第6話 超時空夫婦漫才

4月14日〜4月19日


4月14日(曇天)

 朝から喧嘩、若宮戦士vs田代嬢。さすがのゴッドハンド少女も脳ミソ筋肉さんには勝てませんでしたとさ。とゆうかこの学校は荒れすぎだ! 休暇を陳情してみるべきか。

 昼休み、加藤からも「ファンです」と言われた。気がついたら愛情度が60を越えている! いつの間にかマズい! 続けざまにののみからも「ファンです」と言われた! こっちもマズい〜!

 ヤキモチ状態を直すには萌の持っている紫水晶を使うといいらしい。実は、雑誌攻略で「すごい絵」を見ると気持ちが落ち着くとか書いてあったので、油絵セットを買って絵を描いてみたのだが、結果できたのは「下手な絵」であって、10000円と3時間を無駄にした挙げ句、得られた効用は「気が滅入った」。…………。
 で昼休み、瀬戸口からの昼食の誘いも断って(瀬戸口は友情愛情ともに120になっていた。刺される恐れは皆無だがこれはこれでヤバい!)、萌りんを捕まえようとしたら、先に向こうから話しかけられた。
萌「加藤さん……死相が出てるわ……」
 曖昧に断った。それから、交換話を持ちかけてみる。
「ボクの下手な絵と君の紫水晶、交換しない?」
 断られた。だって持ってても邪魔なんだもの! しかたないので、たずねる→このみでお守りが好き、という事を聞き出し、安産のお守り(確か瀬戸口からもらった……)と交換成功。でもむやみに愛情度が上がると危険なので、なんでもない三連発で下げておく。決して君のことが嫌いじゃないんだ萌りん。ごめんね〜すな〜おじゃなくって〜♪
 それは銀水晶。いつの話だ。

 紫水晶を使ってもヤキモチ状態が直らない! 原先輩とのデートを成功させるしかヤキモチを直す方法はないのか!? これじゃ仕事がデキマセーン! 今敵に攻められたらどうするよ。どうすればいい。今、自分ができることを考えろ。今のボクにやれることは、なんなんだ。
 熟慮の結果、整備班全員に工具箱を渡すことを思いついた。工具箱は整備効果1.5倍である。きっと他の連中もその恩恵を受けられるに違いない。幸い所持金は300万円ほどありむしろ余りすぎ。遠坂君、君の経済観念の無さはボクがカバーしてあげる!
 売店でまず1個買い(アイテム欄にあまりがほとんどないのだ)、整備班を探そうとしたら廊下で岩田と出会う。こいつも整備班だったっけ、と話しかけてみる。でもせっかくだから「交換しない?」で与えた方が、自分もレアなアイテムをゲットできていいかも、と思い、持ちかける。岩田は、「自爆装置」を持っていた。まあ、それはわからないでもないのだが、さらに「若宮の靴下」「若宮のビキニパンツ」も持っているとなると、理解の範疇を越えてくる。おまえは……若宮をどう思ってるんだ……?
 工具箱は、タダで与えた。怖くなったので。

 工具箱プレゼント行脚はまだまだつづく。校舎はずれには茜がいた。奴は自動情報収集セルを持っていた。ソレ欲しい! 交換しない? と持ちかけたら、瀬戸口がインタラプトをかけてきた。クキー! 刺すぞこの野郎!? できるだけ他人が居ないところで話を持ちかけないと発言力の損だ、ということに気づいて、校舎前に場所を変える。狩谷と原先輩がいた。原先輩には以前工具箱をプレゼントしたので(まだ持っている。いい人だ)、ターゲットは狩谷。だが、やはりというかなんというか、原先輩がインタラプトをかけてきた。
原「あなたの紫水晶、私のきわどい水着と交換してくれないかしら?」
 そういや、そんなものもプレゼントしましたっけね……あなたが「きわどい水着が好き」というから。でも紫水晶は(おそらく)重要アイテムなので、たとえ先輩に頼まれてもこれは譲ることができません。というか今ボクがヤキモチ状態なのはあなたのせいなんですよ!? わかってます!?

 放課後また喧嘩。壬生屋vs田代嬢。壬生屋の勝ち。君は本当に神の拳の持ち主なのか香織ちゃん? 2連敗ですよ?

 田辺を捕まえて工具箱をプレゼント。はじめは「交換しない?」のつもりだったが、所持品が「メガネ」「壊れたメガネ」「壊れたメガネ」だったので、思わず同情してプレゼントとした。「自分の頭上に金ダライを降らせる」という特殊能力を遺憾なく発揮しまくっているらしい。メガネは高いんだぞう!

4月15日(曇天)

 ミーティングは、司令の挨拶から始まる。
新井木「おっはよー! みんな元気ないなあ。朝弱いの? みんな。よぉーし!ミーティングをはじめるぞぉー!」
 コイツの下で働くことがだんだんむかついてきた。ボクが推薦しておいてなんだが。2番機整備士代表としてミーティングに参加している善行さんの心の裡たるやいかばかりのモノであろう。
 仕事の状況はどの部署も良好。新井木司令は感想を述べた。
新井木「さすがはボクの部下! エライエライ!」
 こッ、この野郎ォォ――ッ! おめえに言われるとめっさむかつくんじゃ〜ッ!  意見聞くときも、「じゃあ、善行。どう思う?」って言うし! 呼び捨てだし! 善行さんもどうして黙ってるの!? このいくじなし! 弱メガネ!
 議題は校舎の補修。4対3でリヴェンジ成功。

 で、校舎の修理開始。みながそこかしこで作業に取りかかっている。岩田が遠坂のことをタイガーと呼び、屋上から蹴り落されていた。壬生屋と若宮が作業しているのを見て、瀬戸口が嫉妬していた。茜大介がののみに「だいちゃん」と呼ばれて照れていた。新井木と滝川が、汗を拭くタオルを競って来須に差し出していた。茜が狩谷にかまっていた。中村のしょーもないギャグに本田先生が大笑いしていた。芝村は速水に盗聴器をつけているらしい。善行が萌りんの相手をしていた。
 なんか普通の学生生活みたいだ……。

4月16日(曇天)

 準竜師に陳情していた小隊休暇日である。効用は体力全快気力全快全員の友情度+8。ますますもって普通の学生生活。これで学園リヴァイアス状態に一段落就いてくれればいいんですけど。

4月17日(曇天)

 やきもちが直った。久しぶりに普通のBGMが聞けた……とおもったらののみがヤキモチ状態で元通り。この間あやまんなかったっけ?

 昼休み、喧嘩。遠坂vs岩田の再戦は、やはり遠坂の勝ち。タイガーと呼ばれるのがそんなにいやなのか?

 瀬戸口の昼飯の誘いを断り原先輩を探しに行こうとしたら、滝川が「作戦会議をしよう」と言い出した。おいおいどうしちまったんだ滝川。訓練も整備もさぼってばかりのおまえがそんなことを言い出すなんて。悪いものでも食べたのか。第一教室の中に善行さんも原先輩も居ないぞ……と思ったら今の司令は新井木だった。ムム。

 隣の教室に行ったら、原vs森の争奪戦。あっれぇーッ!?
 …………
 …………
 …………
 …………

原「みんな、お昼にしない?」
 なにかしようとするより早く、原先輩口を開いた。
 ……はあ……? とりあえず、ついていった。いつものように弁当をつつきあった。そして食後に話しかけたら、そこではじめて刺された。
 さくっ。
 ぷしゅー……
 ……今回は極めつけにワケがわかんなかったです先輩……フフ……


GAME OVER



4月17日(快晴)

 気を取り直してもう一回。
 昼休みは若宮来須と昼飯を食べ、士魂号の装備変更し、と少し時間を潰してから校舎に舞い戻る。原先輩と森の両方に個別に会わねば。整備班の主任とその補佐役、とお互いの信頼篤いはずの2人に喧嘩をさせてしまうとはボクってなんて罪深い男なのかしら! 2人とも、ワタシのためにケンカするのはやめて! というかボクは原先輩一筋だってのにどうしてわかってくれないの! ダーリンのいじわる〜!(それは永倉えみるソングだ)と思っていたら校舎前で先輩発見。とりあえず明日のデートの約束を取り付けるぜ〜と思ったら瀬戸口が乱入。おのれ〜ッ! なんとか厄介払いできないものかと思っていたらさらに遠坂も乱入してきて大混乱。ボクは原先輩と話がしたいんだよう! そもそも原先輩は副委員長だから、サシにならないと雰囲気のせいでデートには誘えないのでありました。先輩が「一緒に訓練しない?」と誘ってきて、それがインタラプトされなかったので、なんとか逃げられたが。でも整備主任が訓練ってどういうことスか? 中村へのリヴェンジを果たすつもりで……?

 夕方、八代地区防衛戦。前みたいにスキュラがポコポコいたらどうしよう、とか思ったが、最高ミノまでだったのでかなり楽。ガンパレードマーチを歌いつつ殲滅、戦果20。久しぶりに大手柄だったが、三番機結構ダメージ。直さねば。

4月18日(快晴)

 原先輩がやっとデートをすっぽかさずに来てくれた。バンザーイッ! しかもプールで水着〜! でも水着は取り立ててきわどいわけでもなかった。チッ。せっかく買い与えておいたのに。と楽しいひとときを過ごしたがその後すぐ出撃。連戦は大丈夫なのか、と思ったが終わってみたらスキュラ2を含む撃墜数15。2日で35も撃墜数を伸ばした。しかもデートを挟んで。

4月19日(快晴)

 朝から石津萌vs新井木のケンカ。司令にケンカふっかけるとは大それたマネをするな萌りん。しかも勝ってしまうなんて。
萌「…魂の尾が…切れる前に…帰るのよ。…いい?」
 萌りん、すごい武闘派。なんとなく田代嬢より強いような気がしてきた。

 勲章授与式。銀剣突撃勲章、黄金剣突撃勲章を受け取るため準竜師の所に行ったり市長の所に行ったり大忙し。エースとして認められたためか、昼休みに武装チェックのためハンガーに行ったら、機体色の変更が可能になっていた。赤くしてシャア専用にする、というのはベタにすぎる。熟慮の結果、機体色は黄色にしてみた。一見してハイパーモード風なので幻獣どもにプレッシャーを与えられるに違いない。

 森からも「ファンです」と言われた。ちょうどいい機会である。ガリガリ愛情度を落としておこう……と「なんでもない」を連発したら、森は士魂号の秘密について調査していることをしゃべり出した。うわ。トウシロがそんなやばいことに手を出すのは危険だぞ。バレたら捕まって売り飛ばされてアラブの石油王のハーレムに入れられるぞ。やめとけ、と言っておいた。

 一組教室に帰ってくると、気まずい雰囲気が立ちこめ、たちまち争奪戦。教室内にオレンジ色の髪の人がいたから舞vs田代嬢か? と思っていたら、実は舞vs原先輩。いつか来るのではないかと恐れていた日がついにやってきた……!
舞「お前を、殺す」
原「…あら、今年聞いた冗談じゃ最高の出来だわ」
 それから2人は同時にボクの方を見た。
2人「どっち」
 …………
 …………
 …………
 …………
 ジョークだ!! イッツソーファニーでスマートな冗談をかませば、先輩も気勢をそがれてナイフを握る手をゆるめるに違いないッ!! アメリカンジョークでこの場を一挙に和ませてみせる!!
速水「とっ、隣の塀に囲いができたんだって」
 …………
 …………
 …………
 …………
 さくっ。
 ぷしゅー……
 ……ごめんよ先輩……ボクにはジョークのセンスはなさそうです……でもいくら冗談がつまらないからといってそのツッコミは厳しすぎます……刺されたら死んでしまいますがな……フフ……


GAME OVER