このページは、異能使いオンラインセッションを円滑に進めるためにATM@GMが試行錯誤してつくったページなのです。みぃ☆
異能使い Online Session ver.ATM
【瑠璃の夢】
cast:雨宮斬九郎,鬼神光,風間勇一,武田円造,御影信,レイチェル=沙門(五十音順)
Opening Phase:case 風間勇一
[渋谷区代々木](2006/04/20)
暴竜の如き風の奔流は狙い過たず、夜の空を滑空する魔性の影を撃った。
影は暴風の爪牙に翼をずたずたに切り裂かれて、静まり返った住宅地へと落ちていく。
手負いの魔性を野放しにするわけにはいかない。
ゆるゆると高度を下げる魔性の影を追って、急発進でバイクを走らせる。耳に差し込んだイヤホンから、散開して待機していた陰陽局の連中が同じように行動を開始している慌しい声が伝わって来る。
入り組んだ住宅街を、影を追いつつ走り抜けたが、追いつくことはできなかった。通り一本を隔てた向こう側に魔性は着地したようだった。
舌打ちをして、角を曲がるべくややスピードを落としたとき、その通りの向こうでくぐもった破裂音が聞こえ、イヤホンから任務完了の報告が聞こえてきた。
どうやら、うまく先回りした局員が居たようだ。
その時、今まさに曲がろうとしたその角から飛び出してきた黒い影を真正面から撥ねそうになって、それでも自分が事故らなかったのは幸運と言えた。
かわし損ねた衝撃を押さえ込んで何とか急停止する。
飛び出して来た影は、数メートルも向こうのアスファルトの上に、べしゃりと音を立てて蹲った。
その影が蠢き、奇妙な鳴き声のような音を立てる。何匹もの虫や鼠が上げる断末魔の悲鳴のような声だった。それは決して人間のモノではない。
思わず身構えたその先で、唐突にその影は明瞭な人の言葉を発した。
「ま、まままま待って、ごごごめんなさいぃぃぃっ!」
知らぬワケではないその声で状況の半分が氷解した。
通り一本隔てた向こうに、陰陽局の実働局員が居る状況で、その哀れな"鬼獣憑き"の青年をふらふらさせておけばどうなるか。その結果だけは明瞭すぎる。
「うひゃあぁぁぁぁ、なななななにするんででですかっ」
とりあえず、いつもどおり少々得体の知れない姿と化しているその青年を無理矢理引きずり起こしてバイクの後ろの座席に"積載"すると、その場を離れることにした。
(取得予感[保護])
■オープニング一覧へ戻る
■取得情報へ進む