醒める



第118話「痛めつけられる時に痛めつけておかないと!」

 10/8。昨日はサークル定例会だったってのに、昨日の今日でもまだ遊ぶ俺達だ。
 ここの95話でも一度触れた、「ARRS FANTASY」タルケス王朝編。今回から、俺様道化師が乱入だ。

本日の犠牲者ども:
大剣使いの女戦士、何故か日照(日本)の侍にクラスチェンジ。
長槍使いの女ドワーフ、念願叶って銃士(ドワーフの社会での超エリート)にクラスチェンジ。
スタンダード戦士と思いきや、実は二刀使いの戦士、平民出ながら騎士にクラスチェンジ。すげえ出世だ!
陽気な歌うたいのホビット魔術師、帝国学院生に! 何かと騒ぎ立てる12歳。
一行の子守役たる神官、教会の権力抗争に巻き込まれ……る予定。それでも一行と一緒にいるよりは天国だと本人は喜ぶ。
今回乱入。没落貴族の跡取り息子、ホビットと同じ学院生。その実体はナイトマニア(笑)。目指すは究極の中途半端。
以上6名

 冒頭からいきなり、二年間の訓練時間だった。
 まあ、連中はクラスチェンジ条件を満たして、一年間かかるクラスチェンジに取りかかったんだから仕方ない。
 クラスチェンジ条件を満たしていない連中は、その為の勉強に励んだ、ってワケ。
 だから二年間の訓練時間。
 なんたって、女戦士は侍になる為に日照まで出向かなければならないからね。ちなみに俺達が居るタルケスは、ロシアあたりだと思ってくれればいい。 ほーら、遠いだろ?

 さて、日照まで行って侍になった女戦士。使えた主君にも気に入られ、養女になることに。
 そして、今度は将軍家の密書を携えてタルケスへ赴かなきゃいけなくなったから、さあ大変。その他のPC達は、それぞれ立場があって、お偉いサンの随行員 みたいな感じでその使者である女戦士との会見に臨んだ。
 将軍家の要求は、簡潔に言えば「援軍くれ〜」
 タルケスの返事は、簡潔に言えば「もうあんたら大して力ないじゃ〜ん。だから、ヤダ」

 さてそんな最中、大規模盗賊団を討伐するための軍隊に従軍するなんて心躍る(それは俺だけだろう、って?)イベントが発生。
 ここで武勲を上げれば、もしかしたら援軍の件を考え直して貰うきっかけが出来るかも知れない、と女戦士は同道を申し出る。
 しかし、結局、討伐に成功したものの、援軍の件を考え直してもらう事は出来なかった。

 ところが、思わぬ(いや予想してたけど)一言が降って湧いた。
 援軍は出せないが、友好の証として留学生を出そう、と。勿論、その留学生とは他のPC達。
 その中で、一人青くなったのが女ドワーフだった。

女ドワーフ「……ふ、船使うんだよね?」

 この世界のドワーフは地に足のつかない乗り物を嫌うらしい。勿論、日照行きの『船』もそのひとつだ。

女ドワーフ「やだやだやだ! 地下通って行けないかな? どうしよう〜、船〜(泣)」
女戦士プレイヤー「じゃあ、特攻野郎Aチームばりに、寝かして(笑)」

 そこで猛反対したのが神官だった。

神官プレイヤー「いいの、そのまま放り込んじゃえば」
道化師「あ、慣れさせる為に?」
神官プレイヤー「いいんだよ、慣れさせるの!」
女戦士プレイヤー「いや、ほら、スリープの魔法か何かかけて、乗せちゃえば(笑)」
神官プレイヤー「いや」

 神官プレイヤーは尚も言い張った。

神官プレイヤー「だって、痛めつけられる時に痛めつけておかないと!」(w

 ……いつも彼らのお守りで苦労させられている彼の本音はそれだった、ってか?(笑)
2001年10月11日

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