1920年代から30年代あたりのイギリス作家を中心にした短編集である。黄金時代のちょっと手前あたりという時代、探偵小説の量産が行われていた時代であるだけに、各作品とも結構紋切り型なところがあるのは否めない。ホームズの伝統を引きずる冒険風味なものとか倒叙風味なものとかもあるけれど。基本的に知らない人か名前しか知らない人の作品ばっかりってのもややツラい。ベスト作品をあげるとするとイーデン・フィルポッツ「鉄のパイナップル」。鉄のパイナップルに萌え萌えする変態男の話でありこれだけひときわ変過ぎるぞ。
下巻の購入は……迷うなあ。というか実質チェスタトンの名前だけで買ったようなものだし。
短編集。やっと読んだ。誰もが褒めている理由がよく分かった。どれも面白いや。中でも個人的に特に興味を覚えたのは「顔の美醜について――ドキュメンタリー」かな。こいつは極めてわかりやすい。最近の行きすぎたジェンダーフリー問題なんかを思わせますね。。