「ことだま」



 
                 昔から日本では、「口から発せられた言葉は、その時から、『そのようになろうとする力』
                 を持つ」と、考えられてきました。それが、言霊(ことだま)です。

                 こう、高校の時の国語の先生に、教えて頂きました。
                 
                 これは、どういう事かというと、例えば、「幸せなりたい!」と声に出して唱えたとすると、
                 その言葉自体に、「幸せになろう」とする力が、宿るのだという事だそうです。
                 そして、その考えから生まれたのが、「祈り」の言葉だということです。

                 しかし、反対もしかりで、例えば、「呪詛(じゅそ)」などは、言霊の力を悪用したもので、
                 悪口でも、同じ様に、「そうなろうとする力」が生まれるそうです。
                 私はこれを聞いてから、小さい頃などに、平気で「死ね」なんて言葉を口にしていたことを
                 思い出し、今更ながら、とても怖くなりました。

                 この話を聞いて、今まで、軽々しく言葉を使っていたことに気付きました。
                 そして、言葉の持つ力ってものをよく考えてから、使わなくてはいけないなと思いました。
                 とにかく、悪口などはなるべく言わないようにしよう、それから、叶えたい目標などは、
                 なるべく口に出そう、と決めました。

                 最近は、口に出すのではなく、BBSや、メール、手紙など、書いたことにも、
                 当てはまるのではないかな、なんて、思います。
                 自分の心の中から出した言葉には、すべて、力が宿っている気がします。
                 「こうなったらな〜」「こういう番組に出てほしいね〜」(^^;)なんて、書かないより、
                 書いた方が、きっと、叶う可能性が増えますよね。そういうことも含めて。

                 でも、これにも、反対のことが同じ様に起こって、自分が書いた言葉で、
                 人を傷つけることがあります。
                 それを、しっかりと、心に留めておかなくてはいけないなと、今日、私は、改めて確認しました。

                 このことを教えて下さった先生の授業が、私は大好きでした。
                 いつも、教科書から派生した、いろいろなことをたくさん調べてきては、教えて下さいました。
                 しかし・・・、この先生の言葉にも、ある、強い「力」があって、
                 授業は大変に面白い、睡眠は充分に足りている、しかし、しかし、必ず眠くなってしまう・・・
                 のでした(^^;)。
                 声のトーンといい、抑揚(リズム)といい、どうしても、真剣に聞けば聞くほど、
                 寝てしまうんですよね〜。今でも不思議です。
                 





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