大地の絆
それは遠い 幼い日
深く澄んだ空を見上げ
私は 翼が欲しいと願った
風に乗って空を舞い
翼を広げ 自由に飛ぶ
大地の頚木(くびき)から 解かれたかのような
そんな鳥の姿に 私は憧れた
鳥もいつかは
翼を休めること 知らずに
ただ 自分を縛る
全てのものが疎ましくて
この背中に 翼はなくても
歩いてゆくための 足があればいい
目指す場所 どんなに遠くても
いつか 辿り着けること 信じて
翼の代わりに 与えられたもの
それが 大地の絆
それは 晴れた夏の日
深く澄んだ空を見上げ
私は鳥の姿を探した
空を飛ぶ鳥を見て
自分が不遇だと信じ
自分にないものを求めていた
そんな昔を思い 少し苦笑い
私を繋ぐもの
それが頚木(くびき)ではなく絆だと
そう 気づいた時に
世界は 鮮やかな色を持った
翼を背負い 全てを捨てて
飛び越えてゆくのは 楽かもしれない
それでも私は 全てを抱えて
長い道 歩くことを選んだ
翼の代わりに 手に入れたもの
それが 大地の絆