漂流者の日々第5部

異境迷走編

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TAKE NO FAREWELL

3月2日

 会社の方に連絡してみたら、送付される書類は急いで送り返す必要のないものだそうなので、今すぐ受け取る必要はないらしい。というわけで、明日岩手県に帰ります。で、新幹線内で読む本を買いにジュンク堂に出かけて「さよならは言わないで」(ロバート・ゴダード、扶桑社文庫)と「ゴッドファーザー」(マリオ・プーヅォ、ハヤカワ文庫NV)を購入。ゴッドファーザーをちょっと読んでみたが、内容は映画そのまんまっぽい。映画には収まらなかったディティールが多く書かれているようだが。コンシリオーリのトム・ハーゲンの生い立ちとか。目の病気を患って浮浪していたところをソニーに拾われ、スパゲッティをふるまわれる……ってまるっきりナランチャじゃねえか。
 その後ハードカバーのコーナーを回ってみたら「かくして殺人へ」「九人と死人で十人だ」(ともにカーター・ディクスン)が出ていて「野郎! いつの間にッ!?」とか思った。悪魔の肘の家もまだ買ってないのに。さらにゴダードの新作「一瞬の光の中で」も出ている。なにやら時代の流れに取り残されているような気分だ。ミステリマガジンはどこにいいったら立ち読みできるのだろう。ゴダードの方は扶桑社なのでいずれの日にか文庫落ちが期待できるが、ディクスンの方は国書刊行会に翔泳社であり文庫になる可能性は0%。つうか翔泳社ってどこですか?
「一瞬の光の中で」の訳者あとがきによると、ゴダードの最新作が創元推理文庫近刊らしい。こいつは楽しみ。

 実家の方でもインターネット環境はバッチリらしいので、田舎に帰っても日記更新は可能だと思われる。多分。ただ、HTML作成ツールの有無によって難易度は変わるだろう。オレはフロントページエクスプレスがなければタグ打ちもできない情けない男。
 それはさておき、1年半ぶりの帰郷は楽しみである。たとえあのような田舎でも、半年に1回くらいのスパンで帰郷するとさまざまな変化が発見できる、ということをオレは大学生活のうちに学んだ。母の話によるとかつては市の中心だった駅前&大町通りが没落の極みをさらしているそうであり時の流れは残酷。

 大阪に帰ってくるのは16か17の予定。卒業式に出られるように。
 単位が足りてりゃいいけどね。

サザエ、海に還る

3月1日

 昨日21時ゲーセン集合の後、西京極のOB宅に向かう。偶然ながら、集まる予定の6人中4人までが同じ電車に乗るというオモシロ状況に陥った。スタンド使い同士は引かれあうという言葉を実証してしまった。
 この日の集合目的は2月29日生まれであるところのやながわさんの誕生会だったのだが、気がつくと我々は上映会を始めていた。誕生会なのに誰もケーキを買ってこなかったのが原因かと思われる。まず手始めに先週のリヴァイアスを鑑賞、ヘイガーさんのすごい顔とかファイナさんのすごい顔とかあおいと昂治が汁まみれとかを存分に楽しんだ後、先週のビーストウォーズメタルスを見る。ただでさえ面白いものを多人数で騒ぎながら見るととても楽しいのぉ。
 次、スターシップトゥルーパーズ日本語版。オレは2度目の鑑賞であるもののやっぱり面白い。肉体的にはやや貧弱であるといえるこのオレですら「今すぐ軍隊に入らなきゃ!」という気分にさせられるから恐ろしい。もっと知りたいですか?
 その後、睡眠時間を挟んではいるが翌日の午後4時頃までぶっ続けで快傑ズバット鑑賞会。1話1話は猛烈に面白いのだが、一時に何話も鑑賞すると強烈な精神疲労を感じるのが欠点といえば欠点。まさに地獄のズバット鑑賞会。ブライガーのようなものである。第1話から12話くらいまで見たのか? 初めのうちは用心棒がガンマンとか居合い抜きとかまだまともな武器を使うのだが、だんだんビリヤードのキューとか七節棍ゴルフクラブとか吹き矢が飛び出るトランペットとかヤケクソになっていくのがステキである。この先テニスラケットを駆使する用心棒とかが出てくるそうであり期待はいやがおうにも高まる。
 本日は水曜日であり、とどめにリヴァイアスを鑑賞。だが本日は総集編であり特に話に進展もなく、むしろビーストウォーズメタルスで大騒ぎ。あまりにもウケたので、西京極駅への帰り道は誰も彼も「ぶうぅ〜ん」「シャー!」「ごっつんこ」「ですですぅ〜」「りゅ〜ん」(←?)という単語しか口にせず全く会話になりゃしねえ。
リオノーラプロファイル

2月29日

 2000年1月1日が祝われるのであれば、400年に1回の閏年たる本日も、せめて2000年1月1日の5分の1くらいは祝われる権利があるとは思いませんか。でも実際はGコード予約ができないとかATMが止まるとかいうニュースばかりでさみしい限り。

 タイピング・オブ・ザ・デッドの惨憺たる成績に我ながら憤慨したので、「闘打」でブラインドタッチの練習をせんと思い立った。キーボードを見ながらやればハリマオまで倒すことはできるのだがそれでは全くもって意味がない。というわけで練習ステージともいえる「明日のためにその3」、マンモス西とのスパーリングを延々と続ける。結果、左手は十分に動くが右手の指がうまいこと動かないという意外な事実が判明した。油断するとすぐに右手の位置がずれるためUとIをしょっちゅう間違える。いまもUを中指で打ったしぃ。これはいけない。「指先の正確さは脳の正確さ」とかのエルキュール・ポアロも言っている。明日のために打つべし打つべし。

 北国に生まれたからといって、寒いのが好きであるとは限らない。寒さに対する耐性がつくのは確かだが、だからといってどれだけ耐えられるかを試したいとはこれっぽっちも思わないのである。ここ数日の寒さは人をこもりがちにするのに十分であり、オレも今日はほぼ一日中家の中にいた。おかしい。大阪は海に近いぶん京都よりもはるかに暖かいのではなかったのか。おそらく京都はここより寒いのだと思うが。よって本日は「リオノーラの肖像」(ロバート・ゴダード、文春文庫)を読んでいた。ゴダードの他作に劣らぬ傑作だった。相変わらず面白い。「とある事実を周囲の人間は皆知っているのに、自分だけ何も知らない」というシチュエーションがオレにとってツボなのかも知れない。「千尋の闇」の、許嫁から一方的に婚約を破棄される青年政治家がいい例であろう。

 本日のダイ・ガードは爆発的に絵がヘロくて見てられませんでした。最後までまで見たけど。今までずっと作画レベルが安定していただけにかなりショッキン。

 そして本日はこれから京都に行く。21時にゲーセン集合。なんかの間違いで誰にも会えなかったら大ピンチであるな。

アメージングフジヤマ

2月28日

 そういえば昨日でこのHPを開設して一周年だ。全然気づかなんだ。JOJO A GOGOの発売を失念していたり、と最近物忘れが多いというか何というか。それはさておき、1年間ほとんど毎日欠かさずず〜っと日記を書いてきた、という点に関しては自分で自分をほめてもいいだろう。その内容はともかくとして。

 新居での生活体勢も整い、さしあたりなすべきこともないのでとっとと田舎に帰りたいのだが、会社の方が2月下旬によこすといっていた書類が届かないので動けないでいる。そりゃまあ明日まで「2月下旬」ではあるが。まったく……
 とうとうヴァルキリーもクリアしてしまった。おまけダンジョンたるセラフィック・ゲートがあるので退屈はしないが、それ以外にやることもない。あと真奈美の奇妙な冒険の続きを書くとか。

 JOJO。おまえは本当に40才なのか。

宮本輝之輔の華麗な冒険

2月26日〜2月27日

 昼のニュースを見ていたら、北海道で事故があって80人が怪我したそうで。なんでも除雪車に観光バスが衝突、そこへさらにもう一台観光バスが突っ込んだのが一件、同じ頃に同じく除雪車に観光バスが衝突したのが一件。それを聞いたワタクシは反射的にこう口走っていた。
「観光バスが3台も? そりゃ簡単に80HITするわな」
 どうも僕はヴァルキリープロファイルのやりすぎらしいです。

 日本橋に行ってJOJO A GOGOを買ってきた。自転車で走っていったら途中で雨が降ってきて大変だった。25日発売なのをうっかり失念していたわい。特にスタンド名鑑がいい。エニグマの少年やアクトン・ベイビーの本名も載っている。つうかそんな面白い名前だったのか宮本輝之輔。

 伏見のやながわさん宅に行ってきた。特に用事もなく遊びに。で、気がつくと逆襲のシャア上映会に。実は逆襲のシャア、見たこと無かったのです。いろいろ面白かった。特に「シャアがロリコンだってことはニュータイプ研究所の全員が知っているんだ」とかいうギュネイさんのセリフが。あとGジェネ0で謎だった「サイコフレームの共振」とやらはやはり謎だった。あんなTパーツごときがアクシズを宇宙漂流させていいんでしょうか。そしてアストナージの死に方が哀れすぎる。ZとZZを生き抜いて来た人をあんなにあっさり殺すのはどうかと思う。

 ニンテンドウ64の007対戦プレイも行う。面白いんだが唯一の欠点はポリゴンがグリングリンとなめらかに動くので酔うことである。操作技術に一日の長があるやながわさんには一度も勝てませんでした。でもロケットランチャーで敵を狙い撃ちし、見事にしとめたときの爽快感には何者にも代えがたいものがある。

 一泊した後四条に向かう。タイピング・オブ・デッドが出ておりました。拳銃の代わりにキーボードをつるしドリームキャストを背負い、ゾンビたちと戦う姿はシュールである。ゾンビの武装もピコピコハンマーで殴ってきたりネギを投げつけてきたりと実にほほえましい。ブラインドタッチのできないオレは1面でゲームオーバーになりました。くくっ。闘打でカーロスを倒したこともあるこのオレが……。ブラインドタッチ楽しいデース。

 帰りの御堂筋線、半ズボンをはいた謎のオッサンが隣に座っていた。いったい何者だったのだろう。大阪は怖いところだ。ぶるぶるぶる。

衝撃の黒歴史

2月24日〜2月25日

 24日は一日中ヴァルキリーをプレイした後、人に連れられ日没後にジュンク堂に入った。自転車で難波の街を闊歩できるとは実に素晴らしい。だがあいにく嵐が来ているのかと思うほど風がすさまじく猛烈に寒い思いをした。ラーメン食ってゲーセンに寄った後、うちに2人ばかり泊まることとなった。故に翌25日は朝早くから(といっても11時半頃だが)日本橋に出撃。ゲーセンでDDRを踊っていたらなんとodioさんに遭遇。いつかはでくわすだろうと思っていたが、こんなに早く、こんな場所で出会うなんて思っても見なかったわい。
 引っ越し作業のバタバタでしばらくDDRをプレイしていなかったので腕が落ちていた。SSRのブンブンダラー失敗。その他の曲もあまり足が動かなかった。まだ踊れない曲は10曲以上あるのだが、さらなるランクアップを目指す前にリハビリが必要らしい。

 ゲーム屋にも寄ってみる。DDRは家庭用も人気なようで、コナミ純正じゃない専用コントローラーがたくさん出ている。そこのゲーム屋にも置かれていた。商品そのものは、△、□、ボタンが付いているという程度であって特に目立つ点はないが、店がつけたと思われる宣伝文句がイカしていた。
「鉄拳もできる! 久遠の絆もできる!」
 鉄拳ができる、というのは、まあいい。ナムコのゲーセンに行けば超巨大レバー筐体がある。キャラクターの激しい運動をいささかなりと実感してみたい、という気持ちは分からないこともない。だが、DDRコントローラーで久遠の絆をプレイすることにどんなメリットがあるというのだ? DDRコントローラーで五芒星を書くのは不可能かと思われます。だがこんな宣伝文句が付いている、ということは不可能に挑戦した大バカ野郎がいたのだろう。人間の想像力は偉大だ。
 久遠の絆改訂版がDCで出るという。再臨詔。DCを持っていないワタクシは悩むところであるがその前にセングラ2が発売されるわけであり、こっちの方が大問題。

 ターンA、衝撃の黒歴史。いつの間にかまたしても東京より2週遅れになっていてヤな感じ。だが本当に衝撃的映像だった。ZZの合体シーンとか、コロニー落としを無数のXが迎撃するところとか。「ギャバン隊長、いつの時代もボルジャーノンは大活躍してますよ〜!」。Gガンダムの画像だけ見あたらなかったのがやや残念。
 そしてハリーは相変わらずかっこいい。「ディアナ様の尻と言ったな!?」

冷たい、便座

2月23日

 電話を買った。回線の手続きは済ませておいたので本日から電話をかけることもネットにつなぐことも問題なし。で、1週間ぶりにここのトップページに行ってみたらカウンターが6666。ネット復帰でいきなり獣の数字に出迎えられるというのは何かの暗示か、悪い冗談か。

 コンビニと食品スーパーは近所にあるので問題ない。だが、生活雑貨を買う場所が無くて困っていた。前の下宿で使っていた便座カバーを破棄したので新しいヤツがいる。便座カバーをかぶせていない便座に裸の尻を乗せることほど心臓に悪いことはない。いかに新居が日本橋に近いからといって、この問題を解決することはできない。この年で心臓麻痺で死ぬのはあまりに情けないので、総合スーパーなりデパートなりを探す旅に出てみた。通天閣方面にソレっぽくてでっかい建物があったので行ってみたら、スパワールドだった。その地下に地下鉄動物園前駅があるらしいので「ここから梅田や新大阪に行けるな」ということを知り一つ賢くはなったものの当座の問題解決にはならない。天王寺動物園と公園を一巡りしてみたもののそれらしい建物はなく、むしろその周辺に林立する段ボールハウスに戦々恐々。一人で探すには大阪は広すぎる、と悟っていったん下宿に戻り地図を確かめたら南の方、西成区のど真ん中にイズミヤがありました。ここの五階でカバーを購入してミッションコンプリート。これで心おきなく用を足せるというものです。

 昨日はヴァルキリープロファイルに熱中するあまりダイ・ガードを半分見損ねるという失態を演じたので、本日は早めにヴァルキリーを切り上げリヴァイアスを見た。ここは何故か猛烈に映りがいいのでうれしいで〜す。ヘイガーさんのすごい顔とかファイナさんのすごい顔とか相変わらず見所満載だが一番やばかったのは葵ちゃんのスゴい顔。目尻と目頭の両方から涙を流すのを見たのはガオガイガーの30話以来ですよ。昂治も泣くし、そのあとは……と汁まみれなお話だった。
 残り五話なのか……

オレはさまよう見知らぬ街を

2月22日

 いろいろなことがあったんだ。
 ここは新居、新今宮の駅から臨めるオレンジ色のマンションである。東側には通天閣が見える。部屋の中はまだ段ボールだらけだが、日常生活を営むだけの体勢は整った。あとは電話機さえ買ってくれば明日にはインターネット接続も可能。よぉ〜しよ〜しよしよしよしよし。
 新しい環境になれるには時間がかかるだろう。主な特徴は以下の通り。
1:日本橋に歩いていける。10分も歩けばソフマップやえるぱれにつくというのは便利を通り越し衝撃的ですらある。本日電話加入権の手続きで家から日本橋まで3往復した。日本橋3往復を難なくこなせてしまえるとは、恐ろしい。通行料を払わずにはおれないこの街は、ある意味ダメ人間の深淵に一直線のトラップである。
2:常に警官が警邏巡回しているので治安もバッチリ。2人組の警官が何チームも新居の周辺を歩き回っている。日本最強を誇る西成警察のすぐ隣だけに(浪速区)頼りがいは十分だ。
 何故常に警官が巡回しているのか、理由については考えないことにしよう。神は我に瞼を与えたまえり。そこら中に青いシートのテントとか段ボールのテントとかが設営されて常にプレッシャーを感じはする。あかりハウス、などという冗談をかましている場合ではない。
3:窓の外にはすぐ向かいのマンション。向こうから見下ろされる形であり会話しようと思えばできるかもしれない。それほど密着しているわけでもないが。窓の向こう側に美少女が住んでいれば申し分ないのだが現実はそう甘くないだろう。
 相沢祐一君のように、街に溶け込むことを拒絶させるような感情は何もない。ただ、大阪のセントラルドグマ的性格を持つ地域だけに、一度なめられたらおしまいじゃあ、と岩手県民は内心びくびくしている。外を歩くときはいかにも大阪府民ぽい顔を装うよう心がけているのだが、効果のほどは知れない。