赤神龍探索行〜ミド〜(2003/08/03)
ファルカス[男騎士]、ディーン・エッジ[男騎士]、ダーム[男間者]、セリーナ・クレセント[女魔導師]、セラフィナ・ノートン[女神官]


 スカル河源流に近い交易都市ミドに辿り着いた一行は、同じくクランロガールから再び中央平原方面へ戻ってきたセラフィナと出会う。
 ミドには、中央平原で始まっているブラックサンド軍と魔王軍との戦争の噂が届いており、北部から湿原を越えてきた旅商らは状況が掴めずに立ち往生していた。
 セラフィナは、一行がポートブラックサンドの騎士と知ると、強い興味を示した。《獅子王の御子》が《虚無》との聖戦を率いる者としてこの世に生を受けたのならば、 必ずやそれに相応しい風格と技量とを備えているにちがいなく、それだけの将才を振るうには、それなりの軍事力のある勢力に属しているに違いない、と見当をつけていたからである。
 一行は、ブラックサンドに興味を示し、様々な質問をする彼女に警戒を抱く。
 セラフィナは彼らの信頼を得るために、自らの信仰の事や、ロガール神殿で発せられている聖戦の呼び掛けの事、《虚無》の事、失われた《獅子王の御子》の事などを明かす。
 ファルカスは、《獅子王の御子》フレア・リオ・ブロワートの名と、自分たちの師である騎士フレア・ブロワートとの名の酷似に気付くが、彼はそれを偶然の一致として否定する。 彼らの知るフレアに、《獅子王の御子》であるような片鱗は見えなかったからである。
 しかしセラフィナは尚も食い下がり、彼らに、ブロワート家で見せて貰った《獅子王の御子》とその母親の肖像を幻術によって見せる。その母親には、確かにフレアに似た面影が あったが、ファルカスはやはり他人であろうと返答をした。
 セラフィナは更に食い下がり、結局、彼ら一行の探索に協力し、その見返りとしてポートブラックサンドとの交渉を得る機会を貰うことで折り合いをつける。

 その翌日、セリーナは、ファルカスがしたためた騎士団長への書簡をポートブラックサンドへ届け、その足で、フレア・ブロワートが指揮官を務める前線のハルーダを訪れた。 彼女は、かねてから疑惑を抱いている導師のトッツ・グレイベリに事が露見する事を警戒して策を弄しながら、密かにフレア・ブロワートがセラフィナの言った《獅子王の御子》である 可能性を検証する。
 しかし、その振る舞いに神懸かり的な片鱗は見えず、人並み以上の将才が備わっているとも思えなかった。ただ、極めて珍しいことに、フレアからは《火》の気が立ち上っている ことを彼女は確かめる。《獅子王》ロガールは火系神族の一人なのである。
 それが一体何を意味しているのか、今はまだ確かな事は判らない。

to be continue

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