作品解題


そもそものはじまり

 セングラのパロディ小説をたくさん書いているサイトを真上に住む友人たるAFTTO氏に教えてもらったのがそもそもの始まりといえる。そのサイトではJOJO×セングラというネタはないのだが、しかしその中のネタの1つに、オレはJOJOとの共通点が見いだせるものを発見した。そのネタはこれから使おうと思っているので伏せておくが、そのときはじめて、JOJOとセングラをクロスオーバーさせるという発想が生まれたのである。一度道を見出すと、「彼女はこのスタンド、この子はあのスタンド……」とトントン拍子に妄想がふくらんでいった。というわけでここは一発オレもパロディ小説書いてみたろっかい、と思い立ったのである。

第1話 BIRD MAIDEN (杉原真奈美)

 土台にしくのはセングラ同様、現代日本を舞台とした第4部がよかろう、と思った。第4部の主人公といえば仗助であるが、このパロディの主人公には誰を据えるべきか。仗助といえば髪型をけなされるとキレる性格である。これをネタにしうるキャラ、髪型に特徴のあるキャラをセングラで探すと、ポニーテールの松岡千恵、おさげの杉原真奈美である。しかし、千恵にはもっと適任のスタンドがある。というわけで真奈美が主人公に据えられ、めでたく「真奈美の奇妙な冒険」というタイトルも決定したのである。
 ちなみにJR二条駅というのは、オレが京都に住んでいたときの下宿の最寄り駅である。どうせ書くなら身近な場所がいい、と判断したのだ。

第2話 STEPPEN WOLF (永倉えみる)

 この話は「えみりゅんは変な人じゃないのでしたあ☆」、この一言につきる。このネタをやりたかったがために、セト神をあてがったのだ。能力的にも「攻撃を喰らうとえみりゅん語しか話せなくなる」というのはうまくハマった。

第3話 EYES WIDE SHUT (保坂美由紀)

 美由紀がまんま億泰のしゃべり方をしているのは、美由紀のキャラクターが文章では今ひとつ表現しにくいと感じたからである。それに、億泰の役所を担わせるには、美由紀のキャラクターのままでは不可能だ。というわけで美由紀には頭悪そうな口調を付与した。スタンド能力についてはやや悩んだ。セングラのシナリオ中に雪の中で花火をするというイベントがあったので、魔術師の赤にすべきか、さわったものを全て花火にするキラークイーン的能力にするか、と考えたのだが、結局目からビームという形に。ま、メガネっこだしね。

第4話 BLACK GION SABATH (綾崎若菜)

 綾崎若菜は弓道部であり、セングラでも主人公を危うく射殺しかける話がある。とすれば若菜には虹村形兆の役をおいて他にない。むしろ「若菜=形兆」が先にできていたので、誰かに億泰の役どころをやらせる必要があった、といえる。能力については、オレ自身が祇園祭にあまり詳しくないので、あまりつっこんだ描写ができないのが残念。つうか山と鉾は別物だってことも知らなかったし。本来なら若菜が殺されるところを美由紀に死んでもらったのは、若菜の方が文章に書きやすいキャラクターをしている、とオレが判断したため。結果若菜のスタンド能力をエボニーデビルに進化させられて一石二鳥。

第5話 OPERATION STARDUST (七瀬優)

 セングラをやったことのある人はわかると思うが、七瀬優はとびきりの変人である。「なんだか、この星の息吹を感じるね」「そう、この星に抱かれてるって気がするよね」といった宇宙人みたいなセリフを次から次へと繰り出すのだ。宇宙人といえば支倉未起隆。すんなり配役の決まった一人である。能力は、PSのセンチメンタルジャーニーより引用。ヤツは流星を落として都市を壊滅させる人間平気なのだ。

第6話 3-1-0 MISONIUM (山本紅一)

 山本るりかの能力についてはアイデアが2つあった。どちらも捨てがたいと思っていたら、るりかには双子の兄がいるという設定を思い出した。ので山本紅一君に登場していただいた。名古屋といえばミソである。あとミソの正体をナノマシンと書いたのは、そのころ読んでいた「無限アセンブラ」の影響。
 あとこの話の「携帯電話」ネタを提供してくださったやながわさんに感謝。

第7話 DEAD END (遠藤晶)

 晶といえばバイオリン。というか他にキーワードがない。バイオリンケースにマシンガンを隠し、交換日記で未来を予知するほのかとコンビを組ませようかと思ったのだが、それは一人称という形態とかなりかみ合わないと思ったので、このような能力に。聖闘士星矢からネタを持ってきているのはやや反則気味か?

第8話 NATURAL PANISHER (沢渡ほのか)

 どんなスタンドにするか一番悩んだ。ほのかを語るキーワードといえば「交換日記」「馬」「北海道」。だがトト神はダメっぽいし、馬といってもJOJOに出てきた馬といえばホル・ホースの馬と、ジャック・ザ・リパーに殺された馬、ワムウとの馬車戦の吸血馬くらい。考えていたら、ある日行ったゲーセンに置いてあったサムライスピリッツ天草降臨のナコルルにピキーンと来た。ナコルルといえば北海道、鳥といえばペット・ショップ。シクルゥはオオカミだがこれを馬とし、完成。

第9話 WHITE GELANDE (安達妙子)

 これは、ごく初期の段階からアイデアがあった。セングラには、妙子とスキーに行って遭難するというイベントがある。津軽弁というヤツは、岩手県民たるこのワタクシにもヒアリング不能なくらい訛が強烈だ。リンゴ農園が嵐で被害を被ったときなど、ニュース報道で農園のおばちゃんのコメントに字幕が出るというのは有名な事実。たしかに字幕がないと理解できないけど、それにしても失礼な話だなあ。
 津軽弁内においては一人称がオレになっているが、これは間違いではない。東北弁では女性も一人称はオレを使うのだ。さすがに若い人はそんなこと言わないけど、でも山形県民たるおしんも一人称がオレだったでしょ?

第10話 SPIRAL KNIGHTS (山本るりか)

 るりかのスタンド案2つ目。しかしるりか自身はあまり個性の目立たないヤツなので、ヴァニラ・アイスのセリフに「〜ぎゃあ」という語尾をくっつけたしゃべり方をさせてみた。しかし名古屋の人って本当にぎゃあとかだがやとかいうのか? 「〜だら」というのも聞いたことがあるが、どうなんでしょ。津軽弁も名古屋弁もワタクシの妄想に基づいて書いているので、もしお叱りのメール等をいただいた場合には、当方にはナンボでも謝る容易がある。

第11話 GREEN POWDER
第12話 IDOL LEGEND
第13話 U.W.B

 続きは必ず書くので首を長くして待って頂戴ね。

今後の課題、とか

 掲示板とかにあまり反応がないんでちょっとビクビクしてるんですけどね? 露伴先生みたいに。「僕のマンガを読者が本当に読んでくれるかどうか不安になる……」という感じ。会う人には誉められるから、まあまあとは思うけど。