漂流者の日々第5部
異境迷走編
| ああ 星がきらめく一瞬に 人は生まれ消えていく 5月15日 |
| 「谷町線というのは比較的新しい地下鉄なのだろうか」と同輩に聞いてみた。 根拠は、珍妙で長い名の駅が多い、という事実だ。2文字の地名を他の路線に取られたので、長い駅名をつけざるを得なかった、と考えたのだ。彼の答えは「いや、全然」だった。どうも、谷町線は古い路線らしく、駅の名が妙なのは、比較的最近に駅の改名がなされたかららしい。またしても、オレの知らない大阪の事実。このように、大阪黒歴史は突然姿を現してはワタクシの心を苛むのだ。真の大阪人になれる日はいつだろう。とりあえず大阪地下鉄の歴史から学ばねばならない。というのも、ワタクシは圧力をかけられているからである。守口への出勤は短期的なものらしいので、部長から「定期買わなくて結構です」との指導を受けており、ワタクシはレインボーカードを使っている。簡潔にいうとプリペイドカードであり、関西圏の電車ならJRと近鉄以外の全てに乗れるスグレモノである。ところが、今日これを改札に突っ込むと、なぜかはじかれた。しかも行きと帰りの2度も。もう1回突っ込み直すと無事通れたので、ひどい目には遭わなかったが。これは明らかに、警告である。「地下鉄の歴史を知らない奴には乗る資格はねえ!」という地下鉄側の意思表示だ。てめえらそれでもサービス業かコンチクショウ、と妄想に基づいて避難してみてもむなしい限り。謎である。 GWレクイエムも無事終了し、やっと本格的にお仕事である。が、ワタクシに仕事を与えるべき部長がなかなか姿を現さぬため、先輩らの助言を受け、1時間ほどぼーっとしていた。ノートパソコンを与えられたので、触ってポインタを動かすやつでマインスイーパをプレイする、という苦行にチャレンジしてみた。こんなクソの役にも立たぬマウス、標準装備する必要があるのかね。しかししばらくやっていれば慣れるもので、思い通りのマス目にポインタを持っていける程度にスキルアップした。拇印を押すがごとく指をローリングさせるのがコツらしい。でも左クリックが暴発するという謎の現象により押したくないところを押して地雷爆発、というケースがたびたびあった。こんなクソの役にも立たぬマウス、標準装備する必要があるのかね。 小渕全総理が亡くなりましたわね。ドコモ株問題で追いつめられていたからといって、死ぬことはないだろうに。そりゃやりすぎ。しかしながら、ワタクシ祖父を亡くしたばかりだけに、寂寥感が募るのを感じずにはいられない。凡人だのなんだのとひどい言われようではあったが、少なくとも「冷めたピザ」云々に関する対応においては、なかなかナイスであり座布団を与えられるように思う。だがいまやあの人は冷たいピザ。というわけで、小渕総理の功績をたたえるために国葬と参りましょう。そして、大喪の礼のごとく、葬儀の日を特別休暇とする。うわあい。そうしてくれるのなら、オラ5月14日を「小渕恵三の日」として毎年勝手に祝うだよ。日本国民も皆小渕総理の名を忘れぬようになるだろうと思うのだが、どうよ。 まさかGWレクイエム3回目が発動するなんて事はないだろうな? 祖母が亡くなったとかいう連絡が来たら泣くぞ。二重の意味で。 |
| ケチな背教者め! 出ていけ! 5月14日 |
| 結局昨晩のうちにユイを見た。何を生き急いでいるのだろうこのアホっ娘は。そのアホさ加減がたまらなくステキだ。それにしてもコムネットとは素晴らしいなあ。IRの「現実世界では2時間ほどしかたってないでありまする〜」とのセリフがあったが、それは換算すると2×256で512時間。すなわちコムネット内で約21日過ごしても現実世界では2時間しかたっていないのだ。素晴らしすぎる〜! どういう仕組みかは知らないが、これはノーベル賞300個分に匹敵するすごいことですよ? オラすごいプログラマになって、一生涯かけてコムネット作るだよ。そして現実世界の犬飼博士になる。素晴らしい夢じゃあないか。ね。 例によって例のごとく日本橋行脚に出かけたわけであるが、収穫物はジュンク堂でゲットした「夜の記憶」(トマス・クック、文春文庫)。いわゆる「記憶三部作」の4作目である。あっれぇ〜? そっちこっちで三部作三部作と言われていたのになんで4冊目が出ますか? 記憶三部作の共通点は叙述が一人称視点であることなのだが、「夜の記憶」は三人称であり明らかに要件を満たしていない。おそらく、記憶三部作が3つとも傑作であったため、それにあやかろうというのだろう。本を売るには当然の処置ではあろう。しかしこのままほっといたらクックの作品は皆「〜の記憶」というタイトルを付けられるかもしれない。記憶三部作の5冊目、6冊目と続いていくのだろうか。 あとはブレイブサーガ2とWizを交互にプレイし続ける。つうかいきなり現れたWizの存在はブレイブサーガ2の進行を著しく妨げている。やっぱりWizは中毒性が高すぎる。ワタクシ5から入った人間なので、用途のわからない呪文がたくさんあったりするのだが、まあその辺は割り切ってプレイしております。レベル7になるまで、DIALとLATUMOFISを覚えるまでが一番ツラいんスよ〜。簡単に死ぬし、復活させるにも献金が足りないし、献金が足りないとカント寺院からボロクソに言われるし。貴様らそれでも神に仕える身か。カント寺院やボルタック商店を襲撃するシナリオってないのかなあ。侵入してみたらものすごい迷宮が広がっていて冒険者大ピンチ、なんてノリで。で、要所要所にボルタック一族(そんなのいるのか?)とか司教とかがいてボスキャラをつとめる、というのはどうか。搾取される冒険者の怒りを如実に描くシナリオを、是非とも誰ぞに作ってもらいたいものだ。このアイデア誰か買ってちょーだい。 |
| モーニング どこまでもモーニング 駆け抜ける 霊柩指令喪服レイン 5月10日〜5月13日 |
| ぼくは今まで過ごした町を離れ、父のところへ帰っていた。 5月の陽光に映え、緑がきれいな田舎だった。 でも、それでも、ぼくの涙は乾くことはなかった。 泣くぼくの隣には、彼女がいた。 「いつになったら、あそべるのかな」 「……キミはなにを待っているの」 「キミが泣きやむの。いっしょにあそびたいから」 「ぼくは泣きやまない。ずっと泣き続けて、生きるんだ」 「どうして……?」 「悲しいことがあったんだ……でも、永遠なんてなかったんだ」 そんな思いが、言葉で伝わるとは思わなかった。 でも、彼女は言った。 「忌引は、あるよ」 今さら、お引き物のカステラなんか、いらなかったんだ。 |
| 一族郎党大集合 5月10日 |
| 朝早く7時半に家を出て、、わざわざ通勤ラッシュ時に突っ込んでいったというのに、みどりの窓口に行ってみたところ「今からだと東京駅での乗り換え時間が3分のものしかありません。次は1時間です」と言われてがっくりする。東京駅で新幹線乗り換えのためにホームで待つというのは、これがまた結構な苦行なのである。体験した人はあまりいないと思いますが。ただでさえ6時間もかかるというのに。だが乗り換え3分というのはあまりにも危険すぎる。とりあえず10分は欲しい。ないものはしかたないので、東京駅での待ち時間が適正になるように新大阪駅出発を遅らせることにした。9時51分発、一関駅15時21分着。幸いにして東海道新幹線中はずっと眠っていられたし、東北新幹線内では「蒼穹のかなたへ」(ロバート・ゴダード、文春文庫)を読んでいたので、退屈することはなかった。日本におけるゴダードのはこれと「千尋の闇」で大いに注目されたわけであるが、なるほどその評判に違わぬ傑作だった。他の作品のように多数の語り手を採用せず、ただ主人公ハリーの行動を追い続けるというゴダードにしては珍しい感じの叙述方法だが、おもしろさが損なわれることはなかった。ラストがやや安易にすぎるような気がしないでもないが、しかし最後まで読ませてくれる。これでやっと「日輪の果て」に手が出せるというものだ。 一関駅に降り立つと、待っていたのは田無の叔母一家と町田のいとこだった。やや不意をつかれた。この2家族が一関に集結するなんて何年ぶりかね? 一関では桜が咲いていた。 祭壇は、10畳2間の部屋を20畳1間にした空間にでで〜んと構えられていた。天井からは変なひらひらがつるしてあるし、祭壇では龍やら灯籠やらがぴかぴか光ってるし、花はどばーっと飾ってあるし(その90パーセントが菊と百合だが)、果物の缶詰を20個くらい重ねた謎の装飾物があったり、と弔っているのか祭っているのかよくわからない派手さがあった。さすがにど真ん中に遺影が飾ってあるので、その目的は一目瞭然だが。さっそく線香をあげ、さようならおじいちゃん、と冥福を祈る。個人的にはあの世など存在しないと考えてはいるのだが、もし存在した場合には事後ひどい目に遭うことが予想されるので、ワタクシは「あの世は存在する」と仮定した上で立ち振る舞いに気をつけることにしております。 死はいつだって突然だ。家の中は猛烈にバタバタしていた。家の裏には使用済みとおぼしきトイレットペーパーが山と廃棄されていたし(これはあとで障子を貼り替えた後のゴミだと判明した)、庭の池には何故か便器が浮いていた。こんななか問題となるのは我が家で飼っている猫3匹である。こんな状況の下で猫を放しておいたら、猫リセットの256倍の悲劇が起こることとなるだろう。結局彼らは姉の部屋に幽閉されていた。家の中の異様な雰囲気を察知してか、比較的おとなしい。例のパラボラアンテナをつけていた猫は、傷がすっかり治っていたが、パラボラが当たっていた部分の毛がまだ生えそろっていなかった。かわいそうだが自業自得。 この日は午前中に火葬があって、オレが到着したのは午後。よって、本葬に向けての準備をいろいろと手伝わされることになった。時間があったら家から日記更新しようとも思ったのだが、忙しくてできませんでしたとさ。 |
| 我らいのちの半ばに死に臨まん 5月11日 |
| 通夜の日である。午後から来客が来はじめ、ワタクシは父から「交通整理をやれ」と仰せつかった。しかしながら自動車免許を持っていないワタクシが交通整理について語れるはずもなく、来客は車の出し入れができるような場所に勝手に車を止め、ワタクシはそれをただぼ〜っと見守っていた。なにもできやしない。これは時間の無駄だっぺれ、と父に任所の交代を願い出ようとしたのだが、父は喪主故来客の応対に追われておりとても話しかけられる状況ではない。しかたないのでぼ〜っとと立ちつくさざるを得なかった。目の前の花輪の「カンノ博報社」という名前を見て「カノン博報社!?」と一人で焦ってみたり、勝手に「もーにーん どこまでーもーもーにーん」とか「あいがらもーにんはーと」とか「もーにんぐふぃんがー」とか適当な替え歌を作って頭の中で反芻してみたり。だがそんな退屈な時間にもついに終わりがきた。和尚がお経を上げるので全員集合、とのこと。40人くらいが一堂に会し、お経を聞いた。何がつらかったかといえば、故人との思い出に直面する……ということではなく、30分以上も正座をし続けなければならないということだった。膝から下が腐るかと思うほどの長い時間だった。線香をあげるときなども、立ち上がったらまず間違いなく灰に顔を突っ込んでしまう、と思ったので、這って歩いた。ヘボいことこのうえないが、顔を焼くよりマシだ。 昨日話を付けておいたので、この日姉がリルガミンサーガを持ってきてくれた。うわあい。実はワタクシWizは5をクリアしたのみで、あとはファミコンの2と3をちょっとだけプレイしたのみなのです。これで一生遊べるぞう。レベル999になるのが先かロストするのが先か勝負だッ! |
| 無常の風 5月12日 |
| 本葬の日。この日は朝から外来者受付の役を仰せつかったのだが、6時半に起きたので(出勤する日よりも早い時間だ)眠いわ外は寒いわ、で、体調を崩してしまった。たまらん。で、少し寝てから葬列に参加した。まずは柩(正確には遺灰)を、葬列を組んで寺に持っていくのであるが、男性陣は三角巾のごとき和紙を頭にかぶり、女性陣は白い布をマントのように装着した上で、柩を持った人間に結わえられた長い布を握って歩くという妙な格好になった。田舎の風習というヤツはさっぱりわからん。オレは葬式に出るの生まれて初めてなんですよ。何も知らない人間が見たらゲラゲラ笑うと思うけどなあ。 で、寺の中で、葬列を組んできた者と、葬儀参列者が向かい合う形になり、本葬が開始された。弔辞を読んだり弔電を読んだり和尚がお経を上げたりするわけである。このお経がなかなかすごかった。そういう儀式ではあると思うのだが、いきなりシンバルみたいなものを鳴らし始めたのである。そして、わきで構えていた12人の老婆が振って鳴らす鐘と叩いて鳴らす鐘の2種を駆使して戦後の唱歌みたいなものを歌い出す。なんじゃあこりゃあ。命の鐘の十二老婆か、ババスティック・トゥエルブか、弔いの鐘がよく似合う12人の鬼婆か。これが曹洞宗のやりかたですか〜ッ。 参列者の一人が車ででっかい地蔵を轢き倒す、というハプニングはあったものの、その後納骨に向かう。我が家の墓のまわりはいつの間にやらさっぱりとしていた。昔は背の高い雑草がぼうぼうと生えていたものだが、今はとっても眺めがいい。命の保証がなされるなら、今すぐにもオレを埋めて欲しいという感じだ。 最後に、豊隆会館という一関市が誇る葬祭場に向かい、お食事。「談笑しながら故人の思い出に浸りつつメシを喰らう」というのがその趣旨であるらしいのだが、こういうことをするのは一般的なのだろうか。おれにはさっぱりわかんねえだよ。この食事がまた大層な量で、たとえ食べ切れそうにない量の食事を出されても「もったいないおばけが出るから」と無理しても食いきることにしているこのワタクシでも、あんこ餅としょうが餅を残さざるを得なかった。とどめにモチは反則だ。 こうして祖父の葬儀は終了した。喪主たる父は布団にはいると5分で寝息を立て始めた。お疲れさま〜。 とても、コレクターユイを見られるような状況ではなかった。 |
| そして時は動き出す 5月13日 |
| あとは、身内で後始末である。なんか、祭壇は一週間はそのままにしておくんですって。でも、他に片づけなければならないものはたくさんある。しかしオレは土曜のうちに帰ることにした。もう少し手伝いたいし、もう少しゆっくりしていきたかったが、日曜日帰って月曜日仕事というのはややツラい。始末は弟に任せる事にした。で、6時間の旅に再び出かけることとなった。今回は読む本が福島をすぎたあたりで無くなってしまったので、なかなかきつかった。読んだ本は「フレームシフト」(ロバート・ソウヤー、ハヤカワ文庫SF)。簡潔に言ってしまうと、「よくもオレの妻にネアンデルタール人を孕ませやがったなこのエセナチ野郎」という話。ナチスと遺伝子がテーマであり、これを聞くと「ブラジルから来た少年」を思い出すわけであるが、この名作には届かない出来だった。というのも、ナチスの要素と遺伝子の要素があまりかみ合ってないのである。ガサラキの餓沙羅伝承とクーデター話なみにかみ合っていない。途中までは相互関係があるっぽいのだが、あるところで関係のないことが証明されると、あとはそれっきり。クリマスとイヴァンが似ていたのは偶然ですか? そして主人公は金てこをブン投げて悪役の乗ったヘリを墜落させる。おまえは竜堂終か。 ターミナル・エクスペリメントで見せてくれた、通俗小説的おもしろさを見せてくれるので、最後まで読ませてくれる。だが、話をまとめきれてない印象を受けた。惜しい。 家を出たとき、激しい雨が降っていた。なにやら今年は良く降るらしく、すでに2度ばかり水がついたらしい。この時期ですでに水がつくのも、2度水がつくのも珍しい。害が出なければいいんだが。 下宿に帰り着いたのは8時15分。移動に疲れ、この日記を書くのにも疲れたので、コレクターユイは明日にする。今から見るとしても、感想を書くのは明日。 |
| ゴールデン・ウィーク・レクイエム 棺桶にポイポイのポイ 5月9日 |
| 今日はまず加島に行って、それから守口に行くことになったのです。で、加島から守口に行く際、再び京阪守口市駅に降り立つこととなった。よく考えれば、東西線大阪天満宮から谷町線南森町に乗り換えそれで守口に行けば、京橋乗り換えで5月のくせにクソ熱い晴天の元を歩かずにすんだのだが。ただ、今回は上の人に連れられていく、というわけではなかったので、例の噂を確かめるべく守口市駅の概観を観察してみた。結論からいうと、守口市駅はKANONの駅前に似ている、といえなくもない。歩道橋に上がる階段が何本かあるから、そのうちの一本がモデル、ということは考えられる。完全に合致するヤツは見つけられなかったが。しかしよく考えてみると、歩道橋は駅によって大きく違う、というわけでもなし。他の駅がモデルだとしても不思議じゃあない。「KANONの駅前のモデルは守口市駅だ」という噂の出所はどこなのよ? 教えてくださいafttoさん。 本日やっと転入届を浪速区役所に出してきた。これでワタクシも大阪府民、大阪市民である。浪速区には国道25号線とか26号線とかでかい道路が走っているのだが、区役所はそのどれにも面さぬ妙に奥まった場所にあった。しかも、公園の奥。あと帰ろうとしたら、原付キックボードとおぼしき謎の乗り物でぶっ飛んでいったヤツがいて、ここは日本橋に劣らぬ隠れ不思議スポットだなあと思ったりした。 今考えると、吉良吉影のアナザーワン・バイツァ・ダストはレクイエム能力だったんでしょうか。繰り返すし。 |
| ベンチに佇む少女 5月8日 |
| いきなり松下の方へ行くことになった。でも門真市じゃなくて守口市駅。KANONの駅前のモデルであると噂される守口市駅であるが、その全容を確かめ、噂の真偽を見定める余裕はなかった。しかもどうやら地下鉄で行った方が値段も安く時間も短く道もわかりやすい、という事実が判明したため、あまり京阪を利用することはなさそうです。ムググ。 あと谷町線は何故やたらと4文字の地名が多いのか。「のえうちんだい」ってなによ!? なんかこれから先は休日以外、日記に大したことは書けなさそうです。ムググ。 |
| あしたなんていらない 5月4日〜5月7日 |
| GW中は星の導くままに京都と大阪を駆けめぐった。駆け抜けるような4日間だった。ぼくは様々な出会いをして……とONE的に省略してしまうのもアレなので日にちを追ってワタクシの行動を記していきたいと思う。 まずは3日晩。西京極に着いたら、家主以外に4人ばかり先客がいた。皆サークルの先輩であるものの一番年齢が近い人で学年が3つ上、遠い人は7つ上、という具合であるが、顔見知り同士ではあったのでさほど苦もなし。まずマッドビデオ鑑賞会を行い、その後はNHKが西鉄バスジャックを延々と中継していたので、延々と鑑賞し続けた。NHKだけが完全生中継していたとはどういうことか? むしろ民放がそういうことをやって、NHKは平常通り放送、というのが普通なような気もするが。よもやヤフーオークションで独占中継権を競売したわけでもないだろうし。ご存知の通りこの事件は朝5時に決着が付いたのだが、さすがにそんな時間までつきあう義理も体力もないため、居間でコロリと転がって睡眠。西京極邸には3つしか布団が無く、従って布団にくるまって寝られるのも3人まで、という鉄の掟があるのだ。 そしてェェ――――ッ! 5月4日! この日は昼間は延々とボンバーマンをプレイし続けた後、夕刻になって河原町に出動、別に集まっていたサークルの先輩らと合流して「にんにくや」にて飲むこととなった。にんにくや、というからニンニクを使った料理がたくさん出てくる店の通称だろうか、と思っていたら実は本当に店の名前が「にんにくや」。こっちの方はこっちの方で、一番年齢が近い人が5年上、か。最大で8年上。今思い起こしてみるとよくもまあ明らかに世代の違う人たちと飲めたものだな自分。まあ、先輩方の話にわからないネタが多々あったのも事実。 飲んだ後、カラオケ屋に行く。ワタクシは長い経験から、初めてカラオケに同席する相手に対しては「銀河旋風ブライガー」のセリフか「超獣戦隊ライブマン」の絶叫をぶつけてやると、多大なインパクトを与えられる、と知っている。今回は、ブライガーのセリフ程度そらで言えて当たり前、という人たちばかりだろう、と判断したので、ライブマンで絶叫し、オレのカラオケの技量のほどを見せつける作戦に出てみた。バッチリいい印象を与えたようだ。多分。そして「花のささやき」(小公女セーラ)をボイスチェンジャーで歌いウケも取る。結局その場にいたほぼ全員で西京極へ行くことになり、9人くらいが上がり込むこととなった。普通にしていたら絶対布団には入れねえなあ、と判断、しかし昨晩今で寝て腰が痛かったので、到着した途端、先輩方が深夜の談笑を始めようとするよりも早く、寝た。実際眠くて倒れそうだったし。 そしてェェ――――ッ! 5月5日! 昼間に別働隊の方々が帰ったので、残ったメンバーはやはりボンバーマンをひたすらやり続ける。なんか今回の合宿、西京極ではボンバーマンをやった記憶しかねえぞ……? おっかしいなあ。この日の晩はHDDの方々が西京極にやってくるという話だったのだが、バタバタしており合流を果たせず、来たのはレッドプリンス先生一人のみ。少々ズバットを鑑賞した後、ガオガイガーFINAL2巻までを見た。1巻はかなり前に見ており、このテンションが最終巻まで持つのだろうか、と思ったものだが、2巻はガオガイガー同士、ガイとマモルがぶつかり合うというハイテンションぶり。京都の町並みを問答無用でぶっ壊すし。清水寺とか。しかし、マモルがブロウクンファントムを撃とうとするのを見て、「そんなものを町中で放てばどうなるかわかっているだろうに……」と言うのはいいが、自分も同じくブロウクンファントムを撃ち返そうとするな。そして猛烈に気合いの入ったヘルアンドヘブンで容赦なくブッ倒す。地球を守る勇者は、敵がたとえ女子供だろうと容赦してはならないというガイの覚悟を見た、といえよう。怒りにまかせて戦ったら、いつの間にかマモルを半殺しにしていた、などということは決してないはずだ。勇者だし。それにしても、「スイマセンこれは最終巻ですか?」と疑わずにはいられないハイテンションだった。本当に全8巻なんだろうか。 その後オレは寝たのだが、レッドプリンス先生はときめきメモリアルOVAを見て、始発で帰った。 そしてェェ――――ッ! 5月6日! この時点で宿泊者は3人になっていたのだが、うち2人が別に集まっている方に合流すべく朝早く出ていったため、ワタクシは西京極邸にひとりぼっちになっちゃった。誰もいない家で一人でぼーっとしているのはあきらかに休暇の無駄遣いであるため、鳳仙あおいのごとく「なぐさめてよ! わたしをなぐさめてよぉ!」とばかり、HDDの人らに連絡。日本橋に行く、という話になったので、西京極邸の鍵を渡すべくいったん今出川に行ってから、日本橋へ向かった。で、わんだーらんどにて合流。裕天さん、OKI総帥、番長、kmcさん、木戸さん、やながわさんと揃っていたのだが、今回の主賓は北海道から帰ってきたマクガイバーさんである。再会の場所がわんだーらんどの成年コミック売り場だった、という事実は、我々の関係を如実に表していると思った。合流を果たしたところで、マクガイバーさんたっての希望によりとらのあなに向かう。1週間ぶりに行ったとらのあなは、全部の同人誌が内容閲覧可能になっていた。同人誌というものは普通完全にパッケージされて売られているものだが、山の一番上にある1冊だけ、中身が読めるようになっている。これは日本橋ではえるぱれのみがやっていたことであり、とらのあなに対する最大のアドバンテージだったわけなのだが、とらのあなもどうやらその事実に気づいた模様である。これこそ鬼に金棒というヤツであり日本橋同人戦争はますます混迷の度を深めつつある。 その後いったん二手に分かれ、休みたい人はウチにくることになった。というわけで新今宮まで歩いて戻り、やながわさんとkmcさんに我が「宇宙ベッド」を見せつける。説明しよう――宇宙ベッドとは、うちの部屋に取り付けられている、天井から降りてくるベッドで、ここで寝ることにより大宇宙の意識を感じ取ることができるのだッ! 上の方に「SPACE BED」と書いてあるので、これは宇宙ベッドなのだ、と説明したところ、2人とも納得していた。PSのJOJOでしばらく遊んだ後、心斎橋のカプリチョーザで合流してスパゲティを喰らった。裕天さんが野咲すみれFCのオフ会の話をしていたら、kmcさんとやながわさんが「我々もファンクラブを作ろう」と言い出した。2人が共通して好きなキャラのFCを作ろう、と話し合った結果、どうやらタクティクスオウガのオズ様(「さっすがー、オズ様はわかってらっしゃる!)FC、放課後マニア倶楽部の小太郎君FC、トゥルーラブストーリーの後藤FCの3つが発足する模様。前者2つはオレも加入できるが、残念ながらTLSはやったためしがない。やるべきか。後藤というキャラクターについては寡聞にして知らず、つまりこの日記を読んで「後藤って誰?」という方に説明することはオレはできないが、オズ様、小太郎君と同列に並べられているという点から、ある程度窺えよう。まさかこの世の中にオズ様も小太郎君も知らない人なんているはずもない。よね。 マクガイバー上洛の報を聞いて某嬢がDDR勝負をしたい、という話があったらしく、梅田のゲーセンに向かった。しかし個人的には現在の課題曲はスペースマコであるため、一人でこっそりチルコポルトに向かった。アナザースペースマコにアタックした結果、あと5ゲージくらい足りなくて失敗。しかし日に日に最終的ゲージ量は増えてきておりさらなる訓練によってクリアも不可能ではなくなるだろう。というかもっとたくさんのゲーセンに広く普及せよ。 最終的に、4人ばかりがうちに泊まることになった。で、裕天さんが持ってきたムービーの上映会になる。オフ会で人にもらってきたそうで、噂の「愛国戦隊大日本」を見た。なるほどルサンチマンはこれが原点なのね、と納得。十何年も前によくこんなスゴいものが作れたね……。 他にもいろいろ変なムービーが入っていた。中でも「防国挺身隊」は面白すぎた。日本軍の軍服を着て非国民やら左翼やらを殴り殺していくというヤバげな話ではあるのだが、ギャグもまた面白い。口では日本男児はどうのこうのといっておきながらやることは悪辣な隊長、そこへ的確にツッコミを入れる部下、常に一番槍を志願するためひどい目に遭う部下、と性格付けもバッチリ。場面が変わるときには「そして」という文字が表示されるのだが、ナレーターがこれを「そしてェェ――――ッ!」と発言するのが大ヒット。そのいさぎよさに我々は魅了されてしまい、その後はことあるごとに「そしてェェ――――ッ!」「そしてェェ――――ッ!」と口走りましたとさ。あと例のはじおうのマッドビデオのようなマッドムービーが10本くらいあったため、これをハードディスクの方にいただいておいた。 そしてェェ――――ッ! やっと本日5月7日! 早朝に元真上に住んでいた友人がやってきて、「瀬戸の月」なる土産物を持ってきてくれた。まだ開封していないもののチョコレートケーキとか書いてある。まったく構ってやれなんだのにすまないね。粗末には食わぬ。 マクガイバーさんの飛行機の都合上、午前中に皆去ることになった。見送りに行きたいのはやまやまだったが、体力的にかなり限界だったため、ワタクシはこの下宿で別れることにした。次に会えるのはいつかしら。2000年5月7日10時44分、オレの旅は終わった。逐一書いたらものすごい量になったな……。まあ4日分だしね。でも明日からまた働かなきゃ〜! あしたなんていらない〜! せめて2ヶ月に1回の割合でGWのような連休を設定すべきである、と思ったりする。はあ……(嘆息)。 1人になったあと、忘れてはならぬコレクターユイ鑑賞。前シリーズに比べはるかに話の出来がいいのはどういうことだろう。それにしても、現実世界における1分がコムネット内では256分、とはうらやましい限りである事よ。どうなってんのかよぉ知らないが。 |
| 終わりのないのが「終わり」 それがレクイエム 5月3日 |
| 日本橋にてストーンオーシャンの単行本を買う。巻数は1(64)という表示。しかしストーンオーシャンってのは第6部のタイトルであるからして、仮に近い将来第7部に突入することがあれば、タイトルロゴも新しくなって、巻数もまたリセットされるんだろうか。さて。あと、表紙を飾る無数の文字が、GIOGIOからJOJOに戻っている。コミックスの内容については、グエスさん面白いなあと思った。チョコラータ先生の後継者だとは思っていたが、他にも「2人の関係はおしまいなのかァ――――ッ!! 答えろォォォォ――――ッ!!」等の面白セリフ満載。2人乗りの潜水艦に乗るもう1人は、やはりこいつか。 あと、たまたま手に取ったリーフファイト原画集が、意外に面白かった。後ろの方に載っていた漫画と、倉田英之の小説が。なんで「大運動会」のシナリオとか小説とかを書いたヤツがこんなところにいるんだ、と思ったりするのではあるが、この方はスペースアルプス伝説にも、アルプス伝説完全版発行の喜びをあらわす文を載っけている。つまりサブカル全般に興味を持つ、簡潔にいうとオタクな人なのだろう。そしてスペースアルプス伝説の時点で薄々感づいてはいたのだが、この人はかなりのアホ……もとい、ナイスガイであることが、原画集の小説を読んで確信できた。「風呂で裸の女の子とハチ合わせ」という超典型的ラブコメシチュエーションを、相手の娘を次々変えつつも無限に繰り返す、という狂気の能力を持つ電波紋(デパンド)「ラブひな・レクイエム」の前に、我々は戦慄を覚えずにはいられない。終わりのないのが「終わり」! それがレクイエム! この人はすごいアホだ。その人生に対する態度を是非とも見習いたいものである。 しかしながら日本橋行脚は毎週土曜日にやるものであって、水曜日である今日に、いつも通りのコースを取るのもあまり面白くない。というわけで、思いつきで堂島グレートジュンク堂に自転車で行くことにした。四つ橋筋を北上するだけだから、ルートは簡単である。なにしろ、去年の就職活動中、クソ暑い中を歩いたルートなのだ。迷いようがない。今思ってみると、大阪を南北に走る通りは数あれど、オレの就職活動中はいつも四つ橋筋ばかりを歩いていたような気がする。何故だろう。道が真っ平らだったので非常に漕ぎやすく、予想より早く目的地に到着した。下宿からまっすぐくれば、30分というところだろうか。まあ小説に関しては難波のジュンク堂で事足りる故、堂島まで出る必要はこれっぽっちもないが、たまにはサイクリングがてらに来てみるのもいいかもね。 大宇宙の彼方僕を呼ぶ懐かしい声が聞こえたので今から西京極に行って来ま〜す。ひょっとしたら7日まで更新されないかも。というわけで、コレクターユイの録画は忘れずに仕掛けておこう。 |
| 勇者よいそげ 5月2日 |
| どうやら、5月8日は加島に行くが、すぐに松下に行って1ヶ月仕事して、それから加島に行って1ヶ月研修して、それから真の配属場所が決まるらしい。オレ以外で加島に既に配属決定している人が3人いるんで、どうも加島以外の場所に配属される可能性が高い模様ではあるが、正確なところは7月になるまでわからない。遠いなあ。 やっとGWに突入であり、まず皮切りにブレイブサーガ2を購入した。内容については電磁波バンザイで書くとして、ソフマップで買ったらブレイブサーガのトレカがついてきた。スターター1個とブースターが1個。中を見てみたら、ダグラムとボトムズのカードがやたらと多かった。ロボットも、キャラクターも。わしゃサリーちゃんのカードが欲しいんじゃよ〜。あるかどうか知らないけど、しかし松原いずみさんがあったから多分あるだろう。まあ実質タダだし、文句言わない。 で、購入後の帰り道、ゲーセンに寄ってみた。とある筐体を見た時「スト3にこんなキャラいたっけ?」と思ったのでよく見てみたら、「形意拳」だった。先月のアルカディアの亜細亜ゲーム大紀行で紹介されていた、台湾産のゲーム。三国戦記を作ったところらしい。キャラクターの色合いとかグラデーションの具合とか動きとかがぱっと見にスト3に似ていると思った。いやホント。物好きなゲーマーがタイガーとかいうキャラでプレイしていたが、やたら通常技ばかりを出し、めったに必殺技を使わなかったのが気になった。あと今月のアルカディアのハイスコア欄にはまず一発目に「三国戦記スーパーヒーローズ」とかいうのがあっていつの間にそんなものが出ているんだ〜ッ!? と思った。バージョンアップ版なのかしら。 |
| もっと自由に空を飛びたい 5月1日 |
| クレムリンの前で「フルシチョフはバカだ!」と叫んで逮捕された男に20年と3ヶ月の懲役刑が宣告された。その内訳は、侮辱罪で3ヶ月、国家機密漏洩罪で20年。 というお寒い国のジョークが語るように機密とはとても大切な物であり、すなわち業務に携わるこのワタクシも業務に関しておおっぴらに語るわけにはいかず、従って「今日は本社で一日中パソコン組み立て作業をやっていた」などと迂闊に書くわけにはいかないのである。パソコンのパーツがどうのこうの、という点に関してはド素人なこのワタクシであるが、今向かい合っているmyマシンは友人に作ってもらったものであり、また銭湯にパソコンを持っていった木戸先輩のマシンを組み立てる際に立ち会っていたこともあり、深く悩むようなところはなかった。極論すれば、パソコン組み立てなんてプラモも同然である。パーツの一つ一つがはるかに高価である、という点をのぞけば。でもなんだかんだで仕事が終わったのは7時15分。あまりに疲れたので、仕事以外に日記に書くことが思いつかない。とうとうこの日記も大ピンチなのかッ。まあ明日が終わればやっとオレもGW突入であり、気楽ではある。週にたった2日だけ働けばいいなんて、夢のようですわ〜。しかし世の中には今週は全く働かなくていい人々がたくさんいるようであり、朝の通勤電車が空いていたという事実がそれを裏打ちしている。クキー! というわけで本日は、飲まなきゃやってらんねえよ、と叫びつつアクエリアスを飲みながら、寝る。明日はブレイブサーガ2の発売日であり楽しみだ。というか発売日の前日たる今日の時点で既に出ているのか? あと今日は父親の誕生日だった。54才。あの人ももう54才なのか…… |