漂流者の日々第5部

異境迷走編


こっぺりした感情

7月31日

 掲示板で指摘を受けたので、今度はコッペパンの名前の由来についてネットを駆使して調査してみた。もちろん会社から。
 で、判明したのは、ドイツ語語源説と(昨日書いた"Kopf"が転じてコッペパン、という説)フランス語語源説の二つがあり、後者フランス語源説のほうが一般的であるという事実。フランス語で「切る」という意味の「クーペ」が転じてコッペパン、らしい。この場合の「切る」とは切れ目の意であり、要はフランスパンにいくつも入っているような切れ目のことを指すようだ。別にコッペパンに切れ目なんか入ってないじゃねえか、と思ったものの、そこはそれ、海外のものを表面的に採り入れ、その本質を自分の都合のいいように変容させてとりこむのが得意な日本人である、コッペパン伝来の過程においてもともとは存在した切れ目がなくなってしまった、とは容易に想像できること。それに食い物に関しては必ずしも名は体を表さないというのも事実。「ウチのたこ焼きにタコが入ってへんかったやとォ? ほんだらタイヤキんなかにタイがはいっとるんかい!?」という話を知らない者はいないだろう。森永エンゼルパイにエンゼルが入っているわけでもなければお子様ランチにお子様が入っているわけでもなく、韓国冷麺に韓国が入っていることもない。つまりコッペパンはコッペを持ち合わせていなくてもコッペパンを名乗る資格は十分に持ち合わせている、ということだ。「僕はコッペパンでいいんだ!」と快哉を叫ぶコッペパンの声が聞こえてきそうだ。
 ついでに「こっぺり」で検索をかけてみたら約20件ちょっとヒットした。ほとんどがnoirのサイト名とそこへのリンクだったのだが、他に「こっぺり」とは「すべて」「ほとんど」「あらかた」といった意味を表す三重県あたりの方言であるという衝撃の事実があらわになった。またしても新たな疑問が発生してしまった。バレエ「コッペリア」と三重の方言「こっぺり」に相関関係はあるのだろうか、と問うてみれば、そりゃあるに違いない。アーカンソーは「ある関西」が訛った地名だ、という事実並に、相関関係があるに違いない。のだがその理由を探すのはあまりにめんどくさいので、コッペリアの謎にまつわる巡礼の旅はここいらでやめとしたい。ファントムのエンディングでモンゴルに行ったエレンのような微妙な灰色決着ではあるが、ここまででいい。この胸の裡にはぐくまれたこっぺりとした記憶があれば、わたしは生きて行ける。
 単なる曲の題名の話題でここまで引っ張れるとは全然思ってもみなかったわい。

「青ひげの花嫁」(カーター・ディクスン、早川文庫HM)読了。青ひげとは「殺人鬼」の意味であって、結婚した花嫁は実は髭ッコだった、という話ではないのであしからず。戦前、ロージャー・ビューリーという殺人鬼がいた。女性をたらしこんでは次々殺害、財産を根こそぎ奪う、という手口なのだが、死体がみつからないために警察はどうしても彼を逮捕することができなかった。そして戦後、とある俳優の元に劇の脚本が送られてきた。その脚本には、ロージャー・ビューリーその人しか知り得ないはずの、事件の詳細が描かれていた……という話。
 トリックはあっさり目、むしろ人間同志の感情の対立に紙幅を裂く、というカー40年代の典型的作品。まあ普通作やねえ。この時期の作品だと「猫と鼠の殺人」「死者のノック」あたりが好きなんだが、この作品はぱっとしない。正直言ってこの時期のHMものはHMの暴走っぷりが唯一の見所、という作品が多くて困る。今回はパンチングマシンを粉砕して酒場で大乱闘、だった。でも「五つの箱の死」の「寝巻き姿で果物売りの屋台を引っ張って鍛錬しているところを車にはねられる」ほどのインパクトはない。すなわち、読んでてつらかった。カーの良作はもうこっぺり読んでしまっているだけに、全作読破への道は果てしなく厳しい。
コッペリアの鼓動

7月30日

 掲示板で指摘を受けたので、ワタクシもコッペリアについてネットを駆使し調査してみた。もちろん会社から。コッペリアとは同名のバレエに出てくるオートマタの名前で、なんでもコッペリウスとかいう青年だか老人だかに造られたらしい。で、コッペリウスはコッペリアに惚れてしまって……という感じの喜劇であるらしい。19世紀の作品だそうで、人造人間萌えってのも時代を超えて人の心の中に普遍的に存在するんだなあ、とやや筋違いな感想を抱いた。あと某サイトでは「コッペリアについて知らない人は多分いないと思いますが……」という前置きがあってちょっと鬱。
 なるほど、noirのOPテーマのタイトルとしての「コッペリア」は、わかった。自動人形という意味合いならば、筋が通る。だが、今ここで新たなる謎が発生したという事実に目をそむけるわけにはいかない。では、コッペパンのコッペとは一体どういう意味なのか、という謎だ。コッペパンの形状が/色合いが/味が/存在そのものがこっぺりとしているからコッペパン、という可能性は潰えてしまった。人造人間萌えな人間(すなわちワタクシのごとき人間のコト)をさして「アレクセイは相変わらずこっぺりしているなあ」という用法は、まだしも考えられる。だが、人造人間萌えとパンとは、どうしてもつながらない。真っ先に思いつくのはドイツ語で「頭」を意味する"Kopf"の格変化形であるが、頭とパンというのもつながらない。昔ドイツにはコッペパンみたいな頭の形状をした生物が棲んでいたのだろうか。そして仮にアンパンマン世界に「コッペパンマン」が存在するとすれば、そいつは生まれながらにして二重の欺瞞を背負っていることになる。コッペなのにパン、そしてパンなのにマン。というか本当にいそうだなあ。
 コッペリアの謎とはしばらく付き合っていかなければならないようだ。こっぺり。

 神戸に向かう朝の電車で、妙な母娘連れに出会った。
 大阪駅に並んでいる時点で、娘(中学生〜高校生以上?)が泣きながら大きな声で騒いでいたので「ウザイなあ」と思っていたのだが、車中での母娘の会話を総合すると(どうにも下世話な話だが、聞こえてくるのだから仕方がない)どうも、どこかの施設から脱出した娘を母親が連れ戻そうとしているところらしかった。しかし具体的な施設の名前(病院とか養護施設とか)は出てこなかっただけにあやしさ大爆発。きっと秘密研究所で実験動物として飼われているに違いない、といった妄想を働かせるのは人間として当然の反応だよね。
 その姿に昔の自分を思い出して果てしなくブルーになったのは秘密。って別にオレが昔実験動物だったわけじゃねえですよ?

 リ・クルス、誘拐イベント救出失敗エンドを見た。やっぱりまゆの壊れ方が前作比約三倍。トランザ様なんて目じゃねえよ、って感じの壊れ具合であり、ケツを掘られて失語症になった雨音ちゃんはまだしも精神的に頑丈だったのだなあと思った。マジで怖い……
過去への巡礼

7月29日

 昨日購入したノワールDVDには初回限定としてハーフボックス(即ちDVDを収納する箱)が付属してあるのだが、よく見ると「DVD7枚+初回限定仕様のサントラCD収容可能」と書いてある。それはつまりオレにサントラを買えって事だなッ! と理解したので朝日本橋に出かけて捜索してみた。ところがやっぱり見当たらない。ディスクピアでも見当たらない。が、ふらりと入ったゲーマーズではDVDともども山のように置いてあった。この両極端な商品の置き方は一体何なのよ。非買運動? まあたしかに内容がお子様向けでないのは認めるが。ネクタイで首の骨ヘシ折ったりメガネのつるを耳の穴にネジ込んだりしてるから。
 で、サントラであるが、どこからどう見ても普通のCDケースだった。初回限定仕様ってのはどこにあるのよ、と思ったが、どこにも見当たらないどころか発売されているのかどうか怪しい。ので妥協して購入。ものの見事に踊らされてんなあと自分で思わないでもないものの、まあ気にしない。
 現在一番気になっているのはOPテーマタイトル「コッペリアの柩」のコッペリアとは一体なんなのか、という謎であり、ひょっとしたらサントラになんか書いてあるのではなかろうか、と思ったのだが、特にどうという記述も見当たらない。コッペリアってなんなんだろう。齢25にしていまだコッペパンのコッペの意味を知らぬオレにはこの謎は解き得ないのだろうか。答えがわからないというのは実にすわりが悪いので、暫定的にコッペリアとは「こ、こっぺりしてるのぉぉッ!」の意、と解釈しておきたい。
 あと無事に画面を4:3にする方法がわかった。さっすが僕のPS2! エライエライ!(新井木勇美風に)が、今度は顔が短いように、全般的に短いように見うけられる。長いのになれたが故の錯視なのかそれとも本当に短いのか。これもやや謎。

 リ・クルス、鈴麗蘭エンドを見る。お話としてはまあ安定していて良かったもののタイガージョーの出番がねえぞオラ。ジョーの新しい出番はあるんだろうか……
 ミュシャノーマルエンドも見た。前作のシナリオの真中あたりに二号機の話を交えており前よりもさらに良くなってると思いますよ。単純に前より分量が多くなっているので大王カウンター時間切れぎりぎりのクリアだったが。ところが、羽は白くしたのに、EDで破滅の刻印(すべてを夢オチにする力)が発動しなかった。一体どォゆうことだァァ――ッッ!! オレが不甲斐ないばかりに、ミュは、ミュは――ッ! スージーで画像を引っ張り出したところ(……)どうもトゥルーエンドがあるらしい。戦いはまだ終わっていないようだな……!
 あとスージーで見ただけだが、秋月まゆの壊れっぷりが前作比3倍になっていた。あわあわあわ。

 夕方頃、今日が選挙日だということに気がついた。ところが今まさにエンジェリックレイヤーが始まらんとする時間。どっちが大事かと問われれば、選挙は8時までやっているがALは30分番組であるので、きっちり鑑賞してから出かけた。つまらんなあ面白くないなあと思いつつなぜか毎週毎週見てしまう。不思議だ。
 で、生まれて初めて選挙に行ってみた。齢25になんなんとする人間がはじめて投票、というのは民主主義国家の一員としてややアレであると思わないでもない。選挙そのものより選挙会場の小学校のほうがより興味深かったというのも事実。今の小学校にはパソコン教室っつう部屋があるんですなあ。さすが都会の小学校、なのか、今やどこの小学校でも一般的、なのか。
 最大の問題として、「大阪選挙区でどんな人が立候補しているのかまったく知らない」というのがあったのだが、投票コーナーにリストが張られてあったので助かった。兵庫選挙区でどんな人が出てるのかはよくわかってるんだけどねえ。あと比例区のほうのリストもあったが、羽柴秀吉は下から数えたほうが早いポジションにいた。というか自由連合は比例立候補者が抜群に多い。自民や民主より多い。そりゃ無謀だろ。テレビCMは党首が子供を誘拐しようとしている風にしか見えないし、残念ながら彼らにこの国の未来を任せようという気は起こらない。というわけで羽柴秀吉に投票するのは止めておいた。
コッペリアの柩

7月28日

 約束どおり、職場の同期の人間と日本橋をめぐって歩く。日本橋遠征人間の例に漏れず、彼もまたカバンの残り容積を限りなく0%近くにさせていた。やはり、電車賃払って買い物にくる以上その投資に見合った効用を得なければならない→いっぱいものを買う、という心理は普遍的に働く模様。HDDの人間だけではなく。
 本日のオレの目的はノワールDVDだったのだが、何ゆえか見当たらない。ソフマップ各店を回ってみたが影も形もない。ところが、同期の人間の助言を受けてディスクピアに行ってみたら山のように置いてあった。どういうことだろう。ソフマップで買いたかったのではあるがジョーシンのポイントカードも持ち合わせていたので妥協して購入。日記書いた後に見るので感想はまた明日。

 ONLY YOUリ・クルス、杜若あやめクリア。細部に至るまで前作と一緒だった。「贈り物とはッ! 己の魂を物品に託して相手にぶつけるという行為ッ!」とか「病院内では静粛に!」とか。ほかのヒロインは結構シナリオに変更加えられてるっぽいのにねえ? あやめシナリオの完成度は前作の時点で高かった、ということなのだろうか。あと鏡守萌木シナリオも並行してクリアした。ヒロイン同時攻略可能なゲームやるの久しぶりだなあ。最初のプレイで羽を二枚白くできたのなら、まあいいほうであろ。今回羽が八枚なので漢エンド見るの難しそう……
 というか最初からミュ狙いでプレイしていたのだが。前作からの変更点の一つとして、ヒロインの居場所をマップ上に表示するという機能が追加されており実にやりやすいのだが、ミュだけはイレギュラー的存在であるため居場所が表示されねえ。ミュだけ難易度が前作と変わらずかつ微妙に出現フラグが増えているため、「みゅー! みゅー!」とONEの椎名繭のように叫びながらN市内を駆けずり回る羽目になった。やっとミュの隠れ家にたどり着いたときには大王カウンターが2000を切ってましたとさ。次こそ必ず!
 前作に比べると、ミュシャ、頭の悪さに磨きがかかってるような気がする。妹が出てきてなにやら鋼鉄天使な感じだ……

(追記)ノワール鑑賞。簡潔に言うと、フランスで二人の女が殺し屋家業をする話。いいッ! すごくイイっ! ディ・モールト(非常に)いい〜ッ! なんでこんな面白いアニメを大阪で放送してくれないんだッ! と興奮するほど面白かったのでこりゃDVD買いつづけるしかないッスよ、と思った。ただし問題が一点だけあって、どうもワイドビジョン用に作られているらしいのでウチのテレビだと画像が歪む。すなわち、顔が長い。顔だけじゃなく全般的に長い。斜めのカットは果てしなくバランスが狂う。くわッ! オレにワイドビジョン買えいうんかいッ!
 あと記憶を失った殺し屋の少女とかオルゴールつき懐中時計とかいった要素が出てきており一部でファントムとかファントムとかファントムとか騒がれた理由がよくわかった。

(さらに追記)DVD付属の解説書を見ていたら「普通のビデオを御使用の場合はプレーヤーの設定で4:3にしてご覧ください」とかいう記述を発見し、たしかに画面サイズの設定画面が存在するのは発見したが、16:9で固定されたまま頑として動きませんでした。くそったれッ! PS2のクソッタレェェ――ッッ!! ってDVD再生をいまだPS2に頼ってる僕が悪いですか。ああオレはいまだにBSビデオも買ってない情けない男だ……!
 買えよ。

傷ついた君の向こうに 何が待つのか

7月27日

 朝職場で唐突に、「今日会社の飲み会だから」と上長に申し渡された。完全に失念していた。まあ毎年この時期に飲み会があるとわかってはいたが、まったくもって不意打ちだった。「わしゃさっさとウチに帰ってタイガージョーに殴ってもらわなあかんのや〜ッ!」と思ったものの、この機を逃すと次に同期の連中に会うのは忘年会、ということになるであろうので出席。上長も姫路に住んでるのに梅田での飲み会の幹事をやらされることであるし。で、行ったのであるが、ウチの会社の飲み会は行くたびに知らない人間がたくさん増えているので困ったものであり、基本的に他人と打ち解けるのに時間がかかるアレクセイさんとしてはどうにも太刀打ちできず一人でさびしく飲むことになりましたとさ。まあいつものことだが。同期の人間と明日日本橋で会うことを約してお開き。

 それより大阪駅前で自由連合の演説をやっていたのが気になった。結構聴衆が集まっており「秀吉かッ! 秀吉の姿を見に集まっているのかッ!?」と思ったが、どうもいないっぽかった。残念。

「細工は流々」(エリザベス・フェラーズ、創元推理文庫)読了。
 ある晩トビーのところに知り合いの女性がやってきて、何も聞かずに15ポンド貸してくれ、と頼み込んできた。トビーはその頼みに快く答えたが、翌日、彼女は毒殺された。調査すべくトビーが乗り込んだ屋敷からは、奇妙な仕掛け――飛び出る毒矢とか外から部屋に鍵をかける細工とか――が多数発見された。推理小説に出てくるようなトリックを試している奴が屋敷の中にいるらしい。果たしてその正体は? という話。
 安定して面白い。「猿来たりなば」に比べるとやや構成がすっきりしてはいないが、でも十分面白い。やはりアレだ。女性が書く女性キャラクターってのは男が書くより生っぽくて、いい。
漢の選択は、常に一つ。

7月26日

 朝早くでかけてONLY YOUリ・クルスとタイガージョーTシャツをゲットいたしました。これで男の誇りと尊厳は守られてという感じでありよーしよーしよしよしよしよしッ! 背面にタイガージョーの姿がでかでかとプリントされた素晴らしいブツであるものの真っ黒いので夏にはとても着れそうにない。保存いたしましょう。
 で、ゲームのほうであるが、まだ少ししかやってないものの、序盤の話の流れはほぼいっしょ。当然細かい点でいろいろ違いはあるのだが。前作隠しキャラだった、という怒りと悲しみをぶつけるかのごとく軽井沢サンが序盤から出ずっばりだったりキョウジ兄さん……じゃなくて勇一兄さんがちょっと活躍してすぐ退場したり美咲チの父親(コードネーム:Mrカラテ)がすでに他界してたり、等々。あとルワイユが美少年になっていた。前作の胎児のような姿を考えると格段に扱いが良くなっており良かったね。って前作の胎児みたいなやつ名前ルワイユで良かったよな? 細かいところはかなり忘れてんなあ。
 というわけでしばらくコレばかりプレイすることになろう。DCスパロボアルファ1ヶ月も伸びたしね。

 時間が空いたので昨日撮っておいたスクライドを鑑賞。世紀末神奈川救世主伝説っつう感じなんだろうか。まあ見守っていくつもり。

 会社で上長から、「新幹線の相生駅のあたりでカラスが鳩を食っていた」という話を聞かされた。ひィィ――――ッ!! そんな馬鹿なッ。 いくら生き馬の目を抜くような都会だからってそんな恐ろしい話があってたまるかッ。オラが田舎者だからって馬鹿にするでねえだよ……って相生も十分田舎ですか。ワイルドだ……。
 あとリーダーは「仲間内で試行錯誤した結果、メンチを切るときは相手の眉を見ながらやると、目がイった感じになってより効率良く相手をビビらせられると判明した」とかおっしゃっていた。ちなみに「仲間内」とは決してソッチ方面ではなくバスケ部員のことだそうです。う〜んスラムダンク。

 みずいろ、進藤???クリア。過去に主人公に出会ったことによって、内気でおとなしい犬チックな少女になってしまったらしい。その証拠に、他人のシナリオでは陽気でかしましい猫チックな少女として現れる。その変貌っぷりたるや「てめェ一体何者だァァ――――ッ!!」と叫びたくなる代物であるが、問題は、シナリオ中の犬チックな彼女より、シナリオ外の猫チックな彼女のほうがはるかにイイ、ということだ。ダメだコリャ。あとまたしても出ました双子ネタ。あまりどうということもなかった。双子ネタなんて、ミステリ黄金時代にすでに使い古されているのであるからして、よほどひねった使い方をするか、テーマとして必要不可欠なところまでシナリオを練り上げるかする必要がある。参考までに言うと後者の例は月姫琥珀シナリオ、前者はARIVE Renewal御幸春菜シナリオ。
 あと彼女最後まで下の名前がわかんなかったんですがどういうことですか。
 あとあとおまけ話は妙に面白かった。ジョジョネタはガード不能だ。
 あとあとあとONLY YOUリ・クルスのためしばらくプレイ中断。ONLY YOUクリア後に存在を覚えていればいいのだが。
Trial and Error

7月25日

 昨晩は、クーラーをつけっぱなしにして寝た。
 4時ごろ目がさめた。もういい加減涼しくなっているだろうと思い、クーラーを切って、窓を全開にして、また寝た。
 5時ごろ目がさめた。暑さで目を覚まさざるを得なかったのである。干からびて死んでまうがよ〜と嘆きつつ、窓を閉め、クーラーをオンにして、また寝た。
 次に目がさめたとき、なぜかクーラーが止まっていた。タイマーをかけた覚えもなければ故障した様子もない。そして覚えがないのに窓も開いている。
 あっれぇおっかしいなあ。解釈は二通りある。
 1:夢うつつのうちにクーラーを止めてかつ窓を閉めた。
 2:5時ごろ目がさめたのでクーラーをつけた、というのが実は夢。
 1番に関しては、ワタクシ、目がさめたら脛があざだらけになっていたとか(夜中にたんすの角をポコポコ蹴りまくっていたらしい)、両親の目の前で「蛤御門」という寝言をほざいて両親を疑惑のどん底に叩き落したり、という前科がいろいろとあるだけに、否定はできない。すなわち、どちらの可能性も否定し得ない。すなわち、前者であれば夢遊病、後者であれば夢と現実の区別がつかないウツケ者、という二択。うううッ。

 帰り道の灘駅で、ベンチに座って英語の勉強をしている高校生のカップルに出会った。はッ。なんだこのエロゲ的シチュエーションはッ。ととっさに思ったが、直後この状況を反射的にエロゲ的シチュエーションと決め付けてしまった自分に気づいて鬱。イヤもうワタクシ高校に行っていないもので高校生というものに対するイメージが薄く、そしてあまりにも多くのエロゲをこなしているために頭の中において「高校生カップル即ちエロゲ」という関連付け、水路付けがしっかりと成立してしまっているのであります。というか実際問題、高校生活というものに対してオレが抱くイメージのソースとしては、エロゲ以外にないわけで。むう。こう考えてみると自分がかなり強烈な社会不適応者であるように思えてきたぞ。イヤまあオレ自身が社会不適応者であることはわきまえているつもりであるが、改めて認識してみると現実に打ちのめされて鬱。
 高校生カップルはどうやら男のほうが女に勉強を教えているように見受けられた。エロゲの主人公がヒロインに勉強を教わるってのは良くあるシチュエーションだが、その逆はSence Offしか思い出せないなあ、と反射的に分析してしまいまたしても鬱。鬱鬱鬱。

「試行錯誤」(アントニイ・バークリー、創元推理文庫)読了。
 トッドハンター氏(死の狩人、という意味だろうか)は動脈瘤で恐らく数ヶ月しか生きられない、という診断を受けた。トッドハンター氏は死の運命を従容として受け入れた。だが、死ぬ前に何かを為す事はできるのではないだろうか。知人友人たちからそれとなく意見を聞きまくった結果、トッドハンター氏は「社会に害悪を撒き散らす人間をこの世から取り除くことによって正義を為そう」という結論を得た。そしてとある一家をめちゃくちゃにしている女優を標的と定めた。事を無事に終えたのは良かったが、「自分の悪名を国中にとどろかせるのもアレだから、できるだけばれないようにやろう」と殺害計画を慎重に練ったのがまずかった。別人が逮捕されてしまったのである。無実の罪はもはや社会正義とは言えず、トッドハンター氏は「私が殺しました」と自首する。ところがあまりにも完璧な殺害計画だったために、トッドハンター氏が殺したとする証拠が出てこない。このままでは無実の人間が処刑されてしまう、とトッドハンター氏は自分の犯した罪を白日の元にさらすべく自分で探偵活動を開始した。という話。
 喜劇は悲劇的に演じられるべし、という原則を忠実に守った素晴らしい作品である。トッドハンター氏は殺人者であり探偵であり証人であり、最後にあかされるオチを考えるとある意味被害者であり、とシンデレラの罠以前に一人四役やってんなあ。面白かった。古典的作品でありどうして今まで読んでいなかったのだ自分。

 明日は午後から仕事に出る、とリーダーにも伝えておいたので明日は朝からONLY YOUリ・クルスを買いにいきますヨ。予約特典が二択であるのだがそのうち一方がタイガージョーTシャツでありこれは男の誇りと尊厳がかかった一大事。まかりまちがってTシャツをゲットし損ねた日には、負け犬の烙印を一生背負って生きていかねばならないだろう。というわけで、明日ザウルスが何時に開くのは知らないが、さっさと行ってさっさとゲットする予定。
「熊だベヤー。」と北海道民は言った(実話)

7月24日

 どうしようもなく眠い。今日は職場で午前中に意識を失い、2時ころに意識を失い、そして夕方に意識を失った。ちゃんと12時前には寝てるというのにどうしてこんなに眠いのよ。気温の高さで無駄に体力を消耗しているのだろうか。

 気がついたら職場の近所の公示板、2枚ほどポスターが張り替えられていた。
 1枚は、以前に触れた民主党候補のポスターである。写真はそのままだがサイズが当社比4分の1。元気さよりはむしろはっちゃけぶりを無意味に強調してしまった前のポスターを反省し、身を引く潔さをもアピールする、という戦略なのだろうか。だがむしろ小さくこじんまりとまとまってしまった、という印象である。むしろ前のポスターのほうが良かったのではなかろうか。
 もう一枚は兵庫知事選のほうだ。といっても代議士ズバットではなく別の人のポスターだ。前のポスターは、胴体を腕に巻きつけたような妙な格好で立っている全身像だった。以前に日記のネタにしようかとも思ったのだがそのポーズの微妙さゆえに書くのを見送っていたのである。が、今日見たら顔がどアップの普通のポスターになっていた。前のポスターにはKOMUTANなるメガネをかけた熊という謎めいたキャラクターの姿もあったのだが、新ポスターではクリッパーのごとくリストラの憂き目に遭った模様。一部の熊マニア(神岸あかりとか神岸あかりとか神岸あかりとか)をピンポイントで狙ったその戦略が公選法にでも引っかかったのだろうか。あるいは以前に関西一円をうろついていた野生熊を想起させてまずい、とでも思ったのか。人里に下りてくるということは、山の中で他の熊に食料を取られてしまう敗者であるからな。最近聞かないけどどうなったんだろう、熊。
 それにしても熊をマスコットキャラクターとするという神経はワタクシのごとき岩手県民にとっては理解しがたい。想像上の動物であれば愛でるのも結構であるが、田舎の人間にとってはそれは決して形而上的存在ではなく、農作物を食い荒らす害獣であったり、場合によっては親の仇であったりする。というか油断すると人の家の居間にあがりこんでリンゴ食ってたりするんですよ!? ビビらいでか。ウチの母親も、近所に熊が出没するという話を聞いて夜に散歩するのを止めた、とか言ってたしなあ。
I'm sailing after day

7月23日

 今日もやたら職場で眠かったのは二日連続で徹夜したからに違いない。体の要所要所がびりびり痛むし天気は相変わらずアホみたいに晴れているし週間天気予報は全部晴れだし実に憂鬱な連休明けである。

 マシンのほうは、特に不都合もなく好調だ。特に不気味なくらい音がしないのがすばらしい。特に立ち上げた直後はまったく音がしないのでほんとに起動しているのかどうか心配になるくらいだ。前の期待ではCD読み込みを行うたびに無気味な音を発していたCDRもすっかり沈黙してしまった。新しいマシンはすばらしいなあ。
 だが、このマシンに「疋谷繁」と命名したことについて、このマシン自身はどう思っているのだろうか。「野望の王国」の関西愛犬家連盟会長の名前からとったのだが。大変な犬マニア。

 マシン組み上げのついでにOKI先輩が大量にMP3を置いていったのだが、なかでも君をのせてEnglish Ver.が果てしなく良い。男性ボーカルが渋すぎて脳髄までしびれるッ。聞いているだけで感涙ものであり目を閉じればラピュタの名シーンがまぶたの裏に再現される。はっはっはっ! まるで人がゴミのよォだァァ──ッ!!
 ムスカ萌えとしてはラピュタをソフトとして保持するべきなのであろうが、DVD出ているのだろうか。

 HDDデータをすべて初期化したので、新ゲームみずいろ開始。いやまあ今までプレイしていたやつはセーブデータとってはいるけれど再インストールの手間はいっしょだし。やりかけのまま未来永劫プレイされないようなゲームが大量にあったんでまあ良かったのではないでしょうか。
 で、みずいろ。まず過去パートがあって、そこでの選択肢で攻略ヒロインが決定しかつヒロインの人格が大幅に変わるらしい。といってもまだファーストプレイ中なんでどう変わるのか未詳だが。人格が変わるってのはオモロいな。「僕は君に接触することによって君に影響を与えたくない」と氷上シュン君も言ってましたっけね。ビジュアル的にもまるきり変わっているともっと面白いんだがのう。過去パートで仲良くなった女の子を現在パートで当てる、というゲームはどうでしょう。ほら女の子に何年かぶりに会うとあまりの変貌ぶりに腰を抜かすほどショックを受けるってことがあるし。
Hell, World!

7月20日〜7月22日

 三連休だったはずなのだが、主として日をまたぐような時間帯に遊んでいたので二日しか立っていないような気がしないでもない。昼間が地獄のように暑くて動けないのがすべて悪い。

 一日目の晩はウチのマシンのパーツ交換を行った。といってもマザボとCPUとメモリを取り替えたので実質丸ごと交換したような感じではある。流用したHDDとCD-ROMは年初にそれぞれたしか15000円くらいで買ったパーツで、今回の追加投資は約50000円。約80000円でアスロン1GHz40GBかつメモリ256、というところ。安い……
 トラブルに次ぐトラブルでだいたい6時間くらいかかったのだが、そのことについてはあまり思い出したくない。

 二日目はHDD集会に。といっても実質、飲んでウチ来て一晩中駄弁る、という程度。例によって例のごとくクエスター先生がオモシロトークを展開していたらしい。2次元美少女の太モモを見ているだけでメシが何杯でも食えるとかメイド萌え概論とか。われわれ一般市民の現実にメイドは存在しない。現実に存在しないということは形而上的存在ということだ。すなわちメイドについて考えるということは形而上学である。メイド萌えって立派な形而上学だよね。

 みんなが帰った後昼寝を三時間ほど。さすがにザ・スリーパーたるワタクシにとって連続徹夜はキツかった。

 連休中に妙なドリンクを2つばかりみつけた。
 その1、黒豆茶。どうもふじっこの黒豆風味をドリンクに味付けした代物らしい。なるほど後味が黒豆っぽく非常にまずい。気持ちが悪いので中途で廃棄という敗北を喫してしまった。
 その2、バイオ茶。みんなで飲みまわした結果、色が麦茶風なのに味がお〜いお茶、という結論に至った。味はまあ普通だが、商品名の裏側に英語名が書いてあり、"BioCha"と綴るらしい。「彼女」は英語でゆうとKANOJOだッ! というアル伝のギャグを思い出した。
ズバッと牛歩! ズバッと献金!

7月19日

 そう。
 僕たちは出会うべくして出会ったのだ。
 だが、それは僕に悲しい現実というものを突きつけただけだった。
 朝、灘駅を出た途端選挙カーの声が聞こえた。駅のちょっと向こう側に選挙カーは止まり、今まさに街頭演説を始めようというところだった。やがて候補者は演説を始めたが、彼の名乗りにピンときた。例の弾き語りポスターの候補者ではないか。俄然興味を持って俺はそっちの方向に目をやった。が、立っているのはラフな格好をした普通のオッサン。弾き語るどころかギターすら持っていない。あまりのことに、俺は悄然として職場へ向かったのだった。ああッ! つまらんッ! アンタには失望した。他の候補者の演説に乱入して「アンタの噂は聞いている。日本で二番目の代議士だ、ってな」とかいったセリフを吐いてくれることを期待していたのに。
 というかそういうことにしてしまおう。人は悲しい現実よりオモシロい幻を選ぶ、とKANONの相沢祐一君も言ってるし。そう、あのオッサンは、今日も何処かでギターを弾き語りながら街頭演説をしているのだ。今日出くわした人はきっと名を騙る偽物だよ。神戸名物、さすらいの政治家人呼んで代議士ズバットということで。大阪魔人学園、センターライナーおじさん、暗黒ルミナリエ、と神戸はオレの中で独自の発展肥大化を遂げつつある。

「鏡よ、鏡」(スタンリイ・エリン、早川推理文庫)読了。
 話は主人公ピーターの意識の流れに沿って進んでいく。ピーターが自宅の浴室で見知らぬ女が頭を銃で撃ち抜かれているのを発見するところから始まり、急に精神医に診てもらっているシーンになったかと思うと次のページでは過去に飛び、とぐちゃぐちゃな時系列で話は進んでゆく。過去と現実が並行して語られていく様は一言で言うと「一人『歯と爪』」。そして最期は「ああ、鏡なのね」というオチ。広義の夢オチといってもいいかもしれない。ミステリというよりは妙な味わいの短編というところか。かなり変な話でありさすがバカミスで紹介されるだけはある。

 明日から三連休。まことに喜ばしい限りである。特に何処かに出かけるわけでもなく例によって例のごとく近辺でHDDメンバーと遊ぶことになるだろう。かつて真上に住んでいたAFFTO君が来るし、あと裕天先輩のDURONの告別式(死因:コア欠け)に出席しなければならないし。とはいえ生前の彼(もちろんDURONのことだ)とあまり面識があったわけでもないので一体いかなる弔辞を読んだものか。覚えていることといえば、彼が恋愛CHU! のOPデモで驚異的な速度を叩き出したことくらいか。というわけで葬送行進曲には恋愛CHU! を流すというのはどうでしょう。1・2・3・灰! 
猿が来る!

7月18日

 「猿来たりなば」(エリザベス・フェラーズ、創元推理文庫)読了。
 犯罪ジャーナリストトビーとジョージは、異邦人からの手紙に応え、謎の連続誘拐事件を解決すべくとあるイギリスのド田舎までやってきた。ところが待っていたのは、誘拐されたのは実はチンパンジー、という衝撃の事実。それでもまあ誘拐事件だし調べてみようか、と捜査を開始した途端、チンパンジーが他殺体で発見された。調べ始めたら遺産相続、保険金、恐喝、あるいは嫉妬、と村の住人達にチンパンジーを殺す動機がわさわさ出てくるわ出てくるわ。このかなりばかげた状況でトビーとジョージは真実を見出すことができるのでしょうか? という話。珍妙すぎる状況、上品なユーモア、「てめェ今ワシのチンパンジーのことを猿と呼んだなーッ!」という具合の動物心理学者をはじめとした妙にキャラが立っている登場人物達、とオモシロ小説の衣を被ってはいるが中身はまさに本格ミステリ。猿の誘拐、という変化球が実に黄金期末期らしい秀作である。まさしくモンキーパズル。というか殺害方法でモンキーパズル(バナナを天井からぶら下げて台と棒を使って取る、というアレ)が重要な役割を負っている。1942年作品なのだが、そのころからモンキーパズルってあったのね、と妙な感慨を抱いたりした。とても面白かったのでフェラーズは重点爆撃目標の一つとしてみたい。もっと読もう。

 いい加減参院選ネタも尽きた。書くことが思いつかないので今日の日記は短めです。ギターを弾き語って街頭演説をしているに違いないあの人に会いたいなあ。でも兵庫県民たる上長は「ギターを弾き語るようなヤツは信用ならない」と言っていた。さもありなん。
火星は狙われている!

7月17日

 しかしながら良く思いだしてみれば、今回の選挙から、比例区でも個人名書いて投票してオッケーであったなあ。つまり、実は今回も「羽柴秀吉」と書いて投票することは可能なのだ。ううッ! 民主主義国家の住民としての自覚が問われる一大事であり「ワテは羽柴秀吉に投票したことがあるんやでえ」と自慢したいというしょーもない自己満足のために一票を投じて良いのかッ。いや羽柴先生に投票するのではなく先生の所属していらっしゃる自由連合の理念に共鳴しているのであって、だから羽柴秀吉に投票するという行為は決して自己満足のためではなく心から日本という国家の将来を憂えたのだと主張することもできないことはなく、つまり自由連合に象徴される性格が最ッ高ォに萌えということであり分かってくれるよねみんな!
 いかように投票権を行使したものか、悩ましい。大阪の代議士なんてオレ全然しらねえもの。岩手県ではとりあえず「小沢先生萌え」といっておけば、村八分に遭うことはないのだが。

 リリカルおもちゃ箱のおまけシナリオがおまけとは思えぬような分量なので妙にのめり込んでしまい、かくして同窓会AGAINをプレイするというやる気は雲散霧消してしまいましたとさ。だってリリカルおもちゃ箱プレイしている方が楽しいんですもの。シカタ・ガ・ナイ。四乃森蒼紫ッコたる美沙斗さんが声が猛烈に渋くて最高に萌え。1年前にヤッパで殺りあった母と娘の再会でありその心中いかばかりのものか。あと真雪さんに立ちグラフィックがついたのは良かったが今度はちかぼーが声はすれども姿は見えずの刑に。2の一番人気たる知佳はなぜこんなに扱いが悪いのだろう。彼女を中心に据えて新シリーズでも立ち上げるつもりだろうか、と勘ぐってしまうほど扱いが悪い。何故だろう。まあ私としては劉会長の再登場を切に望むものでありちかぼーは基本的にどうでもよろしいのだが。

「レッド・マーズ」(キム・スタンリー・ロビンスン、創元文庫SF)読了。
 簡潔に言ってしまうと「火星に入植する話」であるのだが、単にテラフォームの科学的側面を語るのみならず、国際政治、超国家企業体の企業理論、民族問題、新社会体勢の形成、といった要素についてあますところなく書き込んでおり、小説というよりむしろ火星入植のシミュレート、という趣が強い。火星年代記、火星夜想曲などといった作品では火星は幻想の地として描かれているが、レッド・マーズは火星をただの開拓地として捉えることによって物語にリアルさを与えている。リアルとはいっても、最後の方は軌道エレベータは落とすフォボスは落とすと大スペクタクルであり外連もたっぷりではある。ま、火星ものとしては火星年代記、火星夜想曲と並んでおさえておくべき作品だろう。他に火星ものとして何があるか、と問われると咄嗟には出てこないが、まあ。
 …………
 ……レイズナー……
 最初の入植者が東西国家からそれぞれ50人ずつ選ばれた、というくだりはちょっとレイズナーを思い出した。93年作品だから、さすがにソ連はないけれど。もう東西冷戦なんて死語だよなあ。西とか♪ 東とか♪ 最初に言い出したのは〜誰なのかしら〜♪
 誰だろう。右とか左とか最初に言い出したのがフランス議会、というのは知っているが。
カゼガヤンダ

7月16日

 脳が痛かったり体が熱かったりでまた不調。頭が痛いのは昨日からであり、どうも土日室内でクーラーの風を浴びすぎると調子が悪くなるらしい。夜中にクーラーをかけっぱなしにするのは、大丈夫だ。それより昼間、直接身体にクーラーの風を浴び続けるのが良くないようだ。部屋の中にいるときは基本的にパソコンに向き合う形で座っているのだが、この位置がクーラーから吹く風をまともに受ける位置なのである。夏の間の特別シフト模様替えをすべきなのだろうが、かような一人暮らしの狭い部屋をどう模様替えすればいいのだろう。宇宙ベッドが存在するだけにテーブルを置く位置は限定される、というか現在地点以外に置く場所がない。ないわけではないが、狭い部屋を最大限に広く使うためにはここに置かざるを得ない。天井に張り付いた宇宙ベッドからタオルケットをぶら下げて壁を作るというのも微妙にうっとおしいし。どうしたものだろう。この狂気のヒートアイランドではクーラーなしには生きていけないというのがつらい。こういうときなどは、さすがに田舎に帰りたくなる。なんとウチの田舎は、夕方になると涼しくなるのだ。というかなんで大阪は夕方になっても涼しくならないのさ!?

 参院選のはがきが来た。裏に書かれた謎のマスコットキャラクター、センキョンの知名度はいかばかりのものであろう。これって大阪限定だったっけ? まあとにかく行くつもりではある。もっともその前日28日(土)は月に一回恒例のHDD集会が執り行われるであろうので(今回はザ・ガッツマニヤ倶楽部と呼称されることになるだろう)、「ダルいし行くのいや〜」となる可能性がないでもないが。まあ投票所はすぐ近所の小学校らしいけど。で、はじめて知ったのだが、そこの小学校は恵美小学校というらしい。この辺一体の地名は「恵美須」と呼ばれるのであってなんでそんな中途半端な名前なのだろう。「デンマークの首都は『デンマ』ということにしよう」と訴えたオレはあながち間違っていなかったと言うことか。

 とらハリリカルおもちゃ箱をちょっとプレイ。2に比べるとオレ的にやや評価がさがる3であるが、久しぶりに海鳴市に帰ってきてみると……なごむッ! 実になごむぞッ! 最ッ高に『ほのぼの』ってヤツだァァァァッ! 果てしなく世界観がむちゃくちゃなのに、落ち着くのが不思議。
 やや関係ないが、どっかの雑誌でとらハシリーズの原作者が自分の作品に触れ、「かわいいコと仲良くなったら、したくなるのが普通じゃないですか」とかいう趣旨の発言をしていたのが印象的だった。アンタは漢の中の漢だよ、とこっそりエールを送りたい。