時の道標
陽光が照らす大地の上
萌ゆる草木の間に見えるは
朽ちたる古の城跡なり
強き光に目を閉じれば
まぶたに映るは旗幟と烽火
耳に聞こゆるは鬨の声
今は眠りにつきし兵
我に汝らの声を聞かせよ
汝らの何故に戦いしかを
汝らの如何に戦いしかを
王侯貴族が汝らを忘れ去ろうとも
我が汝らの意志を語り継ごう
水の流れの絶えざる如く
時の流れもまた然り
故に我らは訪ねん
先人たちの行い 生き様を
それこそが我らの道程を示す
確たる時の道標
古人の記せし事績の書
史書や日記 あらゆる書物
葦編三絶まで読みふける
遠き過去に思いを馳せれば
宮廷の栄華 旧き街並
民の息遣いもまざまざと浮かぶ
楽を携えし詩人たちよ
我に古の叙事詩を聞かせよ
人が何を為したかを
人が如何に生きたかを
例えその姿が地より失われても
記憶が汝らを久遠に生かすだろう
過去が現在
現在
故に我らは学ばん
先人たちの知恵と見識を
それこそが我らの光明となる
確たる時の道標