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異能使い Online Session ver.ATM

【竜の呼び声】
cast:未定



Opening Phase:竜の息子 [天老院陰陽局第四班OP]

 東京大学構内、哲学部のある教授が殺されているとの連絡が入ったのは、昼近くだった。
 班員の一人にいる現役東大生が現場の異変に気付き、直通で知らせてきたのである。彼女の報告によれば、現場には少なからず魔性の痕跡が残されていると言う。
 幸いにも、警察の顔を持つ班員もいるため、現場へ急行させて現状を確保する。
 魔性は既に逃亡したようで、近くにはそれらしき気配は無い、と発見者でもある班員が報告する。彼女は式神使いだから、広範囲の探査はお手の物だ。
 遺骸は惨い有様だった。
 もの凄い力で掴み潰されでもしたのか、頭は原型を留めていない。部屋中に飛び散った血が空気を金臭く染めている。
 その血の海の中、奇跡的に紅い飛沫を浴びずに済んだモノがひとつだけ残っていた。
 それは、古い古い傷んだ革表紙の本だった。
 表紙には何の文字も刻まれてはいない。
 そして頁にも何の文章も綴られていない。
 奇妙な本だった。
 ただ、頁の中程、見開きに、翼を広げ、力強い脚の鉤爪になびく旗を掴んだ見事な竜の絵が刷られているだけだった。
 旗には、飾り文字でただ一言、こう書かれていた。

"DRACULYA"

 押収したはずのその本が、保管庫から消えたのは、その翌朝だった。
 あまりにも考えたくないことだったが、証拠品を持ち出したのは身内以外有り得なかった。



(取得予感:[崩壊]






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