このページは、異能使いオンラインセッションを円滑に進めるためにATM@GMが試行錯誤してつくったページなのです。みぃ☆
異能使い Online Session ver.ATM

【竜の呼び声】
cast:未定



Opening Phase:宵闇に生きるモノの掟。[更に広がる波紋のひとつ]

 家から一人の女性が、勝手に行方をくらましたことが判ったのは、その日の昼前のことだった。
 ただでさえ、後々の問題となりうる事象が起きている矢先に、重ねて起きるというのは、あまり歓迎したくない出来事だった。

 異能の力に目覚めた直後、どうしてよいか判らずに突飛な行動を取り始めたり、手に入れたばかりの力に溺れて傍若無人に振る舞い始めたり、ただその血の命ずるままに荒れ狂う者がいる。
 果たして、そのどれに該当するのかは判らないが、新しく人外の血に目覚め、この家で人ならぬ身と人ならぬ力の掟について教え込んだ筈の人物が、今朝方行方をくらました。
 この国に生きる人ならぬモノが人と共存する術を模索し、ようやく信頼関係を築きつつも、根深い偏見の目で見られ続けているこの家にとって、どんな些細な過失も命取りになりかねない。
 万が一にも、その男の真意が、悪意に彩られていた場合、間違いなくこの家にも累が及ぶ。
 事が大事になる前に、当人を捕まえて穏便に済ませたいというのが、当主としての正直な思いだった。

 その為の手駒を送り出した矢先の出来事である。

 よくよく思い返してみればその女性は、件の人物に並々ならぬ関心を示していたように思う。
 その時は、同系列の血統を持つ同族が新たに現れたことに喜んでいるのだと思っていたが、もしかしたらそれは、間違っていたのかもしれない。
 二十年ほど前、望月の家に保護を求めてふらりと現れたという孤狼。
 自分が生まれる前からこの家に居たその女性のことを、怪しむことは難しかったが、全ての不安は取り除かなければならない。









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