第3話 ダンスマカブル田辺真紀
4月5日〜4月19日
| 4月5日 遠坂さんがワタシの目の前で赤い花束を出し、ワタシにくれました。気持ちはありがたいのですが、花束なんて持っていても無駄なだけです。食べられないし。誰かにプレゼントする当てもないですし。なので、すぐに遠坂さんの金の延べ棒と交換してもらいました。すぐさま裏マーケットに持ち込んで100万円にしました。でもその直後アビオニクスと人工筋肉を万引きしてみました。だって高いんですもの。 4月6日 軍楽レベルをマックスにすべく17時間もカラオケで歌いまくったのですが、レベル2までにしかなりませんでした。ちゅうか「すごくおしい!」が4連発だなんてどういうことじゃい!? とっくの昔に喉が枯れとおがよ……ゲホゲホ…… 4月7日 昼休み、軍楽の練習をするまもなく出撃しました。連戦ということもあり、戦果は驚愕の32。「狙いを付ける」さまさまです。 4月8日 昨日のワタシの大戦果のおかげで、今日はみんなガンパレード状態です。なぜだかわからないのですが、傍目には誰も彼もが怒っているように見えます。昼食に誘う人も誘われる人も皆怒ってるし! 気合い入れっぱなしの顔でおかず交換しまくるし! フィールドではみんな走ってるし! みんな、スターシップトゥルーパーズを見終わった直後のようなテンションに包まれているようです。 あと銀剣と金剣翼、勲章を2つ戴きました。おかげで、ワタシはみんなから「地獄の戦鬼」と呼ばれるようになったみたいです。萌りんが教えてくれました。メガネとオサゲで完全武装した、ワタシのようなか弱い女の子をつかまえて地獄の戦鬼呼ばわりだなんて、みんなは何を考えてるんだろうね、ヨーヨーちゃん? あと萌りんが火の国の宝剣をもらってました。衛生官が体を鍛えてどうするんでしょう。 4月17日 舞さんが私のために士翼号を陳情してくれたみたいです。って士翼号……? 士翼号はむしろ舞さんの乗機にすべきなんですが。ひょっとして、私に3号機を降りろと言ってるんでしょうか…… 中村君がなんと黄金剣翼勲章をもらってました。私といっしょに乗っているうちに撃破数が150を越えてしまったみたいです。太ってるからウォードレス着れないくせに……ゲフンゲフフン! おめでとうございます中村君! 遠坂さんが、私の質素なお弁当と遠坂さん自身の靴下の交換を持ちかけてきました。というか毎朝私の手作り弁当を渡してるじゃないですか。しかも靴下と交換だなんて、さすが金持ちのおぼっちゃまはやることが違います。実はソックスハンターであるだけに、自分の靴下を与えるというのは特別な意味がありそうですが、でもどうかしていると思います。 結局交換しましたけど。そしてすぐに靴下捨てましたけど。 4月18日 今日は、恋人の遠坂さんをほっぽりだしての森さんとのデートの日です! いや別にいいじゃないですか。遠坂さんとか坂上先生とか原さんとか田代さんとか壬生屋さんが近寄ってくるのを回避しつつ待ち続けたのですが、どうもすっぽかされたみたいです。バカバカバカ! 精華のバカーっ! かえってフテ寝しようと思ったのですが、すぐに出撃命令が下りました。私は怒りを幻獣どもにぶつけ、殺して殺して殺しまくりました。そうしたらなんとびっくり戦果32。すっぽかされたことがかえって大戦果につながったみたいでした。 4月19日 昨日の活躍を讃える勲章授与です。銀剣をもらったら、直後また勲章授与です。ひょっとしてまたもいわれのない極楽トンボ? と思っていたら、絢爛舞踏賞を授与されました。 ……は? チェックしてみたら、累計撃墜数がいつの間にやら300を突破していました。これからN・E・P取って頑張ろう、と思っていた矢先に……。でも、むしろN・E・Pを使わず絢爛舞踏を取れたというのは、素晴らしいことです。これだけのことをやったのならちょっとは有頂天になってもいいかな、と私は絢爛舞踏を見せびらかしに校内を歩き倒したのでした。 壬生屋「あなたが微笑むと、次の瞬間殺されそうで怖いですね」 瀬戸口「オレは殺さないでくれよ」 新井木(恐ろしいものでも見るようにこちらを見た。) 遠坂「アナタは大した化け物ですよ」 田代(なぜだか、少し震えた。) …………ッ! バカバカバカ! マキのバカーっ! みんな喜んでくれるどころか怖がってるじゃないのッ! こんな時に笑顔を見せてくれるのはののみちゃんと精華ちゃんだけ! うわーん! どうしてみんな誉めてくれないの!? 教えてよヨーヨーちゃん!? あと、滝川君がどんなヒドいことを言ってくれるかと思ったら、彼は何とですます口調、「あなた」呼ばわりで話しかけてきました。つい昨日までタメ口だった、この私に。きっさっまァァ――ッッ!! 日本を守るため闘う者としての誇りはないのかァァ――ッッ!? ないんでしょう。無職だけに。お兄さま、哀れすぎて涙が止まりません……。 狩谷君を発見しました。話しかけてみると…… 狩谷「始めまして! 狩谷夏樹です!」 あ……初対面でしたっけ。でも話し込むと急激に雲行きが怪しくなっていき……ぶぶぶぶぶって!? そして、決戦存在「竜」は現れました。でも既に速水さんが死んでいるのでSランクは不可能。長距離から精霊手を連発して情容赦なく倒しました。完。 終戦 とりあえず、田辺になりきれなかった。反省。 4月19日で300突破は自分でも驚いた。やはり3号機なら絢爛舞踏楽勝ですね。というわけで次のプレイはSランクを目指したい。 しかしこんな早い時期で戦いが終わってしまうとは思ってもみませんでした。プレハブ修理とかキャンプとか声を聞きたかったのに。あと茜に暗殺話を持ちかけられて、「悪いこととはわかっているけど10円を恵んでもらった恩があるし……」と葛藤する話も書いてみたかったのだが。もう手遅れ。3周目に賭けよう。 争奪戦を気にせず女子と仲良くできたのはうれしかったね! でも、原先輩とのサドンデスファイトを体験した身、どうもやはり物足りない。というわけで次は野郎キャラでプレイする。となるとソックスハンターよりは武闘派の銀河、だろう。他の日記を読んで知ったのだが、中村って太りすぎでウォードレスが着られないから、乗機が撃墜されると即死なのね。ということは速水もウォードレスを着てなかったから死んだのか。なるほど。3号機がやられると必ずパイロット一人が死ぬもんで、イデオンのBメカみたいなものかなあと独り合点しておりましたわい。 |
サザンクロス5121へ