このページは、異能使いオンラインセッションを円滑に進めるためにATM@GMが試行錯誤してつくったページなのです。みぃ☆
異能使い Online Session ver.ATM

【リゾートホテルの恐怖】
cast:未定



Opening Phase:case 4
[上野広小路]

 深夜。
 人気の無くなった大通りから一本道を隔てた裏通りには、時間帯のせいだけではない、何か嫌な空気に満たされていた。
 冷たい冷気のような気配が、じっとりと粘つきながら淀んでいる。
 微かに、何かが蠢く気配がし、突如耳障りな金属音が夜気を切り裂いた。
 夜半の静けさの中、それは町中が目を覚ますような響きに聞こえたが、暗い窓は暗いまま、明かりの灯る窓は明るいまま、何の反応も見えはしなかった。
 ラバーソールがアスファルトを叩く規則的な音が響き、路地から一人の青年が息を切らせながら走り出してくる。
 その表情は青白く、恐怖に強張っていた。
 似つかわしくない古びた大判の本を一冊、しっかりと胸に抱え、しきりと背後を気にしながら、そしてそのせいで彼は歩道の段差に足を引っ掛けた。
「……!」
 大きく体勢を崩しながらも本を離そうとはしない青年の頭上に、冷たい輝きが走った。
 白い輝きは、今まで青年の首があったはずの空間を正確になぎ払う。

"それ"は紛うことなき日本刀の美しい刃。
 だが、それを振るう人物の姿は影も形も見えなかった。
 どうやら、刀自身が何らかの意志を持ち、動いているようだった。

 事情はさておき、まずはあの青年を助けることが先決のようだ――



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