漂流者の日々第5部

異境迷走編


プレゼントとは己の魂を物品に託して相手にぶつけるという行為ッ!

3月15日

 朝目覚めた時点では喉に違和感があるだけだったのだが、仕事に就いたら、鼻水は出る体は熱くなる頭は痛くなる鼻水は出る鼻水は出るで明らかに風邪の症状としか思えないものに見舞われた。このままではリーダーの席のティッシュを使い切ってしまうと判断したので早退させていただいた。仕事が締め切り間近のこの時期にそのようなマネをするとは罪深いことである。杜若あやめを略して「わかめ」と呼ぶほどに罪深い。だがこのまま定時まで頑張ってしまったら、翌朝起きあがれぬほどのダメージを食らうことになったであろう。致し方ない。明日のために今日は寝る。

 あとちょっと前の話だが、杜若あやめを「わかめ」とごく自然に言ってしまったので我ながら驚いたことがある。なんとゆう罰当たりな。いや彼女もおかっぱだしよう。

 最近またしてもちらちらとガンパレ関係のサイトを巡っている。で、ガンパレオンリー同人誌即売会の話を発見した。4月15日浪速区民センターでやるらしい。現在のワタクシは浪速区民であるのですぐ近所かい!? これは行かねばなるまいよ。と思ったのだが、4月15日って情報資格試験の日じゃないですか。会社の方から言われて初級シスアドを受けることになっている。どうする!? オレ!? 資格試験は何度でもあるが、浪速区民センターでのガンパレ同人即売会なんてこの先永劫にあり得まい。だが会社の方から「受けなかったら耳を削いでグラウンド10周か奥歯を抜いてグラウンド10周とか言われている。
 仮病を使うしか、ないのか。(もはや試験に行く気ナシ)5100円をドブに捨てることになんて気にしない。が……う〜ん。よく考えてみよう。
おれはいつも望み薄の方に賭ける癖がある。

3月14日

 最近仕事が忙しくて遅くなるので、少しでも電車に乗っている時間を短縮すべく、帰り道は三宮で折り返して新快速に乗るようにしている。よって大阪までの間は立ちっぱなしになることが多いのだが、まあ列車の揺れること揺れること。落ち着いて本も読んでられず何度もこけそうになる。特に今日は20分間ずっとぐらぐら揺れていた。まったくもう。しかし忘れてはならぬのは、オレの方が単にバランスが悪いだけなのではなかろうかという可能性である。バランス感覚の悪化は筋力の減衰によってもたらされるという。一日中デスクワークしてりゃ筋肉が弱まるのは必要であり、抜本的な対策が必要であると常々日記に書いておきながらやっぱり何一つこれということをしちゃいない。ゲーセンでDDRやるのも北斗の拳やるのもダイエットになりゃしねえのだ。シュウが強くて倒せねえし! ファルコを爆弾で道連れにしようとした南斗の双子も強くて倒せねえし! これはもう家庭用DDRのダイエットモードしかねえかなあ。ちょっと購入を考えてみたい。アルファ外伝と夜が来る! が控えているから難しいところだが。

「俺はレッド・ダイアモンド」(マーク・ショア、早川ミステリ文庫)読了。主人公サイモン・ジャフィーはしがないタクシー運転手。生き甲斐といえば唯一、パルプ雑誌のハードボイルドを読みあさることだけだ。特に彼は私立探偵レッド・ダイアモンドのシリーズが大好きだ。ダイアモンドは恋人フィフィを悪の首領ロッコの魔の手から救うべく日夜闘い続けるハードボイルドヒーローである。ところがある日、彼の宝物であるパルプ雑誌をすべて妻に売り払われてしまった。サイモンはブツリと切れた。人格が分裂するほどのショックを受けた。「俺は……レッド・ダイアモンド! だーッ!」彼は完全にレッド・ダイアモンドになり気って夜の街へと向かったのだった……。要約すると、リアル犬神明大活躍という話。主人公の妄想ぶりが見事であり、なにか悪いことがあったら、すべてロッコのせいにし、綺麗な女性を見かけたら誰でも彼でもフィフィと呼ぶ。ステキすぎる。
 その辺のオモシロぶりを除けば、まあ普通のハードボイルド小説である。この作者のハードボイルドマニアぶりはすごい。やはりハードボイルドでもっとも大事なのは猥雑さ、下品さ、そしてひとめぐりしてかっこいいセリフ回しであろう。ファントムはハードボイルド風味ではあるが、ハードボイルドそのものではあるまい。と思う。「おれは足の汚れを悪党の顔でぬぐいたかったのだが、やつが短銃身の改造ショットガンを手にしているために、やつを玄関マットの代用品にはできなかった。」イカす〜!

 電童。しばらくの間のダルみっぷりが嘘だったかのように凄い勢いで面白くなって参りました! このまま最終決戦に向かいどんどん盛り上がっていってくれることを切に願う……って電童、4月以降も続くらしいッスね。どうなる!?
カインの烙印

3月13日

 仕事がやたらと忙しくなって参りました。長時間集中してディスプレイから発せられる電磁波と向かい合うのは結構な苦行であり体力を吸い取られる思いである。故に今日は、リーダーから「ウィンドウズ2000アドバンスのどこがすごいのかちょっと調べといて」と言われたときに、「すごいのはカートリッジ1個で4人同時プレイできることです」とボケ返すことができなかった。でも忙しい割には、ヤフーオークションで「かつら」を検索してみんなで大笑いしてみたりもしたが。ヤフオクではヅラも出てるのか……。しかも希望落札価格120000円とかいうやつを発見して驚愕。日本は広い。

 予想通りというかなんというか、星ぷらに戻ろうとして、できなかった。月姫の殺伐とした世界に慣れきってしまったこの身、もはや平穏な学園生活に戻ることはかなわないというのか。この血にまみれた両手で愛する人をかき抱くことはできないというのか〜! というわけでガンパレを再開した。幻獣との殺し合いと平穏な学生生活の両方を満喫できるこのゲームは、今のオレにとって絶好のリハビリテーションになる。このゲームの学園生活が平穏か、といわれればかなり疑問の出るところではあろうが、ただいまPC芝村舞であるからして原先輩に追い回されることはない。かなり平穏。月末にアルファ外伝がでたら間違いなくスパロボ一色になるであろうからして、やれるだけやっておくつもり。いつエロゲに走るか予断は許されないが。

「魔女が笑う夜」(カーター・ディクスン、早川ミステリ文庫)読了。英国の田舎の村ストークドルイドでは、後家という署名の為された中傷の手紙があらゆる村人にばらまかれてパニック状態に陥っていた。自殺者までが出るに及んで、村の司祭は犯人探しに乗り出した。やがて後家は手紙でとある女性の寝室を訪れる、という予告を行った。その晩村人達は彼女の部屋を見張ることにした。誰一人入れるはずのないその部屋に、しかし後家は姿を現し、去っていった……というのがメインの謎。いつもながらの密室である。謎としては魅力的だが、そのトリックは……しょうもないものだった。しょうもないとしか形容のしようがなく、さすがバカな作品が多いカー作品の中でもひときわバカ、と称されるだけある。バッカで〜! イヤほめてるんですよ。HMはというとスーツケースアタックをかまして人をはねてみたりインディアンのコスプレをして泥の投げ合いをしてみたりと相変わらずの大暴れ。おまえは本当に探偵か。1950年作品とあるが、同じ年の作品の「ニューゲイトの花嫁」との落差っぷりには驚愕。
Blue Blue Glass Moon, Under The Crimson Air.

3月12日

 どうにも平和な毎日であるため、今日は会社の給湯器が新調されたということくらいしか書くべきことがない。日記に書くようなことか、と思わないでもないのだが、オレが、書く必要のないものを日記に書くというのはいつものことであるので書いてみる。前の給湯器と何が違うかというと、以前は茶と湯の二択だったのに対し、今度のは煎茶、ほうじ茶、湯かける熱いのと冷たいので六択になったことだ。その日の気分次第で冷たい茶とかも飲み放題であり(冬の間はやらないと思うが)、選択肢が多いということはいいことだ。その事実にワタクシは感動したので、今日はさんざんほうじ茶を飲みまくったのだった。この会社は選択肢を多く用意してくれるいい会社だ。トイレが和式洋式両方選べるのはどうかと思うが。洋式が塞がっているとき、和式にはいるのはためらってしまう。情けない?

 月蝕までを読み通し、月姫オールコンプリート。で総評。同人とは思えぬ内容であり大いに楽しんだ。伝奇ヴィジュアルノベルなんて痕以来だろうか。色の塗りが浅いとかバックログ機能がないとかBGMが少な目とか欠点はあるが、2500円という低価格の前にはすべてが霞む。喜んで我慢する。あと気になったのは登場人物に語らせる設定説明がやたら長いということ。まあこれは同人作品故どうこうということではなく、あらゆるゲーム、小説について回る問題だが。話の流れを断つことなく説明も行う、説明を話の中に自然に織り込むというのは難しいことだ。説明が少なすぎれば理解できないし、説明が長すぎれば冗長になり、神秘性も薄れる。バランスが肝心。個人的にはONEの「永遠の世界」程度、「とりあえず、そういうものがある(断言)」「盟約が世界を生んだ」くらいの量がベストだと思うのだが、世の中には「永遠の世界は説明不足」とおっしゃる方が多数おり、個々の意見は大いに割れるところだ。だから難しい。よって月姫の説明過多も十分目をつぶれる範囲である。
 いいところを挙げると、シナリオに尽きる。「失われた記憶」「殺人者とのシンクロ」等他のゲームにあったネタは散見されるが、そのあたりをうまく使いこなしているので二番煎じの感はない。結論としては、是非とも自分で買ってプレイしていただきたい、ということだ。こんなに面白いのになんとたったの2500円! いいものにはそれに見合った代価を支払うべきであります。
 あと個人的には琥珀さんが非常に良かったです。翡翠ってよく考えたら最後まで笑ってくれないのな。アンドロイド萌えの真の喜びは、感情をほとんどあらわにしない人が壁を突き破って素直な感情を笑顔で表現するという点に尽きるのであって、笑ってくれなきゃダメなんです! アンタもファントムのEDのエレンの笑顔にときめいただろ!? なあ!?

 で。星ぷらに戻ろうと思うのだが……殺るか殺られるかの殺伐とした世界に慣れきってしまったので、あのドイツ語で言うところのズルリエンベッタリッヒな雰囲気になじめそうもない気がする。なんか、夢を失った程度でガタガタぬかすなという感じ。(ヒドイ)ついこの間は、ファントムの直後にとらいあんぐるハート3やってたのになあ。

八百年の薔薇

3月11日

 朝からガオレンジャーアギトおじゃ魔女コンボを決めてみた。タイマー録画だが。ガオレンジャーのOPを録るのには成功したのだが……電童の提供テロップがブツリと切れると、いきなり「百獣戦隊! ガオレンジャー!」のタイトルコール。ひょっとして一番先頭、「ガオ! ガオ! ガァァ――ッッ!!」と叫ぶもっとも大事なところを取り損ねているのか?
 続けてアギト。どういうわけかクウガはさっぱり心の琴線に触れなかったワタクシであるが、アギト、面白いね……。一見二枚目でありながら実はへっぽこきわまりない氷川さんに、自分は萌え萌えであります! 警察の帽子が似合わねえ〜! これからは毎週見ようと思います。ハイ。
 おじゃ魔女は……とりあえず見とこうか、以上のモチベーションがわきそうにない。自分は幼女などどうでもいいのであります。

 昨日すっかり忘れていた月姫の引き渡しを行うため、OKI先輩のコールを受け自転車で日本橋に向かう。昨日は寄らなかったブックオフで2つCDを買った。1枚は真ゲッターロボヴォーカルコレクション。OVA真ゲッターの存在意義は唯一、OP「今がその時だ」にある、と断言していいだろう。希望を奪い去る者は〜どんな奴も許さない〜ッ♪ 燃える。もう1枚は今更という感じであるがFF7サウンドトラック。なんだかんだ言ってみても、俺にとってFF7は思い出深いゲームなのです。あの荒みきった世界観とか潜水艦ゲームとかエアリスとかエアリスとかエアリスとか。BGMを聞けば今でも「ドロボー! エアリス返せドロボー!」と叫びたくなる。好きなものは好きなのだ。

 月姫。アルクェイドトゥルー&グッドエンドクリア。たしかにグッドエンドの方がハッピーではあるが、トゥルーエンドの方が美しい。胸が締め付けられるのよう。アルクェイド様ったら猫みたいでかわいいです。「吸血殲鬼」なのにね。よく考えると立場的にヴェドゴニアのリァノーンであるな。月姫とヴェドゴニア、同じ吸血鬼ものであるが、比較して考えてみると……明らかに月姫の方が面白いな……。ヴェドは、個々のシナリオが短すぎる。やはりドラマ属性か特撮属性のいずれかに特化すべきだったのではなかろうかと思う。
 さらに隠し、琥珀エンドもクリア。てっきりオレのアンドロイド属性萌えは翡翠に行くと思っていたのだが……実は琥珀さんの方がアンドロイドでした。イイ! スゴくイイ〜! 隠しシナリオとはいえ大まかなシナリオの流れはこれまでと一緒。だが一段階ひねった内容であるので飽きることもなし。最後に控える敵はおまえか〜い! 気化冷凍法をマスターしたヤツでありそりゃ吸血鬼だったら気化冷凍法使えるわな。
 これで全シナリオ終了、コンプリートだがエピローグが物足りないな、と思っていたら……最後の最後でさらなる展開が! さながら"START AIR"なみのショックだッ! というわけでもう少々プレイしなければならない。物語の顛末をこの目で見届けるために。
 これからプレイしようとする方のために参考までに言っておくと、推奨クリア順番は秋葉→アルクェイド→翡翠→シエル→琥珀である。琥珀は隠しなんでまあ自然と最後になるわけであり、注意すべきはシエル先輩を後回しにすること。この人のシナリオは、他のシナリオの核となる謎をさらりとバラしてしまうため最後にした方がよいと思われる。そして、なんも知らずにシエル先輩を最初にクリアしてしまったオレは大失敗。あ、あぬー。
NIGHT AT THE MOCKING WIDOW

3月10日

 OKI先輩裕天先輩と難波日本橋をほっつき歩いてみる。とりあえず行ってみたのがX2000カラオケ。難波に一個所だけX2000が生き残っているカラオケ屋があるのだが、ハイパージョイの台頭著しい現在にあっては、X2000のアドバンテージは微少。ここにしかない曲というとギャバン以降メタルダーあたりまでのEDとか0083MEN OF DESTINYとか、数えるほどだ。もう僕たちにはX2000は必要ない、ということを改めて痛感した。それ以前にX2000、もはやどこにもないのだが。ガオレンジャーがもう入っていたのはえらいが、実はまだ覚えてないので歌えなかった。まだ1回しか聞いてないので。先週もOPだけ録りミスしたのよう。うちのテレビデオは時刻が微妙に遅れていくという役立たずなのである。買ってもう5年になるなあ。ビデオ買い換えは長いこと懸案事項になっているのだが、なかなか踏み込めない。いつになるやら。次の給料もスパロボ外伝と夜が来る! と2つ控えているだけに。貯金の切り崩しはしたくないし、こりゃ次のボーナスまで待機かね。

 本も買う。「雷鳴の中でも」「青ひげの花嫁」「魔女が笑う夜」と突然カー作品が3冊も復刊されていたので即ゲット。ミステリマガジンとの連動企画か。なかでも「魔女が笑う夜」はバカここに極まれりというある意味カーの代表的作品であり、かつそのトリックは誰もが愕然とするほどドすげえという伝説的作品である。ちょうど悪徳の都を読み終わったところであるので次の読書はこれとする。極力未読本ストックをためないようにしているワタクシであるが最近10冊くらいたまってきているので大ピンチ。「ウィーンの血」と「俺がレッドダイアモンド」と「石の夢」と3つも読みかけ放置というのも問題。なんとかしたい。
 あと魁!! クロマティ高校も買った。面白い〜!

 その後裕天先輩宅に行くことになったのだが、最近休みはいつも泊まりがけでありいい加減ダルいので本日は帰ることにした。そして自宅で、本日裕天先輩から引き渡される予定だった「青い鳥」を受け取るのを忘れていたことに気づいた。あ、あぬ〜!
 まあいい。どうせ月姫がまだ残っているのだ。星ぷらも、尽くしてあげちゃう2も、同窓会AGAINも、実はとらハ1も。スパロボ外伝までに全部こなせればいいんだが。
Killer inside her

3月9日

 昼くらいから、オフィスの窓の外で白いものが凄い勢いで降ってきた。故郷から1000キロくらい離れている神戸の地で、あんなにも激しい雪が舞うのを見ようとは思わなんだわ。おかげで皆「まかり間違って電車が止まったらコトだ」という意見に傾き、カラオケに行く話は流れた。この程度の雪で走れなくなるなんてまったく軟弱な電車だよ、と岩手県民たるアレクセイさんは言うところであるが、内心その軟弱さに感謝してみたり。内なるアニソンマニアと闘わずにすんだ。「雪は千の罪を覆い尽くす」(by「女王陛下のユリシーズ号)という言葉の好例であるといえよう。しかし今月中に一人会社を辞めるため、送別会が行われるであろうことは必至。カラオケ行こうという話になったのはそれがあったから、なわけだし。
 戦いは、避けられない。

 月姫。翡翠トゥルー&グッドエンドクリア。主人公が寝たきりになってメイドさんに介護を受ける話し。翡翠は感情を表に出さないメイドっ娘。アンドロイド萌えのアレクセイさんにとってはストライクゾーンであるはずなのだが、なんか微妙。いや翡翠が悪かったというわけではない。要所要所で姉の琥珀がおいしいところをさらっていってる、という事実が翡翠の印象を弱めているように思われる。エピローグの告白聞かされたら、なあ。人は強い暗示にかかると刃物で切られたとき実際に血が出るとゆう!(当たり前だ)双子である以上入れ替わりネタは絶対使ってくると思っていたが、こうも見事にシナリオに織り込むとは〜! という具合であって、感嘆。
 次はアルクェイド様に取りかかる。それにしても最近吸血鬼の出てくるエロゲばかりやっているような気がする。エロゲネタだけでドラキュラ紀元が書けるんじゃないかという勢いだ。

「悪徳の都」(スティーヴン・ハンター、扶桑社ミステリー文庫)読了。時は第二次世界大戦終了後、アメリカ南部を舞台にしてボブ・ザ・ネイラーの父アールの話が語られる。時代をさかのぼってはいるが今までのシリーズキャラクター大集合という感じで、「ダーティーホワイトボーイズ」のC・Dやら「ブラックライト」のフレンチー・ショートやらまあわさわさ出てくること。単体で読んでも面白いが、前4作を読んでおいたほうがより面白いだろう。
 内容はというと、「アールの人生は暗視装置にたたられまくり」という話。これより十数年あと、「ブラックライト」で語られるアールの死にも暗視装置が絡んでくるわけであり、なんといったものやら。ハンターのデビュー作「魔弾」も暗視装置の話だったし、この人暗視装置になんかこだわりがあるのかね?
本当は恐ろしいポケモンストーリー

3月8日

 一時寒さがゆるんだと思ったのだが、またもとの寒さに戻ってしまったようで。今日の帰り道は風がひどかった。暦の上では既に春だというのに、外を歩く者を凍死させんばかりの勢いで冷たい風が吹き付けており、灘駅では自然の風と快速の風の二重苦に苛まれた。灘駅はやたらと吹きさらしが厳しいため、駅構内で(というか大阪行きホームと三宮行きホームをつなぐ陸橋の中で)列車が来るまで待機する乗客も見受けられる。ところが間の悪いことに最近灘駅では大々的にペンキ塗り替えが行われておりシンナー臭のきついこときついこと。冷たい風に耐えるかシンナー臭に耐えるかという二択であり、これがいわゆる前門の虎後門の狼という奴なのだなあと思った。
 部屋に帰り着いてみても風は止むことを知らない。いわゆるビル風というやつなのか、風が吹くたび凄い音がして部屋の窓がガタガタ揺れる。決して立て付けが悪いわけではないのだが。二階の祐一の部屋に月宮あゆがアタックをかけたときもこんな感じだったのだろうかとバカなことを考えてみる。

 と必至に頭を絞って書いてはみたが、やはり今日はさして書くこともない平穏な一日だった、としか言いようがない。月姫も翡翠ルート途中。悪徳の都もやっと下巻。現時点においては感想を述べられない。時折愉快な話題を提供してくださる上長は高知に出張しており、いない。聞くところによると、1Gのメモリを持たされてあわあわあわ〜とする仕事らしい。

 …………
 悩んでみても本当に何も書くことなし。題名も適当。まあ、こんな日もある。
血の収穫

3月7日

 このマンションに無法者がいる。
 現在の住居は6階で悪質なビラ合戦が繰り広げられたり6階から落っこちて人死にが出たりとやたら荒っぽいマンションであるからして不思議でもないのだが、どういうつもりかエレベーターに生活ゴミを放置する不逞の輩がいる。仕事から帰ってきてエレベーターにはいるとゴミ袋やら読み捨てた雑誌やらが投げ込まれていて不快な気持ちになるのだが、今日エレベーター内部でパソコンとおぼしき物体を発見したときにはさすがに度肝を抜かれた。誰じゃいこんな恐ろしいマネをするのは〜! ディスプレイもキーボードも完璧に黄ばんでおりかなりの年季モノ。だが本体がねえぞとよく見てみたら、ディスプレイの前面にフロッピーディスクのスロットとCANOWORD350の文字を発見。でっけえワープロか。なんでもかんでもe-さえつけておけばはやり言葉になるこの現代にあっては、斯様なブツ、捨てたくなるのもわかる。だがエレベーター内に放置とはどういうことか。どいつか知らないが常識を知らぬ輩め……

 月姫。遠野秋葉トゥルー&ノーマルエンドクリア。兄と妹でらぶらぶシナリオかと思いきや急転直下の掟破り的超高速アルジャーノン現象に見舞われて最終的にはオレの命か相手の魂かというファントムのクロウディアシナリオの最終選択なみの究極二択を迫られる。そしてどっちもあまり救われない。あぬーッ! きっつーッ! どっちもへこんだ。いやあいいデキっスよこの話。ひ、ひぐー! 腐れた血は恐ろしいという話だった。あとアルクェイド様の出番がない。仕方ないのでゲームオーバー時の猫アルクで心をなごまさざるをえない。猫アルクはラクガキの分際でとってもかわいいです。
 それにしても。主人公はHシーンになると途端に羞恥プレイヤーになるってのはどういうことか。シナリオ全編を通して「わては吸血鬼ちゃいまんねや〜!」「脳が痛ェ〜!」と悩み苦しみ続けているだけにすげえ違和感が。ここでストレス解消をしているのかもしれぬ。

 電童。バ、バイクがいっぱいなの〜! あんだけたくさんあるということは別にベガ様専用というわけではなさそうだ。誰も乗らないだけで。そりゃ爆弾がわりにもするわな。
 でベガ様本人というと鳩尾をやられて気絶したのがややヘボい。が久々の兄弟対決でありやはりアルテアさんが出てくると話が面白いなあと思った。
Dark of the Moon

3月6日

 昼休み、普段は弁当で済ませているところを珍しくも先輩方と店に食べに行って談笑していたら、いつの間にやら「週末にカラオケに行こう」と話が決まってしまっていた。あ、あぬー。またしてもアレクセイさん社会的体面の危機。さしあたり「僕の歌の知識は80年代で止まってますから」とか「好きなのはTMNと谷村新司です」とか適当なことを言っておいたが、真の敵は、マイクを持つと猛烈にアニソンを歌いたくなるという己の裡から湧き出る衝動である。金曜日は内なる(社会的体面)殺人者との死闘を繰り広げることになろう。
 こういう状態を「社会的リスクを背負う」と言い換えることができる、とこの間ZDNNで読んで学んだ。こう呼ぶとなんとなく危機感が伝わっていい感じである。ZDNNは未知の単語をたくさん教えてくれる素晴らしいサイトだ。イスラエルパレスチナの衝突の一環として繰り広げられているサイバー戦争のことをe-ジハードと呼ぶ、とか。最近はなんでもかんでもe-さえつけときゃいいんかい。
 いいらしい。思うに、E電は10年早かったのであろう。

 月姫。遠野秋葉の線で攻略中。だが1日2時間強しか時間を割けぬ身の上、いつになったらクリアできるやら。シナリオ原稿5000枚は伊達ではない。しかもゲームオーバー後のヒントコーナーが面白いのでいちいちバッドエンドルートを辿ってみたり。このゲームの攻略サイトはむしろバッドエンドをコンプリートするために見るものであろう。もう見てるけど。
 んで秋葉さん。主人公の妹であるが、一般的に思われているところの妹属性はかなり薄め。遠野家当主としての責務を負っており、野放図に育ってきた兄にいちいちつらくあたるロッテンマイヤーさんのような人ではあるのだが、その陰には病弱な兄の身を案ずる妹としての姿も見え隠れするわけでその辺のバランスが絶妙。演出もツボをついてくる。21世紀に突入したこの現代にあって、カレーパンの食べ方が分からなくて悩む深窓の令嬢がいるかーいッ! 噛みついてねじ込め! イヤむしろオレにねじ込ませろッ! 萌えいでか! バオー! という具合であり実のところ日記なんて書いてる暇などありゃしねえのだ。話の方も謎が謎を呼んで続く、でありファントムほどじゃないがファントムの次くらいにはまっており同人ゲームでこんなハイレベルな作品が作れるようになったとは驚愕の一言。スゲェ。
The 7th Book that deny reincarnation

3月5日

 帰り道上長に聞いた話。
 先週の月曜日だったか、ワタクシリーダーに叱られたのである。勤務一年にしてようやく仕事になれてきたかなあと思いつつもまだまだ未熟であることを知り大いに反省した。所詮新人ですものね。で、どうもその光景を出先の会社のお偉いさんが見ていたらしいのである。そのお偉いさんはあとでリーダーを捕まえてこう言ったらしいのである。「いくら外注だからって、向こうのお偉いさんをあんな風に叱るのはまずいんちゃうの?」とかなんとか。
 あ、あぬーッ! 入社してやっと1年の青二才がアンタには「お偉いさん」に見えるんかい! キー! まあ確かに、生まれたときから「見た目十歳増しの呪い」という十字架を背負ったこのワタクシではあるが、向こうの会社の人にもそう思われていたとは……。若いうちから貫禄があるように見えるということだ、と前向きに解釈せざるを得ないことは分かっている。それは、この混沌極まった不浄の巷を生きていく上で、有利なことではある。だが、この胸を駆け抜ける一抹の寂寥感は何なのか。

 月姫。シエル先輩グッドエンドクリア。ある意味こっちの方が幸せかもな。不死の怪物2人に追いかけ回される毎日というのも……
 いや、不幸か。Hシーンでメガネの有り無しを選べるのは良し。だがメガネ有りの画像がCGモードに追加されないのは不可。よって相殺。できれば第七聖典を抱えた先輩の足下だけが入っている画像も欲しかった。あと主人公が急に小太郎君風味になるのが面白かった。まあ、メガネっ娘はいじめるのが基本だからな。
 現状における評価は、高い。やめられませんなこのゲーム。いくつかの批評サイトを(会社から)回ってみたが、なるほどどこも高評価。DAL先輩が推すのもわかる。ので次は「月の裏側」秋葉シナリオに行く。悪妹。
教えて! 知得留先生!

3月4日

 昨晩はゾイドを見た直後にちょっと寝るつもりで横になり、二時間ほど寝た。日記を書いてないのを思い出して起きてはみたものの体がダルいのでやっつけ仕事で日記をアップして、すぐまた寝た。明日は早起きできるだろうなあと思っていたのだが目が覚めたら9時。14時間寝た。大学3回の時にコンパで徹夜後カラオケに行って午後6時に寝たら目が覚めたのが翌朝午前9時、以来の歴代2位。うー……弱まっている。

 なんかジュンク堂で買い物するモノがあったような、とぼんやり考えていたら、今月のミステリマガジンがカー特集だったことを思い出した。思えばカーに本格的にはまり始めたのは7年前のミステリマガジンのカー特集あたりがきっかけでもあり買わねばー! と思って出かけてみたものの、売り切れていた。なんてこったい。SFマガジンは山のように詰んであるというのに! これはカー人気が高まっている証拠ではあるのだが喜んだものやら悲しんだものやら。
 でも予想だにしなかったスティーヴン・ハンターの新刊「悪徳の都」が出ていたので即ゲット。最近ゴダードは出るしやながわさん経由でトンプスンやらパワーズが読めるし読書関係が充実しまくっている。おかげで本がたまって大変だ。
 あととらのあなで珍しくもマンガを3冊も買ってみた。ストーンオーシャン5、邪馬台幻想記1、課長バカ一代1。課長バカ一代はオレ的にすごいヒットだったのでさっさと続刊をかき集めようと思った。

 星ぷら。真田恭子先輩クリア。佳多奈シナリオで「自閉症患者は、他人には理解しがたい行動原理をかたくなに守っているに過ぎない」といった趣旨の説明があったが、真田先輩もまた他人には理解しえぬ行動原理の持ち主であり他人とすれ違うことすれ違うこと。シナリオのメインになるのもそのすれ違いっぷりであり、それは時にはギャグとなりシリアスとなり、とまあキャラクターとシナリオが表裏一体化した良くできた話だった。見事。残るはサーシャただ一人となったのだが。

 月姫を開始した。街で猟奇殺人事件が頻発する中、主人公が「メガネメガネメガネ〜」とメガネを探し続ける話。なんと主人公がメガネっ子という革新的設定。雰囲気はONE+痕+ヴェドゴニアという感じ。同人ソフトとは思えぬほど質が高いので落ち着いてプレイできる。アルクェイド様の線で進めていこうと思っていたのだが気がついたらシエル先輩トゥルーエンドに。あれれ。最初の方で先輩にべったりしていたのが原因か。でも先輩もステキだった。夜の校庭で対峙するシーンは驚愕でありそんなごっついブツをどこに隠してたんですか先輩〜! かなり面白いので星ぷらを中断せねばならぬ模様。

「ゲッタウェイ」(ジム・トンプスン、角川文庫)読了。銀行強盗やって仲間を撃って金を独り占めしたはいいものの、妻の手際が悪くてトラブルには巻き込まれるし撃ち殺したはずの強盗仲間が実は生きていて追っかけてくるしでもう大変。果たしてドク・マッコイは逃避行の目的地エル・レイの王国に逃げ込むことができるのでしょうか? という話。やはりトンプスン作品の魅力は、主人公が他者をゴミのように殺していくそのあっけなさであり、冒頭帽子の中から銃をとりだして撃つところで大笑い。マッコイ夫妻の「お互いを熟知しているが故に、お互いを信用しきれない」ところが全編に緊張感を与えており、オチに至るまで笑ったものやら悲しんだものやらという具合。
帽子から飛び出した銃

3月2日〜3月3日

 金曜の晩に呼ばれて裕天先輩宅に行って一晩遊んで返す刀で日本橋徘徊までしてみたらなにやら体がだるいやらなんやらでえらく疲労。色々書きたいことはあるのだがどうにもディスプレイに向き合うのもめんどくさいので詳しいことはまた明日。とりあえず「月姫買った」とだけ書いておく。だるー……
星の数だけ命を蓄えれば

3月1日

 ショッキングなことがあった。会社の人たちがみんな……「白い恋人なんて知らない」なんて言い張るんだ! ちょっと待ってくれよ! 銘菓白い恋人は北海道の代名詞と言うべき一般常識ではなかったのか! 誰かが北海道土産に買ってきた途端血で血を洗う争奪戦が起きるくらいうまい菓子であり、争奪戦を何度もくぐり抜けてきたワタクシとしては、誰もが知っていて当然だと思っていたのだが。またしても、グランドキャニオンのように深い文化圏の溝にはまり、アレクセイさんは嘆き悲しむのでありました。白い恋人がわからないのであれば、「白い恋人ドリンク」のことを言ってみてもウケを取れないではないか! あ、あぬー。
 さらに「平泉なんて知らない」などという方まで現れる始末。さすがにそれはどうかと思う。

 謎の武闘家消・費税の脅威はあっさりと解決をみたのだが他にもトラブル続出で疲れる一日だった。しかもこんな日に限って下痢気味で腹が痛い。トラブルの嵐をドリブルでかわすのは不可能です。

 星ぷらは真田先輩攻略中。修学旅行で流星雨を見るあたり。やはり天体ショーを目の当たりにすれば心を洗われるような感動に包まれるのが当然であり、これを見て狂気の殺人技ジャコビニ流星打法を思いついた宇野球一はすさんでいると思った。
 あと最近ガンパレプレイ再開熱が高まってきたような気がするのでこの機会を逃してはなるまいと思った。ただし同時にDARKROWS再開熱も高まっているような気がするので予断は許されない。アレもコンプリートしてないし。
 病理学的に調教ゲームを好まないアレクセイさんが何故DARKROWSを楽しむことができたか、思索に思索を重ねた結果、理解できたような気がする。頭の悪い面白プレイがあまりにもたくさんあったからなのだろう。澱み、退廃といった単語を形にしたような暗いバックストーリー、全般的に抑えられた筆致とのギャップがステキ。実はこの世界の支配者は娼館の元締めであるという話だし。想像力の限りを尽くしてこのようなバカプレイを思いつく制作者の苦労には頭が下がるばかりである。
 あと絵がオレ的にストライクゾーンに入っているのも大きいのか。顎が刺さりそうでも大丈夫。