漂流者の日々第5部
異境迷走編
| あの日に見た七色の夢 9月15日 |
| 今日は祝日なのだが、土曜であるためありがたみがない。なんで敬老の日にはハッピーマンデー法が適用されていないのだろう。なんかの政治団体が敬老の日を動かすことに抗議している、と聞いた事があるが、事実だとすれば、なんという愚かしいことをしているのだろう。敬老精神は、9月15日にだけ発揮されるべきものではないはずだ。たとえばワタクシなど、1年365日常に老人を敬うことを心がけている。9月15日だから、という理由だけで老人を敬っているつもりは毛頭ないのであるからしてむしろ毎日が敬老の日、という感じである。さすがに365日全てを敬老の日とするのはアレであるものの、敬老の日を9月第3月曜日とかにすることには何の異存もないというかむしろ大歓迎であるのだが。当方、いつであろうが敬老精神を発揮する用意はある。 ジュンク堂に行ったら、早川がカーター・ディクスン「赤い鎧戸の影で」を復刊しているのを発見した。うれしいことはうれしいが、最近ブックオフで見つけたばっかりだってばよ。復刊するなら喉切り隊長とか眠れるスフィンクスあたりにしていただきたいものだ。「赤い鎧戸の影で」も駄作っつ話だしいつ読むかわからんなあ、と思ってパラパラめくってみたら、登場人物にホセ・メンドーサなる警部が出てくるらしい。ちょっと気になる。 あと「第三の銃弾[完全版]」が出ていた。えらい。何故今時そんなものを出すのかは、謎だが。 その後やっとのことで君が望む永遠サウンドトラックを発見購入。あと夢散幻想ガンパレードマーチ3も購入。1巻からずっと購入放置しておりいつか聞かなきゃ、とは思うのだが。ラジオドラマは、聞いている最中にほかのことができないから時間がもったいないような気がするのよね。時間を無駄にしている、という点に於いてはどの趣味も似たり寄ったり、とわかってはいるのだが。 帰り道寄ったローソンで、15万円の公共料金支払いをしている人を見かけてビビった。なんだったんだろう。 マジで戦争になるんだろうか。ブッシュ大統領の支持率がはね上がった、ってまるきり湾岸戦争であるな。上院が満場一致で議決ってなあ。なんでアメリカ人はあんなにもすごい勢いで団結できるのだろう。そして下院でただ一人決議に反対票を投じたのは一体何者なのか気になる。 久しぶりに生でユイの再放送を見た。毎週録画しているのだが、放送20分くらいでテープが切れよった。う、うああーーッ! バカバカバカ! アレクセイのバカーッ! というか2時間テープに4話おさめるようにしているのになぜ切れる。さっさとDVDださんかいオラ。買うし。 純愛Girl、加護のあクリア。 ………… ……あわわ あわあわあわあわ という感じだった。一体どのへんが「純愛」で「Girl」なのか、誰か教えてくれや。 |
| 三次元殺法in西九条 9月14日 |
| 健康診断の結果、特に異常は発見されなかった模様。一点気になったのは、8月に体調を崩したとき病院で体重を量ったら83.8キロだったのに、今日の計測結果は82.5キロだった。事実であれば喜ばしいことこの上ないのであるが、誤差の内かなあ。まあなんにせよ、適正体重は76キロ程度ということであり遥に遠い。ので明日は久しぶりに大正内港サイクリングツアーに出てみようと思った。夏の暑い間は死ぬる、と思って久しく中止していたのです。 健康診断は、当然物を食べていっては行けません。というわけで空腹を抱えたワタクシは健康診断後会社に向かう前に大阪駅で下りて、昼飯を食らうことにした。そして、サンマルクですっぱいカレーという世にも珍妙な代物を食した。なんでカレーをあんなにすっぱくすることができるのだろう。謎だ。 会社に出たのは4時頃。そんな時間に行ってなにすんねん、というところであるが、唐突に話が決まり昨日同様三宮に行くことになった。あまりたいした用事でもなかったので6時半には帰れたが。今日はやたら電車にばかり乗っていたような気がする。あと西九条で乗り換えするたび思うのだが、何故地下鉄の駅のほうがJRの駅より高いところにあるのだろう。 まことに遺憾ではあるが、どうもワタクシ、純愛Girlにはまりつつある模様。HDDのジャコバン派と恐れられたこのオレが、よもや幼女と幼女と幼女しか出てこないエロゲにうつつを抜かすことになろうとは……ッ! でも内容が放課後マニアクラブ風味である以上、小太郎君に萌え萌えなワタクシとしてはアンブロッカブルなのであります。目的を達成するためには文字通りどのような手段も選ばない、という姿勢は実に男らしく、「ディオは俺たちにできないことをあっさりやってのける、そこに痺れるッ憧れるッ!」ってなもんである。たとえ、その目的が「女の子にあんなプレイやこんなプレイを強要する」ということであっても。そこのギャップがおかしくてたまらないといいますかなんといいますか。「おれはまいちゃんに約束させた。授業中に放尿させるのだ。」ってアンタ! どうかしてるよ! 愉快過ぎてやめられません。いや僕は放尿プレイなんて好きじゃないですよ? ただ放尿プレイを強要する/されるという事態に象徴される性格が好きなのであって(以下略) |
| 世界の全てを 燃やし尽くすまでダイナマイト 9月13日 |
| 今日も今日とてテロの話。小泉首相がテロ報復の全面肯定を発表した結果日本もテロの目標となった、とかいう噂話を聞いて、リーダーはややビビっているようだった。出張でしょっちゅう飛行機に乗っているので。それで、「移動は新幹線にしたほうがええんかな。新幹線だったらどこにも突っ込まないだろうし」とか言っていたのだが、その言葉を聞いた途端、ワタクシ、議事堂やら都庁やら、線路のない場所に何故か新幹線が突っ込んで大惨事、という光景を想像して図らずもゲラゲラ笑ってしまい、奇異の目を向けられた。後で聞くと、リーダーはその言葉のあとにオチを用意していたのだがオレが笑い出したので言う機会を逸し、その後一日中悶々とした気分で仕事を続けたのだという。ご〜め〜ん〜な〜さ〜い〜。「こいつは絶対受けるぜ〜」と信じていたジョークを言う機会を逸するということは、とても悲しい事だ。 しかし新幹線だからといって安心できるとは限らない。世の中には、悪あるところどこへでも、アフリカだろうが納豆工場だろうが駆けつける勇者特急隊、というものがありまして…… 今日は三宮のほうに行ってきた。出先に行っても睡魔に襲われるのはどうしたもんですかのう。でも向こうの椅子のほうが断然座り心地がいいしなあ。 そして明日は検診のため、おうち出るのは正午過ぎくらいになるだろう。検診は二時から、場所は大阪港、そして仕事場は灘、とどれもこれも中途半端であるので思いきって明日の出社は四時半くらいになるだろう。うわあい。今日は夜更かしし放題。だが当日8時以降はなにも食うな、と言われているので飢えに苦しむ羽目になりそうな気配なので普通に寝て普通に起きたい。そして8時までに朝食を摂取したあと二度寝。 「心の砕ける音」(トマス・クック、文春文庫)読了。 1937年、メイン州ポート・アルマでビリー・チェイスという男が殺された。最有力の容疑者は、事件直後に姿を消した、ビリーの恋人。ビリーの兄キャルは失われた真実を求めて消えた女性、ドーラの足跡を追うのでありました。という話。 クックの他作と比べると、今一つ。真相があまりたいした事がない、というのが減点。緋色の記憶とか死の記憶のひどすぎる真相を期待していたのだが、ちょっと拍子抜け。だが相変わらずリーダビリティは高いので、さくさく面白く読める。たとえるならば、ゴダードの失敗作並に面白い、というところ。 |
| テロルの王子様 9月12日 |
| 当然ながら、今日の会社はアメリカの同時テロの話題で持ちきりだった。なんと現実味の薄いテロなんでしょう。上長も「はじめ特番とわからなくて、パニック映画の紹介でもやっているのかと思った」とか言ってたし。死者数千人ってものには限度ってものがあるだろうが。さすがは、黒板の字を消すのに爆弾を使うアラブ人。テロは憎むべき卑劣な行為であると頭ではわかっているつもりだが、どうにも現実のこととして捉えにくい。結局のところ遠い海の向こうの話だけになあ。通天閣に旅客機が激突したら身近な問題だが、そんなことはありえないしねえ。あるいは「でもここは新今宮だからなにが起きても不思議じゃないよね」とか思ってしまうかも。まあ、もし仮にテロが金曜か土曜に起きて、コレクターユイの再放送が特番で潰された日には即座に米軍に志願してアラブ人を皆殺しにしてやったところだが。いやでもユイは教育テレビだから特番ではつぶれないか。結論、今回のテロ事件は高校野球よりは弱い。でもテレビ大阪はおはスタを平時どおりに流したらしい。チェックしてみたら、スクライドも普通に撮れている。えらい。信頼に値する。 なんにせよヒデェ話だ。テロの犠牲となって天に召された数千の魂に哀悼の意を表しておきたい。こんな個人サイトの日記ページでそんな事してどうするの、という向きもあろうが、まあそこはオレの自己満足ということで。 しかしながら昨晩は、報道特番を見て「ひ〜ど〜す〜ぎ〜る〜」と叫びながら、モニタに向かって純愛Girlをプレイして「ひ〜ど〜す〜ぎ〜る〜」と叫んでいたという事実を告白せざるを得ない。こっちはこっちで、なかなかひどい話だ。まず、出てくる女の子全員が全員小学生にしか見えない。最年長の教育実習生にしてからが、小学校高学年にしか見えない。パッケージには「全員18歳以上」と書いてある以上、全員18歳以上なんだろうけどね。だが、たんにロリいだけなら歯牙にもかけないアレクセイさんの心胆を寒からしめるのは、主人公が某放課後マニアクラブの小太郎君風味、という驚愕の事実である。しかもその妹までも小太郎君風味。ひぐーッ! 幼女vs小太郎君とあれば、いかな地獄絵図が繰り広げられるか想像に難くない、ですよね。ビデオテープに撮るのは基本! 男子トイレに連れこむのも基本! というか主人公、さも当然のことであるかのごとく「これはケツの穴を拡張する棒だ。」とかいって学校に持ってくるんじゃねえッ! そして水夏に引き続き主人公のデフォルト名がオレの名前と同じ、かつ変更不可。あぬーッ! ヒロインから名前を呼ばれるのは喜んだものやら悲しんだものやら。オモシロぶりがかなり際立っているのでもうちょっとプレイしてみたい。いつ飽きるとも知れないが。 とか考えながら昨晩は特番を見ていたのだが、これは国辱ものですか。 ………… ………… ええと、……テロ、許さない! |
| オレはNW−7からやってきた 9月11日 |
| 関西は平穏無事な一日だったが、関東は首都圏に台風がストライクだったそうで。今ごろ「パラボラアンテナがぶっ飛んで今日のムリョウが見れねえ〜ッ!」と嘆いている方々がたくさんいるんだろうか。まあそんなことは知ったこっちゃねえのだが、ニュースによると台風は午後8時現在岩手県にストライクという話であるのでちょっとウチの田舎が心配になった。なにしろ台風が来ると即座に北上川が氾濫、ウチから市街に出られなくなるという辺土なもので。さすがに安曇村に劣るとは思うけど。戦後すぐに来たアイオン台風カスリン台風で多数の死者を出した一関市の住民は、どうしても洪水の話題に敏感にならざるを得ないのである。洪水後の後処理でのミスが市長交代にまで至ったケースもあるし。なんでも北上川の底には積年たまりつづけた人骨が山のようにあるとかないとか。 今日会社では一日中バーコードとにらめっこしていた。なんで世の中にはこんなにたくさんバーコードがあるんだよう。NW-7? はあ? 「20世紀SFE遺伝子戦争」読了。 現時点で90年代を振り返るのは無謀だが、と前置きした上で、90年代SFのテーマは「SFとしてのアイデンティティの喪失」としている。科学技術の発展がかつてSFで書かれた事を現実のものとしている事が一つ、あらゆる種類のメディア(映像作品やらゲームやら)にSFが入りこんで普遍化してしまっていることが一つ。SFとそうでないものの境界線がひどくあいまいになっている今、その中心にあるSFはいかなる方法でSFたるアイデンティティを確立すべきか、それを模索しつづける試みが90年代の大きな動きである、とか。なるほどね。 今回はヒットが結構多かった。ロバート・J・ソウヤー「爬虫類のごとく……」(行くぞレックス、狩りの時間だ)、アレン・スティール「マジンラ世紀末最終大決戦」(マジーン、ラーッ!)、グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(義足義眼があるなら、そりゃ義神経だって)、ウィリアム・ブラウニング・スペンサー「真夜中をダウンロード」(魂を渇望すること、人それを「萌え」という)、ダン・シモンズ「ケンタウルスの死」(燦然と輝くボーチャーリング先生のクソッタレぶり。というかハイペリオン)、イアン・マクドナルド「キリマンジャロへ」(SFでラヴクラフト)といったところが特に面白かった。ソウヤー、イーガン、シモンズといったところが出てくるといかにも90年代という感じがする。あと作者紹介によるとシモンズはハイペリオンを出した年に「重力から逃れて」「殺戮のチェスゲーム」もものしたらしい。アンタ一体何者だ。 これでシリーズ完結だが、全6巻のうちでどれが一番面白かったかと思いだしてみれば、やはり60年代の「月の蛾」(ジャック・ヴァンス)か。 |
| 法律破っちゃダメでしょ! 9月10日 |
| 今日の台風は雨はたいした事がなかったのだが風が強くてかなり辟易した。駅から会社へ向かう道中、折り畳み傘を壊されては一大事とアレクセイさんは傘をあっちへ向けたりこっちへ向けたり、と踊るようにして歩く羽目になりましたとさ。 しかし実は会社の中でもっと強い嵐が吹きあれており、なんでも今行っている会社が某日本IBMの子会社になるそうです。ヤフーニュースに載ってたから間違いない。派遣社員(のようなもの)の立場であるワタクシに一体いかなる影響が降ってくるのか、まったく未知数であり一体どうなるんだろうなあ。 歌月十夜、epまで見た。のだがさっぱりギャラリーが埋まりやがらない。攻略サイトを見に行ったところ(もちろん会社から)、やりのこしていることが山のようにある模様。というわけでもう少しかかりきりになるだろう。よくできてんなあこのファンディスク。個人的には久我峰さんが大ヒット。 20世紀SF6を読んでいたら昔SFマガジンに載っていた「マジンラ世紀末最終大決戦」が収録されていてちょっぴり愕然とした。なんだかなあ。 |
| The
Yellow fate 9月9日 |
| 久しぶりに自宅で普通に日曜の朝を迎えたのでいつものごとくガオとアギトを鑑賞。ロウキが退場したら途端につまらなくなるのではなかろうかと懸念されていたガオであるが、今でもそこそこ面白く目が離せない。シロガネ復活以降お笑い路線をひた走るイエローがどこまで崩れていくのか気になるし。放送開始当初はイエローでありながら戦隊内での位置付けはブルー的クールガイ、レッドを差し置いて剣を武器としたり、と従来の男イエローの概念を破る設定が付与されていたものだが。通称「孤高の荒鷲」。シルバーがクールで二枚目な役どころとして入ってきたため追いだされるようにイエローはお笑い役に転落、最近はアンビリーバブルだのバイザウェイだのと某片桐さんのような胡乱な接頭語を駆使する愉快な人になっている。黄色は黄色たるべく運命付けられているのか。黄色が黄色以外のものになろうとすることは空しい、報われない努力なのだろうか。孤高の荒鷲の明日はどっちだ。非常に気になる。 あと芦原君すっかり元気になってよかったなあ。でも最近北條さんの出番が全然ないのは納得いかない。毎回ナイス台詞を吐いて去っていく北條さんこそアギトの本質ではないのですか! まあ彼がこのまま永遠に退場してしまうとは到底思えないが。 土曜から夏に戻ったような蒸し暑さが続いている。明日あたりに来るであろう台風が通りすぎればまた涼しくなると信じているが、どうなのだろう。さしあたり今日は外に出るのも面倒なのでずっとウチにいてゲームばかりプレイしていた。非生産的とわかってはいるが。イヤまあ投稿するための作品を考えてはいるのだが今のところ冒頭を書いては「こりゃダメ」と放置して冒頭を書いては放置して、といわゆるウイユヴェール状態になっておりいつになったらできあがるやら。 水夏、シナリオを埋めて閉幕を見た。いくつか画像が欠けているがほぼコンプリート。面白かったゲームの部類に入ると思う。シメの四章が微妙な感じではあるのだが、まあ目をつぶれる範囲。とりあえずは京谷透子さんの静謐な狂気に萌え。この人キレイな顔して怖すぎる。 で、歌月十夜をプレイ。月姫と違い今回はヒロイン別シナリオという概念がないのでどこまで進んだのかわかりづらいのだが、知得留先生によると、どうやら全体の3分の2まで来ている模様。結構楽しい。脱輪ぶりも含めて。なんかシエル先輩ってカレーには妙なこだわりがあんのね。「朝食にカレーを食べるのはカレーに対する冒涜だ」とか。ワタクシ牛乳をちびちびなめながらカレールーをガリガリ食らうのが好きなんですがそんな事告白したら即座に第七聖典で狩られたりしますか? |
| ヴェーダに祈りを 9月8日 |
| 新世界の入り口の駐車場のところにいきなりデイリーストアが建っていた。さすがに建設中ではあったが、光景を大きく変化させており驚いた。しかしもっと驚いたのは、建設中の建物に「アルバイト面接会場」という張り紙が張ってあったことだ。のぞきこんでみると、なるほど、コンクリート剥き出しの床の上、何もない空間にテーブルとパイプ椅子が置かれ、実際に面接が行われていた。道から簡単にのぞきこめる場所で面接なんてやったら落ち着かないだろうに。そもそもここは堺筋だぞ? と思ったもののデイリーストアのバイト採用方針なんてオレが口を突っ込めた義理ではないので黙って去った。しかしアレはなかなかに衝撃的な光景ではあった。あんな場所にスーツ面が二人座ってるんだものなあ。 番長とサシでカラオケ対決をしに心斎橋に行った。さすがに2人で3時間となると結構余裕があるので、はっきりと覚えてない曲やら覚えたての曲やらをぽこぽこ歌ってみた。ブッシュベイビーのOPがもうちょっとで思い出せそうなんだが。さしあたり、See You Space Cowboy(The Real Folkbluesの最終回ver)はマスターできた。 その後裕天先輩kmc先輩と合流して日本橋を巡る。HDDの間で長らく問題視されていた「純愛Girl」を番長に買わせることに成功した。よしよし。あとはウチでレッドドワーフ号上映会の続きを行い、解散。珍しくも即日解散だった。さすがに毎週泊まりで徹夜は社会人には厳しいのです。体力的に。 20世紀SF6、トマス・クックの新刊、歌月十夜と収穫の多い一日だった。トマス・クックの新刊のタイトルは「心の砕ける音」であり「〜の記憶」というタイトルではなかった。記憶三部作の第五作、とは呼べない模様。さんざん「記憶三部作」という文句で売り出しておきながら「夜の記憶」という四冊目を出したのがほうぼうで文句を言われたのだろうか。 |
| 明日の見えないぼくたち 9月7日 |
| プログラマーという職業の利点の一つは、仕事中に「昔やったあのゲームなんて名前だったっけ」という疑問にふとかられたとき、思い煩うことなく即検索サイトに行って調査ができるということである。というわけでかろうじておぼえていた「スクウェア」「スーパーファミコン」というキーワードで検索。すぐに「バハムートラグーン」という単語が出てきて、ああこれこれと得心した。微妙なゲームタイトルなのが悩ましいところであり、はじめ「ドラグーン」で検索をかけた結果パンツァードラグーンとかレジェンドオブドラグーンとかひっかかって、イヤこれではないような、とえらい悩んでしまった。 名前を思い出すだけ、というのもアレなのでいくつかファンサイトを回ってみた。たいていの人間には忘れ去られているのだろうが、やはり根強いファンはいるものだ。オレの中でも、バハムートラグーンはスクウェアのゲームの中ではFF7に次いで二番目に思い出深いゲームである。ゲームシステムはさほど目立つ点はないのだが、シナリオがとにもかくにも素晴らしい。帝国の圧制に対する反乱軍の活躍する話なのだが、反乱軍が勝ちつづけ、勢力を拡大していくにつれ、初期メンバーたちが反目、対立していく様が克明に描き出されているのである。これがまた実にいやな感じであり、当時さほどゲームをプレイした事のなかった私の心に衝撃を与えたものだった。主人公は帝国のお姫様(名前は「ヨヨ」。この名を思いついた人はなかなか斬新なネーミングセンスの持ち主だと思う)と将来を誓い合った仲だったが、最後の最後で振られ、かつその姫の想い人である帝国の将軍は民衆に刺されて死ぬる、というオチもすごかったし、主人公に想いを寄せるナイスミドルのセンダック老人をはじめとしてキャラクターもなかなかぶっ飛んだ連中が揃っており、オモシロゲームとして結構印象に残っている。そのファンサイトでは「バハムートラグーンのPS移植を是非!」と訴えていたが、同感。むしろ続編を作って欲しいが。もちろん同じ人をシナリオ書きにして。バハムートラグーンのシナリオを書いた人とは一体誰で、今何をしているのだろう。すごく気になるところではある。 撮っておいたアニメを鑑賞。スクライドは、いまだに面白いのかどうなのかわからない。なんというか、すわりが悪いような感じがするのは何故なのか? フルーツバスケットは、安定して面白い。さすが大地監督。タイトルはさわやかだが、結構内容ドロドロしてんのね。 「衣装戸棚の女」(ピーター・アントニイ、創元推理文庫)読了。 探偵ヴェリティ氏は、男がホテルの二階の窓から隣の窓へ侵入するという奇妙な光景を目撃した。ホテルの支配人に一言申し上げようとしたところ、当の不審人物が「部屋で人が殺されている!」と転がり出てきた。しかし部屋に行ってみると、ドアは内側から鍵がかけられ、窓も鍵がかかっており、完全な密室が形成されていた――という話。 密室もの。オチがすごかった。いうなれば「しっぱいしっぱい。テヘ☆V!」という感じ。しかしアホなオチにもかかわらず筋が完全に通ってしまっているからすごい。なるほどバカミス100で紹介されるだけある、と思った。かのE・C・ベントリーの息子が挿絵を書いているというのもちょっと面白い。なかなか……ユニークだ。そう、ユニーク。 |
| 三倍の夢 9月6日 |
| あまりどうということのない一日だった。のでちょっと昼休みに発見したことについて特にオチもなく書き綴ってみたい。 いつも弁当を買いにいっている店は、おっさん一人とおばさん二人が経営している個人商店である(この3人の人間関係についてはまったくの謎である。三人とも似ていないので血縁で結ばれているとも思えないのだが)。そんなわけで、食い物だけではなく日用品なども置いてある。弁当を買うのに並んでまっている時、ふと棚の上においてあった鍋に目がいった。何の変哲もない鍋だが、外側にぺたりとシールが張ってあり、「三倍頑丈」と書いてある。 三倍。 人間には、三倍という単語に普遍的に憧憬を抱いている。意識的か無意識かはともかく。それは、シャアザクが「30%性能アップ」がいつのまにか「3倍早い」ということにすりかわってしまったという事実を見ても明らかだ。「三倍頑丈」という文句は売り文句としては非常に優れている。だが気になるのは、何をして三倍と言い切っているのか、という点である。誇大広告はもれなくJAROから天誅を食らう昨今であるからして、そう言い切るからには然るべき論拠があって主張しているのだろう。たとえそれが「全米ナンバーワンヒット作」なみに胡乱な論拠であっても、だ。 では、鍋の一体どのような点が三倍頑丈なのか。まあ、いろいろと予想することはできる。 鍋の硬さが通常の三倍。 耐用年数が通常の三倍。 火力を三倍にしても大丈夫。実は火の通りが三倍遅い。 ドリフのコントのごとく頭に落とすとダメージ三倍。 三倍遠くまで投げられる。 実は容積が見た目の三倍。小さく見えるのは錯覚。 しかし、考えれば考えるほど、わからない。何しろそれは見た目には何の変哲もない普通の金色の鍋なのだ。一体三倍の論拠はなんなのか、と考えているうちに弁当の待ち時間は過ぎ去ってしまった。よもやそんなしょーもないことを調べるためにいきなり鍋を買って職場に持ちかえるわけにもいかず(システム開発室に鍋を持っていくほど似合わないものはない)、謎を心残りにしたまま店を去らざるを得なかった。今もって気になって仕方がないので、さしあたりは世界の七不思議の65535番目の不思議と認定しておく。3倍。ああ3倍。気になって夜も眠れない。どうがんばっても8時間以上は眠れない。ポップ1280のニック・コーリーのような悩みを抱えながら今日は寝ようと思います。 書いているうちにステキなオチを思いつくのではなかろうかという一縷の望みにしがみついていたのだが、だめだった。がっくり。 |
| 記憶のどこかで 出会った眼差しが 胸を離れない 9月5日 |
| 昨晩の轍を踏まぬよう寝返りを打たぬよう気をつけて寝たら、首の付け根左右が均等に痛い。なんというか、首筋に針金のハンガーをねじ込まれたような気分だ。奇怪なたとえだと自分で思わないではないが、本当にそんな感じがするから仕方がない。 水夏第四章読了で一通りクリア。最後の第四章は、KANONのようなおとぎ話に終始する。のだがこれまでがテクニカルなオチのつく話ばかりであっただけに、妙な描写を見つけては「これは伏線かッ!」といちいち深読みしてしまい完全に集中できなかったような気がしないでもない。お嬢が決して帽子を脱がないのは絶対なんかの伏線だと思っていたのだが、単なるこだわりですか? ゲッタウェイみたいに帽子の下から銃を取り出すとかやってくれると信じていたのに。 第四章は本当に夏KANONという感じだった。夏でKANONならむしろAIRじゃねえのか、と思われる方もおられるであろうが、でもやっぱりKANON風味な気がする。お嬢が常盤村に来た目的が「探し物を探しに来た。でもそれがなんなのかわからない」というあたり月宮あゆとか月宮あゆとか月宮あゆとかを想起せずにはいられない。他の話にちょこちょこと顔を出すところもよく似ているし。しかしシナリオの内容はというと決してKANONの二番煎じではありえない。どちらかというと月姫の秋葉シナリオ……ゲフンゲフフン(空咳)……じゃなくて三体合体六変化……ゲフンゲフフン(空咳)……いやまあ普通によい話だったと思いますよ。決して自己主張は強くないもののしっかりプレッシャーをかけてくるBGMとか、全体的に流れる雰囲気が非常にいい感じの作品だった。CG達成率とシナリオ達成率でエピローグが追加される模様であるのでもう一回頭からプレイする。章をまたいで張ってある伏線を読み返す必要もあるし。面白いミステリは再読して伏線を読み返すのもまた楽しく、シナリオ書きはその辺のことをわかっているなあ、と思った。 1.水瀬「オタク巫女」伊月 2.京谷「マナマナ粒子反応」透子 3.白河「ひまわり地獄」さやか だって伊月はぼくのこと名前で読んでくれるし。透子はぼくのことだけを想ってくれるし。な? ともかく透子さん周りの伏線はしっかり読み返しておきたい。 「人魚とビスケット」(J・M・スコット、創元推理文庫)読了。 デイリーテレグラフの三行広告欄の奇妙な広告に、ロンドン中の話題が沸騰した。広告主の「ビスケット」、そして相手の「人魚」とは何者なのか? 好奇心に駆られた主人公は「ビスケット」と「ブルドッグ」に接触し、広告の裏に隠された事実を聞き出す。それは第二時大戦中インド洋を14週間にわたり漂流しつづけた男女四人の物語だった……という話。 要約すると、四人でリヴァイアスという話。ホームズの物語で度々使われているように、三行広告というやつはひどく好奇心をそそられる。冒頭の謎もさることながら、物語の大半を占める漂流話がひたすら面白い。最後に出てきたちょっとした謎はとってつけたような感がないでもないが、話としてオチがついた感じなんでまあ、いい。結構面白かった。 |
| 気高く萌えろソウルテイカー 9月4日 |
| 鎖骨が折れるような痛みで目がさめた。といっても本当に鎖骨が折れたわけではなく単に首の付け根の筋肉が痛いだけである。いつの頃からか、横向きになって寝るだけで翌朝肉体に深刻なダメージが出るようになりまして。おかげで本日もまた一日中、体の中を針金状の虫が這い回るような感覚を味わう羽目になった。ああチクショウ。体が痛くて寝返りも打てないとは。 40000ヒットを達成してからちょうど一ヶ月。このページにつけているアクセスアナライザーによると8月中は約4800件ヒットしたらしい。のだが、このページにつけているジオカウンターは9月3日時点でやっと4000件を回った程度。二つのカウンタが一致しているとは思っていなかったが、それにしてもえらい差だな。必ずしも正確ではありえない、というか間違いなく不正確であり、それは他のサイトで見うけられるキリ番ヒットとかいった企画にワタクシが空しさをおぼえる所以である。たしかに一個の目安ではあるが、所詮は目安にしか過ぎないものね。 水夏は第四章攻略中。やっとゲーム開始時に名前を入力した主人公が出てきた。そしてこの章のヒロインは、各章で幾度となく姿をあらわしてきた、常に黒衣を身にまとい鈴のついた帽子をかぶった幼女である模様。ワタクシ幼女趣味はないので比較的どうでもよいのだがあの帽子はいい。鈴の音は大宇宙にこだまするから。今のところどうという謎もなく一体どんなオチに落ち着くのやら。 「氷の家」(ミネット・ウォルターズ、創元推理文庫)読了。 イギリスの田舎の屋敷の氷室で男の腐乱死体が発見された。そこは10年前に屋敷の主人の失踪事件があった場所だった。警察は妻が夫を殺害し死体をどこかに隠したものとにらんでいたが、結局死体は見つからず事件は未解決のままに終わっていた。これこそ失踪した夫の以外に違いない、と警察は捜査を開始するが、腐乱状態があまりに激しく誰とも特定できない。果たして死体は失踪した夫なのかそれとも別の誰かなのか、そしてその死因はなんなのか? という話。 どう評価したものだろう。真相はあまりたいした事がない。のだが、田舎の人間たちの悪意やらねたみやらといった渦巻く感情が捜査の過程で炙り出されていくにつれ、事件の全容そのものがゆっくりと形を変えていく過程は、面白い。これというポイントを上げることは難しいが、村の人々が隠していた側面を徐々にあらわしていくことにより事態が明らかになっていく、というところがよくできていると思った。こういうのは女性作家ってうまいね。マーガレット・ミラー「殺す風」とかキャロル・オコンネル「クリスマスに少女は還る」とか。 |
| Go
over time and space 9月3日 |
| 体が痛い。人の家に泊まるたびこんな調子であり情けないいたらありゃしない。ああコンチクショウ。病院で体重を量った結果1年間で体重が8キロも増えたという衝撃の事実が暴露されたということもあり健康には気を使っていきたいと思うのだが男の一人暮しでは充実野菜をがぶ飲みすることくらいしか対策がないので困ってます。どうすればいいのだろう。 kmc先輩の調査の結果、とらいあんぐるハートに出てくる謎の武術護身道は実在することが判明した。ホームページが存在する以上それなりに有名なのかもしれない。まあゲーム中のそれと同じものなのかどうかは判然としないがトップページの写真には先導先輩のごとく棒を持って構える図も載っており可能性は高い。とらハファンの誰ぞが勝手にでっち上げたという可能性もないでもないが、その割には内容も本格的。実在するとみなしてよいだろう。 そォかそォだったのか……! 護身道はドラゴンファンタジーシリーズにおけるポゴルフィットのような空想上のスポーツではなかったのかッ。またしてもエロゲからどうでもいい雑学を仕入れてしまった。 水夏第3章読了。恋人と義理の妹の間で今まさに争奪戦が始まろうとしている不穏な空気のまっただなかにいる主人公の一人称視点と、海岸に漂着した記憶喪失の少女の療養生活を描く三人称視点で物語は語られる。第3章の焦点になるのは、2つの物語は同一時間であるのに主人公の義理の妹茜と記憶喪失の少女アカネは同一人物っぽい、という謎である。やがてアカネは記憶を少しずつ取り戻していくのだが、それは主人公視点で並行して語られる茜の身に起きていることとほぼ同一らしい。アカネはタイムスリップして同じ時間を二度過ごしているのだろうか……という謎が提示される。これがまた見事に解決されるので驚いた。トリックを構成する要因が「裁くのは誰か?」なみに反則技っぽいのだが(催眠術のこと)、現象面が非常にシンプルなので、驚ける(茜がリボンを取るシーン)。「裁くのは誰か?」を面白いからいいじゃん、と思ったワタクシとしては、こう言うしかない。面白いからいいじゃん。よく思い出してみればそっちこっちに伏線は張ってあったしね。シナリオを書いている人はかなりのミステリファンである模様。1章のアレといい、トリックがものすごく古典的ではあるが。まあ使い古されたトリックも使い方次第でまるで別の物語になる、とは周知の事実。これを「古い酒を新しい皮袋に入れる」と言ったりするが、エロゲという媒体は「新しい皮袋」としての可能性を十分に持ち合わせていると思った。 あと主人公の恋人である透子さんであるが、怖い。ひたすら怖い。微弱ながらマナマナ粒子反応を出している。ひたすら主人公の事だけを想う純粋な人なのだが、それだけに怖い。というか3章はこの人の邪悪ぶりがメインであり怖すぎる。なんかマーガレット・ミラー「殺す風」とか思い出した。 |
| ボンジュールおひるごはん 9月1日〜9月2日 |
| いろいろと物品を引き渡したり引き渡されたり、という用事があったので例によって例のごとくHDDのメンバー数人で集まった。といっても集合個所はオレの家。昼間から日本橋を歩くのもだるいのでウチでまったりするぜ〜という話になったのだった。というわけで昼間はやながわさんとkmc先輩と三人でノワール大会とレッドドワーフ号大会と君が望む永遠トークを行った。とりあえず、レッドドワーフ号はkmc先輩に気に入っていただけた模様。リマーのクソッタレぶりに萌え萌えな様子だった。 夕方頃に日本橋に繰り出しちょっと見て歩いた後裕天先輩と合流、その後晩飯を食って裕天先輩宅に向かい夜を徹しての007大会を行った。ニンテンドウ64の。相変わらずナイフ投げによるボンドファイトは燃える。全面クリアすると使えるキャラクターが増えるらしく、新たに参戦したボンドファイターを使って大いに楽しんだのでありました。ちびボンドとかファーザーボンドとか(ズボンはいてない)リズィボンドとか。 ファントムコミックアンソロジーを購入した。まあまあ。まあアンソロジーだしな。永野あかねが書いているというのがちょっと驚いた。 帰宅後「水夏」開始。常盤村というド田舎の村に繰り広げられる怪異譚を4章立てオムニバスにて、という形式の模様。面白いので思わず2章まで読了してしまった。 1章は、4年前に家庭の事情で常盤村に住む事になった主人公が、その時に仲良くなった女の子と再会する話。簡潔にいうとまたしても双子取替えネタなのだが、オチにエジプト十字架の謎的一ひねりがあったので結構いい感じ。そうそうウチの田舎の神社も石段が急でねえ。トムとジェリーのように、スコップで頭を叩かれても頭の形がスコップみたいになるだけですむ、とはいきませんか。余韻を残すラストも良好。 2章は画家の娘と仲良くなるのだが、その父親は人を殺してその死体をモデルにするとかいううわさの立ついわくつきな人物で……という話。こっちは話を盛り上げておいてオチはそれかい、という竜頭蛇尾的なところはあるもののサスペンス十分なので良し。あと白川さやか先輩が存分にかわいらしいのでさらに良し。 母から手紙が届いていた。田舎は寒い日が続いて米があまり取れないらしい、と書いてある。いやたしかに日記に「冷夏になんねえかなあ。作況指数が30台になってもいいから」とか書いたけど、そちが涼しくてもこっちが暑いんじゃ意味がないんだよ〜! まあ最近は涼しくて助かるけどね。あとは夏の暑さがぶり返さないことを祈るのみ。秋がきて……ずっと秋だったらいいのに。 |