「音のない世界で」




 
                衛星放送で、「陽の当たる教室」という映画がやるので見ようと思っていたのですが、
                「プリズンホテル」のことで頭いっぱいになっちゃって(^^;)、忘れちゃいました。
                これは、映画館で見たんですけど、もう一度見たいなと思ってました。
                この映画は、音楽の先生の半生が描かれていて、その中に、先生の息子が耳が不自由で、
                その息子がどうしたら音楽を楽しめるか考え、光や振動で音楽を表現してみるというエピソードが
                出てきます。

                そういえばそんなシーンがあったなぁって思い出してたら、1年半くらい前の、
                単館上映のドキュメンタリー映画、「音のない世界で」という作品を思い出しました。
                これは、聴覚の不自由な人たちの日常を追ったもので、イギリスの作品だったかな?、
                淡々と、オムニバスのようにいろいろな場面が出てきました。
  
                その映画の冒頭に、手話で、音楽を表現している場面が出てきました。音楽というか、
                歌詞を表現しているらしいのですが、何人もの人で、流れるように指が動いて、
                ほんとに「詩」を表現しているように美しく、滑らかで、でも早くて(言葉に表すのは難しい)、
                映画が始まってすぐにその映像で、小さい映画館の観客みんなが「うわ〜っ」とか「はぁ〜」とか
                歓声ともため息ともつかない声を上げていました。

                観客にも耳の不自由な方が多くいらっしゃって、映画が始まるまであちこちで
                手話による活発な会話が飛び交っていました。
                映画は字幕だったのですが、そういう方はほとんど手話で理解していたようでした。

                とってもさわやかで、いい映画でした。特に、小さい子供達のシーンはかわいかったぁ〜。
                耳の不自由な大変さが強調されてるとかではなくて、ほんとに淡々と日常の一場面で、
                ホームステイしていた女の子が、帰るときに涙している場面とか、
                幼稚園の子供達が、休んでいる子にお手紙を書いて、それをポストに投函しにいくところで、
                みんながその手紙に触ってからポストに出したのに、ぼくはまだ触ってなかったって、
                泣き出しちゃった男の子がいて、まだ先生が持ってたのを触らせてあげるとすぐに泣き止んで、
                にこにこしはじめるとか、
                「あぁ、耳が聞こえないってこと以外は何にも変わることないんだな。」って思いました。

                この映画のパンフを探したのですが、だいぶ長いこと、表紙の男の子がとってもかわいかったので飾ってて、
                それを、他のものとは違う所にしまっちゃったらしくて見つかりません(−−;)。
                いつも映画を見たらなるべくパンフ買ってるので、あるはずなんですけど、
                ちゃんと片付けてないもので・・・(−−;)。
                ドキュメンタリーなので、ビデオ化とかされてなさそうなんですが、とってもいい作品で、
                また見たいです。どこかでやらないかなぁ。
     




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