漂流者の日々第5部

異境迷走編


地球皇帝アウグストゥス

4月30日

 生きてたんだねサハフ情報相! いやあよかったよかった。局のコメンテーターとして採用したい、ってやっぱり彼の言動はみんなが注目していたわけね。人気者だな。ぜひとも元気な姿を見たいものだ。そしてバグダッド陥落に関する彼の感想を聞きたい。フセインを盲目的に信仰する半キチガイでなければいいのだが。政権末期の強気な発言は、立場上そう言わざるを得なかっただけだよね? そう思いたい。

 デモンベイン、アル・アジフルートクリア。面白かった。何に驚いたかといえば、結構でかく広げた風呂敷をきっちり畳みきったということである。マスターテリオンがなぜああも人生に対して投げやりなのか、とか暗躍するナイアの目的は、といった謎がきっちり説明されたのでむしろびっくりした。この手の作品のお約束というべき偽デモンベインロボのエピソードが、実はその後にやってくる大ピンチを切り抜けるための伏線でした、というくだりに「このシナリオ書きなかなかやるな」と思わせられたものだが、まさかここまできっちりオトしてみせるとはな。感動した。あと私立探偵とクトゥルーという組み合わせは「タイタス・クロウの事件簿」から思いついたらしい。なるほど。
 出てくる野郎どもがやったらかっこいいのも参った。いままでのニトロ主人公とは一線を画す軽めな性格の大十字九郎をはじめ執事ウィンフィールド(シャドーボクシングっておまえは中条長官か)、ドクターウェスト(はじめのうちはただのアホにしか見えないが、寝返り後のかっこよさときたら)、十傑集ならぬアンチクロスの皆様方とナイスガイには事欠かない。こういうところはまことにニトロらしい。
 で、最後にヒロインであるが、アルはとてもいい娘だと思った。九郎がロリコン呼ばわりを敢えてかぶるというのもよくわかる。Hシーンは陵辱にしか見えなかったが。合意のはずなのに。なんというか……トイレットペーパーの芯にペットボトルをねじ込もうとしている、とでもいいましょうか。つうか九郎さんのちんちんが1.5リットルペットボトルサイズに見えるんですがどういうことですか?
 長くなったが、デモンベインはアタリだ。ぜひとも広くプレイされてほしいものである。欠点といえば、ヴェドゴニア並みに選択肢が少ないことか? ライカはともかく瑠璃ルートに行くにはどの選択肢を選んだものか皆目見当がつかねえ。まあ気長にやろう。
疋矢繁の新生

4月29日

 しばらく前からフレッツ接続ツールの挙動が妙なので、今日の休みを利用して直したろっかいと軽い気持ちでパソコンの設定をいじりはじめたのだが、気がついたらどうしてもネットに接続できない状況に陥ってしまった。そもそもシステムが不安定なのをだましだまし使っていたところでもあり、こいつはOSインストールをやり直せという神の声と解して、入れ替えを行った。ついでに長らく懸念であったHDD追加もこの機会にやることにした。現在使用中のHDDは確か一昨年の正月ごろに買ったやつで40G15000円くらいしたと思うのだが、今日店頭で見てみたら120G12000円というのがあったのでそれを購入。1G100円かよ。安いのはいいことだがこれで儲けとか出るのかしら、と他人事ながら心配になった。
 その後裕天先輩に見てもらってOSをXPに入れ替えた。会社で使っている限りXPというやつはどうにもいい印象がないのだが、いつまでも98にしがみつくというのもアレだしね。移行は滞りなく終了した。一点、ケースの都合上どうしてもHDDを一個収める場所を見つけられず、5インチベイの部分に置かざるを得なかったということを除いては。ベイの部分を大きく開けて通風口にしてるから、外からHDDが見えるのよね。いずれ何らかの対策を講じねばなるまい。
 あと、当然のことながらマシン名は疋矢繁を引き継いだ。この160GBがあなたの野望の王国なのです。

 その作業のついでに、裕天先輩が持ってきたゆめりあを見せていただいた。2chで「ゆりあな」という間違ったタイトルでスレがたったころから一応気にはかけてきたのですよ。で、発売したらなんか各地で絶賛の嵐。いずれ手をつけねばなるまいなあ、と思っていたところである。プレイしたのはさわりの所だけなのでたいした感想はかけないが、いい具合に動きますね。少なくともときめも3よりは自然な気がした。後発だから当たり前か。ま、スパロボとシスプリのタスクをすませた後に手が空いたらやってみようか、というところ。
ジョン・ディクスン・カーを読んだ男を読んだ男

4月28日

 今日は帰宅八時半。早い! 早過ぎる! 今日で仕事上のトラブルは終息したと言って良かろう。日記が途切れて死亡説まで出まわったこの最悪のときが、やっと終わったのだ。ふー。しかしこれ以上この仕事を続けていく自信は日に日に弱まりつつある。はあ。

 デモンベイン13話まで終了。ヴェドゴニアみたいに1クールで終わるのかと思っていたらまだ終わらない。最高に盛り上がっているところであるのでさっさと続きをはじめよう。なんだかんだ言って今作もまことにニトロらしい作品であり重畳。不必要なまでにかっこいい野郎どもがわらわら出てくるのでほんとにエロゲーなのか、と思わないでもないのだが、要所要所でエロシーンも繰り出してくるので油断がならない。つうか今までに比べてはるかにエロいぞ。当社比15倍くらい。いい感じに進化しつつあるようなので、この線で今後もニトロには頑張っていただきたいところだ。

「密室殺人傑作選」(H・S・サンテッスン編、早川文庫HM)読了。
 古今東西の(といってもこのアンソロジーが編まれたのは1968年だが)密室テーマの短編を集めた短編集。カーやクイーンの直球勝負あり、ロースンの「壁抜けする宇宙人が殺人を犯した」という変化球あり、悪魔に頼んでテレポートで脱出しましたという大暴投ありのバリエーションにとんだアンソロジーである。どれも面白いんだが、ベストをあげろといったらウィリアム・ブルテン「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」かなあ。以前にも読んだことがあるのだが、この話のバカバカしさはひときわ輝くものがある。カーの作品、特に密室ものをこよなく愛する青年が、資産家の叔父を密室殺人で始末しようと決心する。脱出口としてあらかじめ暖炉の煙突を掃除しておく。殺人がすみ煙突から脱出したあと、セルロイドで暖炉に火をつけ、煙突内部をススだらけにする。完璧な計画のはずだったが、決行したのもつかの間あっという間に青年は犯人として捕まえられる。実は彼はとんでもない失策を犯していたのだ。その失策とは――という話。バカすぎだ。
サイキックサトウダイコン

4月27日

 今日も八時に目がさめた。疲れが抜けねえーッ。ま、日曜朝は観賞物が多いので早く起床できるというのは歓迎すべきことではある。ウフフ。
 アバレンジャーはなんでアホみたいに面白いのか。日曜朝は毎週首を傾げてばかりいる。オレもサイキックサトウダイコン食いてえ。しかしそれにしても老人は一体どこに行ってしまったのか? さすがに忘れ去られていることはないだろうけど。今年は話がやたら面白いだけに、老人の復帰エピソードはものすごいものになりそうな気がいたします。
 555は琢磨逸郎っつうか北條さんがついに出撃。オルフェノクってみんな白いから、一度にわらわら出てくると見栄えよろしくないなーとは思った。

 デモンベインプレイ中。かなり面白いですわ。ロボットアニメネタ特撮ネタクトゥルーネタが満載すぎる。ヴェドゴニアみたいに一話完結エピソードを積み重ねていく、というスタイルをとっているので、その辺はかなり意識しているのだろう。会話部分の文章がどうにもハイテンション過ぎるというか冗長なきらいがあり結構鼻につくのだが、段々慣れてきた。これは結構楽しめるだろう。

 GWは、カレンダー通りに出勤する。つまり、火曜休みなだけだ。なにが黄金週間か! しかし、今月中旬から続いたトラブルは、多分明日までで落ちつくはずなので気は楽だ。やっと生活が常態に戻るかな?
これは赤寺とその息子たちの分だっ!!

4月26日

 どんなに疲れていても、どうしても土曜日は八時以前に目がさめる。おかげでベルばら見られるからいいけどね。

 ザウルスに行ったらデモンベインが山積みになっていた。特に買おうとは思っていなかったのだが、見かけた瞬間買わなきゃ〜、と反射的に手が動いてレジに持っていっていた。オレはなあ、その辺の2chスレで自分で買ってもいないのに「キャル萌え〜」「モーラたん萌え〜」「リズィたん萌え〜」とか言っている負け犬どもとは訳が違うんだ。店頭でニトロ作品を見かけた瞬間にはッ! 既にレジで支払いを済ませているんだッ! 誰にもオレをマンモーニとは呼ばせねえーッ。と言いきっていいくらい反射的に購入した。なんだかんだ言って、オレはニトロというブランドに信頼を置いているということか。正直既にスパロボとシスプリというタスクを抱えているので手をつけたくはなかったのだが、買った以上はプレイする。油断すると積みゲーになってしまうので。去年の今ごろONE2を発売直後に購入したものだが、一人もクリアしていないうちに一年がたってしまった。そしてVoiceつきバージョンが出ている始末。そんな悲劇を繰り返してはならない。

 野望の王国完結篇読了。相変わらず見所満載であり、かつ無事完結したのでまことに重畳。一番の見せ場はなんと言っても征二郎柿崎最終決戦であろう。死んでいった者たちの姿をバックに征二郎が柿崎を撲殺するシーンはさながらZガンダムのウェイブライダー突撃のようだった。征二郎とは無関係のはずの疋矢の姿がさりげなく混じっているのが、やや違和感ありだったが。なんつうか、ウェイブライダーに死者の霊がまとわりつくシーンでさりげなくジャミトフの姿が混じっているような感じ、とでも言えばいいのか。あと柿崎さんがヤクを打つシーンは怖すぎた。
 ともかく、せっかくだから全巻購入特典野望の箱プレゼントに応募しようっと。人に貸しているのを回収しなきゃ。

 電撃HPを引き渡す用事があったので、夕刻フェブラリー先輩とDAL先輩とで集まって適当に難波をぶらついた。プロントで夕食を取ったのだが、何故か話題がイギリス史のことになった。我々三人とも受験勉強をやめて久しいため、「ライオンハートってリチャード三世だよな」「プランタジネット朝ってイギリスだっけフランスだっけ?」と記憶は凄まじくあやふやだった。実生活で使用しない知識はすぐ忘れるよなあ、ということで我々は意見の一致を見たのだった。なお、ライオンハートはリチャード一世であり、リチャード一世の属する王朝がプランタジネット朝だ。ネットはこういうことも速攻で調べられるから便利だよな。

 ガンダムSEED。ニコルが逝った。これからは、OPの真ん中あたりに出てくる三人の新キャラの三人目を悪ニコルと呼ぶことにしようと思います。こりゃトールが逝くのも時間の問題だな。
 カレイドスター。サーカスを舞台にした変形スポ根ものとでもいえばいいんだろうか。妙にオモロイ。特にアンナさん最高です。

「ユービック」(フィリップ・K・ディック、早川文庫SF)読了。
 未知の予知能力者を狩るべく、11人の不活性者(超能力をキャンセルできる能力者)が月へと送りこまれた。しかし彼らは敵の術策にはまり敗北する。その瞬間、彼らは謎の時間退行現象にまきこまれた……という話。
 実は昨日あらすじを書こうとしたが、失敗した。疲れていたからだろうか、と思っていたのだが今改めて書いてみても、内容をきっちり捉えているとは言いがたい。現実世界とは異なる価値観に支配された世界を舞台とする実にディック的な作品であり、「虚空の瞳」に似ているかな。面白かった。単純に、尋常ならざるルールに貫かれた悪夢世界の描写が愉快である。そして悪夢世界に翻弄されつつも己のなすべきことを探そうとする主人公の姿には読者になにかを訴えかけるものがある。あとがきのディック自身のエッセイの一節を読んで、ジョジョ第五部の「眠れる奴隷」のくだりを思い出した。その面白さを説明するのはすごく難しいが、とにかく傑作だ。多分。
氷の夢

4月25日

 今日も終電の一本前で帰宅。実のところ土曜日出勤の覚悟を固めていたのだが、11時くらいにどうやら出てこなくてもいいということが判明したので明日は自宅でぐったりできそうです。うわーい。でも野望の王国最終巻が出てるはずだから外出せにゃならんのよね。とにかく今日はゆっくり寝たい。電車の中で「ユービック」を読了したのだが今はこの話の要約なんてとてもできない状態なので、感想は明日以降に回そうと思います。だるー。
アボーンバーグの悲劇

4月24日

 昨日日記がかけなかったのは、一晩中会社でお仕事していたからでござる。徹夜はたとえ仕事がクソタレ忙しくとも終電を気にする必要はないよねー、と唯一というべき利点を心の拠り所にしてひたすら働きぬいた。おかげでもう少しで、近所のすき屋の牛丼メニューを制覇してしまうところだった。結局のところキムチ牛丼に勝るものはないと思うがね。しかし、やはり朝型になると思考能力が劣るというか、大失策をやってしまった。今回上長と二人で徹夜作業を行っていたのだが、朝がたふとオレが「実はウチの近くにアボーンバーグってハンバーグ屋があるんですよ」と話題を持ちかけた。2ちゃんねらーであるところの上長は当然その話に興味を示し、即座にブラウザで検索をかけた。すると2件ヒットしたのだが、こともあろうにその一方がオレの日記だったのである。あぐああーッ! 「そこ僕の日記です」と告白せざるを得ず、職場の人に対して隠しつづけたこのサイトの在処が図らずもばれてしまったのでした。「このページの存在は胸のうちだけに留め置いてください」と懇願はしたものの、将来的に全面的にバレる可能性大。くっそォーッ。なんで検索結果が二件だけなんだよ! こんな名前だったらネット上でもっと有名で然るべきだろうが! 自らスレを立ててその存在をあまねく広めるべきなのだろうか、とか思ったがもはや後の祭りだ。がっくり。これからは会社ネタは控えることにしよう。それよか危険なのは何を置いてもシスプリ特設ページなのだが。

「リガの犬たち」(ヘニング・マンケル、創元推理文庫)読了。
 スウェーデン南部の海岸に、二つの死体を載せた救命ボートが漂着した。死体は胸を撃ち抜かれており、その若さの割には高価にすぎるスーツを着ていた。刑事ヴァランダーはやがて、死者たちが海の向こう、ラトヴィアから流れてきたことを付きとめる。死体をラトヴィアから派遣されてきた警官に引渡し、スウェーデン側の捜査はこれで決着がついたかに見えた。が、やがてヴァランダーはラトヴィア側から救援要請を受けることとなる。死体引渡しにやってきた警官が、ラトヴィア帰国直後に殺されたというのだ……という話。
 スウェーデンが舞台という時点でかなりレアなんだが(つうかマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーのシリーズしかないような)、舞台はさらにラトヴィア、しかもソ連のクーデター寸前の時期に流れていく。普通の日本人にはまったく縁のないであろう場所だが、いかにももと共産圏の国だなあ、という雰囲気はよく伝わってくる。つうか時折ニュースで流れる北朝鮮の街並みの様子が脳裡をよぎる。抑えた筆致ながら、地味に面白い。シリーズものの二冊目ということなので、いずれ機会があらば一冊目も読もう。
ジーコ三大理論

4月22日

 全然時間がねえので日曜日に見た観賞物の感想を書く暇もねえ。ので一点だけ。土曜のガンパレで、嬉々として速水と舞がうまくいかない方に賭けた田辺は真の邪悪だと思った。マックイィーンなみに邪悪。

 全然時間がねえのだが今週のAERAの吊り広告が妙に気になったので久しぶりにダジャレ評を行いたい。「日韓戦、ジーコ満足」とかいう文句だったと思う。ジーコと自己をかけてあるわけだが、実際に日韓戦の内容は悪かったんじゃろか? 見てないのでなんとも言えず。悪かったのならばこの文句を皮肉として取ることができるが、そうでないなら風刺としては意味をなさない。あとジーコと自己というダジャレは汎用性が高く「自己○○」という単語にことごとく使えてしまうので、高い技術点を与えることもできない。それこそ「ジーコ進化」「ジーコ再生」「ジーコ増殖」とかなんぼでも作れる。全二者はともかく最後のは想像するだけでキモいな。ギアナ高地やネオ香港で地面からジーコヘッドがわらわら沸いて出る図を想像して電車の中で思わず笑い出すところだったが、しかしダジャレ自体は凡百のデキとしかいいようがない。もっと頑張れ。どこの誰が毎週毎週考え出しているのかは知らないが。誰がダジャレを作ってるのか調べてください、と探偵ナイトスクープに応募してみようカシラ。同じ朝日系だし。
ビッグ大阪ショウタイム

4月19日〜4月20日

 やはり今週末もあまりの疲労のためベッドから這いずり出るのに一苦労だったのだが、ディスクピアにでっけえビッグオー像が来ているという情報をつかんでいたのでこれは行かねばならぬ、と日本橋に繰り出した。ディスクピア六階に屹立していたビッグオーは、確かにでかかった。というか腕と足とが異様に馬鹿でかいため、比較で頭が妙に小さく見える。それは、人間の持ち合わせる遠近感というものに喧嘩を売っているような奇怪な立像だった。よくできている。

 両親がやってきた。どこに泊まるの、と聞いたら何故か京都に宿を取っているという。しかも「土曜日は自分の分も宿をとってある」と言われた。そんなこと聞いてねえデスよ、と思ったものの、意地を張ってウチに残る理由はまったくないので京都駅そばの宿に宿泊してきた。晩飯らしい晩飯、朝飯らしい朝飯を久しぶりに食えたのでよしとする。

 日曜日は大阪城に行ってきた。前回母親と来た時は改修工事かなんかで登れなかった天守閣まで登る。大層な眺めであり満足。しかし、こう、城というのは馬鹿でかいものですね。内外に力を誇示するため、とはいえデカすぎだろう、とちょっとだけ思った。その点について父は「もっとも北朝鮮がテポドン撃ってきたら一発で崩れるだろうがな」と身も蓋もないことを言っていた。アンタ大阪になんか恨みでもあるんですか。つうか大阪で朝鮮関連の話題を大声で語り合うのは少々問題があるような気がしたので、お好み焼き屋に連れこんでその辺の微妙な事情を一通り教えておいた。あと同和問題とか。ウチの田舎では「部落」という単語はタブーどころか普通に使うからな。

 その後うちに戻ってきて、ちょっと部屋片付けてもらったりした。で、両親が去ったのが五時。これから、今週撮りためた番組を片っ端から鑑賞せねばならない。時間がねえ〜! とりあえず、十二国記とムリョウはあきらめ、SEEDとカレイドスターを片付けたが、これからガンパレとアバレと555とナージャとアトムを見なきゃ。正直もう一日休みが欲しいところだが、明日から少なくとも週末までは忙しいであろうことが予想されるのでどうしようもない。死にたくなってきた。とりあえず、プリンプリンは鑑賞しようがないのでもう切るしかあるまい。ルチ将軍に会えないということもわかったし、まあいいか。

 HDD集会ボアザン鳴沢大阪帰還祭りに参加できなかったのがまことに残念ナリよ。特にカラオケに行けなくて残念。最後にハイパージョイに行ってはや2ヶ月。ゲイナーのEDとかジライヤとかたたかえバイカンフーとか歌いたいんだよ。
トレース式産業廃棄物放棄理論

4月18日

 幸い土日は休めそうだ。というわけでこの週末は、この大阪で両親と対峙することとなる。現在最も気になっているのは、例のシスプリマスコットストラップがみつからねえ、ということだ。このまま放置してあとはトレース式産業廃棄物放棄理論に賭ける、という手もあるがこれは大概マーフィーの法則に引っかかる。オレが八時間かけて捜索しても発見できなかったものを母親が三秒で「なにこれ?」と拾い上げる可能性は多分にある。

※トレース式産業廃棄物放棄理論……愚か者のララバイ(ウォーレン・マーフィー、早川文庫HM)より引用。
「すてきよ、トレース。あなたならアメリカの産業廃棄物問題を一挙に解決できる」
「はあ?」
「あなたは政府の依頼を受けて、産業廃棄物を預かり、五分後に置いた場所を忘れる。二度と人目に触れることはない。それで問題はすべて解決する」


 産業廃棄物が厳然として存在するように、シスプリマスコットも厳然として存在するのだ。オレの目には見えないが、他人の目には見えるどこかに。アレクセイ北小松という人間の尊厳に賭けて、マスコットを探し出さねばならない。がんばるぞー。

 コンドームに麻酔を塗って販売するというニュース。オレが驚いたのは商品そのものより、会社の方だ。「コンドーム製造会社」という肩書きの上に、会社名が「コンドーミ」。直球勝負すぎやしないか。この会社の会社員は一体どんなツラして通勤電車に乗ってるんだ? スシボンバー、ギュンテュルキュン教授等々、最近オレの中ではドイツが謎と神秘の国としてにわかに脚光を浴びつつある。遠いようで実は遠い国ドイツ。世界の広さにはただただ圧倒されるばかりである。
親来たりなば

4月17日

 ムリョウどころかプリンプリン見る暇もねえーッ。そして今週末に休めるかどうかも謎。せめて両親がくる前に部屋のエロ同人を片付けねばならんというのに。えーと、あとシスプリ2初回特典12人ストラップマスコットは何処にやったっけ? あれを見つけられた日には一発で田舎に帰ってこいとか言われかねないので誰の目にも触れないところに隠さなきゃ。あとHDDの人らに宇宙ベッドの裏側に張られた水樹奈々ポスターとシスプリ2ポスターもはがさなきゃ! イヤ違うんだって僕が張ったんじゃないって! といういい訳が両親に通じるはずもないのでこれもなんとかする。考え出すと色々大変だな。むしろ親に会えぬ方がいいのか、とすら思えてきたぞ。

「ポップコーン」(ベン・エルトン、ハヤカワミステリアスプレス文庫)読了。
 セックスと殺人を主として扱う映画監督、ブルースはアカデミー監督賞を射止めた。ところがその日の晩、とんでもない運命が彼を待っていた。自宅が連続殺人犯のカップルに占拠され、ブルース自身が人質となってしまった。やがて駆けつけた警察とマスコミに、殺人犯は意外な要求をつきつけた。占拠された邸内の様子をお茶の間に映し出すための機材を持ちこめ、というのだ……という話。
 青少年に悪影響を与える俗悪な作品の作り手と、実際に悪影響を与えられた(とおぼしき)青少年の対決という構図をもとに、現代マスメディアの歪みを浮き彫りにするということを試みておりおりすごく面白いよこの話。テーマはうまいこと書けているしブラックユーモアもいい具合に炸裂。単なるサスペンスものとしても優れているのでこれはなかなかよくできた作品だなあと思った。あと巻末で筑紫徹也と冨野由悠季が対談してるのも面白い。誰だよこんな取り合わせ思いついたの。とにかく、こいつは傑作だ。
ヴェトヴェトした話

4月16日

 本日帰宅11時半。かような生活いつまで続くんだろうなあ。ゴールデンウィークすらなくなる可能性があるぞ。もっとも今年は祝日と土日の兼ね合いが最悪なため最初から無いようなものだが。とにかくしばらくの間平日はスパロボもシスプリもできないぞ。特にスパロボは残り六話まで漕ぎつけたのでちゃっちゃとクリアして二周目に突入したい。

「ミシシッピ・シークレット」(リジー・ハート、創元コンテンポラリ)読了。
 実は、最後のほうまで話を全然把握できなかった。作家志望ながら、あまりの作品内容のダメっぷりにまわりから完全に呆れられている女性が何者かに命を狙われる話、なんだがものすごい勢いで話が脱線する……というかどこに本筋があるのか全然わからん。最終章の説明を読んであーなるほどと得心はしたが、内容ほとんど覚えてねえや。愉快なことは愉快だったんだが何処が面白いのか説明のしようがない。困った。これを評価するにはちょっと冷却期間を置かねばならんかも。

「ヴェトナム戦場の殺人」(デイヴィッド・K・ハーフォード、扶桑社文庫)読了。
 ヴェトナム戦争の最前線にあっても、人は罪を犯し、時には殺人すら犯してしまうことがある。前線での犯罪捜査官、陸軍憲兵隊カール・ハチェットのヴェトナムにおける犯罪捜査を描いた連作中篇集。
 ヴェトナム戦争がらみのミステリというものはそれこそ山と出ているわけだが、ヴェトナム自体を舞台としているのは非常に珍しい。当然、前線ならではの犯罪が描かれるわけであるが、この作品の真に素晴らしいところはミステリ的趣向そのものではなく、ミステリ的趣向をもって戦場に立つ人間たちの姿をありのままに描き出している、というところだろう。国家に対する義務と一個人として生き残る義務の狭間で悩む者もいれば、前線にあって悪事に手をそめる者もいる。そういった、単なる兵士たちの姿を浮き彫りにしているところが非常に良く、ヴェトナム戦争ってのは本当にヴェトヴェトしてるなあ、と思った。「狩りのとき」といい、よくできたヴェトナム戦争ものはヴェトヴェトしているのだ。特に二番目の「ホーチミン・ルートの死」は白眉といえるだろう。やだあー、ヴェトヴェトしてるうー。