VTAバス - Gillig製の低床車輌
(9950番台、1000番台、2000番台、2100番台そして2200番台)
97年以降、VTAの新車は全てGillig社に発注されていますが、99年後半に低床バス(9950番台)を3台導入。今後の新車は全て低床バスにすると発表しました。2000-2001会計年度には、52台の低床バスが導入されたよう^^です。
車体のデザインはずいぶん変わり、前面には何と(ぉ)曲面ガラスが使われています。
*(1)試験導入の、9950番台(1999年導入)

9953号の、室内です。普通の部分低床バスですので、車内も後半部分は高くなっています。あとは、運転席直後のタイヤハウス辺りが、ちょっと窮屈です。
車体前部については、高い天井が開放感も与えてくれますが、側窓の位置が高すぎ、外を見にくくなったのは、「ちょっとぉ」と思いました。

側面です。相変わらず、非常にシンプルなデザイン。側窓は、従来のモデルと同じものではないかと、勘ぐってしまいます。タイヤハウスの8角形的な切り欠きも、同じです。
他のメーカーの部分低床バスと異なり、側窓の高さが統一されているので、「もしかして、全低床バス??」という淡い期待を持たしてくれるものの、その期待が乗車直後に崩れると同時に、中途半端な窓高さが、前部(子供は外を見られない)、後部(外から見えて欲しくないところまで、窓がある)のどちらにおいても快適とは言えない雰囲気を提供しているように、感じました。
ちなみにエンジンの音は、同じGillig社製の高床車9700番台と同様ですが、かなり特徴のある転動音(要するに、エンジン音じゃない音)を発します。


夜の9952号。9950番台の特色でもある、自発光ドットによる行先表示器の様子です。同じ表示器は、9900番台(高床式車体)にも採用されていました。

2002年、9951号はこんなラッピングに包まれながら活躍しています。
*(2)いよいよ登場、本格投入の1000番台車(2001年導入)




今まで「導入年度」を意識したナンバリングが続いていたのですが、21世紀に入り、さすがに「0101」とする勇気が無かったのか、今年のバスはすっきりと、「1000番台」を名乗っています。結局1001-1052の52台が導入されました。
1000番台では、エンジンも新しい音のモノに変わり、遠くからでもすぐに分かります(ぉ)
9950番台と1000番台の大きな違いは、何といっても表示機でしょう。9950番台のも良かったんですよ。黄緑色のドットと、同じ色の発光ダイオードの組み合わせで、遠くからでも、昼でも夜でも、なかなか結構な視認性を誇っていました。
1000番台では、オレンジの発光ダイオードに改められました。明らかに、簡素化されています。
それでも、周囲が明るくなければ(何のこっちゃ)遥か遠くから煌煌と輝くオレンジのサインで見分けることが出来ます。逆に西日が当たっている時は、色付きドットが無いのでかなり見づらいです。

室内は、最近流行の黄色いポールが車内に散見されるほかは、上にある9950番台と同じですが、車内監視用のカメラが設けられました。


前輪のある部分は、当然ながらデッドスペースになってしまいます。これは、低床バスの宿命でしょうか・・・。タイヤハウスのすぐ横には折りたたみ式の椅子があり、車椅子スペースになります。


Gillig社ご自慢の「3レベルシーティング」。低床部と高床部の間には2段のステップがあり、シートは結局このようにアレンジされています。ステップのすぐ近くには、後部出口。なだらかなスロープがついています。
*(3)部分改良バージョンの、2000番台(2002年導入)
2000番台のバスは2002年の初めに、パロアルトエリアへのエクスプレス路線を皮切りに、システム全体で目にするようになりました。
当初、2000番台といっても前年導入の1000番代と同じだろうと想像していたのですが、実は非常に多くの変更点があることを知ることになりました。




上の2枚は1014号の、そして下の1枚は2023の側面イメージです。(2002年11月:「2215号」の客扉側の側面を追加しました!!2200番台と2000番台の差異は、このページの下の方をご参照ください^^
1014号と比べると、2023の前方のセクションは広い窓無し部分となっていますが、実は車内からの視界には全く差がありません。というのも1014号のいちばん前の窓の後ろには大きなキャビネットがあるので、そのウィンドウの約60%は、黒いプラスチックフィルムで覆われているのです。
1000番台と2000番台では、出入口のない側の窓の数は同じですが、車体前方の変更のために、後方の窓は1000番台より小さいものになりました。
この変更は、2000番台の後部出口が約30インチ後方にずらされた事に関係しています。


2023の出入口側と、小窓および後部ドアのクローズアップです。

こっちは1014号の写真。
実は、1000番台と2000番台では前面デザインにも変更が加えられたことが分かります。すなわち、2000番台の正面窓は1000番台のものより上方に拡大されました。また、行先表示機は同じく上に移動されて、少し窮屈に収まっています。乗客の立場で比べると、この変更によって2000番台の低床部からの眺望が相当改善されたと感じています。9950番台のところで述べたように、低床部では側窓からの眺めがかなり悪いので。
さらに、2000番台の正面窓は少しだけ斜めになっています。どちらのバスでも、前面窓は曲面になっていますが、これは車内からの反射が運転に影響を与えないように配慮しているもののようで、アメリカのバスでは普通に見られるものです。

これはPage Mill/Hansenで撮られた写真です(ルート101、102および503の始発地点)。
このとき、4台の低床バス(1000番台車1台、および2000番台車3台)がありました。バスオタクには、こたえられない風景でした^^
それらの中で、これら2台の2000番台車は、ルート101のエクスプレスバスとして、Camdenに向かいました。

1014がEastridge行きのルート503のバスとして待機しているとき、2000番台のバスがルート102のバスとしてサンタテレサに向けて出発しました。
*(4)車体が短いバージョンの、2100番台(2002年導入)


2100番台のバスは、2000番台のバスとほぼ同時期に登場しました。空港シャトル(ルート10)専用のものと、一般閑散路線用に計23台導入されました。シャトル用の車輛にはそれ用の車体バナー、そして車内には大型荷物用のラックが用意されています。
2000番台と比べると、窓1つ分車体が短くなっていることが分かります。実際に取材して見ると、その窓のピッチは50インチ^^よって、このバスは35フィートと称してはいるものの、実は36フィート近くあることになります。
*(5)どこが違うの??、2200番台(2002年導入)
VTAバスに新車、2200番台がお目見えしました。Leon NorringtonさんのHP(相互リンク)によると、これまた大量56台もの導入が予定されているらしいです。
さて、2000番台と2200番台はともに2002年の導入ですが、違いはあるのでしょうか・・・?

こちらは上でもご紹介した2023号。同じに見えますね^^


これはリアのクローズアップです(左は2023号、右が2231号)。ナンバープレートのケースがちょっと違います。2231号のは、プラスチックのケースになっています。
こんなに小さい違いでしたが、違うことは違うんですね^^
以上でVTAで活躍するGilligの低床バスをご紹介しました。これらの新しいバスはシステム全体で頻繁に見ることが出来ます。サンタクララ郡にお出での際は、ぜひお試しくださいませ^^
ご覧いただき、有難うございました。
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