記です。私は瀬戸口
が恐い。ついでに善行の半ズボンが恐い。ガンパレ、まともな男はいないの
か…?女の子だったらののみとか舞が可愛いですね。
|