仲良くしてよ!
「………何なんだ、一体……。」
全体的なレベルの向上と、仲間同士の親睦を深めるために計画した旧校舎行
き。しかし、何やら目論見と違う方向へ転んでいる気がして龍麻は頭を抱えた。
レベルは、徐々にではあるが上がってきている。それはいい。問題は、仲間
同士の親睦を深めるという点だ。
親睦を深めるには方陣技だろうと、安易に考えたのがいけなかったのだろう
か?先ほどから何度も何度も方陣技を使わせているのだが、親睦が深まる気配
はない。寧ろ、一層険悪な雰囲気になっている気がするのは気のせいなのだろ
うか。
「さぁ、行くぞコスモレンジャーは無敵だぁ!」
訳の分からない雄叫びをあげながら、赤井を筆頭にコスモレンジャーが突っ
走る。その度に、御門の額にぴくぴくと青筋が浮かぶ。
気がつけば、龍麻に対する御門の好感度は地を這っていた。…だからといっ
て御門を使った方陣技を使い続ければ、コスモレンジャーの好感度が悪化する。
これはどういう事なのか。
「仲良くできないのか…。」
呆れた様に龍麻が呟けば、やはり呆れたように劉が返す。
「誰も彼にも仲良うせいっちゅーのは無理な問題や。しゃーない思って諦め
い。」
そういう劉自身も、如月からは苦手意識を持たれている。誰からも好かれて
いるのはただ一人、龍麻だけなのだ。
「でもなぁ、好感度上げないとみんな弱いぞ。」
ポリポリと頭を掻きながら、弱ったと龍麻が唸る。
「アニキ、それだけの為に仲良うしてほしいんか…?」
「まさか。でも、弱いとみんな死ぬぞ?俺はドーピングしてるから無敵だけど。」
手に入る霊水やら神水の類を殆ど使い尽くした龍麻は確かに強かった。行動
力は一人で50を超え、無駄に強い。
「あぁ、劉は守ってやるから安心しろ。」
にっこり笑って付け加えると、龍麻は再び頭を抱えた。
「でも他の奴らはなぁ…。いっそ、殺すか?」
そうすれば強くなるヤツもいるしと、一人で物騒な事をブツブツ言っている
龍麻を横目で見ながら劉は深々と溜息をつく。
劉は龍麻が好きだ。兄弟でもいいと思うくらい大好きだ。しかしこの冷酷さ
はどうにかならないものだろうか。自分はいい。何故だか知らないが、気に入
られているから非道い目にあった事はない。だが、他の人々は…。
そういえば何度も死んでいる人がいたなと、その人達の顔を思い浮かべ溜息
をつく。そうして龍麻への恨みを募らせながら、彼等は何度でも甦るのだ。
「アニキ、いつか仲間に取り殺されるんちゃうか…。」
劉のぼやきは、龍麻には届かない。
彼はまだ頭を抱えて、みんなが仲良くなる方法を考えていた。
プレイ日記ですかねぇ…。
気持ち主人公受けなんですが、精神肉体共に無敵な主人公なだけにまともに
受になりません。
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