漂流者の日々第5部

異境迷走編


鍵盤キ○チガイと呼ばれて

8月31日

 トップページを一新。まだ暫定的でありヒマをみてはちまちま変えていく予定。

 ズームイン朝を見ているとき、コメディ映画のCMがあって、思わず大笑いしてしまった。土曜日にアナタが言っていたのはこのことだったんだねOKIさん! 「早くもアカデミー賞絶望」というアオリ文句も素晴らしい。

 そのズームイン朝の最中に、「御堂筋線脱線事故で不通」というテロップが出ていた。ひええ。なんという恐ろしいことを。今月から環状線通勤に切り替えたワタクシであるが、影響は皆無ではなかった。御堂筋線の代わりに環状線を使う、という環境にある人間はそれほど多くないはずだが、それでも今日の通勤はそこそこ混んだ。平時の御堂筋線の殺人的な混雑に比べればたいしたことはなかったが。天王寺駅とか谷町線とか、とんでもないことになっていただろうなあ。
 アサヒドットコムには「9時頃復旧したが、28万人の足に影響が出た」と書いてあった。御堂筋線はたった3時間で28万人も利用してるんかい。この「28万人」をどう計算しているのか謎だが。「交通機関が麻痺したときに、何人の足に影響が出たか計算する職業」ってのがあったりして。世の中「英王室評論家」という職業があるのだ、何があっても不思議ではない。

 職場で新しい任務が与えられることになったので、本日はそのための開発ツールの説明書を読んでいた。内容は特筆すべきものではないが、一部表現に妙なところがあった。キーボードを「鍵盤」、キー入力を「打鍵」としているのだ。記事に1994年という文字が出てくるので一昔前の資料だ、ということはわかる。ウインドウズ95が出てなかったころである。でも鍵盤はなあ。こんな事書いていいのかIBM。いやIBMがそう書いているということは、一昔前は鍵盤と呼ぶのが一般的だったのか?
 なかなかのナイス表現かもしれない。鍵盤。

銀河鉄道の車掌+ファラ・グリフォン=黒のワルツ1号

8月30日

 気がつくと、FF9、DISK1をクリアしていた。結構楽しんでプレイしている自分が、ここにはいる。オレシカにはまりまくって「RPGにストーリーは要らないよね〜」と言った舌の根も乾かぬうちに、なんというていたらく。まあ、いいわ。ヤングアダルトノベル作家を夢とするこのワタクシにとってはいろいろと考えさせられるところもあるし。それにゲーム自体は深く悩むほどでもないので疲れているときでもプレイできる。
 やたらとあっさりDISK1が終わってしまった、というのが正直な感想。FF7のときはそれはもォ大騒ぎであったのだが。さしあたり9にはエアリス級のヒットキャラはいないようであるが。幸か不幸か。

 昨日から無性に柿の種が食いたいのだが、最寄りのコンビニには柿ピーしか置いていない。ちょっと歩けば柿の種100%が置いてあるコンビニがあるのだが、仕事帰りにそこまで歩いていくのはあまりにうっとおしい。何故柿の種とピーナッツを混ぜたものがもっとも一般的に売られているのだろう。オレは柿の種が食いたいのであってこれは由々しき抱き合わせ商売ではないのか! いまさらピーナッツなんていらなかったんだよぅ! カレーとライスは混ぜることによって一体化し、カレーライスになる。だが柿の種とピーナッツはいくら混ぜても一体化などしないのだ。ピーナツなど千葉県民が食べていればよろしい。オレはソラマメ以外の豆は嫌いなんじゃあ。
 ……と怒りをぶつけてみたところで、この日記を読んでいる方々の同意は得られないだろうなあ。男は一人道を行く、のか。

液体酸素一気飲みの刑

8月29日

「ソラリスの陽のもとに」(スタニスワフ・レム、ハヤカワ文庫SF)再読完了。地球外生物とのファーストコンタクトを描く古典SFとして知られているこの作品であるが、恐怖小説としても一級品である、と再読して思った。ソラリスで起きた出来事はどれをとっても悪夢的としかいいようがない。赤い海に浮かぶ4メートルの赤ん坊、冷凍保存室で昼寝する黒人女、狂死し、遺体を冷凍保存室に収められていたはずのギバリャンの深夜の来訪、そして10年前に自殺した妻、ハリー。ロケットで宇宙に放逐しても平気な顔をして帰ってきて、液体酸素を一気飲みしても尋常ならざる再生能力で一命を取り留める。現象面だけを取り出せば、どう考えてもホラーだ。すべては惑星ソラリスという未知の生命体の、人間には理解し得ぬであろう動機のなせるところであり、これが一般的なファーストコンタクトものと大きく異なる点である。謎はほとんど謎のまま終わってしまうのだが、スナウトだったかサルトリウスによって展開される「でも相手は人間じゃないんだから、僕たち人間には理解できるはずがないよね」という理論で読者は納得してしまう。いかにも、あらゆる物を理解することができる、と思いこむのは人間の傲慢だろう。久しぶりに読んでも面白かった。さすが、SFハンドブックでオールタイムベストの10位にランクインしているだけのことはある。
 難を挙げるなら、登場人物の名前が東ヨーロッパ風でどうにも妙、ということ。日本人の傲慢だが。それにしても「ギバリャン」はなあ。字面を見るたび、どうしてもギャバン・グーニーを思い出す。別に宇宙刑事の方でもいいのだが、あのメタルボディが冷凍保存室の中に死体となって安置されているという図はあまりにもシュールすぎる。のでボルジャーノンの隊長さん。
リンと瞳が染まる 正義のメロディ

8月28日

 今日のAERAは「強いロシアの夢プチン。」。プーチンという面白い名前を持つ人物を元首に戴くというのはどんな気分だろう。あと「強いロシア」ってのはナポレオンの時代が最後だと思うのだが。まあ、星2つ。
 最近気になるのは、やたらと山形の観光PR広告が目に付く、という点である。営業努力は認めるが、問題が一つある。JR西日本に乗っている人間のうちかなりの多くが、山形県の場所を知らないであろうということだ。職場でも「東北六県はどのように配置されているか」という問題がたびたび議論になるほどである。場所を知らねば行きようがない。日本海側を抜けていくと意外と近いのかもしれないが。
 まあ仕方がない。実際問題として岩手県民たるこのオレも、山形と言われるとあまりこうピンと来るものがない。蔵王、花笠、将棋の駒、東海大山形、等。東北は基本的に、隣県ってのは遠い存在なのです。これを京都大阪間とか大阪神戸間というように思ってもらっては困る。縦並びの県の場合県庁所在地から県庁所在地まで約200キロでありこれは名古屋神戸間くらいに匹敵するのか? 横並びの県の場合は奥羽山脈山越えの必要があり、大雨が降れば土砂崩れで不通になる。県と県との間の交流は乏しい。6県それぞれにネット局が別々にあるくらいだし。山形市はどこか、と地図を出されても、オレには指摘できません。

 先週で仕事が一段落したので本日はやたらとヒマだった。一日中ネットに潜りっぱなし。それで疲れていたのかどうかはわからないが、ふとした拍子で、オレがホームページを開設していることをポロリと漏らしてしまった。はわわわわ〜ッ! さすがにアドレスまでいいはしなかったが、もしこのHPの内容を見られた日には、オレの社会的生命は断たれたも同然。特にユイとかユイとかユイとかに関する内容は一般人を引かせるに十分であろう。ダミーページを作ることを検討してみようカシラ。すべては社会的体面を守るために。

 FF9はヤングアダルト文庫を読んでるような気分でやればいい、とわかってきた。まずまず楽しい。
 あと「ワルツだけに3号で打ち止めだろう」というジタンの指摘には納得した。ワルツ・リーにもワルツ・ラーとかワルツ・ルーとかいう兄弟がいたのかもしれない。

ワルツといえばワルツ・リー

8月27日

 オレシカは比類無く面白いのであるがさすがに一つのゲームにず〜っとかかりきりになると脳が疲れてくるものである。そこで気分転換にFF9を開始してみた。無駄なまでに絵が綺麗だ……。家庭用ゲーム機でこんな絵が描けるようになったんだねえ、とか思った。ゲームに美しいグラフィックは不可欠要素である、という意見はONEによって否定されたも同然であるが(失礼)、でも重要なファクターの一つであることは確かであって、たとえば最近はオレシカの戦闘画面に感銘を受けたものである。水墨画風の背景に。だから世界観を確立するために無駄に美麗なグラフィックを描いているのだ、と解釈できないこともない。でもどこがフィールドの出入り口なのかよくわからないのはFF7同様であるのでダメだと思った。ジルオールといい、似非3Dフィールドの宿命なのではあろうが。というかまるでFF7をやっているような気がした。主人公金髪だしな。
 さしあたり最初の村のあたりまでプレイした感想は……これは王女様調教ゲームなのかッ!? というかそう捉えることによってFF9はオモシロゲームとオレの心の中で定義されることになる。だから、これは調教ゲームだ。FF7が潜水艦ゲームであるように。とりあえずグランディア2よりは面白いのでオレシカの合間にちまちまやっていきたいと思った。
 あとはFF7のシドのようなヤツが出てくればよいと思った。過去の栄光にしがみつき、でも今は若造(クラウド)のパシリで、酒を飲んだくれて女を殴るようなヤツ。
 あとウェッジとビッグスは〜?

 磯野カツオと木之元さくらはどっちが年上なのか誰か教えて欲しい。と今日見てて思った。

燃やせ その瞳に灯した炎に 命を賭けて

8月26日

 通天閣直下のゲーセンに行ったらDDR4thが出ていたのでさっそくプレイ。曲目が40曲くらい増えているらしくコンプリートすんのにまた時間がかかるなあとか思ったのだが、今回はマニアックの星7つ8つがちょっと簡単になっているような気がしますよ? 単にオレの腕前が上昇しているだけ、という可能性もあるが。でも星9つの難易度が尋常でなく、2曲ほどやってみたがどっちも何が起きてるのかわかんねえ、と思えること請け合いの難しさである。このリハクの目を持ってしても見抜けなんだわ〜! という感じ。

 来週からの通勤読書のため、「ソラリスの陽のもとに」(スタニスワフ・レム、ハヤカワ文庫SF)と「夢果つる街」(トレヴェニアン、角川文庫)を買ってきた。ソラリスは、以前人から借りて読んだのだが、再読してみたくなったので。科学者ケルビンが常駐3人の惑星ソラリスのステーションに行ってみたら、10年前に自殺した妻がそこにいた。恐ろしくなったのでそいつをだまくらかしてロケットに乗せ宇宙漂流刑に処してみたものの、ステーションに戻ってみたらやっぱり妻がそこにいた、という話。
 夢果つる街は同じ作者の「バスク、真夏の死」が面白かったので、買ってみた。しかし気になるのは、夢果つる街はソラリスの1.5倍くらい厚いのに、お値段はどっちも六百とウン十円。これはどういうことなの兄さん! 角川文庫の海外作品はアホみたいに高いのではなかったのかッ。

 昼頃召還を受け、OKI氏、番長とともに難波へカラオケに行った。機種はX2000であり5時間ほど歌いまくってみた。変にマニアックな曲が多いのはいいが、あまり新しい歌が入ってないってのは他と一緒。ハイパージョイとかチェックしてみたいんだが、どこにあるのやら。

赤い火 青い火 うらみの火

8月25日

 いつものごとく電撃PSを買った。しかし様々な種類のゲームはあれど、仮面ライダーV3の格ゲーの記事はあまりにも輝きすぎている。昔出た仮面ライダーの格ゲーを作ったところのヤツ。なんでまたV3を引っ張り出してくるなどというマニアックなマネをするのだろう。
 すべてがわかったウッソ・エヴィン! 奴らは仮面ライダーとV3でブランド名を確立しておいてから、宮内洋つながりでズバットの格ゲーを世に送り出すつもりであるに、違い、ないッ!(国防挺身隊風に)ありうる。ズバットDVD発売とかズバットの続編制作の可能性並に、ありうる。
 つまり、可能性はほとんどない。
 ズバットの続編の可能性の低さについてはちょっと前にOKI氏と語り合ったためしがある。最大の問題は、宮内洋の跡目を継げる人間など日本どころか世界を捜してもいるはずがないという点であろう。ジェットマンでトランザをやった人なんかちょっといいかもしれないが。イエローとカレー大食い勝負をしたときのあのあまりにも誇り高そうな姿は忘れられない。あとよだれの垂らしっぷりとか。
 しかし人は夢を見ずにはいられない。ズバットの続編はどんなタイトルがいいかしら、と帰り道の退屈を紛らわすため延々と考えてみたのでとりあえず列挙してみる。
・機動快傑Zズバット
・快傑新世紀ズバットX
・ズバット0080ポケットの中の快傑
・快傑戦隊ゴズバット
・快傑大帝ゴッドズバット
・UFO快傑ズバットダイザー
・銀河快傑ズバットガー
・大快傑17
・超時空快傑ズバットクロス
・太陽の快傑ズバット28号
・めぞん快傑
・地球防衛快傑ズ・バット
・こどものズバット
 きりがない。OPは「ほんとのズバットをお返しに」、EDは「ズバットの金字塔」でどうか。

 3週間ぶりのコレクターユイ。(エマニュエル兄さんのように両手を高く空に突き上げ)わたしはコレが見たかったんだ〜! 少女の持つくまのぬいぐるみが実はメソだったという恐ろしい事実も発覚して楽しいなあ。あと「あの少女はメールソフトなのではないか」という意見にちょっと関心。時代の最先端を行っているという感じだ。多分。
 それにしても犬飼博士はどういう意図をもってコントロルを設計したのか。ソフトウェアの分際でヒーローオタクってのはどういうことですか。

棺に釘を打つ者

8月24日

「狩りのとき」(スティーヴン・ハンター、扶桑社ミステリー文庫)読了。ボブ・ザ・ネイラー最後の冒険譚であり最後を飾るにふさわしい話だった。冒頭いきなりボブの家族が襲われる。1000メートル以上の距離からのスナイピングでありこんなドすげえマネができるのは世界でも数人しかいない、と調査を進めていったら、ベトナムで闘い、戦友を殺したソ連のスナイパー、ソララトフに突き当たる。しかし何故今更殺しにやってきたのか、などといった謎を孕みつつ、ボブは再び死闘を繰り広げる、というのがだいたいのあらすじ。上巻はまるまるボブのベトナム時代が語られるのだが、先日日記に書いたとおり、猛烈に生々しかった。ベトナムの気候のイヤさ加減が手に取るように伝わってきて、それこそアニメの「名探偵ホームズ」の最終回の、モリアーティ教授とトッドとスマイリーのセリフをもじって「どーしてこんなにベトベトなの?」「ベトナムだから〜」という寒いダジャレを語ることによって少しでも気を正気に保ちたくなるような代物だ。今回は仇敵ソララトフとの対決がメインに据えられているため、これまでの2作のような「ボブ・ザ・ネイラーの射殺ショー」はないが、いやあ、とっても面白かった。このシリーズはどれをとっても面白かったです。惜しむらくは「極大射程」とその他で訳者が違うため結構雰囲気が異なっているという点である。ベトナムで死んだ戦友の名が「極大射程」ではドニー、他ではダニーとなっておりシリーズ内における重要人物の名前が違うってのはなんだかなあ。
 それはともかく、かなりお薦めの作家である。このミス1位は伊達じゃない。邦訳作品はもう少しあるらしいので捜してみたいと思った。
 次に読む本がない。明日は退屈な通勤となりそうな気配。
灯せ平和の青信号

8月23日

 会社から灘駅へ向かう途中、線路を一本越えねばならないのだが、いままでその線路を電車が走っていたためしを、見たことがなかった。このあたりは三本の路線があるのだが、阪神はその線路より南側、JRは北側、阪急はもっと北側である。まさしくストレインジハイウェイであり、なんのためにこの線路が引かれているのか全くの謎だった。勇者特急隊専用線路としか解釈のしようがない。参考までにいうと勇者特急隊とは勇者特急マイトガインにおいて比類無きナイスガイ旋風寺舞人が率いるチームであり、OPで「助けを呼ぶ声に 世界のどこまでも 今すぐ飛んでゆく」と歌われるとおり、機関車でどこにでも出没する。たとえ、そこがアフリカの砂漠であろうが、アメリカの広野であろうが、機関車で。
 ところが本日の帰り道、今まで聞いたためしのない遮断機の音が聞こえた。「閉まらずの踏切」と勝手に名付けていた踏切が、しまっていたのだ。そして、その線路を走る列車の正体も、明らかになった。なんのことはない、JRの貨物列車だったのだ。でも別に、普段から灘駅のホームも貨物列車が走ってるじゃないですか。不思議である。というわけで、あの線路は勇者特急隊線路ということにしておこう。悲しい現実より美しい幻を。神戸魔人学園といい、灘駅周辺は怪しげなスポットとして変容しつつある。俺の中で。

 クロネコヤマトの不在票が届いているのを発見したのは、月曜だった。母親はこっちの都合を考えきっちりと土日のいずれかに荷物を送ってくるので、田舎からの荷物ではない。なんだろうと思って受け取ってみたら、中身はFF9だった。そういえば、田舎に帰ったときに弟が「FF9クリアしたんだけど、やる?」と言われて、なら送ってこい、と答えたんだった。こっちが社会人だってことを考えやがれこの大学生。いまだ就職決まってないくせに。といっても市職員にあっさりおさまりそうな気配だが……。
 遊ぶゲームがむやみに増えるというのは、時間のない社会人にとっては、厳しい事態である。セングラ2とグランディア2はスタックしているし、オレシカはこれがたった2500円でいいのかと思ってしまうほど面白すぎてやめられないし。セングラ2とグランディア2を買う金で、5本も買える。恐ろしい。まあちまちまとやっていくつもりではある。メモリーカードがあいてればいいけどね。

参観日の父親のように無力

8月22日

 はうーっ……おにいちゃん……くるしいよう……
 昨日以下のようなことを書いておきながら、今日は4時半頃に暑くて目が覚めた。汗はドカドカ出るし体温でシーツは熱いしといいことなし。しかも眠りを覚まされたとあっては不愉快千万であり、そりゃあ折原みさおのように苦しんでみるより、やり場のない怒りを抑える方法はないのである。クーラーをつけることによってこの問題を解決してみたものの、5時半頃、車をぶつけただのなんだのというオッサンの怒号でまたも目が覚めた。ここは情無用の新今宮。あまり寝た気がしねえ。

 しかしながら、朝の通勤電車を降りた頃には、気分爽快になっていた。というのは、電車の中で「狩りのとき」を読んでいたからである。ボブ・リー・スワガーのベトナム戦争時代の話で、これがまた、我々が「ベトナム戦争」に対して抱くイメージを助長してくれる情景描写が続くのである。霧とか土砂降りとか湿気とか、よどんだ空気が瘴気となって立ち上り、死の運び手としてたれ込めている様子が描き出されており、戦争どころかベトナムに行ったことすらない自分が、クソ重いバックパックをかついで泥沼の中を行軍させられているような錯覚に陥るほどだった。だからこそ、駅に降り立ったとき、空は曇天で、いつものごとく湿った空気は気持ち悪かったが、それでも「なんてさわやかな天気なんだろう」と思ってしまった。不覚にも。
 通勤電車でベトナム戦争の話を読んでいると、一日さわやかな気分で過ごすことができる。これは「地上に植えたワカメは消滅する」に匹敵するノーベル賞ものの大発見である。毎朝ベトナム戦争物の本を携帯して会社に行きたい、とすら思った。戦争バンザイ。じゃなくて反対。

持ち逃げは許さない

8月21日

 どうやら少しずつ晩夏に近づきつつあるようであり、ベッドの上で寝苦しい思いをすることもなくなって素晴らしいことこの上ないのであるが、なんか最近腰が痛い。正確には腰のすぐ丈夫の背筋が痛い。一日中腰痛を悪化させぬよう緊張していた。どうもイスが合ってない模様であり背が高いからと言っていいことばかりではないのである。いや年のせいではないんだ信じてくれ。

 JOJO。ナスカの地上絵みたいな髪型をした人が神父をやっていて良いのか? 珍妙な髪型の登場人物には事欠かないJOJOであるが、この神父様は間違いなく3本の指にはいる。ひょっとしたらベストワンかもしれない。両の眉がくっついてる人ってのは、元若人あきら(今の芸名忘れた)など実在するが、髪と眉が一体化してるのは反則だと思われます。あと口の中でサクランボの果肉だけを食らい種をくっつけたままにできる人はキスが上手ですか?

愛を叫べばセンセイション

8月20日

 オレシカ面白いのう。一日中オレシカばかりやっていたらいつの間にか日が暮れていた。ますますもってセングラ2が遠のいていく……。グランディア2はちょっとオモシロ話になってきたので、まだ手をつける気にはなるが。教会から「神の剣ラグナサーベルを捜して欲しい」との依頼を受け、おいおい神様って中東出身なんかいと思いつつ旅を続けていたのだが、発見してみたらこれがまたアホみたいに巨大なブツで、その正体はなんとビックリ宇宙戦艦。宇宙戦艦で月に行ってみたり、月面でパーティーメンバーの1人がエヴァ弐号機のごとく立ったまま、しかも蚊に食い殺されてみたり、その蚊が地上に降りてきて地球が地球が大ピンチになってみたり、とちょっと面白いので話の続きが気になるのです。しかしオレシカをやっているとRPGにストーリーなんていらねえよなあ、というのを改めて実感する。WIZ1の時代に証明されている事実ではあるが。
 それはさておき、「バーンとォ!」というイツ花の口癖にはやはり違和感を感じる。小さい「ォ」を強く発音するため、その後がブツリと切れ、次に続く言葉がマヌケな語感になる。のだと思われる。これを解決するには倒置法を駆使して「明日を信じましょう! バーンとォ!」という風に……してもなにやら変だな。やはり「ォ」が邪魔だ。「バーン」という擬音を使っておきながら「ォ」にアクセントが来るのが悪いっぽい。まあいけどな。イツ花はメイドのくせに豪放磊落でよい。
 あと、いくら短命の一族だからといって普段着に白装束を着るこたあねえだろうと思った。
今日もいつもの睡眠不足

8月19日

 日本橋をうろついていたら、「俺の屍を越えて行け」がザ・ベストになっているのを発見。このゲーム、発売されたのつい最近だったような気がしたが。2500円は安いや、というわけで購入。最近ゲームの衝動買いが多くなっている。社会人の財力を見せつけるのはけっこうだが、そろそろ奨学金の支払いもはじまるわけだし(払い終わるの2015年なんだって……)、少々自戒せねば。ゲームの感想はいずれ。とりあえず、「バーンとォ!」は微妙な語呂の悪さがあるので、心の中で勝手に「ドバーンとォ!」とか「ズバーンとォ!」とか翻訳しつつプレイしている。

 何故か知らないが激しくダルい。なんでだろう。やたら眠いし。なので今日の日記はあっさり目。
 X2000にカラオケに行きたい。ハイパージョイでも可。

暗黒祇園祭実行委員会設立宣言

8月18日

「高い城の男」(フィリップ・K・ディック、ハヤカワ文庫SF)読了。戦勝国日本に占領されたので、アメリカ人は皆易経に頼るようになりましたとさ、という話。ナチスの圧制に抵抗すべくアメリカ人が反旗を翻す話、と勝手に想像していたのだが、それは全くはずれで、ドイツ勝利後の世界に生きる人々を淡々と描く話だった。山もなければオチもなし。並行世界における通俗小説、という趣か。アンドロ羊を読んだのはかなり前のことで、細かいことは覚えてないが、これもまた荒廃した未来世界において淡々と日常の生活を描く話ではなかっただろうか。自信ないけど。覚えていることといえばキップルキップル、のみ。
 ディックの本は2冊目である。古典を読んでないってのはよくないなあ。アシモフもそこそこ、ハインラインもそこそこ、クラークに至っては一冊も読んでないんじゃ無かろうか。かつてSF研の会長も務めた男がなんというていたらく。もっと読まなきゃ。
 で、次は「狩りのとき」の予定。ボブ・リー・スワガーのシリーズでありさっそく誓いは破られた。

 またしても、ユイを見られなかった。昼間に雨が降ったんで、これはいけるか、と思ったのだが。暗黒祇園祭実行委員会などという実在するんだかしないんだかわからない奴らに頼ったオレが間違っていた。というかそれはオレの妄想の産物だ。というわけで、この悲劇を繰り返さないためにも、この場を借りて暗黒祇園祭実行委員会の設立を宣言するッ! 初代委員長はもちろんこのワタクシアレクセイ北小松。藤原大嶽丸とか適当なPNなりHNなりをでっち上げたいところではあるが、もうすでに3つ4つとHNを使っている身の上故断念。委員会はただいまメンバー1名、ワタクシのみ。活動内容は、雨を降らせたいと思ったときに、空に向かって毒電波を送り降雨を促進させる。委員会への参加資格は、毒電波が出せる人。自薦はオッケーだが他薦は遠慮。もちろんオレは毒電波出せますよ? あとハーネラへの信仰が篤くコールストームが使える人、ポップのようにラナリオンが唱えられる人も大歓迎。
 ともかく。暗黒祇園祭実行委員会という語感が我ながら猛烈に気に入った。このホームページのタイトルにしたいくらいである。

コールストームでシェリーとユイに会おう

8月17日

 朝6時半に目覚めた。暑さにうなされ、己の流した汗で気持ち悪くなりながら。たまらん。一時期に比べればいささかましになってきたような気もするけれど、でも少なくとも9月下旬まではこんな調子なんだよね。たまらん。

 大阪駅で乗り換え待ちをしていたら、向こう側のホームに、前面に「必勝号」と赤い字で書かれた列車が入ってきた。こんな強まった名前の列車があったのか、と驚いてよく見ると、高校野球の応援団のための臨時列車だった。なるほど。車窓にガンバレ光星学院とかなんとか書いてある。光星学院といえば青森代表であり、青森から大阪まで在来線を直通で来たんかい。単純に「新幹線かける2プラスアルファ」と考えても所要時間15時間。遠すぎる。甲子園に着くまでに体力の消耗は必至である上に、加えて関西の炎天下にさらされた日には死んじゃうよマジで。ただでさえ関西の気候は東北人には耐え難いというのに。応援団が弱まっている、というのも東北の高校が甲子園で勝てない理由の一つかも知れない。
 光星学院は今日も勝ったようであり、応援団のみなさんは明後日までどうするんだろう。よもや15時間かけて青森に帰りまた15時間かけて甲子園に来る、というのはありえないから宿泊するのだろうが、こんな大人数な単位で、ホテル側は収容人数を伸び縮みさせられるのだろうか。ホテル側も甲子園シーズン用のシフトを取っているのだろうが。今までこんな事考えもしなかっただけに、ちょっとばかりだが興味がわいた。

 しかし真の問題は明日も4試合予定なものでコレクターユイが見られない可能性が大、という点である。2週間も見られないなんてどうしてそんなひどいことをするの〜。明日早起きできれば、出勤がてらに甲子園に爆弾でも放り込むところである。しかしとっつかまって「コレクターユイがみたかたっただけなんです〜」などと自白してしまった日には末代までの恥でありとてもじゃないが生きていけない。というわけでおとなしく、明日雨が降ることを祈るだけにとどめておきたい。がんばれ暗黒祇園祭実行委員会。