第4話 芝村司令、絶望の大地に立つ
| 4月13日 狩谷の陰謀で遠坂がスカウトとなった。 遠坂よ……おまえは本当に狩谷を親友だと思っておるのか? 明日の見えないスカウト装備修理に疲れ果てたので、武尊を2つ陳情した。N・E・Pがまたも遠のいていく…… さしあたり深刻な故障を抱えている機体はない。ので一緒に仕事コマンドで士魂号のパラメータを上げる、という方針で一日働いた。私は誰からも愛されているから、一日に何回同じ提案をしても100%で受け入れられる。割り込み多発のため「なんでもない」を駆使せねばならぬというのが難ではあるが。相手と私の友情度愛情度が80くらい違う場合がしょっちゅう、というのも難。まあ必要な提案はあらかた揃えているので問題はないが。 最近電子妖精の製作に失敗してばかり。ますますN・E・Pが! 4月14日 八代戦区にて戦闘。スキュラ4。勝てるはずがない。 もォいやだァァ――ッッ! 司令職などやってられん! 私自らが士魂号に乗って出るッ! 4月15日 戦況悪化につき休校。もういたちごっこはおしまいだ。私がうって出て幻獣どもを皆殺しにするッ! というわけで自身を3番機パイロットに配置換え。司令の後がまは速水で良かろう。ヤツはやる気満々のはずだ。狩谷の陰謀のせいで現在無職だしな。 先の戦闘で故障した1号機を修理した後、また出撃。私がパイロットとして出撃できるのは明日からだ! そしてまたもスキュラいっぱい! 勝てるかァァ――ッッ! しかも故障を直したばかりの田代機がものすごい勢いで敵影に突っ込んでしまい士翼号をまた破壊された。1ターンで撤退戦に。まあ現状を考えるとさっさと撤退戦になった方がありがたいのだが。 4月16日 3番機パイロットに配置換え。表向きは戦果を上げられなかったことによる更迭、とも取れる。確かに私は司令としては無能だった。だが、パイロットとして闘うことによって私は失地を回復してみせる! と思っていたら準竜師に呼ばれていきなり降下作戦の依頼。いきなりではあるが、受諾する。私は幻獣を殺し尽くさねばならないのだ! よく考えたら移動射撃を持っていないので、来須に話しかける。むこうは愛情120だがこっちは29。「相談する」を何度もしかけてにわかに運命の絆となってみた。争奪戦が恐ろしいが、密会技能を信じるよりあるまい。 直後遠坂から「あなたの紫水晶とわたしの靴下を交換しませんか?」と言われた。ソックスタイガーからも一方的に想われている!? 久方ぶりにみんなと一緒に昼食を食べた。司令職は忙しかっただけに、たまにこうして羽を伸ばし、皆と談笑するのは……楽しい。忘れていたものを取り戻したという感じだ。 深夜、戦場へ赴く。デビュー戦が降下作戦はマズイだろうか、とやや不安になったが、勝利を収めた。よしよし。これから1ヶ月、闘って闘って戦い抜く。相方が滝川というのがやや不安要素だが。 4月17日 勲章受章等で発言力が15000台に跳ね上がった。やはり戦闘で勝つことが発言力増加の近道であるな。 だが休む間もなく出撃、阿蘇戦区。降下作戦デビューという私も私だが、いきなり激戦区に転戦する速水も速水だな。もっとも現在は熊本中どこもかしこも激戦区なのだが。選り好みはしていられない……どんなに敵が多くとも戦いぬくのみ! 戦場に出てみたら、敵影は少なかった。だが、スキュラ8とミノ4だった。ままま待て! こんなごつい敵と戦えというのか!? 突っ込んでミサイルを放ち3ターン目に殲滅戦に持ち込むことに成功したが、4ターン目に敵増援、スキュラ10ミノ5。ままま待て! 冗談は止めよ〜ッ! 1ターンでも殲滅戦にはいるのが遅れていたら、間違いなく敗北しているところだった…… そして殲滅戦の最中、スカウト遠坂がスキュラの一撃に屠られた。あっ。 4月18日 傷ついた獅子賞をもらった。遠坂とそこまで親しくなっていたのかッ!? うう……だがそれを口に出してしまうのは、遠坂があまりに哀れすぎる。いまは、今日一日は彼の死を悼むべきであろう……。天国で待っておれ、いつか4月17日を「遠坂圭吾の日」として国民の休日にしてみせるからな! 4月19日 金の延べ棒が2本たまったので裏マーケットに売却に行き、ついでに人工筋肉8とアビオニクス12を購入した。通常であれば万引……ゲフンゲフフン……接収、そう、接収するところであるが、所持金が600万超だと、さすがに金を使いたくなる。 頼れる副委員長モトコさんと仲良くしていたら、「徹夜で整備しておいたのであとで見ておいて」と言われた。見てみたら、3号機整備側パラメータがすべて4倍くらいになっていた。うおお! 戦える……これなら戦えるぞ! ありがとうモトコ! 愛してるぞ〜! おまえになら掘られ……ゲフンゲフフン!(咳) 久しぶりに電子妖精の製作に成功した。なんかうれしい。 4月20日 ミーティング。定例報告では誰もが「順調」「完璧」と口にする。では何故こんなにも熊本戦線は絶望的なのだろう。 今回の目的は、岩田を1番機整備士に配置換えすることである。田代が無茶苦茶に突っ込むからしょっちゅう機体を壊すのだ。私が故障を直してやるのも面倒くさい。というかそのような他人の世話焼きに疲れたから私は司令を辞めたのだ。整備員が2人しかいないだけに、切り回しには頭を使う。 善行茜速水若宮と昼飯をいただく。皆顔が赤いのは何故だろう。 出撃菊池戦区。阿蘇に比べれば断然マシだがそれでもスキュラ4ミノ4、そしてきたかぜがいっぱい。増援でさらにスキュラ+3。だがなんとか勝利、戦果25。ミノからでかいのを一発もらったので、これは反省点。やはり幻獣を殺戮するのは楽しいなあ! たった5日で戦果55。 4月21日 遠坂が死んで以来空席だったスカウトの部署に壬生屋を当てた。 銀剣勲章をもらって発言力が25000に。もう一息でということで昼間から電子妖精製作に励んでみる。 出撃菊池戦区。やっぱりスキュラいっぱいミノいっぱい。だがいい加減、増援が小物ばかりになってきた。戦果12。累計67。 4月22日 電子妖精の使用によって発言力がとうとう29000となったッ! N・E・Pをよこせ従兄弟殿〜! と昼休みに小隊長質に駆け込んだ途端、出撃。あ、あぬー! じゃなくてお、おのれー! 覚悟はできているであろうな幻獣どもッ! といさんで士魂号に飛び乗ったら、敵は最大でもゴルゴーンであり拍子抜け。つい先日スキュラ18ミノ10と闘ったばかりだというのに、この落差はなにか。敵増援の連絡を受けはしたが、到着前に殲滅、戦果18。もはやこの戦区は狩り尽くしたというところだ。 だから、速水は阿蘇特別戦区に転戦した。なァにN・E・Pがあればスキュラの100匹や200匹楽勝であろ。 4月23日 昨日の失敗をふまえ、朝一番でテレポートで小隊長室に乗り込みN・E・Pを陳情した。殺して殺して殺し尽くす! 発言力の補充を行うべく、整備員詰め室にこもって妖精製作にのめりこむ。機体の方は全パラメータ2000前後なので、他にやることもない。 現在の小隊配置表 |