漂流者の日々第5部
異境迷走編
| 男の太さを競う 11月15日 |
| 最近仕事が忙しく10時に帰れれば早いほう、秋のブライガー祭りも滞りがち、という日々が続いているのだが、その内容はというとプログラムで書き出したバーコードを印刷していちいちオメメで検査するというもの。目と脳にダメージ大でありまったくもって厳しい。何故この黒い棒どもは思ったとおりの場所に印刷されてくれないのか。太ェんだよ長ェんだよ暴れまくりなんだよッ! と男の太さを競うジョージ・某氏の言葉を半ば錯乱気味に呟いてみたり。早く休みの日になんねえかなあ。まあどうもワタクシ、プログラマとしてはかなりヌルめな職場にいるので、この程度で音を上げてはいかんなあとは思ったりするのだが。楽して稼ぐ方法を考え出さねばならない。より実り多き人生を過ごすために。 それにしても、世の中こんなにたくさんの種類のバーコードがあるとは驚きである。生存競争に負けた絶滅種も存在するらしい。 柿の種至上主義同盟の理想に共鳴する人々は事の外多く、盟主たるワタクシの元に陸続と励ましのメールが届いている(註:一通)。少なくとも、ピーナツ排除論者は、オレが思っていたほど少ないわけではないらしい。 あと亀谷製菓ではなく亀田製菓だと気づいた。昨日書いたのは間違い。 |
| ナッツ戦争 11月14日 |
| 掲示板の情報を分析した結果、日本人の半分はピーナツ排除論者であるという心強い事実が判明した。の割に柿の種100%の出まわりがかように少ないのは何故か、と考えてみると、ひとえに亀谷製菓の市場の調査不足が原因であろう。 今こそ我ら出立のとき! 私アレクセイ北小松はここに政治結社柿の種至上主義同盟(略称KSD)の結成を宣言する。活動内容は、 ・柿ピーに対する柿の種100%の優位を説いて回る ・柿の種とピーナツが一緒に食えるからいいんじゃないか、などとほざく野郎は「このピーナツ野郎!」と蔑む ・柿ピーを食うときは、まず柿の種とピーナツを分けてから食う といったところ。ピーナツそのものは悪ではない。だが、柿の種の中のピーナツは明白な悪だ。柿の種とピーナツを混ぜるのは、神の愛にそむく悪魔的所業であると私は断言する。 「アフター・ダーク」(ジム・トンプソン、扶桑社)読了。 かつて一斉を風靡したボクサー、キッド・コリンズは、今はわけあって放浪生活を続けていた。ところが、立ち寄ったバーで美しい未亡人と出会ってしまったことから、営利誘拐の片棒を担ぐ羽目になってしまう。サルサコフ症候群という病を抱え暴走を続けるキッドの明日はどっちだ。という話。 この間「ジム・トンプソンはポップ以外に面白い話がない」とかいたけど、アレは嘘です。たしかにポップ以上のオモシロ話はないが、その筆が描き出す無慈悲な狂気はいつだって圧倒的だ。常に世界に対する畏れに苛まれ、暴走していくというトンプソン作品の主人公の例に漏れず、キッドも他者に対する猜疑心から暴走していく。暴走していく自分を知覚しながら、しかし突っ込んでいくしかないというかなしみが、ここにはある。ポップほどじゃないが、佳作。 |
| 千葉県に行け 11月13日 |
| 朝、上長に「昨日の事故は大変だったな」と話を振られた。のだが、一体なんの事だかわからない。黙って話を聞いていたら、なんでも昨日またアメリカで飛行機が落ちたとか。全然知らなかった。昨日はテレビをつけたのは秋のブライガー祭りのときだけだったのだ、わかるわけがない。のだが社会事象にすら注意を払わない社会不適応者と思われるわけにはいかないので、「いやー、なんだかんだいって飛行機って怖いッスねー」と適当に相槌を打っておいた。一時二次テロかと思われたが、どうやら単なる事故のようで。まあこの御時世、全てがビンラディンと結び付けられるのは致し方ないところであろう。電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのも全部ビンラディンのせいであり、今日オレがコーヒーを飲もうとしてクリープを思いきりぶちまけたのも当然ビンラディンのせい。ズボンからキーボードから白い粉まみれでありアメリカだったら即時に射殺されていたかもしれない。そして固形化したクリープが四かけばかりコップの中に入ってしまったのでいやいやながらもコーヒー1対クリープ15なコーヒーを飲むはめになった。ゲロ甘とは、まさにこのことか。 近所のローソンに出向いてみる。ここのローソンのアドバンテージは柿の種100%が常備されていることであり、ピーナツ排除論者であるワタクシとしては心強いことこの上ない店である。今日も柿の種100%を求めて向かったのだが、いくら探してもみつからない。野郎! 柿ピーに日和りやがったなッ! と思ったが柿ピーすらない。怒りに振り上げた拳の下ろしどころをつかめないままぼんち揚を買ってすごすご逃げ帰った。柿の種100%は絶滅の危機に瀕しているのだろうか。ならば、探し出して保護しなければならない。といっても柿の種を大量備蓄する余裕などないので、片っ端から食うことにはなるが。これもまた愛はさだめ、さだめは死。 オレは、柿の種が食いたいのであってピーナツが食いたいのではない。柿ピーを不当な抱き合わせ商法として告発したいのはやまやまであるのだが、このピーナツ排除論に賛同してくれる方には、kmc先輩以外に会ったことがない。貴様らそんなにピーナツが好きか!? このピーナツ野郎!! といきがってみても多数派には勝てない。一つ目国理論とは議論できぬ。嗚呼。 |
| みらいビームをはっしゃしろ 11月12日 |
| より正確なところを述べると、最近米を切らしている真の原因は、究極無敵24時間営業スーパー玉出が近所にあるにも関わらず会社の帰り道に米かついで帰るのがヤ、ということなのであるが、毎日パスタと向き合うのがイヤになってきたので背に腹は変えられない、ということで今日は10キロの米を担いで帰ってきた。これ以上パスタを食いつづけたらイタリア人になってしまいかねないところだ。 現状エロゲが一段落しており、かつスパロボAもちまちま進めてはいるが長時間プレイは禁止(最近比較的体調がよいことを考えると、やはり10月前半の体調不良はスパロボAのせいとしか思えない)、という現状であり比較的暇なもので、ガンパレを再開してみた。今度こそSランククリアを目指す。瀬戸口で。プレイ日記を書くかは微妙。そりゃもう事務的に、あらゆる行為は全てSランクを取るために、という勢いでプレイしているので、こんなんを日記につけても面白いんかなあ、とプレイ前はやや疑問に思っていたのである。が、実際にプレイしてみると、思い通りにいかないのがガンパレの面白いところで。絢爛舞踏ゲットの強迫観念にかられている、という設定で書いてみたら面白いかもしれない。と思った。まあ気が向いたら適当に。 愛の絢爛舞踏ゴージャス・ラブ計画は、Sランククリアしてから、やる。やはりDランククリアデータではスタートダッシュが厳しすぎる。 「聖なる血」(トマス・S・モンテルオーニ、扶桑社文庫)読了。 ニューヨークのベイリッジ教区に赴任してきた若き司祭、ピーター・カレンツァはある日強盗に襲われた。死を覚悟した瞬間、彼の両手から雷がほとばしり、強盗を焼き殺した。「奇跡」を起こした男として、カレンツァはバチカンに召喚された。そこで彼を待っていたのは、「トリノ計画」という恐るべきバチカンの計画だった。トリノの聖骸布に付着していた血痕からDNAを抽出、クローニングして生まれたのがピーター自身だという。つまり、ピーターはイエス・キリストのクローンだったのだ。という話。 おもろすぎ。能力ははじめはせいぜいサンダーブレーク(みらいビーム@troisでも可)だったのだが、話が進むにつれマジシャンズ・レッド、クレージー・ダイアモンド、ウェザー・リポート、ゴールド・エクスペリエンスとがんがん無茶苦茶になっていく。イエス様ってそんなにすごい人だったのですか! そりゃ信徒になるわ。 |
| 鉄の右手の折れるまで 11月11日 |
| 平日にプレイしようとすると「おうちに帰ってきてまでキータッチしたくない〜!」と拒絶反応をマジで起こすので半ば封印気味のいちご打の続きをプレイ。今度のシナリオは、 咲夜、いぢめ、きらい。 冷たい、冷たい、世間の風。 親指ぽきんする。 という話。左手はそれなりに動くが右手がさっぱり動かないというキータッチにおけるオレの癖を再確認。左手の方が明らかに正確に動く。右利きなのに。最後のほうでは本当に右手の挙動が怪しくなってきたので「もうちょっとだけもってくれオレの右腕!」とか木野さんみたいなことを言いながらプレイしましたとさ。 で、アギトなのだが、録画失敗。前回先々週の放送も見損ねておりものすごく大事なところを見逃しているような気がする。 |
| 悪魔の降誕祭 11月10日 |
| 道具屋筋を歩いているときにジングルベルの歌が聞こえてきた。 気がついたら今年も十一月、またも会社の帰り道、神戸の冷たい木枯らしに吹かれつづける日々がやってきたわけである。まあその悲しみについては平日にでも書くとして。 それが聞こえた瞬間、オレの脳裡には一年前の記憶がよみがえった。一年前、白髪の悪魔と遭遇した記憶が。今年も、行けば会えるかもしれない。というわけで、再び悪魔とあいまみえるために、オレは自転車を飛ばして一路、約束の土地へ向かった――イズミヤ西成店へ。 そいつは、イズミヤの北東側入り口に、去年とまったく同じ姿で立っていた。空ろな瞳、透明な箱を抱えているかのように腰のあたりに構えられた両手、そして赤い帽子に赤い服。身の丈2メートルの巨大サンタ像が、そこには立っていた。だが、唯一の相違点として、腰を振る動作を行っていない。去年見たときは、身の丈2メートルの空ろな目をしたサンタがギャッギャッギャッギャッと左右に腰を振りつづけているところに出くわしそれこそ腰が抜けるほどビビったものだが。出てきたばかりでまだ完全には復活していないのだろう。ゲームであれば完全に復活しきっていないところを狙って倒しちゃうぜ、というところであるがワタクシゲーム中の登場人物ではないので無視。それにしても、この狂気と戦慄をふりまくこのサンタは集客に役立っているのだろうか。一年ぶりに出くわしてみたが、これを設置するイズミヤの意図は、いまだ読めない。サンタに問うても答えは返らず、彼はただ腰を振るのみである。ギャッギャッギャッギャッ。 ジム・トンプソン「アフター・ダーク」が出ていたので無条件的に購入。ポップ1280以外に面白いのがない、というのが問題だが。あとチェスタトン編「探偵小説の世紀」が復刊されていたのでこれも無条件的に購入。物心ついたときにはすでに絶版だったのでうれしいね。だが上下巻各1200円とはどういうことか。なので上巻のみ購入。 野球W杯キューバチームのユニフォームはジャージにしか見えないと思った。 |
| 別れも 愛の 一つだと 11月9日 |
| 掲示板にて指摘を頂き、スコッチエッグはスコットランド式エッグであることが判明した。またしてもひとつ賢くなった次第。量子力学的に言うと観測がなされ、ただ一つの可能性が事実として固定され、他の可能性は因果地平の彼方に追いやられた、ということになる。つまり、天才料理人スコッティとの別れのときが来たということだ。髭の似合うナイスミドルのスコッティ(予想)とはたった一日の付き合いだったが。あんたの作るスコッチエッグは最高にうまかったぜ(想像)。だがいくら日本料理を知らないからって米を洗剤でとごうとするのはお約束過ぎると思ったよ(これはスコッティをからかうための嘘)。さようなら、僕のスコッティ。あなたのことは、多分三日後には忘れていると思う。 究極無敵なスーパー玉出(24時間営業)に晩飯を買いに行く。金曜晩はたいていここで晩飯を買う。時間もあることだし、少しでも栄養を摂取するために簡単な料理でも作ってみべえか、といきまいて買い物篭を引っつかんだのはいいものの、店内でまず目に入ったのはこれでもかという風に並ぶ弁当、そしてカップラーメン。何よりもそのお手軽さが魅惑的過ぎる。ああ、だが今日こそは少しでも栄養をあるものを食べてやるぜと誓ったのだ。目先の誘惑に惑わされてはいけない。スコッティ、オレに力を貸してくれ! ………… ………… ………… ………… 結局、弁当とカップラーメンを買って食べた。ああッ! ごめんよスコッティ! 誘惑に弱い僕を責めないでおくれ! と居もしない人間に許しを請いながら食べる一人の食卓。家族の団欒に再び身を置ける日は来るのだろうか。 |
| パスタは誰の為にある 11月8日 |
| 行き付けの弁当屋に行ったら、スコッチエッグなるメニューがあった。その聞きなれない名前に首をひねったが、現物を見てみればなんの事はない、ハンバーグのコアにゆでたまごが入ったやつだった。この食い物はスコッチエッグと呼ぶのか、とまた一つ賢くなった次第。しかし、何故スコッチエッグという名前なのだろう。一緒に弁当を買いに行った方に「スコッチエッグってなんやねん」と問われ、反射的に「スコットランド風味のエッグなのではないでしょうか」と答えたが、本当にそうなのだろうか。たとえば、大航海時代以降のイングランドは、マイナスイメージのあるものにライバル国の名前をつける、と実に大人気ないことをやっていた。ダッチワイフが代表例である。誰もが知るとおり、別段ダッチワイフはオランダの名産品ではない。だから、スコッチエッグというネーミングには、「しみったれのスコットランド人風情はこれでも食っとけ」というメッセージが隠されているかもしれないのだ。それに、スコッチが「スコットランドの」という意味であるという確証はない。アンデスメロンは実はアンデスとはまったく関係ないという事実に似た陥穽が待っている恐れは十分にある。英語圏のどこぞの国の住人たるスコット・某氏、通称スコッティが考え出した料理が日本に伝わり、訛ってスコッチエッグになったという可能性も、否定できるものではない。 原義はスコットランド風なのか、スコットランド野郎という意味なのか、それとも天才料理人スコッティなのか。謎が謎を呼ぶスコッチエッグ。 あとアンデスメロンは大空寺あゆとも関係ない。 そして今日も帰宅すればフェイス・トゥ・パスタ。蒼ざめた瞳、見つめる炎、今パスタと向き合うときがきた。だが、この25年間自分を誤魔化し続けて生きてきたこのアレクセイ、自分を誤魔化す方法のストックはまだまだある。今日は、多重人格という手を使ってみよう。性的虐待を受ける子は、「今苦しんでいるのは自分じゃなくて他人だ」と思い込むことによって苦しみから逃れるというアレ。アメリカの某犯罪組織で殺し屋をやっていた少女の言葉を思い起こしてみる。 「塞いでしまえばいい。口も、舌も。全部ツヴァイの口で食べて、ツヴァイの舌で味わえばいい。あなたがあなたでなくなればいい。それで悲しみも忘れられる。……楽になれるわ」 ………… ………… ………… ………… うわぁぁぁぁ〜〜〜〜! 僕はツヴァイなんて名前じゃない〜ッ! というか毎日パスタを食いつづける苦しみを性的虐待になぞらえるほどパスタが嫌いなのか、オレ。 そして人は苦しみに耐えきれず納豆パスタという奇行に走る。ええと、とってもおいしいですよ(棒読み) 秋のブライガーフェスタ続行中。犯罪組織のボスなのに、なんでカーメンカーメン様はあんなにピカピカしてるのん〜? 人生をより実り多き物にするため、彼の笑い方は是非ともマスターしたいと誓ってみる。フホホホホ、ホホホホホホホホ! |
| 一日一度は情無用 11月7日 |
| そう毎日晩飯をコンビニに頼るわけにもいかない。栄養云々以前に、財政的問題がある。というわけで、ついにパスタと正面から向き合うときがきた。大学に入って一人暮しをするようになって以来の付き合いであり、もはや飽きたというレベルを通り越して、日本の食卓におけるご飯のごとき存在となっている。なんともはや。 だが、自分を誤魔化す手段ならいくらでも持っている。ハンバーグの本因坊理論がダメでも、まだ自己暗示がある。暗示だッ! 人は暗示にかかると刃物でさされた時実際に血が出るとゆう!(当たり前だ)そしてこのオレは、職場でカポカポとノンカフェインのコーヒーを飲んで「いやあコーヒーを飲むと眠気がすっきり飛ぶね」と信じ込み、実際眠気を撃退できていたという実績を持つ男。希代の天才プラシーバーたるアレクセイ様(その実態は単に暗示にかかりやすいだけなのだが)にかかれば、毎日のパスタを魅惑あふれる極上のグルメと信じ込むことなど雑作もない事! 一日一皿パスタを食らうよろこびを100うまどころか1000うまにも10000うまにもしてみせるわッ! レッツ・自己暗示! ………… ………… ………… ………… そして真の問題たる栄養については摂取できぬままに終わる。栄養不良による緩慢な衰弱は避けえぬさだめなのか。 プリンセスナインのDVD購入後、全部を鑑賞するのにえらく時間がかかってしまったという轍を踏まぬため、一人秋のブライガーまつりを行うことにした。内容は単純、一日一話ブライガーを鑑賞する。即ち一日一ブライガー。この程度が適当だろう。一日三ブライガー以上の服用は強烈な睡魔に襲われるという副作用があるので。 やっと真ん中あたりまで見た。カーメンカーメン様が出てきましたよ。 |
| 不健康スパイラル 11月6日 |
| 幸い熱は下がったものの体が痛い。基礎的な体力の衰えが月一で体調を崩すという事態につながっているのは明々白々でありせめて一人暮しゆえの粗食を何とかしたいものである。野菜ジュースの効用に頼るのも限界がある。こんな日こそせめて少しは晩飯を手をかけて作るべきだ、と思い立ってはみたものの、よく考えてみれば現在の我が家の備蓄はパスタしかない。ただいまライスを切らしておりこのままでは一週間パスタばかり食いつづける羽目になるかもしれないと思うとうんざりだ。 こんなときは、視点を変えることによって自分を誤魔化すのだ。そう、たとえば飛鳥井霞@未来にキスをのハンバーグの本因坊理論を応用することによって。仮に、1日1回パスタを食らうよろこびを100うまとする(「うま」はうまさの単位)。ならば、一週間に7回パスタを食べれば、700うま。即ち、食べれば食べるほどよろこびは増していくという寸法だ。 ………… ………… ………… ……自分の流す涙のせいでパスタがしょっぱくなるような気がする。というわけで今日の晩飯はコンビニで適当に購入。こうして人は栄養を摂取できないという悪循環に陥る。 秋桜の空に、桜橋涼香クリア。呪いの全貌が明らかにされたので、エピローグはまあまあ。しかし決着のつけ方は微妙なところ。あえて再会シーンを書きたかったのではあろうが、単身アメリカに行くくらいの根性は見せて欲しかった。でもシナリオは満足。 総評。唯一にして最大の欠点は、「呪い」の設定だと思う。これがまったくシナリオのテーマというか方向性にまったくかみ合ってないように見受けられる。ONEの、永遠の世界に行くのも戻るのも、ただ本人が望むが故、という設定はシンプルにしてテーマにかっちりとかみ合う、奇跡的なバランスを保っていたのだなあ、と今更ながらに思った。 が、話が面白すぎるのがそれを補って余りあるので目をつぶれる。新沢靖臣は、オレがプレイしてきたエロゲの中でもトップクラスの愉快な主人公だった。バカ過ぎる。 01:佐久間「ドルフィンキック」晴姫 02:桜橋「お姉ちゃんぱんち」涼香 03:小泉「810mm砲」鞠音 なんで鞠音にはシナリオがないの? あとEPだけに関して言うなら楠「栗ようかん挿入刑」若菜の一人勝ち。とっても面白かったので是非とも布教活動を行いたい。 「9ミリの挽歌」(ロブ・ライアン、文春文庫)読了。 しがないタクシー運転手、エドは乗客を見て驚いた。そいつはかつて仲間を売った男、ビリーだった。今ビリーはマフィアの顔役としてアトランティックシティにのさばっている。復讐を行うべく、エドはかつての仲間を集め、ビリーの元から100万ドルを強奪する計画を立て始めた。という話。 モチーフにくまのプーさんを使っている、というあおり文句で買ってみたが、なんだか今一つ。筋立てが混乱しすぎているのが悪いのか。 文春文庫は海外ノワールというカテゴリを作ろうとしていて、9ミリの挽歌もそのカテゴリの中の一冊であるとは思うのだが、ノワールというよりはハードボイルドだと思った。個人的にはハードボイルドとノワールはかなり似てはいるものの異なるカテゴリだと考えておりまして。話を転がす根幹となるものが感情的なのがハードボイルド、事務的なのがノワール、とオレの中でははっきりと別れている。男の矜持を賭けて闘う、といった風なのがハードボイルド。ノワールは、たとえばダーティーホワイトボーイズとかポップ1280とかMrクインとか斧とかそっち方面。 |
| 遠き白浜 11月5日 |
| 午前3時頃、体が熱くて目がさめた。平温35.0度であるにも関わらず指の末端に至るまでが猛烈に熱く明け方まで眠れない、という状態に陥ったので会社を休んで一日中寝ていた。明らかに白浜への長旅疲れであり、骨休めに行って体調を崩すようでは世話ない。人、それを本末転倒という。 あまりにも暇なので宇宙ベッドに寝転がりながら一人ブライガー祭りを行った。アイザックが最高に萌え萌えッス! おまえは本当に二十歳か。 |
| 南国あばんちゅ〜る 11月3日〜11月4日 |
| 雨が降りつづけていた。 朝、地下鉄花園駅に集合した時点ではまだ「ちょっと降ってんなあ」という程度で済まされるくらいの降りだったのだが、出発した途端えらい勢いで降り始めた。弱まったり激しくなったり、を繰り返したのだがいずれにせよ降り続けた。視界の悪い沿線をぼーっと見やりながら南下する。山一面のみかん畑を見たときなんかは「さすが和歌山県」と思った。しばらく行くと梅畑になったが。和歌山って梅も主産業なのか、と思ったが良く考えたらコンビニのおにぎりに紀州梅とかあるしなあ。しかし梅を売り出そうと力を入れるあまりなんでもかんでも「梅」という単語をくっつければいいものではなかろう、と思った。クロネコヤマト梅宅急便と申されましても。あとおそらくはおみやげやであろう「梅干館」なる建物があった。巨大な梅干の模型を看板として出しておりそれはどうかなあと思った。 他にも謎のオブジェクトが道路沿いに次々と発見された。巨大なタイガースマークを書いているだけの謎の小屋とか、「橋本市の二の舞になるな」というメッセージのみがかかれた看板とか。前後に「産廃物処理場に反対反対反対」(反対を三回書くのがセオリーらしい)と書かれた看板がたくさん立っていたので、多分そのことをさしているのだと思うが。しかしなかでも驚いたのは、国道沿いにSAみたいな感じの店があったのだが、そこに巨大な黒人女の像が立っていたことだ。あまりのインパクトのでかさに、我々は帰り道この店に寄っていくことになる。 夕刻、白浜にたどり着く。部屋の窓からちょうど海岸が見えたのだが、この眺めが不気味なくらいに美しい。まるで絵に書いたような感じの眺望だったのでかなり驚いた。「夜中にこの美しい波打ち際を歩いてANGEL TYPEごっこをしよう」と思い立ったのであるがその日は雨が降り続いたので行く気が起きず。 夜中はSF研らしく読書会、お題は20世紀SF2。だが気がついたら「終末の日を迎えるときにはメガネをつけたブルマ少女にいてほしいか、それともメガネをつけないブルマ少女にいてほしいか」という議論になっていた。話題が右斜め上30度の方向へ飛んでいくのはいつものことだが、この数年の間に我々は見事にエロゲに毒されてしまったなあ、とも思った。クエスター先生の「メガネに人格はない」という謎の発言も飛び出てもう大変だった。 翌日は、昨日の雨が嘘みたいに晴れあがった。ので朝の時間を少々利用して砂浜に行きANGEL TYPEごっこをした。そこの砂浜は砂が真っ白く、明らかに人の手で整備されているという風だった。 てんぎゃん第二部の再開を待ち望むクエスター先生たっての要望により、南方熊楠記念館に寄る。南国のジャングルみたいな森に囲まれた場所の、異様に勾配のきつい坂道の上にそれは立っていた。南方熊楠の業績の偉大さと、偉大さのわりにその名がマイナーな理由がよくわかった。菌類を7000種命名したとは、すごいけど地味だ。あんな微妙なものをよく7000種も区別できたなあとは思うのだが。 帰り道、謎の黒人女の像が立つ店に寄った。それは、身長3メートルのパンツ1枚の黒人女性が頭に果物籠を乗っけてひざまずいているというインパクト抜群の像で、人種問題に引っかかるのではなかろうかという代物だった。南海のなんとかネシアとかいう国の豊穣の女神かなんかを模しているのかもしれないが、それにしても、なあ。このようなドすげぇブツに出くわした記念に、我々はこの像に「南国あばんちゅ〜る」と命名したのだった。 あとその店では中華ソフトなる謎のアイスが売られていた。 秋桜の空に、尼子崎初子クリア。不評な理由は、まあわかった。他のシナリオと毛色が違う。青春爆発ファイアー(ファイアー)風味。悪く言うと凡百。他人のシナリオだと初子さんいきいきしてんのになあ。というか若菜シナリオ中での彼女のほうが大活躍。「どうとも思ってなかった相手と急にひかれあう」という展開もはるぴーのほうが明らかによくできてるし、まあ彼女はシナリオの立場上ワリ食ってしまったなあ、という印象。 |
| メッキの天使 11月2日 |
| ネットサーフィンをしていた上長が「三ノ宮駅で発砲事件があったらしい」といった。新世紀の橘征五郎たらんとする何者かが行動を開始したのカシラ、と思ったのだが、話を聞くと、鉄道警察に捕まりそうになった痴漢がやみくもに発砲しただけ、らしい。なんだそりゃ。よもや電車の中で銃プレイ@PHANTOMをやろうとしたのか。なんというマニアックな…… PHANTOMDVDはさっぱり進んでません。秋桜の空にが面白すぎるので。 秋桜の空に、尼子崎ルート進行中であるのだが、今まさに愛の逃避行に向かわんとしたところで謎の宇宙言語が発現、落ちた。う、うああーッ! おのれコスモス星丸め! 文化祭二日目からやりなおし風味。初子シナリオが不評なのはなんとなくわかったような気がするが、感想はクリアしたときに。 明日から一泊二日で「南紀白浜温泉ぶらり湯煙秘湯の旅伝説殺人事件遭難した捕鯨船の船乗りの亡霊が今和歌山に蘇る」に行ってくるので次の更新は日曜日です。日曜日、日記書くだけの体力が残っていればのはなしだが。土曜に日記が更新されるとすれば、それはオレが寝坊した証拠です。つうか準備せねば。何も準備してへんがよ。 |
| ああ人生に黒歴史あり 11月1日 |
| 必要に迫られ、職場のデスクで発掘作業を行うことになった。 久しくデータ印刷に関する仕事に関わっているため、ワタクシのデスクの上にはテスト印刷の結果の紙がうずたかく積まれている。堆積している、と表現しても良い。で、仕事の都合上、その中から何枚かを探し出すことになったのだが、ならばこの機会にこの山をきれいさっぱり始末してしまおうと一念発起。一挙に山をさらいあげたのだが、その過程で予想しなかった物品が次から次へと出てきた。 フロッピーディスク。 クリアケースが2枚。 Cマガジンの付録ディスク。 そしてハードディスクドライブ。 猫の額のごとく狭いデスク上にこんなにもいろいろなものが埋まっていたとは、驚きだ。特に自分の整理整頓能力の欠如ぶりに。 気がついたら、上長とリーダーと三人で快傑ズバットのサイトを片っ端から回るという妙な事態に陥っていた。上長はズバットをリアルタイムで見ていたらしく「あれは子供心にすげぇインパクトがあった」と述懐しておられた。さもありなん。ゆえにこっちもつい調子にのって「彼の車はズバッカーって言うんですよ」とか「だが日本じゃあ二番目だ」とか色々口を滑らせてしまった。あわわ。一般常識人を装ってきた今までの努力が水の泡になりかけた。 秋桜の空に、楠若菜クリア。闘病話。エピローグが他に比べデキがよい。他キャラの場合、主人公の元にいるべきか主人公と一緒に達成した目標を追い求めるべきか、という二択をヒロインに迫った結果としてエピローグが消化不良になってしまっているのであろうが、若菜シナリオについてはその二択が実質的に統一されている。だから、うまくオチている。まあ若菜シナリオだけの特殊例だろうが。 シナリオ内容は、やはり面白すぎる。メインイベントは、文化祭の演劇だ。いわゆる一般的な話であるところの第一部、人魚石争奪編の第二部、宇宙飛翔編の第三部からなる人魚姫とは一体……!? あとHシーンがやはり変態気味。体重29キロの幼女と呼んでも差し支えない若菜に剃毛プレイを強要するだなんて! 「オレ、知らない奴に若菜の毛を剃られたくない」ってアンタ! 新沢靖臣、きっさま〜! ヘンタイっ! このひと変態よ〜ッ! 不屈闘志@逆境ナインが記憶を失っても不屈闘志であったように、変人は記憶を失っても変人なのか。 次はういっち。レビューを見てまわる限りあまり評判がよろしくないようだが。 |