アルシャード・キャンペーン『黒い歴史』 (全10話)
 
■GMからのお知らせ■
  平成16年8月をもちまして、アルシャード・キャンペーン『黒い歴史』は終了しました。
  ご参加頂いた皆様、有り難う御座いました。

アルシャード・キャンペーン
固有用語集

国名・組織名など

【大八洲帝国】おおやしまていこく
 国名。ヤシマ西方の大豪族松代家が、ヤシマの伝統的な祭祀を司る一族の少年、菩提天子(ぼだいてんし)を奉戴して樹立した新国家。その後、菩提天子を失い、敵である真帝国奈落派も瓦解。大八洲帝国統帥本部の松代鎮氏も行方不明、松代家自体も本貫地の要塞が暴走・消滅した為、この帝国は機能しなくなった。ヤシマ東方で鎖国を守っていた旧来のヤシマ勢力によって大八洲帝国は吸収され、歴史上から姿を消した。

【辰国】しんこく
 国名。ミッドガルド大陸東端の大国。真帝国の東方進出に対して、軍事的・政治的に散発的な抵抗を試みていた。

【スイリン】
 都市名。辰国最大の港湾都市。最近は真帝國商人が我が物顔で闊歩していた。ザウルスを基幹とする奈落の軍勢の攻撃を受けて荒廃したが、僅か数年の後には旧来以上の繁栄を見せた。

【奈落の心臓】ならくのしんぞう
 アイテム名。砂漠の交易都市グラジナの近郊に眠っていた遺跡で発見されたレリクス。奈落を直接操作することの出来る“門”にして“鍵”。光と闇、生と死、陰と陽・・・様々な対極の狭間に位置する「焦点具」である。使い手は、神にも悪魔にもなれるだろう。

【フレースヴェルグ】
 組織名。真帝国の建艦ギルドのひとつ。ヨルムンガルド社の傘下にある。ヤシマの豪族、松代家の発注により、特務飛空艇の建造を計画していた。

【ヤシマ】
 国名。ミッドガルド大陸の東の果てにある島国。鎖国状態にあるが、西方の地方豪族は独自の交易路を有し、大陸情勢の変化に危機感を持ちつつあった。西国諸侯は松代家を中心として大八洲新政府を名乗り、大陸進出、真帝国勢力の打ち払いを試みようとするなど、独自路線を歩んでいたが、盟主が倒れた為、東国諸侯の進出により再統合された。
帝國軍奈落派 壊滅

【アルフォンソ・バタナクル】死亡
 人名。帝國の枢機卿の一人。奈落でも何でも、自分の野心を満たすためなら何でも利用するような人。現在、戦艦ガルガンチュア・ノワール(ガルガンチュア級巨大戦艦を奈落派が改装したもの)を仮の住まいとしていた。

【ヴェルナー・オッターバイン】死亡
 人名。元帝國枢機卿。現在は真帝国軍准将。ジェラルド・カイテルと結び、かつてアルフレッド枢機卿によって葬られた完全機械化兵部隊“銀狼”を再建する。新しい真帝国の秩序構築を夢見ていたが、いつしか奈落に魂を冒されていた。戦争という手段の合理性を理解しており、これを有効利用する筈だったが、クエスター達に討たれた。

【“黒衣の聖母”マリエル】死亡
 仮の人名。真帝国の聖母の一人。グラズヘイムの奈落達を一身に背負い、共に敗滅する道を選んだ。

【グナーデ】
 人名。奈落の使徒。停滞・閉塞する世界を動かすエンジンの一つ。別世界ヤシマの扉を開こうとしたが、代行者であるオッターバインが倒されたため、これ以上の介入を諦めた。PCの一人ブレアウィッチに泣かされたので、いつか復讐したい。

【ヨッヘン・ライター】死亡
 人名。完全機械化兵部隊隊長。総指揮官であるオッターバイン准将が奈落に傾くにつれて、その運命と共に流されてしまう。何処までも哀れな機械の兵士。奈落の指揮官に操られ、結果として奈落の手先に。神の攻撃すら防ぐという“不破の鎧”を身に纏い、アルフレッド枢機卿殺害のために麾下の完全機械化兵部隊を率いて出撃。警護にあたる黒十字軍を壊滅状態に追い込んだが、立ち塞がったクエスター達によって斃された。

【ロルフ・クライスト】死亡
 人名。大企業ヨルムンガルド社の凄腕のエージェント。奈落を人間社会の経済活動資源として取り入れようとしていたが、その強硬なやり方から多くの被害者と敵を作り、スイリン支社にてクエスター達に斃された。
新しい真帝國軍を標榜する一派

【ジェラルド・カイテル】
 人名。帝国軍少将。グーデリアン大佐不在の間、皇帝直属の親衛隊銀十字軍を掌握している。軍の近代化を推し進めようとしていたが、その反乱軍の殆どが奈落を標榜する勢力だったため、混乱の渦中に於いて離反。麾下の帝國軍の進むべき道を速やかに模索する必要があったが、元真帝國強化兵ウェルツの進言に従い、真帝國の旧体制に不満を持つ一部の同志達と共に、国外へ脱出した。
 真帝国軍の名では出来ない任務を遂行する為の“不可視の十字軍”として活動を開始した。

【パンタグリュエル】
 船名。国外へ脱出を図るカイテル少将麾下の反乱軍の乗り組む新鋭戦艦。港が奈落派に占拠されていた為、建艦ギルドのフレースヴェルグ社の船渠から直接発進することになった。弾薬庫などを利用して、食料品などを目一杯積載している。
 現在は“不可視の十字軍”の拠点として使用されている。

【ヒエロニムス・シュタイエルマルク】
 人名。機械神の敬虔な信徒である大司教。奈落について造詣が深い。その正体は、世界や神々の秘密を解明しようとする秘密結社の首領格の構成員である。「世界」を守るために、重大な事件に時と場所を選ばず顔を出し、運命の流れを調律する。

【リーゼル】
 人名。帝国士官。ジェラルド・カイテル少将の腹心。頼りない上官カイテルを陰に日向に支えている。リンクス・ゾルダート。
在来の真帝國側キャラクター

【アルビーネ】
死亡
 人名。聖務枢機卿アルフレッド直下の秘密部隊黒十字軍に所属する女戦士。赤い髪が印象的。ヨッヘン・ライターに殺された。後任として配属されたアルビーネUが遺志を継いでいる。
ヤシマ陣営

【岩屋戸の鍵】いわやどのかぎ
 アイテム名。菩提天子が持っていたが、その大陸渡航を前に、松代鎮の手に渡った。魔ツ城要塞を起動させるキーである。奈落の心臓でも代用可能だった。

【加倉井詠真】かくらい=えま
死亡
 人名。ヤシマ出身。忍者兼賢者。大八洲帝国の帝、菩提天子の姉。水鏡を使って未来を覗くが、奈落に汚染されたルドミラと行動を共にしたために水を汚され、自らの最期を見通すことが出来なかった。

【しきしま】
 ヤシマの船名。ヤシマ人が帝国建艦ギルド“フレースヴェルグ”社に建造を依頼した飛空艇。奈落の心臓を搭載した特別攻撃艇として使用され、標的である魔ツ城要塞と共に消滅した。

【弦月玄斎】しろつき=げんさい
 人名。ヤシマ西方の豪族の当主であったが、ヤシマ西岸を脅かす海賊の本拠地を叩き、占領した経緯から、大陸東岸の街スイリンとその周辺の居留地を領していた。この国替えを推進した大八洲帝国が瓦解したため、旧来の所領に戻ることが出来た。

【チハタン】
 アイテム名。チハ・タンクの愛称。真帝国の人間戦車にヒントを得て製作された、ヤシマ製の装甲車両。ゲーム・データ的には、強力な火器と防御修正を得るが、これが破壊された場合、炎上・誘爆の危険があり、そうなったら、搭乗者はイベント処理で死亡する。敗色の濃いスイリン戦で使用された。クエスター達の救援により、搭乗者のルドミラとエレンは死なずに済んだ。

【菩提天子】ぼだいてんし死亡
 人名。ヤシマの西方豪族達によって樹立された大八洲帝国の皇帝。象徴的な存在であり、軍事統帥権などは新政府内閣の統帥部長、松代鎮(まつしろ=まもる)氏が握っている。スイリンにて真帝国側代表ティと会談し、両国の不可侵・修好を確認したが、その帰途に於いて真帝国奈落派の襲撃を受け、姉の加倉井詠真と共に消息を絶った。

【松代郁三郎】まつしろ=いくさぶろう死亡
 人名。ヤシマの地方豪族、松代家から真帝国の帝都グラズヘイムに派遣された朝貢使節団の一員。文官肌。カバラ文明の利器とその生産技術の持ち出しを目的としている。秘宝“奈落の心臓”奪還のために、自らの躰をアルフォンソの道具として捧げた。己が斬られることで、友人に奈落の心臓を渡すことが叶った。

【松代鎮】まつしろ=まもる
死亡
 人名。大八洲帝国の内閣統帥部長。奈落を討ち、その病状を加速させているカバラ文明にも打撃を与えようと試みたが、その強い意志に忍び込んだ奈落に松代鎮自身も冒されつつあり、クエスター達に斃された。

【魔ツ城要塞】まつしろようさい
 地名。ヤシマと真帝国を隔てる海上に位置する島。ヤシマ西国の豪族、松代家の本貫地で「松代要塞」と呼ばれていた。ヤシマを外敵の侵略から守り続けた歴史に登場する。カバラ文明により加速度的に世界を席巻する奈落を抑止するために、真帝国奈落派が瓦解した後も、「世界の調律」と称して真帝国帝都を攻撃する際に使用された。奈落の心臓の発動により、ミッドガルドから消滅した。
その他

【エレン】
 人名。エクスカリバー屈指の戦士ビシャスと共に旅をしている少女。真帝国皇女マリエルの、オリジナルの血統である。

【グリエルモ】
 人名。“神の恵み派”と呼ばれる異端の司教。

【ティターニア】
 加護の名前。打ち消し不可能で、常時効果を発揮している。精霊を統べる女王神ティターニアの加護を得て、精霊と意思を疎通出来る。シーン内に世界中の精霊が集まると、《ティターニア》の加護を持つ者の《ニョルド》の効果が劇的に向上する。対象は[場面(選択)]となり、宣言はいつでも可能。《ニョルド》の対象が[種別:奈落]だった場合、ダメージロールが[10D6]ではなく、[15D6]となる。さらにシーンに存在する奈落を消滅させ、元秩序を回復する。原案は、アルシャードSSSに掲載されていたシナリオ『失われた心の探索』より。

【ユルバン】
死亡
 人名。帝都グラズヘイムに潜む“神の恵み派”の諜報・連絡員。貧民街では浮浪者然としているが、商業ブロック、工業ブロックなどで活動する際の姿は保身術に長けたアウトローである。地下リアクター施設の偵察中に、レイスナイトと化した松代郁三郎と遭遇し、斬り捨てられた。

【“元拳鬼”ルドミラ】
 人名。皇女マリエルの戦闘能力強化型クローンだが、製造過程で故意に奈落が混入された。異形の手(奈落)を持つ粗悪品。奈落に蝕まれつつあったが、元帝国機械化兵の親友ウェルツの命を長らえるために自らのシャードを手放し、ウェルツに託してしまう。これにより自由を得た異形の手は、奈落の使徒として活動を開始したが、事態を以前から察していたウェルツによって斬り捨てられた。ルドミラ自身は、ウェルツの素早い処置により一命を取り留めた。お陰で、普通の女の子に戻ったらしい。
■ストーリー・ダイジェスト■

2003.10.25.第01話『奈落の心臓(前編)』
  奈落に堕ちたアルフの遺跡からヤシマ飛空艇機関部として“奈落の心臓”を発掘。これは奈落制御の出来るレリクスだった。
2003.10.25.第02話『奈落の心臓(後編)』
  “奈落の心臓”を持ち帰る際、飛空艇の発着場の街で、奈落色の強いカバラ兵装の真帝国軍と戦った。
2003.11.22.第03話『錆色の涙』
  持ち帰った“奈落の心臓”はヨルムンガルド社に奪われてしまう。貧民街にて、積層都市の澱んだ奈落と戦った。
2003.12.20.第04話『思い出のマリエル』
  銀十字軍を破り、黒マリエルを本物のマリエルと入れ替え、真帝國中枢の転覆を目論む奈落派真帝國軍。その陰謀を阻止した。
2004.01.24.第05話『ミステル・トヴィステル』
  奈落派真帝國軍は帝都制圧のための戦闘を続行。完全機械化兵部隊“銀狼”で黒十字軍を襲うが、隊長ヨッヘンの戦死で失敗。
2004.02.28.第06話『マーク・ジャスティス(前編)』
  奈落の跳梁する帝都で、彼らの期待を一身に受けた“黒衣の”マリエルは、都市の全奈落を糾合した後、敗滅による浄化の道を選んだ。
2004.03.27.第07話『マーク・ジャスティス(後編)』
  グーデリアン大佐を救出して帝都に凱旋、奈落派の重鎮アルフォンソ枢機卿を倒す。郁三郎の死を代償に、奈落の心臓を取り戻した。
2004.05.22.第08話『スイリン事変』
  辰国の貿易港スイリンで、真帝国とヤシマの会談が成立。奈落を帯びた経済活動を行なっていたヨルムンガルド社のロルフを討った。
2004.06.26.第09話『背水の陣』
  スイリンの街を攻撃する真帝国奈落派の軍隊を迎撃。指揮官オッターバイン准将を討つ。奈落の使徒達が暗躍した争乱は終結した。
2004.08.28.第10話『雲の墓標』
  現秩序(世界のバランス)を守るために、最終兵器魔ツ城要塞が起動。クエスター達は奈落の心臓を用いて、要塞を消滅させた。