大地の歌


肌を灼く強い陽射し
払う 涼しげな風
独り まぶたを閉じて
風の声を聞いている

思い出す 君とこの丘で
無邪気に笑い合い
陽が落ちるまで
じゃれ合った日のことを

この場所は 今も
あの日と同じ
幼子たちの笑い声で満ちている

いつか時が過ぎ
全てが色褪せても
この丘の緑だけは
鮮やかに思い出せるだろう
あの日の安らぎ 胸に抱きながら
私は口ずさむ
母なる大地の歌を


まぶたを透かして映る
柔らかな木漏れ日
目を開いて仰げば
緑の梢が見える

思い出す 君と夏の日に
この聖木の下
二人で夢を
語らった日のことを

この木は 今も
あの日と同じ
幼子たちを優しく見守っている

いつか時が過ぎ
全てが移ろっても
この聖木の姿は
変わらずここにあるだろう
敬虔なる想い 胸に抱きながら
私は捧げよう
聖なる大地の歌を