初仕事(2001/08/05)
マリーナ・フラジャイル[女戦士]、エース・ランナウェイ[男盗賊]、アービン・ファロット[男魔術師]、スルーズ・ソア[女戦士]、セラフィナ・ノートン[女神官]、アーシア[女神官]
地震から数日。
カランダ領主の行方を探っていた、『クリムゾン・ヘルカイト』四天王のウィンドが、ひとつの情報を持って帰って来た。
この里から馬で10日ばかり離れた所に、カランダ領主の別荘があり、そこに相当量の隠し財産があると言うのである。四天王は相談の上、七本刀の一ノ太刀であるリビングデッドに、
マリーナを始めとする新入りを率いてこの別荘を襲い、財宝を奪ってくるように命じた。
リビングデッドは、かつてこの『クリムゾン・ヘルカイト』では並ぶ者のない剛槍の使い手であったのだが、近年の小競り合いで頭に深手を負い、奇跡的に一命を取り留めた戦士である。
残念ながら怪我の後遺症か、槍の腕はかなり鈍っているが、それでもまだまだ恐るべき技量の持ち主ではあった。
リビングデッドは、アーシアにも同行するように告げ、一行は隠れ里を旅立つのであった。
目的地にたどり着く前々夜、野営の最中に亜竜に襲われると言うハプニングがあり、アービンが重傷を負ったものの、辛うじてこれを乗り切り、彼らはカランダ領主の別荘に辿り着くことができた。
現地では、四天王のウィンドが待っていた。ウィンドは、別荘を守っているのが衛士10名である事、その他に使用人が数人居る事、邸の間取りなどを告げ、そして、厳しい口調で彼らに言い渡した。
逃げる者を深追いする必要は無いが、屋敷に居る者は女子供に関わらず皆殺しにせよ、と。そして、これは彼らが今後『クリムゾン・ヘルカイト』の一員としてふさわしいかどうかを確かめるテストなのだ、と。
一行はその言葉を胸に、屋敷へと向かって行った。
派手に名乗りを挙げつつ、邸内に躍り込む戦士達。その間にエースは勝手口から内部へ侵入する。後の混乱を誘う為、台所に火を付けるエース。
一方、正面から斬り込んだ戦士達は一階のホールに居た衛士を瞬殺。迅速を心がけて二手に分かれ、ソアとアーシアが二階へ。マリーナとリビングデッド、アービンは一階の残りを片付けに。
セラフィナは地下への階段に見張りに立った。
しかし、領主カランダが行方を眩まし、今後どうするべきかの指示も無いまま別荘を守っていた衛士達の士気は低く、数人斬り殺した所で彼らは一斉に逃げ出し、一行は屋敷を制圧する事に成功した。
煙の回り始める屋敷の中、一行は地下の宝物庫を破って財宝を奪い、待機していたウィンドと共に里へ引き上げたのである。
to be continue
前話<<
戻る
>>次話