漂流者の日々第5部

異境迷走編


As time goes by

12月30日

 一日中家にこもってばかりの正月休みではだめだ、と思ったので散歩に出かけてみた。特に目的地を定めるでもなく、ただぶらぶらと。道すがら看板を見つけ「おおこっちにいくと浪速区立図書館なんてものがあるのか」とルート変更、しかし三分後には図書館のことなど忘れ目の前に現れた公園に入ってみる、という調子で放浪した。結果、新今宮〜大正〜難波というコースを二時間かけて歩いたことになる。いつもの大正内港サイクリングコースを、木津川越えたあたりで引き返したという感じ。これが休みの有益な時間活用方法としてふさわしいのかと問われると怪しいところだが、少なくともいい運動になったのは間違いない。
 久しぶりに歩道橋の上を歩いたらめまいでふらふらした。いやワタクシ高いところから下を見下ろす分にはなんともないのだが、歩道橋の上から信号とか道路標識とか見るとめまいでふらふらするタチでして。いつもは遥か上方にあるはずのものが今は目の前に存在する、というのがまずいらしい。信号とか標識とか、大きく見えれば見えるほどダメ。ひょっとしたら、足に地をつけていても、目の前に信号とか標識とかつきつけられたらめまいを起こすかもしれないというくらいダメだ。なんつってもオレは天才プラシーバーだからな。

 年末大掃除の一環として、冷蔵庫の中身を改めてみた。一人暮しの食糧事情は貧弱極まりないとはいえ、捜索すればいろいろなものが出てくるものだ。
 賞味期限00年6月のインスタント味噌汁。
 同じく01年4月のヤキソバ。
 同じく01年7月のうどん玉。
 食べ物を捨てるということは罪深き行為であるとわかっている。だが、さすがに賞味期限1.5倍の法則を遥かにぶっちぎっているこれらのブツは、とても食えない。食えないものはもはや食い物ではない。ゆえに捨てても罪にはあたらない。完璧な理論で自分を納得させ、廃棄することにした。今後かようなヘマはすまい、と誓いつつ。
 でも賞味期限00年5月のお茶漬けの素は問題なく食べられた。素晴らしい。

 大悪司、一周目クリア。普通に面白かったので逆に言うべき感想がありませぬ。まあ二週目以降いろいろとイベントやらキャラクターが追加されていくらしいのでぼちぼちプレイしていきたい。その他のゲームもスタックしているのでそっちも消化せねばなあ。
 ついでに今年のエロゲに関する総括を行っておきたい。今年は、オレがエロゲのプレイ状況を日記に書くのになんのためらいもなくなったという記念碑的な年だった。過去の日記を振り返ってみると、プレイ状況を書き出したのは昨年秋、AIRあたりかららしいのだが。それ以前の日記を読み返すとエロゲのことがほとんど触れられてなくてビックリしますね。
 それはともかくとして今年プレイしたゲームのベスト3を挙げると、
01:Phantom of Inferno
02:君が望む永遠
03:家族計画
 というところか。ファントムは2000年発売のゲーム、という点を勘案すると一位二位は繰上げで三位に秋桜の空にが入る。ただし、Sence Off(今年発売のゲームではないはず)が同列評価。この二作品は甲乙つけがたい。そしてその下にPortraitと水夏が続く。
 あとついでに「今年プレイしたゲーム内におけるオモシロプレイベスト3」として、
01:ゴビ砂漠プレイ@ぱちもそ
02:逆お出かけプレイ@君が望む永遠
03:ガンプレイ@Phantom of Inferno
 を挙げておきたい。各プレイの詳細については割愛させていただく。いずれ特設コーナーで詳しく書くのもいいかもね。次点はスティッキー・フィンガーズプレイ@未来にキスを、スクール水着で一晩中プレイ@秋桜の空に、再生プレイ@吸血殲鬼ヴェドゴニア、等々。エロゲの可能性は無限だ。
アポクリン腺臭い話

12月29日

 ちょいと日本橋に行ってサクサク買い物して買ってきたブツを鑑賞している間にいつの間にやら一日が終わっていたという感じである。どうにも無為な一日だったなあ。そして体中あちこちが痛い。仕事疲れは二三日くらいじっとせぬと治らぬような気配でありまことによろしくない。というか一日中眠かった。ザ・スリーパーの宿命を背負ったこの肉体が冬眠期に入ろうとしているのかもしれない。いやはや。なんとか有益に休みを過ごす方法を模索せねばなるまい。

 AICラブコミックという猛烈にレアな雑誌で連載されていた田丸浩史の課長王子外伝の単行本が出ていたので即時購入した。元の雑誌が雑誌だけに単行本化されねえんじゃねえかなあ、と思っていただけにまことに重畳。雑誌連載当事は内容のあまりのアレっぷりに立ち読み中笑いをこらえるのが大変だったものだが、今読み返しても面白くて死ぬ。とりあえず基本設定さえ押さえておけば、課長王子見たことない人でもゲタゲタ笑えることだろう。というか課長王子を見ていた人がこれを読んだら本編との内容のあまりの無関係っぷりに驚愕すると思う。結城レイラさんの地球上での活動にスポットが当てられてるっぽいのだが……
Bye-bye,Human

12月28日

 最近、人のために涙を流したことはありますか?

 今日は納会だった。午前中は掃除をし、昼食は立食パーティー。そのあとは仕事の残っている者は仕事をし、用の無い者は帰る。ワタクシはというと、つい先週まで毎晩終電まで残業だコンチクショウ、と嘆き倒していた案件が奇跡的にも落ち着き、もうやることは無いだろうという状態になっていたので、立食でさんざん食い倒した挙句、帰ることにした。少し前までは、納会後は三宮でもぶらついてみようか、などと考えていたのだが、とある情報が入ってきたために方針転換を強いられることとなった。なんでも、MILKY WAY2(来年発売予定のエロゲです)の設定資料集の無料配布が日本橋で行われるというのだ。そこのブランドWitchのゲームをAlive Renewal、MILKY WAY、いちご打とプレイしているアレクセイさんとしては捨て置けぬことであるので、まっすぐおうちに帰ることにしたのだった。
 問題があった。配布の日と配布場所はサイトで告知されていたが、配布時間が未定のままだった。とはいえ、さほど深刻ではないはずだった。無料配布で思い起こされるのは、夏の「君が望む永遠」冊子の配布の時のこと。あの時は、凄まじい勢いで人が列を為して並んでいたものである。白陵柊高校の制服を着た三人のお姉さんが手渡しをするという、ちょっとしたイベントだった。まああそこまでの人出はないにせよ、なんぼか行列ができているだろうから、そこの尻にくっいていればきっと問題無く設定資料集をもらえるだろう、とそう思っていた。まかり間違って冬の冷たい風の中外で並んで待たされる羽目になったとしても、暇つぶしに読みかけのグリーンマーズを持ってきたから少々は大丈夫、という意気込みでオレは日本橋に向かったのだった。
 ところが。
 日本橋は堺筋の一本西よりの筋を自転車で北上していたとき、奇妙な人影に出くわした。その人物は、ソフマップ2号店の裏側という人気の無い場所で、片手に同人誌みたいなものを山とかかえていた。よもや、と思いその人物の前で急ブレーキをかけてみたところ、
「3月15日発売のMILKY WAY2の設定資料集です。よろしくお願いします」
 という言葉とともに手渡された。
 …………
 …………
 う、うああーーーっ! なんなんだ! この扱いの差はなんなんだァァ――ッ! ひーどーすーぎーるー、と思わずエシディシ泣きをしてしまうくらいショックを受けた。そりゃあたしかにMILKY WAYの知名度なんて君が望む永遠に比べれば小指の爪ほどのものかもしれないが(言いすぎ?)そりゃねえだろいくらなんでも。と思った。しかしそのような待遇にも関わらず、配布担当のお兄さん(Witchの関係者かどうかは判然としないが)は笑顔を絶やさず道行く人に資料集を配布していた。おにいさま、涙が止まりません。このクソッタレ寒い中営業活動に励む彼の努力は、報われなければならない。そう感じた。この世に因果を支配する神がいることを証明するためにも、ワタクシはその場でMILKY WAY2を購入することを固く誓ったのでありました。いやあ……ショッキングだった……。その後ザウルスのほうでは普通に配布が行われたらしいのだが……

 あまりにもショッキングだったので、今日は同時に未来にキスをのサントラの発売日であることを失念してしまい、後でもう一度日本橋に繰り出す羽目になった。三軒目でやっと発見購入。未来にキスをの時代設定って1989年だったのね? まあSence Offとの関係を考えるとその辺が適当か。CDドラマはぼちぼち聞く。何故か舞台がメキシコなんですけど……

 正月休みだ。万歳。来年1月6日まで9連休。万歳。予定は皆無。とりあえず「年忘れだよカラオケ大会」くらいはしておきたいものだが。
間…間にキャベツを挟むんだ

12月27日

 本日は忘年会で帰宅が11時半のため日記はあっさり目とさせていただく。いまからレッドドワーフが始まるまでにフルーツバスケットの最終回を見なければならないのです。今朝ビデオを交換するのを忘れたので、このまま放置しておくとレッドドワーフとレッドドワーフの間にフルーツバスケットの最終回が入ってしまうという妙なビデオができあがってしまうのです。リーダーと上長から「ビデオとってるなら貸してくれ」とか言われているだけに、そのような証拠を残すわけにはいかないのです。レッドドワーフのために中身を潰したビデオの背には堂々と「ガサラキ」「ストレッチマン」と書いてあるだけにこれも証拠隠滅せねばなあ。

 忘年会は、マヨネーズを塗ったキャベツがやたらうまかったのが印象に残っている。明日は胸焼けのおそれが皆無である。
れつつ 上書き

12月26日

 レッドドワーフ号の再放送を録画して保存しているわけであるのだが、一日に三から四話放送しているだけにすごい勢いでビデオテープを消費していく。故に、これ以上録画するテープがないことに気づいたのは、昨晩だった。コンビニに買いにいくのはだるいし寒い。というわけで中身を上書きをしてもよさそうなテープの発掘を開始したのだが、これが予想外に難航した。コレクターユイとかGガンダムとかエルハザードとか消すわけにはいかないビデオしか、もうないのだった。レッドドワーフ号を録画するためには、もっとも重要性の低いビデオを一本潰すより他にない。というわけで昨晩は、過去に感銘を受けたアニメ群を片っ端から序列付けしていくという苦行を行う羽目になったのである。それは拷問に等しかった。悩みに悩んだ挙句、オレはコン・バトラーVのビデオを潰すことにしたのだった。決め手は、他の作品はたいてい全話揃えているのに対し、コンVのビデオは途中までしかないということだ。苦渋の選択だったが、オレ的にコンV<レッドドワーフだ。仕方がない。
 それにしても日本橋のすぐ南に住んでいる人間の行動とは思えぬな。間の抜けた話。

 スクライド最終回を鑑賞。結局のところ、装着型スタンドが最強という話。総評として、結構面白かったです。序盤は面白いのかつまらないのかよくわからない作品だったが、我慢して正解だったな。中盤から妙に面白くなりだした。まずまず。
 あとクーガーさんは死に際までかっこよかったです。

 明日はうちのシマで忘年会をやる模様。現在開発中で完成間際のパッケージにトラブルが起きなければの話。どっちにせよ遅くなるだろう。
この目が何も感じなくなればいいと そう思っていた

12月25日

 今日は八時に帰宅できた。早ッ! 早過ぎるッ。こんな早い時間に帰ってくるのは久しぶりであり新今宮駅で降りたら人がいっぱいいてびっくりした。どうやらまともに年を越せそうな予感でいっぱいでありまことに重畳。とはいっても正月の予定一切ありませんけどネ。田舎に帰るつもりもないし。理由は以下の二つ。
 1:うちの田舎は寒い。
 2:うちの田舎は寒い。
 うちの田舎の寒さを強調するため二度指摘してみました。

 上長はクリスマスイヴ、家族と狂牛祭りを行ったらしい。狂牛病の風評が吹き荒れる昨今、牛のお値段が安いのをいいことに高級肉を買って食ったそうな。脳がスポンジになってもOKだ、と錯乱したことを口走るほどにうまかったらしい。この不況のさなかにあってそれを逆手に取ろうとする態度、そして「スポンジ上等」という覚悟は見習ってしかるべきだろう。

 螺旋回廊2をちまちまとプレイ。インターフェースは「君が望む永遠」そのまんま。演出面においても立ち絵を多数用意しグリグリ動かすなど「君が望む永遠」のよいところをそのまま受け継いでおり見ているだけで楽しい。シナリオ構成は、一つの時系列の話を複数視点から語るという形式の模様。シナリオAでの行動がシナリオBに影響を及ぼす、とかいった作りになっておりいうなれば水夏をより細切れに、かつシナリオ間の関係を密接にした、というところか。
 で、最初のシナリオを読了した。主人公はボロアパートに妹と二人で住む少年。最近妹が色気づいてきており健康な青少年としては欲情を覚えざるを得ず「この胸のドキドキが妹に聞こえないかしら」とかいう調子なのだが、旅行に出かけていたはずの妹が帰ってこねえなあ、というあたりから話は急転直下、ドすげえ展開になって終わる。そんなところで切るなァァ――ッ! ボブ・ザ・ネイラーいうところの「マナマナシナリオが純愛モノに思えるような目に遭わせてやる」ような意気込み満々という感じでありあわあわあわ。

「この闇と光」(服部まゆみ、角川文庫)読了。
 盲目の姫君レイアは別荘に失脚した父王とともに暮らしていた。父の語ってくれる物語だけが彼女の世界のすべてだった。だがレイアが成長していくにつれ、世界は予想だにしなかった姿をレイアの前にさらけ出し始めた――という話。
 バカミス紹介本。ネタバレになるので詳しいことは書けないが、こりゃオモロい。コアになるトリックはエロゲでよくあるネタなのだが、書き方次第でこんな不思議な話になんのねえ、と思った。
V・R

12月24日

 年末になるとたいていワタクシ日記にワタクシという人間とサンタクロースという存在に関する関係性をテーマに与太話を書いたものであるが、今年はなにも思い付かない。三年連続でサンタ狩りについて書くのもアレだしな。つい昨日三体のサンタに出くわしたばかりだしまあいいか。今年はことにここ最近仕事が忙しかったせいもあって「あっれぇ今年もう終わり?」という感が強く思索にふける暇もなかったような。ステキな一年であったとは言いがたい。しかし一方でひどい一年だったとも言いがたくまあいつもどおりってところか。今年、オレの人生に多大なインパクトを与える出来事が何かあったかといえば――ないよなあ。将来というものを考えねばならないとわかってはいるのだが、考える材料に乏しくて困る。う〜ん。
 などということを考えつつ今日は家にこもってましたとさ。ちょっと難波方面まで出てはみたのだが、イヴゆえに人出が多かったので早々に退散した。とりあえずクリスマス気分をかもし出すためにケーキでも買ってくればよかったか?
 アレクセイ、ケーキ、すき。
 あまい、あまい、ママのにおい。
 親指ぽきんする。
 ……まあいいや。食いたいときに食えばいいのだ。別に「クリスマスだから」という理由がなければ食えないわけじゃない。

 サンデーGXで椎奈高士の読み切りを読んだ。シャーロック・ホームズの女性嫌いの原因について斬新過ぎる説を打ち出していると言えないこともなく結構面白かったですよ。バリツとかV・R弾痕とかネタがそこそこマニアックなのもよし。いやシャーロキアンとしては常識ですが。

 ピアキャロ3、羽瀬川朱美クリア。えーと、(以下略)。マジで書くことねえなあ。キャラクター的には、悪くない。だが話がどうにも薄くて困る。「このDIOの思考はきわめてシンプルだッ! 萌えればよかろうなのだァァ――――ッ!!」というわけにはいかんのですよ。やはりピアキャロというスタイルが枷になってしまっているものと思われる。
 あとそれとは別にアルキメデスのわすれもの内「水夏0章」と「螺旋回廊2」を開始した。大悪司も加えると同時並行で4本プレイしていることになるなあ。もう少し生産的な行為に時間を費やしたいと思わないでもない。
赤き衣のゲートキーパーズ

12月22日〜12月23日

 うちに集まって鍋を食らうという話になったので、土曜の昼間は部屋掃除に時間を費やした。掃除機をかけようとしたのだが、どうにも吸引力が弱い。そういやあここしばらく中を空けてゴミを出していなかったなあ、と思い出したのはいいのだが、――
 掃除機をあける方法がわからない。外部を念入りに観察してみたものの、ここを押せばカパッと開く、と明示してあるボタンはどこにもない。以前にあけたときはどうやったんだっけなあ、と記憶を掘り返してみたが、それも思い出せない。何しろ大阪に住み着いてから一度もあけていないはずだから、少なくとも最後にあけたのは二年以上前ということになる。説明書もどこにあるやらまったく見当もつかない。こりゃ自力であける方法を探し出すしかないぞ、と再び掃除機を観察してみたが、答えはどうしても見つからなかった。それどころか、これは本当に中身を空けることができるんだろうかと疑いたくなるような堅牢ぶり。日本の電化製品はレベルが高いなあということを思い知らされたがまったく根本的解決にはならず、結局吸引力が弱いまま掃除を続けるしかなかったのだった。いやはや。

 夕刻、日本橋を巡り歩いた後うちになだれ込んで鍋を決行。しかしよく考えてみればキッチンを片付けておらずここに客人を立たせるのは忍びないと思ったのでワタクシ自ら包丁を握ることにした。スコッティ、オレに力を貸してくれと祈りつつ。幸いほぼ問題なく任務を達成できたのだが、一つだけ問題があった。食材の中に正方形のはんぺんがあり、ワタクシはんぺんというものを切ったことがないので適当に縦横九等分したのだが、これが鍋に入れた途端水分を吸って膨張すること著しく、みんなして「こんなんはんぺんちゃう!」と叫びつつ食う羽目になった。

 さんざん食い倒したあとでレッドドワーフ号を六話分鑑賞。リマーのクソッタレぶりは相変わらず素晴らしい。

 翌朝。
 動物園前のそばの店でメシを食らったあと、ちょっとコーヒーでも飲みつつだべろうという話になり、男五人でフェスティバルゲートに突撃した。そこでオレは恐るべきものを目撃した。イズミヤで出会った白髪の悪魔――身の丈二メートルで腰を振って踊り続けるサンタが、立っていたのだ。しかもそこかしこに! 少なくとも三体を確認した。う、うああーーーっ! こんな恐ろしいものがこんな近所にこんなにたくさんいただなんてッ! しかし何故だか婦女子やお子様に腰振りサンタは結構人気の模様。君たち、あの空ろな瞳が怖くはないのか? 集客力がないわけではないようだが……うーん……
 本来の目的に関しては、フェスティバルゲートのあまりのすさみっぷりにちょうどいい店を見つけることができずに終わった。四階とか五階とかまるっきり店がないんですが……。仕方ないのでその場で解散と相成りましたとさ。
凍てつく世界に 心を呼び覚ます 声が鳴り響く

12月21日

 幸いにして、休日出勤はないものと相成った。今週の労働時間はたったの57時間ですみましたよハッハッハッ。来月の給料が楽しみだなあ。これで明日のHDD集会に胸をはって参加できるというものだが、まずは今のオレの荒みきった心と体を具現化したかのように荒れている部屋を片付けねばならない。寝ている時間を除くと部屋の中にいるのは実質二時間以下なのに、しかし部屋は汚くなる。不思議。
 それにしてもつらい1週間だった。あと10日で今年が終わるだなんて信じられないよ。年末になればたいてい「今年も終わりだなあ」という感慨がわくものであるが、今年はそれがまったくない。感受性が摩滅しておるな。

「騙し絵の檻」(ジル・マゴーン、創元推理文庫)読了。
 ビル・ホルトは16年ぶりに故郷に帰ってきた。彼はいわれなき罪に問われずっと服役していたのだ。裁判の結果では、ビルは長いこと関係を持っていた不倫相手と不倫を調査していた探偵を殺したことになっていた。が、実際は相手と関係を持ったのは一回だけで、しかも探偵の顔など見た事もなかった。自分をはめた相手を探し出し、そして殺す。ビリーは調査を開始するが、しかし事件を調べれば調べるほど、関係者の誰にも二人を殺せなかったはずがなかったという証拠が積み重なっていくのだった……という話。
 このミス第7位は真っ向勝負の謎解きもの。普通に面白い。メインとなるトリックは「順番の取り違え」というごく基本的なものだが、この事実が暴かれることによって事件の様相が大幅に様変わりする、というところがすごくよくできている。良作。
 個人的な好みからいうとそれほどヒットはしなかったのだが。真相のインパクトに関しては「猿来たりなば」のほうが見事だし、過去と現在を行ったり来たりする手法もゴダードやクックには及ばないし。まあ、心身ともに疲労しきっている時に読んだのがあかんかったのかもしれないが。正直言って頭のほう、登場人物がさっぱり頭の中に入らなかった。

 明日はHDD集会につき次の更新は早くて日曜晩となるだろう。
生きろだなんて、簡単に言うのね。

12月20日

 また勤労週100時間の可能性が浮上してきた。今日はリンゴを食らう時間もない。フテ寝する。
 あしたはおうちにかえってこられたらうれしいなあ

The Mark of Lives

12月19日

 一時、今週は100時間くらい働かざるを得ず週末に予定されているHDD集会に参加できなさげな気配が濃厚であったものの、結局どうやら60時間程度で済みそうな模様。今日はリンゴを食う暇がありそうですよ。でもクソッタレ忙しいのに変わりはないので少なくとも今週末まで、この日記は生存証明以外の用を果たせそうにないです。このサイトが毎日ちまちまと更新されていくことが、僕がこの世に生きているという証だ。

 あと過去の日記を読み返していて気がついたのだが、「一日一殺」とは一日一回岳賀殺@大悪司に萌え萌えする」という意味では決してないので間違いのないように。きっとどっかのサイトで「一人一殺」とか書いているアホがいるのだろうが残念ながらネットサーフィンをしている暇などない。
真夜中の死線

12月18日

 本日の帰宅はレッドドワーフ再放送開始まで1時間を切った頃であり、「6月に30度なら12月には60度いくなあ」理論に拠るならば今週60時間ほど勤労に励むことになるんですが? 日記書く時間もあれへんがよ。いまから録画用のビデオを発掘しなくちゃ〜……

 あと何故か職場ではレッドドワーフの話題がもっともホットでありまことに不思議。
新今宮アップルアンドライフ

12月17日

 週の頭だというのにいきなり帰宅が11時半で……って先週も書いたような気がするなあ。エロゲどころか晩飯食う時間もないですよ? しばらく晩飯はリンゴ一個か。一日一リンゴ、一日一殺。はあ……。きっといいダイエットになっているよ、と偽りのポジティヴシンキングで自分を誤魔化してみる。

「カリフォルニアの炎」(ドン・ウィンズロウ、角川文庫)読了。
 カリフォルニア火災生命の火災査定人ジャック・ウェイドはとある豪邸の焼け跡に派遣された。そして、この火事は失火ではなく放火であるという確信を得る。だが相手は事業家にしてロシアン・マフィアの元締め。ジャックはあれやこれやと方々から圧力をかけられるものの、持ち前の正義感をもって絶望的な闘いに挑んでいくのでありました、という話。
 このミス第19位。おもしろい。火災の現場検証の方法、消防学校における消防士育成の過程、保険会社の内幕などディティールが猛烈にしっかりしているのが一つ、「ボビーZ(以下略)」でも見られたテンポのいい淡々とした文章が愉快でオモシロエピソード満載なのが一つ、義憤に燃えるジャックがやたらかっこいいのが一つ。これなら順位がもっと上に上がってもいいと思うのだが。
 もっともオモシロであったエピソードとして、マフィアの元締めのベトナム人尋問の話を挙げたい。ベトナム人の村民を三人ほど縛り上げ、一人目と二人目の喉をかっ切り、三人目にはお茶を振舞う。するとたいていの相手は聞きたいことを言ってくれるそうです。「ボビーZ(以下略)」のサボテンプレイinメキシコといいよくまあこんなオモロイ話を思いつくものだ。
 次の課題図書は「騙し絵の檻」。先日SF研現会長にも薦められました。