ガンダムSEEDファイト

トールとニコルの地獄通信
その1

「ニコルでーす」
「トールでーす」
「二人合わせてブツギリーナでーす」
「なんだよそのイヤなコンビ名は!」
「だって僕たち、共通点といったら体を二つにぶった切られて殺されたことくらいじゃないですか」
「思い出させるなよ」
「いいじゃないですか。トールさん、ブロッケン伯爵みたいでかっこいいですよ。僕も下半身を虎に取り替えてゴーゴン大公を名乗ろうかな」
「こんな漫才コンビがいたら絶対売れねーな……」
「えーと、今回は僕たち二人でガンダムSEEDファイトの司会をやったり適当な下馬評をくっちゃべってみたいと思います。このままだとページが寂しいですからね」

主要登場人物10名

「まず聞くけど、なんでキサカが入ってるんだ」
「実行委員長によると、『生死が危険な立ち位置にいながら、ストーリー的にはどうでもいい人を一人混ぜてみたかった』とのことです」
「ガンダムSEEDファイトと銘打つなら、ガンダム乗りだけを対象にすればいいのに」
「今のガンダム乗りは11人ですから、ちょっと中途半端ですよ。それに連合の三人とかアストレイ三人娘とか、十把一絡げならぬ三人一セットって感じですし。特に、強化人間三人のうち一人だけ生き残るとか一人だけ死ぬとか考えられますか」
「というかかなりの確率で死にそうだよな」

生死予測

想定外の結末ってなんよ」
「個人個人の運命にどんなオチがつくか、想像つきませんからね。TV版レイズナーの最終回みたいな終わり方とか、宇宙漂流刑になってそのまま放置とか、判断しがたいケースは色々あると思うんですよ」
「結局エイジは生きてたけどな」
「そんなときは、実行委員長の独断で生死を判定します。掲示板で広く他者の意見を聞いてから、ですけどね」

キラ・ヤマト

「にくい〜、にくい〜、僕を殺したキラがにくい〜」
「主人公には勝てないんだからあきらめなよ。それよりストライクに切りかかる寸前、なんでミラージュコロイドを解除したんだ」
「宇宙戦ならともかく、地面を走ったら足音でばれるからに決まってるじゃないですか。それに、激しい動きをするとコロイドはがれちゃうんですよ」
「……それは粗悪品じゃないのか? そういや話の冒頭のガンダム奪取のときも、一人だけ起動に遅れてたよな」
「それはさておき、キラの生死ですが……」
「ガンダム史上、主人公が死んだためしはないんだよな。せいぜいカミーユの精神崩壊くらいで」
「0080の主人公はアルですしね」
「実際、今キラとMS戦で勝てる奴がいるか? 唯一可能性があったアスランも仲間になっちゃったし」
「まかり間違ってイザークが種割れでも起こさない限り無理でしょうね」
「イージスの自爆を根性で耐え抜いたという前科もあるしな。今のキラなら生身で大気圏突入もやりかねないぞ」

アスラン・ザラ

「にくい〜、にくい〜、僕を殺したアスランがにくい〜」
「主人公に突っかかったあなたが悪いんですよ」
「よく考えればアスランも主人公なんだよな」
「まー、キラとアスラン両方が生き残るってのはちょっと考えにくいですよね」
「どうでもいいけど、最近右腕を吊ってばかりいるよな。ありゃしばらくオナニーしてないぞ」
「突然何を言い出すんですか!」
「いや、最近カガリにまとわりついてるのもムラムラしてんのかなー、と思って」
「……ま、アスランの生死の鍵をカガリが握ってるってのは間違いないでしょうね」

イザーク・ジュール

「アスランと和解しかけたと思ったら、一人だけザフトに取り残されちゃいましたね」
「こいつには民間船を撃墜した前科があるからな。死ぬんじゃないの」
「キラにもアスランにも勝てそうにないですし、かといっていまさらアークエンジェル側につくこともありえなさそうですし。生き残るにしてもカテジナさんみたいな目に遭うんじゃないんでしょうか」
「クルーゼに見捨てられそうな気もするし。どう転ぶにせよかなり悲惨な目に遭いそうだな……」
「デュエルガンダムも立場的に中途半端ですしね。踏み台にされるために生まれてきたというかなんというか」
「どうでもいいけど、イザークママってすっげえ美人だよな」
「……本当にどうでもいい話ですね」

ディアッカ・エルスマン

「どうして刺し殺してくれなかったんだよ! ミリアリア!」
「君、死んでるからってひどいこといいますね」
「切れると残忍、って設定はどこに行っちまったんだ?」
「好きな人を守るために立ち上がった、といえば聞こえはいいですけど、要は女のために国を裏切ったんですからね。彼がこんな運命を辿るなんて想像つきませんでしたよ」
「いまや2chのSEED関係のスレじゃ一、二を争う人気なんじゃないか?」
「ずーっと立ち位置が中途半端だったのが、やっと報われてきましたからね。こまめにミリアリア攻略フラグを立てている彼の姿を見ると、涙が出てきますよ」
「フラグを立てすぎると戦死エンドになりそうだよな。帰って来たら結婚しよう、とか」
「そんなにディアッカに死んで欲しいんですか」
「当たり前だろ。ミリアリアを渡してなるものか」
「何を幻想抱いちゃてるんですか。彼女はもう君の事なんて忘れて新たな恋に生きようとしてるんですよ。一年後にはディアッカの上にのっかって腰を振ってますって」
「なんだときっさまー!」

後編に続く