このページは、異能使いオンラインセッションを円滑に進めるためにATM@GMが試行錯誤してつくったページなのです。みぃ☆

異能使い Online Session ver.ATM
cast:雨宮斬九郎,鬼神光,ソル=バッドガイ(火神仁),御影信,レイチェル=沙門(五十音順)
【願掛け人形】



Opening Phase:case 御影信
[新宿区百人町]

 長い間放置されたままのその工事現場には、同じく長い間放置されたままの建築資材が無造作に積まれていた。
 工事の資金繰りに問題が出たのが放置の理由だろうが、それを裏付けるように、高価な重機類は一切が撤去されている。
 このうち捨てられた建築現場で起きた事故の第一報が署に入ったのは1時間ほど前のことだ。積み上げられていた資材が崩れ、それに巻き込まれて死亡した者がいると言う。
 本来であれば、それは自分の管轄ではない筈だったが、死亡した人物が厄介だった。

  "二ノ宮あかり"

 六道学園に在籍する異能者で、かつ、天武八家九輝家当主光宗の縁者にあたる。
 自分が天老院に属していることを知っている直属の上司が、現場に出向くように指示をしてきた理由も解ろうというものだ。
 その事故現場に着いた時には、既に遺体は運び出されていたが、生々しい血の跡が惨事を物語っていた。
 尤も、自分がここへ出向いたのは、誰の目でも見えるものを確かめるためではない。
 尋常ならざるモノの気配がないか、その存在を示す痕跡はないか、感覚を研ぎ澄ませてその埃っぽい空間を探っている時、ざらりとした気配が足元を掠めて行った。
  領域?
 ぎょっとして振り返ってみると、薄暗い工事現場の入り口の切り取ったような四角い光の中に、影よりも濃い漆黒の一匹の猫がじっとこちらを見詰めている光景が飛び込んできた。
 逆光になって判るはずもない、その猫の目が紺碧と真紅の光を放っているかのように見え、思わず目を凝らした時、黒猫は身を翻して光の中へと溶けて行った。



 (取得予感[道標]






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