君に贈るセレナーデ


若さに任せ 粋がっていたあの頃
愛を幻想とわら
夢を虚ろと切り捨て
差し伸べられた全ての手を 偽善と払いのけて
ひたすら世の中に背を向けて
「世界は闇」とうそぶいていた

星すら空に見えないのは
自分が目を閉じているからだと気づかずに
そんな 頑なだった俺の心を
開いてくれたのは 君の想い

俺は 君に何を返せるだろう?
「愛してる」の一言さえ
照れくさくて言えやしない
だからせめて 密やかに奏でよう
君に贈る小夜曲セレナーデ


過ぎる時の内 気づかされた愚かさ
愛は人の中に有り
夢も虚しいものではなく
差し伸べられた全ての手は 確かに優しさだった
そんな世の中に向き合えば
光はあまねく天よりくだ

星さえも見えない夜が来ても
君がくれた輝きを信じているならば
それが 歩くための灯火になる
やがて来る 夜明けを目指して

俺の想い 君に届けたいけれど
「愛してる」の一言じゃ
とても全ては伝わらない
だから今は 静かに奏でよう
君に贈る小夜曲セレナーデ

俺の全てで この夜に奏でよう
君に贈る小夜曲セレナーデ