貴方を探して
風に薫る花の香が 緑芽吹く春を告げる 貴方が旅立ってから 幾度 眠れぬ夜を過ごし 枕を濡らした事だろう でも そんな昔とは 今日でさよなら 鞄いっぱいの荷物を背負い あふれるほどの想いを胸に抱え 私も 今 旅立つ 少しでも 貴方に近づきたいから 大地駆ける南風 陽の照らす夏を告げる 私が旅立ってから もう 一つの季節 過ぎて 旅にも少しは慣れてきた でも まだ貴方とは 遥かに離れてる 少しばかりの重荷を背負い いくつもの思い出を胸に抱え 今日も 旅を続ける 早く 貴方に追いつきたいから 赤や黄に染まる木々 豊穣の時の秋を告げる 貴方を求めて私 半年を 旅の空に過ごし 少しだけ故郷を思いだした でも まだあの場所に 帰ることはできない 過ぎ去った過去を背負い 明日への夢を胸に抱え 風に従って歩く 導いて 貴方に逢える場所へ 全てを包む白き雪 閉ざされた季節の冬を告げる 貴方を探しつづけて とうとう 一年になる頃 ようやく 貴方を見つけ出せた ねえ 愛しい人 今日は語らいましょう 背負った荷物を二人で分かち 胸に持つ想い出も共に さあ 一緒に旅立とう これからは 貴方といつまでも…